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第三章 文化体育発表会編
これがこの人達の普通なんだよね?
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ムルキャンは、周囲の魔力を取り込み、魔物を作り出しているみたいだった。そして、倒された魔物は再び黄色がかった暗灰色の魔力に戻って、再びムルキャンに取り込まれる。
「これじゃあ、いくら魔物を倒しても切りが無いわ!っていうか何て能力手に入れてるの!?」
「敵にしたくないなぁー。この森、魔物を生み出すのにあいつが使ってる魔力に覆われてるんだよ?材料有り過ぎじゃないのぉー。」
「あ奴が作り出さなければ魔物は生まれてこないと云う事でもあるなら、ここを治める私としては是非とも手に入れたい力だな。」
出来るなら、倒さずに何とかしたい――と、わたし達の利害が一致した。
「公爵!魅了の再チャレンジです!!正気に戻れー、人間の心を取り戻せーって暗示ですよ!」
「うむ、やって見せよう!」
策は決まった!ムルキャンに魅了を掛けて落ち着かせたのち説得し、魔物を生み出し続けているのをやめさせる。イシケナルの魅了頼みになってしまうけど、元より思い入れのある相手のはずだから、今は分からなくなっていても、何とか思い出せばイシケナルの要望を聞いてくれるのではないだろうか。
ひっきりなしに現れる魔物たちを、紫色の騎士服を纏った護衛と、わたしの護衛ズ、そしてスバルと従者が見事な剣捌きでガンガン削って行く。わたしは扇を取り出して振り回し、魔物を生み出す魔力をムルキャンの側から吹き飛ばす。わたし達の連携で、少しづつ発生数を減らし始めた魔物を押しながら、じりじりとムルキャンに近付いて行く。
あと少し、もう少し!ハディスの魔力によってその力をぐんと底上げされた、こちら側の優秀な護衛や騎士達の活躍で現れる魔物は随分数を減らし、ムルキャン自身の伸びる腕での攻撃にも受けるダメージは殆どない。
「公爵、今です!」
「――ムルキャン!私への思慕がお前をそうさせたなら、尚のこと輝かしい魅力に溢れた私を忘れることなど出来ぬはずだ。思い起こせ!思い起こせぬなら今一度私を見よ、さすれば人である心が再び私への憧憬を抱くであろう!!――見よ、ムルキャン!!」
全身から濃い紫色の魔力を噴き出す様に放出したイシケナルは、その魔力を未だ視線の定まらないムルキャンに叩き付ける様に向けて、魔物と化しつつあるその全身を覆う。
「私を見よ!その手にしたストールは私のものであったからこそ魅力的だったのであろう。ならば私こそが、お前にとって心酔すべき相手であるはずだろう。そんな事も忘れたか。」
言葉と共に威力が増す気がする紫色の魔力は、ムルキャン1人に向けられてるはず‥‥なんだけど、紫護衛をはじめ、離れた所にいる戦闘冒険者や衛兵までが、何だかイシケナルにうっとりした視線を向けてざわついてるわ。さすが継承者ね、凄い威力だわ、その調子で頑張れー!!
応援しつつも、わたしは、護衛ズや、スバルたちのところに紫色が行かない様にパタパタ扇いで、魅了されない様に避けているんだけどね。ちょっとは耐性がついたのか、イシケナルをうっとりと見る気持ちにならずに済んでるわ。良かったぁー。
魅了の効果があったのか、ムルキャンからの魔物の発生、攻撃は共にピタリと止み、ここぞとばかりにイシケナルが歩み寄って距離を詰める。相手からの抵抗が無いと見るや、更に距離を詰めて行く。護衛たちが止めようとするのを視線一つで制し更に魅了の魔法を展開すると、2人の姿はいつか見た毒団子の更に濃い紫に包まれて何も見えなくなるが、すぐにそれも消え失せる。
後に残ったのは、膝をついて呆然とイシケナルを見上げる、人の頃と寸分たがわぬ姿のムルキャンと、その両頬にそっと左右から手を当てて、聖母のような慈愛の表情でそれを見下ろす様に立っているイシケナルの姿だった。
「我が君――。」
「なんだい?ムルキャン。」
宗教画のような神々しい世界を作り出す2人に、紫護衛、衛兵、戦闘冒険者は「ほぅ」とため息を漏らす。
「私はぁぁ‥‥貴方様にぃ、なんと云うことをぉぉ‥‥。」
「うん?お前、正気に戻ったのだよね?」
「はい‥‥。」
万感の思いを込めるようにイシケナルを見詰めたムルキャンは、項垂れるようにがくりと崩れ落ちて、地面へ両手を着く。そして視線を落としたまま、絞り出すような悲痛な声を上げた。
「公爵様‥‥!!お側にお仕えしたいです‥‥‥‥」
バスケがやりたいのかと思ったわ。
ついにムルキャンは、姿と共に人間であった心を取り戻した様だった。
「けれど、貴方様への無礼の数々を行ったことも、私はしかと覚えておりますぅぅぅ。あまつさえ、貴方様を地面に落とすような真似をし、この様な布切れのみに執着を感じるとはぁ‥‥いえ、手放す気は一切ございませんが。取り返しの付かない、事をぉぉ。」
ストールに顔を埋めて肩を震わせるムルキャンに、別の意味で正気を疑うわたしが居るけど、イシケナルが満足そうに見下ろしてるからこれがこの人達の普通なんだよね?
「かくなる上は、今一度御前から姿を消しますぅぅぅ!!」
言うなり、また一瞬で肌と云う肌の色が黄色がかった暗灰色に変じたムルキャンが、腰から何本もの植物の根をタコの足のように生やし、その脚をバタバタと動かして踵を返して逃走を図る。キラリと光る涙が、顔を覆った両手の隙間から零れるのが彼の悲痛な思いを伝えているけれど、姿形が魔物に逆戻りしていた。
「これじゃあ、いくら魔物を倒しても切りが無いわ!っていうか何て能力手に入れてるの!?」
「敵にしたくないなぁー。この森、魔物を生み出すのにあいつが使ってる魔力に覆われてるんだよ?材料有り過ぎじゃないのぉー。」
「あ奴が作り出さなければ魔物は生まれてこないと云う事でもあるなら、ここを治める私としては是非とも手に入れたい力だな。」
出来るなら、倒さずに何とかしたい――と、わたし達の利害が一致した。
「公爵!魅了の再チャレンジです!!正気に戻れー、人間の心を取り戻せーって暗示ですよ!」
「うむ、やって見せよう!」
策は決まった!ムルキャンに魅了を掛けて落ち着かせたのち説得し、魔物を生み出し続けているのをやめさせる。イシケナルの魅了頼みになってしまうけど、元より思い入れのある相手のはずだから、今は分からなくなっていても、何とか思い出せばイシケナルの要望を聞いてくれるのではないだろうか。
ひっきりなしに現れる魔物たちを、紫色の騎士服を纏った護衛と、わたしの護衛ズ、そしてスバルと従者が見事な剣捌きでガンガン削って行く。わたしは扇を取り出して振り回し、魔物を生み出す魔力をムルキャンの側から吹き飛ばす。わたし達の連携で、少しづつ発生数を減らし始めた魔物を押しながら、じりじりとムルキャンに近付いて行く。
あと少し、もう少し!ハディスの魔力によってその力をぐんと底上げされた、こちら側の優秀な護衛や騎士達の活躍で現れる魔物は随分数を減らし、ムルキャン自身の伸びる腕での攻撃にも受けるダメージは殆どない。
「公爵、今です!」
「――ムルキャン!私への思慕がお前をそうさせたなら、尚のこと輝かしい魅力に溢れた私を忘れることなど出来ぬはずだ。思い起こせ!思い起こせぬなら今一度私を見よ、さすれば人である心が再び私への憧憬を抱くであろう!!――見よ、ムルキャン!!」
全身から濃い紫色の魔力を噴き出す様に放出したイシケナルは、その魔力を未だ視線の定まらないムルキャンに叩き付ける様に向けて、魔物と化しつつあるその全身を覆う。
「私を見よ!その手にしたストールは私のものであったからこそ魅力的だったのであろう。ならば私こそが、お前にとって心酔すべき相手であるはずだろう。そんな事も忘れたか。」
言葉と共に威力が増す気がする紫色の魔力は、ムルキャン1人に向けられてるはず‥‥なんだけど、紫護衛をはじめ、離れた所にいる戦闘冒険者や衛兵までが、何だかイシケナルにうっとりした視線を向けてざわついてるわ。さすが継承者ね、凄い威力だわ、その調子で頑張れー!!
応援しつつも、わたしは、護衛ズや、スバルたちのところに紫色が行かない様にパタパタ扇いで、魅了されない様に避けているんだけどね。ちょっとは耐性がついたのか、イシケナルをうっとりと見る気持ちにならずに済んでるわ。良かったぁー。
魅了の効果があったのか、ムルキャンからの魔物の発生、攻撃は共にピタリと止み、ここぞとばかりにイシケナルが歩み寄って距離を詰める。相手からの抵抗が無いと見るや、更に距離を詰めて行く。護衛たちが止めようとするのを視線一つで制し更に魅了の魔法を展開すると、2人の姿はいつか見た毒団子の更に濃い紫に包まれて何も見えなくなるが、すぐにそれも消え失せる。
後に残ったのは、膝をついて呆然とイシケナルを見上げる、人の頃と寸分たがわぬ姿のムルキャンと、その両頬にそっと左右から手を当てて、聖母のような慈愛の表情でそれを見下ろす様に立っているイシケナルの姿だった。
「我が君――。」
「なんだい?ムルキャン。」
宗教画のような神々しい世界を作り出す2人に、紫護衛、衛兵、戦闘冒険者は「ほぅ」とため息を漏らす。
「私はぁぁ‥‥貴方様にぃ、なんと云うことをぉぉ‥‥。」
「うん?お前、正気に戻ったのだよね?」
「はい‥‥。」
万感の思いを込めるようにイシケナルを見詰めたムルキャンは、項垂れるようにがくりと崩れ落ちて、地面へ両手を着く。そして視線を落としたまま、絞り出すような悲痛な声を上げた。
「公爵様‥‥!!お側にお仕えしたいです‥‥‥‥」
バスケがやりたいのかと思ったわ。
ついにムルキャンは、姿と共に人間であった心を取り戻した様だった。
「けれど、貴方様への無礼の数々を行ったことも、私はしかと覚えておりますぅぅぅ。あまつさえ、貴方様を地面に落とすような真似をし、この様な布切れのみに執着を感じるとはぁ‥‥いえ、手放す気は一切ございませんが。取り返しの付かない、事をぉぉ。」
ストールに顔を埋めて肩を震わせるムルキャンに、別の意味で正気を疑うわたしが居るけど、イシケナルが満足そうに見下ろしてるからこれがこの人達の普通なんだよね?
「かくなる上は、今一度御前から姿を消しますぅぅぅ!!」
言うなり、また一瞬で肌と云う肌の色が黄色がかった暗灰色に変じたムルキャンが、腰から何本もの植物の根をタコの足のように生やし、その脚をバタバタと動かして踵を返して逃走を図る。キラリと光る涙が、顔を覆った両手の隙間から零れるのが彼の悲痛な思いを伝えているけれど、姿形が魔物に逆戻りしていた。
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