112 / 239
5-34 迷宮探索⑥ 戦闘・ルトナ ~ モース
しおりを挟む
5-34 迷宮探索⑥ 戦闘・ルトナ ~ モース
「さーて、やるよー」
「寄らば切る。ですね」
ルトナが嬉しそうに剣を抜いた。クレオも同様だ。
二人ともわくわくしているのが手に取るように分かる。
困った娘達だなあ…
他のメンバーもやる気だ。
ランファさんや金髪アーサー君。お姫様もしっかりと戦闘態勢に入った。
相手の冒険者崩れたちも同様だ。
双方が前に出て切り結ぶ展開になった。
数的には向こうが多いな。
こちらはフフルとフェルトがセットだし、お姫様のメイドは戦闘力がないみたいだ。
向こうはアリスと呼ばれた女が戸惑ったように戦闘に参加していない。
こちらの戦力が7。向こうが10だから3余る計算だな。
《吾輩も行ってもいいでありますかね?》
おっ、モース君も参戦表明?
《まあ、ここは吾輩がずっと護ってきた迷宮でありますから、こいつらに好きにさせるのは面白くないであります》
『うん、いいんじゃないかな。必要な魔力は持っていっていいよ』
《ありがとうであります》
モース君の気配が膨らんでいく。
他にも金髪アーサー君とお姫様は二人で三人を相手取っている。昔からの知り合いらしいし、そこに戦力を集めたと言う感じだろうか。メイドさんはサポート要員のようだ。
これで向こうの予備選力は一人になった。
一人が俺に向かってくるが俺はそいつも含めて的全体に攻撃魔法を適当にうちながら様子を観察する。
ランファさんは鬼人族で戦闘が得意な種族だ。
しかもかなり力が強い。個人的にも閃刀なんて呼ばれることもある人なんだが…相手の敵①(名前知らんし)と真っ向から切り結んでいる。
ランファさんの剣は幅広の曲刀で根元から先端まで一〇cmほどの幅で伸びる一mほどの剣だ。
刀ではない。大段平というとそれっぽいかな。
その大段平を風のように自在に振り回すランファさんに敵①は真っ向から戦いを挑んで、しかも若干押している。
「やれやれ、年は取りたくないねえ…」
ランファさんがこぼしているがそれはちょっと違うだろう。
委員会から凄い力をもらった。なんて言っていたが、それは事実らしく、彼等の体はかなり強化されている。体内にうごめく邪気、邪壊思念によって。
ひょっとしたら変な能力とか持っている可能性もある。あれは魔物みたいなものだから。
ただ全体としてはこちらが優性だ。
その要因の①。
「ぬおおおおぉぉぉっ、しねやごら!」
ルトナが対したのは大剣使いだった。
体格がよく身長ほどもあるシンプルな大剣をぶんぶん振り回している。ものすごい重さだろうに軽々と。
となればその剣の圧力はかなりのものになるはずなのだが…
「なにぃぃぃっ」
その敵②が驚愕の声を上げた。
ルトナが左手の剣鉈でがっちりとその大剣を受け止めたからだ。
ショートソードサイズの剣鉈でがっしりと。
ルトナは俺の魔法で身体能力が理想的に開花してきているので力もスピードも凄いんだよね。
獣人社会全体の戦闘力ある人ベスト30に入るぐらいには。
これは凄い事でほとんど化け物レベルだ。
敵②は自分の攻撃が受け止められたことに衝撃を受けている。
上から力で押し込もうとしているが敵わない。
そしてその間もルトナは平気で動いている。
左手で剣を受け止めたまま、右手の剣でなで切りにする。
敵②の剣を。
上から引ききるように。
敵②の剣は魔鋼の剣らしい。
本来ならば十分に優秀な剣だがルトナの剣はヒヒイロカネ・オリハルコン・ミスリルで出来ている。
そして細かい波刃は硬い物を切るときにも有効に働く。
細かい刃が少しずつ魔鋼を切り裂き、振り抜いたときには半ば以上に切り込みが入っていた。
「はっ!」
そしてルトナの華麗なキック。
反対側から剣の一撃。
捻れ位置に攻撃を受けた剣はあっさりと折れてしまった。
「なんだと!!」
