女の子が異世界に

ナヌークの過去２

ある夜、村から出る事になってお父さんの知り合いが住んでる町に向かう事になった。

時々モンスターに襲われたけどお父さんとお母さんが直ぐに倒してくれた。
でも……





「…くそ！相手が多すぎる振り切れない」
「牽制するわ。火よー玉(ぎょく)となりて敵を穿て！ーー火玉(ファイアーボール)』」
ナヌーク達は、盗賊に襲われた。
お父さんは一生懸命馬車を走らせて、お母さんは魔法で追い払おうとしてるけど避けられて魔力が少なくなって牽制？も出来なくて、だんだん盗賊達が近づいて来て凄く怖かった。




「……くっ、頑張ってくれ」
「ナヌーク、大丈夫。大丈夫よ」
お父さんは馬に声をかけて、お母さんはナヌークをぎゅっと抱きしめてくれた。







暫くしたら凄く怖い声が聞こえた。
「ガアアアアアア！」
その声に盗賊達は逃げたけど、直ぐ悲鳴に変わった。
ナヌーク達も逃げようとしたけどお馬さんが暴れて逃げる事が出来なくて怖い声の主が来た。







そこからの記憶は曖昧で、お父さんに逃げろって言われたけど足が動かなかった。
お父さんが負けて、お母さんも戦おうとしたけど負けちゃって声の主がお父さん達を食べてた。
その後、冒険者さんに助けられたのは覚えてる。
でも、悲しくて何も考えられなかった。















たくさん泣いて、たくさん考えた。
冒険者さんにこれからどうするかと聞かれたから

だからナヌークは強くなると決めた。
強くなってあの化け物を倒す！
そう決めたから冒険者さんについていく