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Phase:03 敵は来ませり
Side C - Part 5 因果応報
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「あと三分だ。急ぐぞ、工藤!」
「かしこまり!」
案内された避難経路は一部がガラス張りになっていて、外の様子をうかがい知ることができた。
曲がってすぐ右に見えたのは、ふたつの校舎に挟まれ、大きなケヤキの木がそびえ立つ立派な中庭。その一角は、先ほどまでいた保健室に面している。
現在地はB棟一階の廊下。目的地は直線距離にして八十メートル弱、その終端が大講堂になっているから道に迷う心配はない。
(入学早々、体力テストをさせられるとは予想外だったが……大丈夫、まだ走れる。私はまだ本気を出していないだけだ……!)
息を切らしながら、左手に二つ並んだ美術室の前を全速力で通過する。
右手の窓の外、保健室の向かいに見える白い建物が、このキャンパスの中心――図書室を一階に持ち、二階に教員室を抱える管理棟だ。
なるほど。ここから教員室へ行くには、いったん手前のドアから中庭に出て図書室の前を通り、側面へ回り込まないといけないのか。
これはいささか不便だな。A・B各校舎の二階からアクセスした方が早そうだ。
「リンちゃん、大丈――ひゃああっ!」
「工藤!」
走りながら〈Psychic〉の校舎案内図とにらめっこしていると、その不便な通路につながる扉が突然開き、ギャルを力づくで引きずり込んだ。
何が起きたか訊き返す間もなく、私もなだれ込むようにして彼女のあとに続く。
「静かに。近くで磁気の乱れを感知しました。こちらの存在を知らせかねない行動は慎んでください」
落ち着き払った声の主に手で口をふさがれ、私は視線をその先に向けた。
猛禽類のような鋭い目、ウルフカットの黒髪、飾り気のない黒一色のパンツスーツに無骨な安全靴。
防衛省所属の自衛官と名乗り、共闘を誓ったあの女性は、一年前と変わらぬ姿で私の前に現れた。
「しーちゃむ! びっくりさせんなし!」
「四弦です。高野四弦。目上に対する口の利き方がなっていませんね」
私と一緒に目を丸くしていたギャルが、その手を引っぺがし小声で抗議した。お前のおかげで一年越しに恩人の名を知ることができた点は褒めてつかわそう。
「お久しぶりです。お変わりないようで」
「はあ」
「お堅いな~。『うぇ~い、元気してた~?』 でいいじゃん」
「貴女は日本語も満足に話せないのですか? 育ちの悪さが露呈しますよ」
「? ウチ、元からこういうキャラよ?」
「こちらまで知能が退化しそうなのでもういいです」
高野さんは額に手を当て、首を横に振った。閉ざされた扉の向こう、さっきまで私たちがいた廊下に騒がしい足音がこだまする。
黒い鉄の戸には四角い窓がついていて、そこから廊下の状況が見えた。はす向かいにある階段から、誰かが慌てて駆け下りてくるようだ。
「来ました。彼です」
「あれは……」
現れたのは、朝に大家の悪口を言っていた三人組のひとりだった。怯えたようなその顔からは、心なしか血の気が失せて見える。
よほど焦っているのだろう、男子生徒は足を滑らせ中段から階下に転げ落ちた。冷たい床に身体が叩きつけられる音と悲鳴が響く。辛うじて骨折は免れたようだ。
『あっ!? うわああああああ!』
「う~わ、あれめっちゃ痛そ~」
「まあまあの高さから落下しています。軽傷で済んだとしても、すぐには立ち上がれないでしょう」
彼は床の上で痛みにのたうち回りながら、しきりに上階を気にしている。
何だ? 上に何がある? お前はそこから――何から逃げようとしているんだ?
『来るなっ……来るなぁぁぁぁ!』
『なンでニげルんだよ。オれたち、トモだチだロ?』
『聞いてない、こんなの聞いてない! 学校は安全地帯じゃなかったのか!?』
一段、また一段と別の誰かが階段を下りてくる。暗がりに阻まれ、その貌をはっきり拝むことはできない。
「貴女の報告によれば、彼は他人の悪口を言っていたそうですね」
「イエス! ハネショーのことめっちゃバカにしてて、マジムカついた!」
「では、あの姿はさしずめ因果応報ということでしょうか」
「んえ?」
高野さんが両手を広げて一言、「〈開花宣言〉」と言った。手の甲に赤く光る桜、手首に三つの正方形が現れ、そこから生じた光が彼女の得物を形づくる。
スコープと消音器のついたスナイパーライフルを手に、自衛官は扉へにじり寄った。その間も男子生徒は逃げ惑い、廊下との合流点まで追い詰められる。
やがて、窓から差し込む西日を受け、追いすがる敵の姿が明らかになった。
「あれは……!」
「あーやだやだ、やめてやめて! マジキモすぎて無理なんだけど!」
「七海。うるさいです」
その姿は――耳。辛うじてヒト型をとどめてはいるが、全身くまなく無数の耳が生えている。木の幹に白いキクラゲが密生しているかのようだ。
耳だらけの頭のてっぺんには、赤い物体が見える。妙な肉感のあるモヒカン状の物体は、鶏……シャモ類のトサカに似ていると私は思った。
「お二人とも姿勢を低くし、自分から離れてください」
「言われなくてもそうしますよーだ! 行こう、リンちゃん!」
「あ、ああ」
「あらかじめ断っておきますが、〈特定災害〉はヒトにあらず。災害とは鎮圧するものです。間違っても助けようなどという気は起こさないように」
ガシャン、とボルトアクションの銃が無機質な音を立てる。
狙撃手の指と同じくらいはあろうかという長さの大口径弾を送り込まれた筒先が、怪物に狙いを定めた。
『いやだ、まだ死にたくない! 俺は死にたくないんだ!』
『ビびルなよ。イタいノはいッしゅンだかラ』
『やめろっ、来るな――!』
化け物の頭部が裂ける。いや、トサカに見えた口を開けたのか。それに合わせて胴体が肥大し、首がなくなり、太く長く伸びていく。
何をしているんだ。このままではあの男子生徒が喰われてしまうぞ! ハラハラしながら身を寄せ合う私と工藤をよそに、スナイパーはまだ静観している。
二人の友情を押し流すかのように、大量のよだれが降り注ぐ。まだ人間をやめていない少年は、恐怖と絶望に支配された目で人面ムカデと化した友を見やる。
『――いただきまァす』
私たちにもはっきり聞こえる声でそう言うと、化け物は俊敏な動きで獲物に襲いかかった。
「かしこまり!」
案内された避難経路は一部がガラス張りになっていて、外の様子をうかがい知ることができた。
曲がってすぐ右に見えたのは、ふたつの校舎に挟まれ、大きなケヤキの木がそびえ立つ立派な中庭。その一角は、先ほどまでいた保健室に面している。
現在地はB棟一階の廊下。目的地は直線距離にして八十メートル弱、その終端が大講堂になっているから道に迷う心配はない。
(入学早々、体力テストをさせられるとは予想外だったが……大丈夫、まだ走れる。私はまだ本気を出していないだけだ……!)
