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第1章 二人三脚でエロレッスン
第6話 onany披露①*
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いつもはトランクスの方が多いのに、今日はたまたまボクサーパンツなので股間の形がしっかりと分かってしまう。
完勃ちまではいかないけど、もうすでに布が盛り上がってしっかりと主張をし始めていた。
「少し勃ってますね。いつもどんな風に始めるんですか?」
「あ、あんまり見ないでよ」
「今日は俺に見せつけるんでしょう? イクところまでしっかり見ていてあげますよ」
モゾモゾと足を動かすと、シーツの擦れる音がする。
いつも通りでいいんですよ、と小さく言われ、自分の股間に手を持っていき、布越しにその存在を確かめた。包み込むように手を丸めて上下する。そうしているとピリピリと弱い電流がそこから流れ始めた。
ハーフパンツはあえて足から抜かずに、膝のところで止めたままにしている。この方が不自由さが増して、ますます興奮するからだ。
小指の爪先で先端部分を割るようにして引っ掻いてみたら、ジワッと液体が滲み出た感覚があって「んっ」と肩が跳ねてしまった。そこを見ると、少し漏らしてしまったみたいに下着の色が濃く変わっている。背後にいる貴臣もそこに視線を落としていた。
「エロいですね。兄さん、まずは下着の上から触るタイプなんですか」
世の中には一体どんなタイプがいるのか知る由もないのだが、コクリと頷く。
貴臣の肩に乗せた頭を少し動かして横を向いた。すごく近くて、顎を持ち上げれば唇が触れ合いそうな距離だ。
「お前、俺のしてるとこ、見たって言ってたけど」
「はい」
「どのくらい見てた?」
「そうですね……20分くらいでしょうか」
「長っ」
ほとんど見られてたってことか。恥ずかしい。だが見られてしまった過去は変えられない。
「な、なら分かってると思うけど……俺、結構時間掛ける方だと思うんだ……大丈夫?」
「いいですよ。その先輩だって、より長く見せてもらえた方が喜ぶんじゃないですか? 早濡よりも有利だと思います」
人それぞれだとは思うけど、俺はじっくり時間を掛けてする方が好きだ。じわじわと快楽を少しずつ引き出していって、すぐにはイかずに気持ちいいのをずっと持続させるのが好みなのだ。
下着の上から擦る行為を数分間続けた。
時折熱っぽい吐息を吐きながら目を閉じたり、足を曲げたり伸ばしたり。
右手ばかりを使って、左手はお留守になっているのに気付いた貴臣は、急に俺の手首を掴んだ。
「口出しするつもりは無いんですが、兄さんはここを弄ったりはしないんですか」
胸の上に持っていかれたので、カッと顔がますます熱くなる。
「しないよ。男なんだから」
「男でも感じる人は感じるみたいですよ。どうせなら両手を使って見せた方が、相手も興奮するんじゃないですか」
「そうかな」
先輩の為だったら、してみよう。
右手は動かしたまま、左の指先を立てて、恐る恐る突起部分に触れてみた。
指のはらで押しつぶしてみたけれど、あまり快感を拾わない。試しに爪を立てて少しだけ引っ掻いてみると、そこからピリッと電流が流れた。
角度を変えたり強弱をつけて触っているうちに、ますます気分が高揚してきて、視覚的にも感じてくる。
服の上からだと布が擦れて気持ちが良かった。
「はぁ……っ、あっ」
鼻にかかった甘ったるい声が出てしまい、口を塞ぐ。
すると貴臣は、俺のTシャツを捲り上げて口に咥えるように言ってきた。
完勃ちまではいかないけど、もうすでに布が盛り上がってしっかりと主張をし始めていた。
「少し勃ってますね。いつもどんな風に始めるんですか?」
「あ、あんまり見ないでよ」
「今日は俺に見せつけるんでしょう? イクところまでしっかり見ていてあげますよ」
モゾモゾと足を動かすと、シーツの擦れる音がする。
いつも通りでいいんですよ、と小さく言われ、自分の股間に手を持っていき、布越しにその存在を確かめた。包み込むように手を丸めて上下する。そうしているとピリピリと弱い電流がそこから流れ始めた。
ハーフパンツはあえて足から抜かずに、膝のところで止めたままにしている。この方が不自由さが増して、ますます興奮するからだ。
小指の爪先で先端部分を割るようにして引っ掻いてみたら、ジワッと液体が滲み出た感覚があって「んっ」と肩が跳ねてしまった。そこを見ると、少し漏らしてしまったみたいに下着の色が濃く変わっている。背後にいる貴臣もそこに視線を落としていた。
「エロいですね。兄さん、まずは下着の上から触るタイプなんですか」
世の中には一体どんなタイプがいるのか知る由もないのだが、コクリと頷く。
貴臣の肩に乗せた頭を少し動かして横を向いた。すごく近くて、顎を持ち上げれば唇が触れ合いそうな距離だ。
「お前、俺のしてるとこ、見たって言ってたけど」
「はい」
「どのくらい見てた?」
「そうですね……20分くらいでしょうか」
「長っ」
ほとんど見られてたってことか。恥ずかしい。だが見られてしまった過去は変えられない。
「な、なら分かってると思うけど……俺、結構時間掛ける方だと思うんだ……大丈夫?」
「いいですよ。その先輩だって、より長く見せてもらえた方が喜ぶんじゃないですか? 早濡よりも有利だと思います」
人それぞれだとは思うけど、俺はじっくり時間を掛けてする方が好きだ。じわじわと快楽を少しずつ引き出していって、すぐにはイかずに気持ちいいのをずっと持続させるのが好みなのだ。
下着の上から擦る行為を数分間続けた。
時折熱っぽい吐息を吐きながら目を閉じたり、足を曲げたり伸ばしたり。
右手ばかりを使って、左手はお留守になっているのに気付いた貴臣は、急に俺の手首を掴んだ。
「口出しするつもりは無いんですが、兄さんはここを弄ったりはしないんですか」
胸の上に持っていかれたので、カッと顔がますます熱くなる。
「しないよ。男なんだから」
「男でも感じる人は感じるみたいですよ。どうせなら両手を使って見せた方が、相手も興奮するんじゃないですか」
「そうかな」
先輩の為だったら、してみよう。
右手は動かしたまま、左の指先を立てて、恐る恐る突起部分に触れてみた。
指のはらで押しつぶしてみたけれど、あまり快感を拾わない。試しに爪を立てて少しだけ引っ掻いてみると、そこからピリッと電流が流れた。
角度を変えたり強弱をつけて触っているうちに、ますます気分が高揚してきて、視覚的にも感じてくる。
服の上からだと布が擦れて気持ちが良かった。
「はぁ……っ、あっ」
鼻にかかった甘ったるい声が出てしまい、口を塞ぐ。
すると貴臣は、俺のTシャツを捲り上げて口に咥えるように言ってきた。
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