ここで余裕をかますようなルトナではない。
容赦もなければ逡巡もない。
隙を突いてあっさりと敵②を切ってしまった。肩口から斜めに。×の字に。
「ぐあぁぁぁっ」と倒れる男。
致命傷だ。
もう起き上がれないだろう。誰もがそう思う。
だがルトナはその場を動かなかった。
さすが戦闘民族。本当にいい勘をしている。
俺は後から近づき、大釜の形にした無間獄でザックと男を耕し…じゃなくて貫いてやる。
!ーーーーーーーーっ
声にならない軋むような音が響き。
男の体内でなにかがバチバチと火花を散らす。
「今の何かな? ものすごくいやな感じだった」
「悪霊の類だよ、あれは俺が始末するから気にせずやっちゃってよし」
「うん、任せた」
敵②が完全に沈黙してからルトナは新しい敵に向かってきびすを返した。
俺はチラリと男を見る。
魂が回収できなかった。
完全に食われていた。
俺が相殺した邪気と一緒に消えてしまった。
これでは転生はおろか地獄で罪を精算することもできない。完全な終わりだ。
これは非常によろしくない。何らかの対応が必要だろうな。
まあ今は戦闘中だ、浸っている場合じゃない。次いこう。
「ぱおぉぉぉぉっ!」
ホルンのような鳴き声が響き渡った。
◆・◆・◆
戦況を見る限り時間経過とともに戦力比はこちらに傾くわけだ、だが現状では向こうが優位。それを相手取っているのがモース君だったりする。
「ぎゃっ」
「ぶぺっ」
象さんがお鼻から水を拭きだして攻撃しているよ…
モース君は現在かなりリアルな象の姿をしている。
「どこから出てきやがったー」
「召喚獣か」
《いえいえ、最初からここにいたでありますよ》
「畜生、だましやがったな」
一見会話が成立している様に見えるが気のせいです。
意思の疎通はまったくできていません。
モース君の姿は青い燐光でできた象というものだ。
彼の属性は水がメインだが揺らめく燐光は炎の象に見える。
「あおらっ」
しかもサイズが巨象なので目立つ。
こちらと切り結んでいる奴らはそんな余裕はないが、手が開いているヤツはモース君に掛かっていく。
《しかし吾輩には実体がないのであります。ひょいと》
攻撃を受けると霧のように一度吹き散らされて、別の場所に集まってすぐに顕現する。
そして鼻の一撃。
バキッ。どかっ。
「ぶべらっ!」
ほとんど瞬間移動だ。
「畜生、ずるいぞ、こっちの攻撃は当たらないのに…」
まあ確かにズルだよな。
瞬間移動で攻撃して、しかも相手の攻撃は当たらない。
これをズルと言わずになんと言おう。
《ですが戦ですからな。こちらの攻撃に対処できない相手が悪いのであります。あっ、きいたであります》
余裕かましていたモース君が苦痛の声を上げた。
「おっ、力がにじみ出ているか…」
敵が戦闘で興奮してきたせいか彼等のからだから黒い靄がにじみ出している。
俺の力で邪壊思念や邪気、アンデットの負の力を相殺できると言う事は逆もまた可能という事だ。
モース君の存在その物である正の力が敵の攻撃で減衰している。それがダメージとして感じられるのだ。
《援護プリーズであります!》
ああ、やっぱそうなるか…
「さーて、やるよー」
「寄らば切る。ですね」
ルトナが嬉しそうに剣を抜いた。クレオも同様だ。
二人ともわくわくしているのが手に取るように分かる。
困った娘達だなあ…
他のメンバーもやる気だ。
ランファさんや金髪アーサー君。お姫様もしっかりと戦闘態勢に入った。
相手の冒険者崩れたちも同様だ。
双方が前に出て切り結ぶ展開になった。
数的には向こうが多いな。
こちらはフフルとフェルトがセットだし、お姫様のメイドは戦闘力がないみたいだ。
向こうはアリスと呼ばれた女が戸惑ったように戦闘に参加していない。
こちらの戦力が7。向こうが10だから3余る計算だな。
《吾輩も行ってもいいでありますかね?》
おっ、モース君も参戦表明?
《まあ、ここは吾輩がずっと護ってきた迷宮でありますから、こいつらに好きにさせるのは面白くないであります》
『うん、いいんじゃないかな。必要な魔力は持っていっていいよ』
《ありがとうであります》
モース君の気配が膨らんでいく。
他にも金髪アーサー君とお姫様は二人で三人を相手取っている。昔からの知り合いらしいし、そこに戦力を集めたと言う感じだろうか。メイドさんはサポート要員のようだ。
これで向こうの予備選力は一人になった。
一人が俺に向かってくるが俺はそいつも含めて的全体に攻撃魔法を適当にうちながら様子を観察する。
ランファさんは鬼人族で戦闘が得意な種族だ。
しかもかなり力が強い。個人的にも閃刀なんて呼ばれることもある人なんだが…相手の敵①(名前知らんし)と真っ向から切り結んでいる。
ランファさんの剣は幅広の曲刀で根元から先端まで一〇cmほどの幅で伸びる一mほどの剣だ。
刀ではない。大段平というとそれっぽいかな。
その大段平を風のように自在に振り回すランファさんに敵①は真っ向から戦いを挑んで、しかも若干押している。
「やれやれ、年は取りたくないねえ…」
ランファさんがこぼしているがそれはちょっと違うだろう。
委員会から凄い力をもらった。なんて言っていたが、それは事実らしく、彼等の体はかなり強化されている。体内にうごめく邪気、邪壊思念によって。
ひょっとしたら変な能力とか持っている可能性もある。あれは魔物みたいなものだから。
ただ全体としてはこちらが優性だ。
その要因の①。
「ぬおおおおぉぉぉっ、しねやごら!」
ルトナが対したのは大剣使いだった。
体格がよく身長ほどもあるシンプルな大剣をぶんぶん振り回している。ものすごい重さだろうに軽々と。
となればその剣の圧力はかなりのものになるはずなのだが…
「なにぃぃぃっ」
その敵②が驚愕の声を上げた。
ルトナが左手の剣鉈でがっちりとその大剣を受け止めたからだ。
ショートソードサイズの剣鉈でがっしりと。
ルトナは俺の魔法で身体能力が理想的に開花してきているので力もスピードも凄いんだよね。
獣人社会全体の戦闘力ある人ベスト30に入るぐらいには。
これは凄い事でほとんど化け物レベルだ。
敵②は自分の攻撃が受け止められたことに衝撃を受けている。
上から力で押し込もうとしているが敵わない。
そしてその間もルトナは平気で動いている。
左手で剣を受け止めたまま、右手の剣でなで切りにする。
敵②の剣を。
上から引ききるように。
敵②の剣は魔鋼の剣らしい。
本来ならば十分に優秀な剣だがルトナの剣はヒヒイロカネ・オリハルコン・ミスリルで出来ている。
そして細かい波刃は硬い物を切るときにも有効に働く。
細かい刃が少しずつ魔鋼を切り裂き、振り抜いたときには半ば以上に切り込みが入っていた。
「はっ!」
そしてルトナの華麗なキック。
反対側から剣の一撃。
捻れ位置に攻撃を受けた剣はあっさりと折れてしまった。
「なんだと!!」
ここで余裕をかますようなルトナではない。
容赦もなければ逡巡もない。
隙を突いてあっさりと敵②を切ってしまった。肩口から斜めに。×の字に。
「ぐあぁぁぁっ」と倒れる男。
致命傷だ。
もう起き上がれないだろう。誰もがそう思う。
だがルトナはその場を動かなかった。
さすが戦闘民族。本当にいい勘をしている。
俺は後から近づき、大釜の形にした無間獄でザックと男を耕し…じゃなくて貫いてやる。
!ーーーーーーーーっ
声にならない軋むような音が響き。
男の体内でなにかがバチバチと火花を散らす。
「今の何かな? ものすごくいやな感じだった」
「悪霊の類だよ、あれは俺が始末するから気にせずやっちゃってよし」
「うん、任せた」
敵②が完全に沈黙してからルトナは新しい敵に向かってきびすを返した。
俺はチラリと男を見る。
魂が回収できなかった。
完全に食われていた。
俺が相殺した邪気と一緒に消えてしまった。
これでは転生はおろか地獄で罪を精算することもできない。完全な終わりだ。
これは非常によろしくない。何らかの対応が必要だろうな。
まあ今は戦闘中だ、浸っている場合じゃない。次いこう。
「ぱおぉぉぉぉっ!」
ホルンのような鳴き声が響き渡った。
◆・◆・◆
戦況を見る限り時間経過とともに戦力比はこちらに傾くわけだ、だが現状では向こうが優位。それを相手取っているのがモース君だったりする。
「ぎゃっ」
「ぶぺっ」
象さんがお鼻から水を拭きだして攻撃しているよ…
モース君は現在かなりリアルな象の姿をしている。
「どこから出てきやがったー」
「召喚獣か」
《いえいえ、最初からここにいたでありますよ》
「畜生、だましやがったな」
一見会話が成立している様に見えるが気のせいです。
意思の疎通はまったくできていません。
モース君の姿は青い燐光でできた象というものだ。
彼の属性は水がメインだが揺らめく燐光は炎の象に見える。
「あおらっ」
しかもサイズが巨象なので目立つ。
こちらと切り結んでいる奴らはそんな余裕はないが、手が開いているヤツはモース君に掛かっていく。
《しかし吾輩には実体がないのであります。ひょいと》
攻撃を受けると霧のように一度吹き散らされて、別の場所に集まってすぐに顕現する。
そして鼻の一撃。
バキッ。どかっ。
「ぶべらっ!」
ほとんど瞬間移動だ。
「畜生、ずるいぞ、こっちの攻撃は当たらないのに…」
まあ確かにズルだよな。
瞬間移動で攻撃して、しかも相手の攻撃は当たらない。
これをズルと言わずになんと言おう。
《ですが戦ですからな。こちらの攻撃に対処できない相手が悪いのであります。あっ、きいたであります》
余裕かましていたモース君が苦痛の声を上げた。
「おっ、力がにじみ出ているか…」
敵が戦闘で興奮してきたせいか彼等のからだから黒い靄がにじみ出している。
俺の力で邪壊思念や邪気、アンデットの負の力を相殺できると言う事は逆もまた可能という事だ。
モース君の存在その物である正の力が敵の攻撃で減衰している。それがダメージとして感じられるのだ。
《援護プリーズであります!》
ああ、やっぱそうなるか…
10
お気に入りに追加
131
あなたにおすすめの小説
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
階段落ちたら異世界に落ちてました!
織原深雪
ファンタジー
どこにでも居る普通の女子高生、鈴木まどか17歳。
その日も普通に学校に行くべく電車に乗って学校の最寄り駅で下りて階段を登っていたはずでした。
混むのが嫌いなので少し待ってから階段を登っていたのに何の因果かふざけながら登っていた男子高校生の鞄が激突してきて階段から落ちるハメに。
ちょっと!!
と思いながら衝撃に備えて目を瞑る。
いくら待っても衝撃が来ず次に目を開けたらよく分かんないけど、空を落下してる所でした。
意外にも冷静ですって?内心慌ててますよ?
これ、このままぺちゃんこでサヨナラですか?とか思ってました。
そしたら地上の方から何だか分かんない植物が伸びてきて手足と胴に巻きついたと思ったら優しく運ばれました。
はてさて、運ばれた先に待ってたものは・・・
ベリーズカフェ投稿作です。
各話は約500文字と少なめです。
毎日更新して行きます。
コピペは完了しておりますので。
作者の性格によりざっくりほのぼのしております。
一応人型で進行しておりますが、獣人が出てくる恋愛ファンタジーです。
合わない方は読むの辞めましょう。
お楽しみ頂けると嬉しいです。
大丈夫な気がするけれども一応のR18からR15に変更しています。
トータル約6万字程の中編?くらいの長さです。
予約投稿設定完了。
完結予定日9月2日です。
毎日4話更新です。
ちょっとファンタジー大賞に応募してみたいと思ってカテゴリー変えてみました。
異世界転移「スキル無!」~授かったユニークスキルは「なし」ではなく触れたモノを「無」に帰す最強スキルだったようです~
夢・風魔
ファンタジー
林間学校の最中に召喚(誘拐?)された鈴村翔は「スキルが無い役立たずはいらない」と金髪縦ロール女に言われ、その場に取り残された。
しかしそのスキル鑑定は間違っていた。スキルが無いのではなく、転移特典で授かったのは『無』というスキルだったのだ。
とにかく生き残るために行動を起こした翔は、モンスターに襲われていた双子のエルフ姉妹を助ける。
エルフの里へと案内された翔は、林間学校で用意したキャンプ用品一式を使って彼らの食生活を改革することに。
スキル『無』で時々無双。双子の美少女エルフや木に宿る幼女精霊に囲まれ、翔の異世界生活冒険譚は始まった。
*小説家になろう・カクヨムでも投稿しております(完結済み
称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
S級パーティを追放された無能扱いの魔法戦士は気ままにギルド職員としてスローライフを送る
神谷ミコト
ファンタジー
【祝!4/6HOTランキング2位獲得】
元貴族の魔法剣士カイン=ポーンは、「誰よりも強くなる。」その決意から最上階と言われる100Fを目指していた。
ついにパーティ「イグニスの槍」は全人未達の90階に迫ろうとしていたが、
理不尽なパーティ追放を機に、思いがけずギルドの職員としての生活を送ることに。
今までのS級パーティとして牽引していた経験を活かし、ギルド業務。ダンジョン攻略。新人育成。そして、学園の臨時講師までそつなくこなす。
様々な経験を糧にカインはどう成長するのか。彼にとっての最強とはなんなのか。
カインが無自覚にモテながら冒険者ギルド職員としてスローライフを送るである。
ハーレム要素多め。
※隔日更新予定です。10話前後での完結予定で構成していましたが、多くの方に見られているため10話以降も製作中です。
よければ、良いね。評価、コメントお願いします。励みになりますorz
他メディアでも掲載中。他サイトにて開始一週間でジャンル別ランキング15位。HOTランキング4位達成。応援ありがとうございます。
たくさんの誤字脱字報告ありがとうございます。すべて適応させていただきます。
物語を楽しむ邪魔をしてしまい申し訳ないですorz
今後とも応援よろしくお願い致します。
勇者パーティを追放されそうになった俺は、泣いて縋って何とか残り『元のDQNに戻る事にした』どうせ俺が生きている間には滅びんだろう!
石のやっさん
ファンタジー
今度の主人公はマジで腐っている。基本悪党、だけど自分のルールあり!
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のリヒトは、とうとう勇者でありパーティリーダーのドルマンにクビを宣告されてしまう。幼馴染も全員ドルマンの物で、全員から下に見られているのが解った。
だが、意外にも主人公は馬鹿にされながらも残る道を選んだ。
『もう友達じゃ無いんだな』そう心に誓った彼は…勇者達を骨の髄までしゃぶり尽くす事を決意した。
此処迄するのか…そう思う『ざまぁ』を貴方に
前世のDQNに戻る事を決意した、暗黒面に落ちた外道魔法戦士…このざまぁは知らないうちに世界を壊す。
うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました
akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」
帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。
謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。
しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。
勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!?
転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。
※9月16日
タイトル変更致しました。
前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。
仲間を強くして無双していく話です。
『小説家になろう』様でも公開しています。
【完結】底辺冒険者の相続 〜昔、助けたお爺さんが、実はS級冒険者で、その遺言で七つの伝説級最強アイテムを相続しました〜
もう書かないって言ったよね?
ファンタジー
試験雇用中の冒険者パーティー【ブレイブソード】のリーダーに呼び出されたウィルは、クビを宣言されてしまう。その理由は同じ三ヶ月の試験雇用を受けていたコナーを雇うと決めたからだった。
ウィルは冒険者になって一年と一ヶ月、対してコナーは冒険者になって一ヶ月のド新人である。納得の出来ないウィルはコナーと一対一の決闘を申し込む。
その後、なんやかんやとあって、ウィルはシェフィールドの町を出て、実家の農家を継ぐ為に乗り合い馬車に乗ることになった。道中、魔物と遭遇するも、なんやかんやとあって、無事に生まれ故郷のサークス村に到着した。
無事に到着した村で農家として、再出発しようと考えるウィルの前に、両親は半年前にウィル宛てに届いた一通の手紙を渡してきた。
手紙内容は数年前にウィルが落とし物を探すのを手伝った、お爺さんが亡くなったことを知らせるものだった。そして、そのお爺さんの遺言でウィルに渡したい物があるから屋敷があるアポンタインの町に来て欲しいというものだった。
屋敷に到着したウィルだったが、彼はそこでお爺さんがS級冒険者だったことを知らされる。そんな驚く彼の前に、伝説級最強アイテムが次々と並べられていく。
【聖龍剣・死喰】【邪龍剣・命喰】【無限収納袋】【透明マント】【神速ブーツ】【賢者の壺】【神眼の指輪】
だが、ウィルはもう冒険者を辞めるつもりでいた。そんな彼の前に、お爺さんの孫娘であり、S級冒険者であるアシュリーが現れ、遺産の相続を放棄するように要求してきた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる