33 / 347
第33話 第218歩兵部隊
しおりを挟む
俺は第218歩兵部隊と行動を共にする機会を得る。作戦はS24と言うシャドウズの基地のある島でのゲリラ戦である。
はっきり言って、部隊を危険にさらすだけで何の戦略的意味もない。俺は、アーシャ少尉に同行を申し出る。彼女は申し出をはねのける。
「死にたいのならよそで死んでください。」
これは上に睨まれてもしょうがない態度である。
「上官の命令だ、それに私は生きて帰るよ。」
俺は命令して承諾させる。
島への上陸は夜間、地元の漁師の船に偽装した舟から海に入り上陸する寸法である。装備を背負って泳ぐのである重労働だ。
舟の中で俺は紹介される、アーシャ少尉は
「今回、准将殿が同行する、暇な奴は、泳ぎ方と歩き方を教えるように」「そんな暇な奴いませんよアーサー隊長。」「どうせ陸まで持ちませんよ。」
部下の教育も行き届いているようだ、掃きだめだなと判断する。俺はアーシャ少尉に質問する
「なんでアーサーなんだ。」「そう呼ばせている。」
「アーシャと言う名前が気に入らなのか?」「お前に関係ない。」
俺はアーシャ少尉をアーサーと呼ぶことにする。そうしているうちにポイントに着き、海に入る。
岸には俺が一番に着いた。岩陰で装備を整えると皆、岸にたどり着く。アーサーは既に装備を整えている俺を見て顔をしかめる。
「上官様は、泳ぎだけは得意のようだぞ。」
アーサーの部下が忌々し気に言う。
今回の目標は海岸近くに建設されている哨戒機用の空港である。
上陸してからの行動は早い。部隊は夜陰にまぎれ基地にたどり着くと、門兵4人を音もなく殺し、6人は分散する。
俺はアーサーについて行く。彼女は管制室を1人で兵を皆殺しにして占拠する、そして、時限爆弾をセットする。
他の5人も起きている兵を全員始末したようだ、最後に宿舎を襲う、第218歩兵部隊はナイフだけで銃は使わなかった。
そして、岸に戻り装備を片付け海に入り舟に戻る、恐ろしい手際の良さである。空港では時限爆弾が爆発し、燃料庫にも引火したのだろう盛大な火柱が上がっている。
アーサーは俺に言う
「あんた普通の士官じゃないね。」「普通の意味は分からないが君たち位の事はできるよ。」
「何言っている、あんた、ついてきただけだろ。」「今日は見学だからな。」
俺は部下たちを見ながら言う
「イースト・ウルフ准将だ。」「じゃあルーだ。」
アーサーの部下は、いきなりあだ名をつける。
アーサーが俺に部下を紹介する右からトニー、ビー、ロブ、ビル、ミックだ。
俺は、第218歩兵部隊の運用についてレポートをまとめ司令部に提出した。
はっきり言って、部隊を危険にさらすだけで何の戦略的意味もない。俺は、アーシャ少尉に同行を申し出る。彼女は申し出をはねのける。
「死にたいのならよそで死んでください。」
これは上に睨まれてもしょうがない態度である。
「上官の命令だ、それに私は生きて帰るよ。」
俺は命令して承諾させる。
島への上陸は夜間、地元の漁師の船に偽装した舟から海に入り上陸する寸法である。装備を背負って泳ぐのである重労働だ。
舟の中で俺は紹介される、アーシャ少尉は
「今回、准将殿が同行する、暇な奴は、泳ぎ方と歩き方を教えるように」「そんな暇な奴いませんよアーサー隊長。」「どうせ陸まで持ちませんよ。」
部下の教育も行き届いているようだ、掃きだめだなと判断する。俺はアーシャ少尉に質問する
「なんでアーサーなんだ。」「そう呼ばせている。」
「アーシャと言う名前が気に入らなのか?」「お前に関係ない。」
俺はアーシャ少尉をアーサーと呼ぶことにする。そうしているうちにポイントに着き、海に入る。
岸には俺が一番に着いた。岩陰で装備を整えると皆、岸にたどり着く。アーサーは既に装備を整えている俺を見て顔をしかめる。
「上官様は、泳ぎだけは得意のようだぞ。」
アーサーの部下が忌々し気に言う。
今回の目標は海岸近くに建設されている哨戒機用の空港である。
上陸してからの行動は早い。部隊は夜陰にまぎれ基地にたどり着くと、門兵4人を音もなく殺し、6人は分散する。
俺はアーサーについて行く。彼女は管制室を1人で兵を皆殺しにして占拠する、そして、時限爆弾をセットする。
他の5人も起きている兵を全員始末したようだ、最後に宿舎を襲う、第218歩兵部隊はナイフだけで銃は使わなかった。
そして、岸に戻り装備を片付け海に入り舟に戻る、恐ろしい手際の良さである。空港では時限爆弾が爆発し、燃料庫にも引火したのだろう盛大な火柱が上がっている。
アーサーは俺に言う
「あんた普通の士官じゃないね。」「普通の意味は分からないが君たち位の事はできるよ。」
「何言っている、あんた、ついてきただけだろ。」「今日は見学だからな。」
俺は部下たちを見ながら言う
「イースト・ウルフ准将だ。」「じゃあルーだ。」
アーサーの部下は、いきなりあだ名をつける。
アーサーが俺に部下を紹介する右からトニー、ビー、ロブ、ビル、ミックだ。
俺は、第218歩兵部隊の運用についてレポートをまとめ司令部に提出した。
0
お気に入りに追加
18
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
悠久の機甲歩兵
竹氏
ファンタジー
文明が崩壊してから800年。文化や技術がリセットされた世界に、その理由を知っている人間は居なくなっていた。 彼はその世界で目覚めた。綻びだらけの太古の文明の記憶と機甲歩兵マキナを操る技術を持って。 文明が崩壊し変わり果てた世界で彼は生きる。今は放浪者として。
※現在毎日更新中
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
【R18】童貞のまま転生し悪魔になったけど、エロ女騎士を救ったら筆下ろしを手伝ってくれる契約をしてくれた。
飼猫タマ
ファンタジー
訳あって、冒険者をしている没落騎士の娘、アナ·アナシア。
ダンジョン探索中、フロアーボスの付き人悪魔Bに捕まり、恥辱を受けていた。
そんな折、そのダンジョンのフロアーボスである、残虐で鬼畜だと巷で噂の悪魔Aが復活してしまい、アナ·アナシアは死を覚悟する。
しかし、その悪魔は違う意味で悪魔らしくなかった。
自分の前世は人間だったと言い張り、自分は童貞で、SEXさせてくれたらアナ·アナシアを殺さないと言う。
アナ·アナシアは殺さない為に、童貞チェリーボーイの悪魔Aの筆下ろしをする契約をしたのだった!
異世界で買った奴隷が強すぎるので説明求む!
夜間救急事務受付
ファンタジー
仕事中、気がつくと知らない世界にいた 佐藤 惣一郎(サトウ ソウイチロウ)
安く買った、視力の悪い奴隷の少女に、瓶の底の様な分厚いメガネを与えると
めちゃめちゃ強かった!
気軽に読めるので、暇つぶしに是非!
涙あり、笑いあり
シリアスなおとぼけ冒険譚!
異世界ラブ冒険ファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる