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第452話*
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景はアイスバーを食べる時みたいに横から舌で舐めたり、パクリと奥まで咥えたりと、それはもういろんなやり方でチョコまみれのソレを愛撫した。
カカオ99%のチョコって、結構高いんやからなっ。
庶民派の俺は快楽の隙間でそんなことを思う。
けどやっぱり、そんなことを思っていられる余裕は無くなって。
もうソコは、俺のものなのかチョコなのかわからないほどにぐちゃぐちゃに蕩けていた。
卑猥な音を立てながら、景はそこをじゅーじゅー吸い上げていく。
そして急に、ズルッと俺の中に景の指が侵入してきた。
「あっ……もっ……むりだからぁ……!」
強すぎる刺激に、俺は涙を弾けさせながらイヤイヤをする。
本日二度目の吐精は、景の口で受け止められた。
景の喉が動いたのが見えたのも束の間、今度は後ろへの愛撫が始まる。
中指と薬指が同時に奥まで入れられて、そのままクッと指先を折り曲げられた。
「あっ! おれっ、いま、イったばっか……ッ!」
「ん? でもここは、物足りないって言ってるけど」
せっかく出し切ったのに、ピン、と先端を指で弾かれただけでどんどん上向いていくソレ。
本当に、俺の体はおかしくなってしまったらしい。
溶かされていく感覚に怖くなって、景の指をきゅうきゅうと締め付けた。
ビクンビクンと腰が持ち上がって、もう、体の制御が効かない。
「ちゃんと言ってごらん。僕にどうしてほしいのか」
「ぃ……や……っ」
「素直になれば、もっと気持ち良くしてあげるのにな」
一人で楽しんでいる景におねだりなんてしてやるものか!
これは変な薬のせい。薬のせいだ!
俺は意を決してガバッと起き上がる。
「景の……せいやからな……っ」
俺はボロボロと目から雫を弾けさせながら、座っている景の上に膝を付けて跨った。
左手は景の肩に乗せ、右手で景の猛ったモノを掴んで俺の後孔にあてがい、ゆっくり腰を落としていく。強烈な圧迫感と共に、それが俺の中に入ってくる。
「あ、あ──……」
「……っ」
チョコレートや俺の放った液体が潤滑油になってくれたようで、すんなりと根元までぎっちり埋め込まれた。
その刺激でまた少しだけイった。ドライでイった。
目をほんの少し開けると、景も瞳を僅かに潤ませていて、ほんのり頬を赤くしていた。
景は慈しむように俺の顔を撫でてくれる。
俺は、愛しさで胸がいっぱいになる。
景が、こんな余裕の無い表情を見せてくれている。
今この瞬間、世界で俺だけしか見ていない。
景をこんな顔にさせているのは、紛れもない俺なのだ。
……なんて、思考までもがヒートアップして止まらない。
俺はもう本能のままに腰を前後に動かしながら、両手で挟んでガッチリ固定した景の唇に噛み付くように吸い付く。
もちろん、愛の告白もバッチリしながら。
「すきっ……景っ、めっちゃ……すき……っ!」
「ん……、すごいね、修介、乱れてて」
「景の……せいやし……っ、ぁっ、おれっまた……ッ」
「いいよ。何度でも……イって」
囁かれた後にカプッと耳たぶをかじられて、本当にヤバかった。
ゾクゾクが止まらない。
何度も何度も腰を持ち上げては落として。
そのたびに先端からは透明の液体が漏れ出した。
「あっ……、……、……」
声を上げすぎて、喉が痛い。
しゃくりあげるような声を漏らす俺に、景は優しい言葉を掛けてくれた。
「修介。愛してるよ。ずっと。これからも」
感激した途端、景は俺の腰を掴み、下から激しく突き上げてきた。
逃げようにも逃げられない。
何度も何度も絶頂を味わって、体も悲鳴をあげて壊れそうになった。
ようやく寝室がアロマディフューザーの音だけに戻ったのは、ここに連れて来られてから二時間後のことだった。
カカオ99%のチョコって、結構高いんやからなっ。
庶民派の俺は快楽の隙間でそんなことを思う。
けどやっぱり、そんなことを思っていられる余裕は無くなって。
もうソコは、俺のものなのかチョコなのかわからないほどにぐちゃぐちゃに蕩けていた。
卑猥な音を立てながら、景はそこをじゅーじゅー吸い上げていく。
そして急に、ズルッと俺の中に景の指が侵入してきた。
「あっ……もっ……むりだからぁ……!」
強すぎる刺激に、俺は涙を弾けさせながらイヤイヤをする。
本日二度目の吐精は、景の口で受け止められた。
景の喉が動いたのが見えたのも束の間、今度は後ろへの愛撫が始まる。
中指と薬指が同時に奥まで入れられて、そのままクッと指先を折り曲げられた。
「あっ! おれっ、いま、イったばっか……ッ!」
「ん? でもここは、物足りないって言ってるけど」
せっかく出し切ったのに、ピン、と先端を指で弾かれただけでどんどん上向いていくソレ。
本当に、俺の体はおかしくなってしまったらしい。
溶かされていく感覚に怖くなって、景の指をきゅうきゅうと締め付けた。
ビクンビクンと腰が持ち上がって、もう、体の制御が効かない。
「ちゃんと言ってごらん。僕にどうしてほしいのか」
「ぃ……や……っ」
「素直になれば、もっと気持ち良くしてあげるのにな」
一人で楽しんでいる景におねだりなんてしてやるものか!
これは変な薬のせい。薬のせいだ!
俺は意を決してガバッと起き上がる。
「景の……せいやからな……っ」
俺はボロボロと目から雫を弾けさせながら、座っている景の上に膝を付けて跨った。
左手は景の肩に乗せ、右手で景の猛ったモノを掴んで俺の後孔にあてがい、ゆっくり腰を落としていく。強烈な圧迫感と共に、それが俺の中に入ってくる。
「あ、あ──……」
「……っ」
チョコレートや俺の放った液体が潤滑油になってくれたようで、すんなりと根元までぎっちり埋め込まれた。
その刺激でまた少しだけイった。ドライでイった。
目をほんの少し開けると、景も瞳を僅かに潤ませていて、ほんのり頬を赤くしていた。
景は慈しむように俺の顔を撫でてくれる。
俺は、愛しさで胸がいっぱいになる。
景が、こんな余裕の無い表情を見せてくれている。
今この瞬間、世界で俺だけしか見ていない。
景をこんな顔にさせているのは、紛れもない俺なのだ。
……なんて、思考までもがヒートアップして止まらない。
俺はもう本能のままに腰を前後に動かしながら、両手で挟んでガッチリ固定した景の唇に噛み付くように吸い付く。
もちろん、愛の告白もバッチリしながら。
「すきっ……景っ、めっちゃ……すき……っ!」
「ん……、すごいね、修介、乱れてて」
「景の……せいやし……っ、ぁっ、おれっまた……ッ」
「いいよ。何度でも……イって」
囁かれた後にカプッと耳たぶをかじられて、本当にヤバかった。
ゾクゾクが止まらない。
何度も何度も腰を持ち上げては落として。
そのたびに先端からは透明の液体が漏れ出した。
「あっ……、……、……」
声を上げすぎて、喉が痛い。
しゃくりあげるような声を漏らす俺に、景は優しい言葉を掛けてくれた。
「修介。愛してるよ。ずっと。これからも」
感激した途端、景は俺の腰を掴み、下から激しく突き上げてきた。
逃げようにも逃げられない。
何度も何度も絶頂を味わって、体も悲鳴をあげて壊れそうになった。
ようやく寝室がアロマディフューザーの音だけに戻ったのは、ここに連れて来られてから二時間後のことだった。
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