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9-26 皇竜の協力が欲しい艶
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9-26 皇竜の協力が欲しい艶
「やれやれ、年寄りにはこの気配はきついのう」
高速で飛行する魔動船の中で元獣王のフェ老師が…細っこい身体でダブルバイセップス? とか言うポーズをとっています。なんでもディアさんが教えた肉体を誇示するためのポーズだそうです。
すごく細いです。
見た目小柄な老人なのでどことなく愛嬌がありますね。
これのどこに力強さがあるのかわかりません。
でもこの方、防御力にかけては並ぶものなしという方なんですよね。私もずいぶん長く生きてきましたけど、世の中不思議でいっぱいです。
《はい~、確かに強大な力を感じる~ですね~。これでは普通の人はちかづけないです~》
伸びあがって窓から外を覗いているのは華芽姫ですね。
上級精霊です。神様としてまつられていて不思議のない存在ですけど、見た目は幼女です。上半身だけ幼女。
下半身はなんでしょ? 蛇? みたいな根っこ?
三本ぐらいの太い根っこがうねって動き回ってます。一本にまとめて動くとラミアみたいに見えますね。
二人は私たちに付けられた護衛です。
ディアさんの手配です。安心です。
はい、皆さん艶です。
現在わたくしたちは南に向かって空を進んでいます。
だいぶん目的地に近づいてきました。
帝国のある大陸は北と南に分かれていて、その中央にあるのが現在私たちの飛んでいる山脈です。
昔からドラゴンが多数生息する地域で、人間の入り込める領域ではありません。
入ればたちどころにドラゴンたちが襲ってきて大変なことになるでしょう。
わたくしだって知人(知竜)がいなかったら来たりしませんよ。
戦って負けるとは思いませんが、とても大変ですから。
なので魔動船で進むのはここまで。ここからは歩きで行きます。
「えっと、歩きの方が危ないような気がするんですけど…」
勇者の流歌さんが心配げに声を上げます。尤もですね。でも。
「大丈夫です。友好の証のような物をもらっていますから。それがあれば通り抜けできるんですよ。
逆に魔動船だとそれを提示する前に問答無用で撃墜されそうですから。
魔動船、ディアさんのものでしょ? 壊したりしたら…」
ちょっと怖いです。
「そうですね、お借りしているわけですからもし壊したりしたら申し訳ないですよね」
「大丈夫。たぶん気にしない」
「うん、たぶんね、私もそう思う」
勇者ちゃんたちはすごい勇敢ですね。
あの人って人なのかどうかわからないぐらいに力が大きいじゃないですか。
神の使徒ですし。
ああ、使徒といっても一般的なのと違いますよ。
各地で祀られている神様は人間に近しくて使徒というか自分の神子とか名代とか割とポコポコ作ったりするけどディアさんの神様って冥府の大神メイヤ様ですからね。
つまりあの人に喧嘩を売ると死後の安寧とかがなくなったりするんですよきっと。
事実敵性体を直接地獄に落としてますからね。
とても怖いです。
て、この話はミツヨシたちとしたことがありますけど、神様って大概人間と感覚が違うんですよね、逆に言うと人間に神の感覚が理解できない?
わたしが気を使っても何が逆鱗に触れて罰せられるか、予測がつかない部分があるんですよね…
早いうちに協力的な態勢が取れてよかったですよ、ほんと。
そんなことを考えて歩いているうちにドラゴンたちが顔を見せるようになりました。
友好の証がある以上戦闘にはならないと…
「あれ?」
ここに集まってきているのは若い個体で、そもそもここの王である個体の友である私に喧嘩を売ったりは…あれ? 何かやる気になっているような…
《ドラゴンたちが戦いたがってますねー、フェ老師がいるせいですよー、戦い甲斐があるー相手とは戦いたいーとか言っているですよー。
ちなみに前にいるのがこの辺りの若手のリーダー、がきだいしょうですー》
あああああっ、そうだった。竜はバトルマニアだったーっ。
「ほうほう、面白いのう。どれ一つ相手になるかの、とう! じゃ」
10メートルぐらいの若い個体とフェ老師が戦闘を始めてしまいました。
「艶さん、いったん下がりましょう。ここは危険です」
勇者ちゃんたちに手を引かれ、とりあえず安全圏に。
一体どうなるの?
《大丈夫ですよー、友好存在だと思われているです。敵認定はされてないですよー。
あれはただ強い客人が来たからじゃれついているだけー》
「それはいいんですが、なんか順番待ちしてませんか?」
《ドラゴンは喧嘩が大好き、遊んでくれるなら頑張るー》
「ええーっ」
困りました。
「艶様、ここはフェ老師にお任せしてそれがしたちが先に行くというのは…何かなこれは」
いつの間にかミツヨシの前にも順番待ちの行列が…
収拾が! 収拾がーーーーー!!
「こんなことしてたらディアさんに怒られるーーーっ」
魂の叫びでした。
ですがそういった真実の叫びが道を開くことというのはままある事。
この言葉を聞いた瞬間華芽姫ちゃんがビクンと震えた。
そして油の切れた機械みたいにギギギと首を動かしてこちらを見る。
「わわわわ、忘れていたですよーーー。怒られるですよー!!」
あら、精霊にしてはまともな反応。
と思ったら地面がぐらぐら揺れ出した。
次の瞬間地面から無数のワーム…じゃないですね、根っこ?
華芽姫ちゃんの根っこ?
根っこは集まっていたドラゴンたちをビシバシとしばき倒しあっという間に制圧してしまいました。
強い。
《こんなことをしている暇はないですよー、そこをどくですよー》
根っこにおしりをたたかれ、おしりをかばいつつ逃げまわるドラゴンたち。
10mぐらいということはみんな子供ということよね、妙に納得のいく光景だわ。
と思っていたら私たちのいるあたりが影に覆われた。
『フム、ヒサシイネ、ツヤ、ナツカシイガ・・・・・・コレハ、ドウイウジョウキョウカ?』
皇竜オリオ。
神としてまつられるまでになった強大な竜。
リュウというと私などは長い胴体の龍を思い浮かべてしまうけど、この世界では彼のような竜が一般的なのだという。
みんなの話では西洋竜とも。
手があり、足があり、獣のようなしなやかな胴と長い首、長い尻尾。そして羽毛のない翼。その身は光を浴びて白銀のように輝き、後方に大きく伸びた二本の角は白く光を放っている。
私の勇者スキル、大御巫《オオミカンナギ》は神としてまつられるような精霊とか神霊と意思の疎通ができるという能力。
彼?(彼女?)ともその力で知り合った。
無理矢理意思の疎通が図れるということは、ある程度強制的にわかり合ってしまうということ。
だからお互いに負の要素がなく、またオリオが私の力を認めてくれたから一応友人と呼んでいい関係を築けたわ。
でもそれは無条件で協力できるということではありません。
何度か助けたこともあるけど、何度か助けられたこともあります。
今回のことも、何とか助けてくれるといいんですけど…オリオたちが魔物の殲滅に力を貸してくれれば状況はかなり好転するはず。
わたくしは意を決して話しかけた。
「ねえ、オリオ」
《にゅわーーーなのーーーー、だまってきょうりょくするのーーーーーーーーーーっ!!!》
どっかーーーーーん!
ああーーーーっ、地面から出てきた根っこがオリオをぶっとばしてしまったわーーーー。
「やれやれ、年寄りにはこの気配はきついのう」
高速で飛行する魔動船の中で元獣王のフェ老師が…細っこい身体でダブルバイセップス? とか言うポーズをとっています。なんでもディアさんが教えた肉体を誇示するためのポーズだそうです。
すごく細いです。
見た目小柄な老人なのでどことなく愛嬌がありますね。
これのどこに力強さがあるのかわかりません。
でもこの方、防御力にかけては並ぶものなしという方なんですよね。私もずいぶん長く生きてきましたけど、世の中不思議でいっぱいです。
《はい~、確かに強大な力を感じる~ですね~。これでは普通の人はちかづけないです~》
伸びあがって窓から外を覗いているのは華芽姫ですね。
上級精霊です。神様としてまつられていて不思議のない存在ですけど、見た目は幼女です。上半身だけ幼女。
下半身はなんでしょ? 蛇? みたいな根っこ?
三本ぐらいの太い根っこがうねって動き回ってます。一本にまとめて動くとラミアみたいに見えますね。
二人は私たちに付けられた護衛です。
ディアさんの手配です。安心です。
はい、皆さん艶です。
現在わたくしたちは南に向かって空を進んでいます。
だいぶん目的地に近づいてきました。
帝国のある大陸は北と南に分かれていて、その中央にあるのが現在私たちの飛んでいる山脈です。
昔からドラゴンが多数生息する地域で、人間の入り込める領域ではありません。
入ればたちどころにドラゴンたちが襲ってきて大変なことになるでしょう。
わたくしだって知人(知竜)がいなかったら来たりしませんよ。
戦って負けるとは思いませんが、とても大変ですから。
なので魔動船で進むのはここまで。ここからは歩きで行きます。
「えっと、歩きの方が危ないような気がするんですけど…」
勇者の流歌さんが心配げに声を上げます。尤もですね。でも。
「大丈夫です。友好の証のような物をもらっていますから。それがあれば通り抜けできるんですよ。
逆に魔動船だとそれを提示する前に問答無用で撃墜されそうですから。
魔動船、ディアさんのものでしょ? 壊したりしたら…」
ちょっと怖いです。
「そうですね、お借りしているわけですからもし壊したりしたら申し訳ないですよね」
「大丈夫。たぶん気にしない」
「うん、たぶんね、私もそう思う」
勇者ちゃんたちはすごい勇敢ですね。
あの人って人なのかどうかわからないぐらいに力が大きいじゃないですか。
神の使徒ですし。
ああ、使徒といっても一般的なのと違いますよ。
各地で祀られている神様は人間に近しくて使徒というか自分の神子とか名代とか割とポコポコ作ったりするけどディアさんの神様って冥府の大神メイヤ様ですからね。
つまりあの人に喧嘩を売ると死後の安寧とかがなくなったりするんですよきっと。
事実敵性体を直接地獄に落としてますからね。
とても怖いです。
て、この話はミツヨシたちとしたことがありますけど、神様って大概人間と感覚が違うんですよね、逆に言うと人間に神の感覚が理解できない?
わたしが気を使っても何が逆鱗に触れて罰せられるか、予測がつかない部分があるんですよね…
早いうちに協力的な態勢が取れてよかったですよ、ほんと。
そんなことを考えて歩いているうちにドラゴンたちが顔を見せるようになりました。
友好の証がある以上戦闘にはならないと…
「あれ?」
ここに集まってきているのは若い個体で、そもそもここの王である個体の友である私に喧嘩を売ったりは…あれ? 何かやる気になっているような…
《ドラゴンたちが戦いたがってますねー、フェ老師がいるせいですよー、戦い甲斐があるー相手とは戦いたいーとか言っているですよー。
ちなみに前にいるのがこの辺りの若手のリーダー、がきだいしょうですー》
あああああっ、そうだった。竜はバトルマニアだったーっ。
「ほうほう、面白いのう。どれ一つ相手になるかの、とう! じゃ」
10メートルぐらいの若い個体とフェ老師が戦闘を始めてしまいました。
「艶さん、いったん下がりましょう。ここは危険です」
勇者ちゃんたちに手を引かれ、とりあえず安全圏に。
一体どうなるの?
《大丈夫ですよー、友好存在だと思われているです。敵認定はされてないですよー。
あれはただ強い客人が来たからじゃれついているだけー》
「それはいいんですが、なんか順番待ちしてませんか?」
《ドラゴンは喧嘩が大好き、遊んでくれるなら頑張るー》
「ええーっ」
困りました。
「艶様、ここはフェ老師にお任せしてそれがしたちが先に行くというのは…何かなこれは」
いつの間にかミツヨシの前にも順番待ちの行列が…
収拾が! 収拾がーーーーー!!
「こんなことしてたらディアさんに怒られるーーーっ」
魂の叫びでした。
ですがそういった真実の叫びが道を開くことというのはままある事。
この言葉を聞いた瞬間華芽姫ちゃんがビクンと震えた。
そして油の切れた機械みたいにギギギと首を動かしてこちらを見る。
「わわわわ、忘れていたですよーーー。怒られるですよー!!」
あら、精霊にしてはまともな反応。
と思ったら地面がぐらぐら揺れ出した。
次の瞬間地面から無数のワーム…じゃないですね、根っこ?
華芽姫ちゃんの根っこ?
根っこは集まっていたドラゴンたちをビシバシとしばき倒しあっという間に制圧してしまいました。
強い。
《こんなことをしている暇はないですよー、そこをどくですよー》
根っこにおしりをたたかれ、おしりをかばいつつ逃げまわるドラゴンたち。
10mぐらいということはみんな子供ということよね、妙に納得のいく光景だわ。
と思っていたら私たちのいるあたりが影に覆われた。
『フム、ヒサシイネ、ツヤ、ナツカシイガ・・・・・・コレハ、ドウイウジョウキョウカ?』
皇竜オリオ。
神としてまつられるまでになった強大な竜。
リュウというと私などは長い胴体の龍を思い浮かべてしまうけど、この世界では彼のような竜が一般的なのだという。
みんなの話では西洋竜とも。
手があり、足があり、獣のようなしなやかな胴と長い首、長い尻尾。そして羽毛のない翼。その身は光を浴びて白銀のように輝き、後方に大きく伸びた二本の角は白く光を放っている。
私の勇者スキル、大御巫《オオミカンナギ》は神としてまつられるような精霊とか神霊と意思の疎通ができるという能力。
彼?(彼女?)ともその力で知り合った。
無理矢理意思の疎通が図れるということは、ある程度強制的にわかり合ってしまうということ。
だからお互いに負の要素がなく、またオリオが私の力を認めてくれたから一応友人と呼んでいい関係を築けたわ。
でもそれは無条件で協力できるということではありません。
何度か助けたこともあるけど、何度か助けられたこともあります。
今回のことも、何とか助けてくれるといいんですけど…オリオたちが魔物の殲滅に力を貸してくれれば状況はかなり好転するはず。
わたくしは意を決して話しかけた。
「ねえ、オリオ」
《にゅわーーーなのーーーー、だまってきょうりょくするのーーーーーーーーーーっ!!!》
どっかーーーーーん!
ああーーーーっ、地面から出てきた根っこがオリオをぶっとばしてしまったわーーーー。
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