息を切らしながら、左手に二つ並んだ美術室の前を全速力で通過する。
右手の窓の外、保健室の向かいに見える白い建物が、このキャンパスの中心――図書室を一階に持ち、二階に教員室を抱える管理棟だ。
なるほど。ここから教員室へ行くには、いったん手前のドアから中庭に出て図書室の前を通り、側面へ回り込まないといけないのか。
これはいささか不便だな。A・B各校舎の二階からアクセスした方が早そうだ。
「リンちゃん、大丈――ひゃああっ!」
「工藤!」
走りながら〈Psychic〉の校舎案内図とにらめっこしていると、その不便な通路につながる扉が突然開き、ギャルを力づくで引きずり込んだ。
何が起きたか訊き返す間もなく、私もなだれ込むようにして彼女のあとに続く。
「静かに。近くで磁気の乱れを感知しました。こちらの存在を知らせかねない行動は慎んでください」
落ち着き払った声の主に手で口をふさがれ、私は視線をその先に向けた。
猛禽類のような鋭い目、ウルフカットの黒髪、飾り気のない黒一色のパンツスーツに無骨な安全靴。
防衛省所属の自衛官と名乗り、共闘を誓ったあの女性は、一年前と変わらぬ姿で私の前に現れた。
「しーちゃむ! びっくりさせんなし!」
「四弦です。高野四弦。目上に対する口の利き方がなっていませんね」
私と一緒に目を丸くしていたギャルが、その手を引っぺがし小声で抗議した。お前のおかげで一年越しに恩人の名を知ることができた点は褒めてつかわそう。
「お久しぶりです。お変わりないようで」
「はあ」
「お堅いな~。『うぇ~い、元気してた~?』 でいいじゃん」
「貴女は日本語も満足に話せないのですか? 育ちの悪さが露呈しますよ」
「? ウチ、元からこういうキャラよ?」
「こちらまで知能が退化しそうなのでもういいです」
高野さんは額に手を当て、首を横に振った。閉ざされた扉の向こう、さっきまで私たちがいた廊下に騒がしい足音がこだまする。
黒い鉄の戸には四角い窓がついていて、そこから廊下の状況が見えた。はす向かいにある階段から、誰かが慌てて駆け下りてくるようだ。
「来ました。彼です」
「あれは……」
現れたのは、朝に大家の悪口を言っていた三人組のひとりだった。怯えたようなその顔からは、心なしか血の気が失せて見える。
よほど焦っているのだろう、男子生徒は足を滑らせ中段から階下に転げ落ちた。冷たい床に身体が叩きつけられる音と悲鳴が響く。辛うじて骨折は免れたようだ。
『あっ!? うわああああああ!』
「う~わ、あれめっちゃ痛そ~」
「まあまあの高さから落下しています。軽傷で済んだとしても、すぐには立ち上がれないでしょう」
彼は床の上で痛みにのたうち回りながら、しきりに上階を気にしている。
何だ? 上に何がある? お前はそこから――何から逃げようとしているんだ?
『来るなっ……来るなぁぁぁぁ!』
『なンでニげルんだよ。オれたち、トモだチだロ?』
『聞いてない、こんなの聞いてない! 学校は安全地帯じゃなかったのか!?』
一段、また一段と別の誰かが階段を下りてくる。暗がりに阻まれ、その貌をはっきり拝むことはできない。
「貴女の報告によれば、彼は他人の悪口を言っていたそうですね」
「イエス! ハネショーのことめっちゃバカにしてて、マジムカついた!」
「では、あの姿はさしずめ因果応報ということでしょうか」
「んえ?」
高野さんが両手を広げて一言、「〈開花宣言〉」と言った。手の甲に赤く光る桜、手首に三つの正方形が現れ、そこから生じた光が彼女の得物を形づくる。
スコープと消音器のついたスナイパーライフルを手に、自衛官は扉へにじり寄った。その間も男子生徒は逃げ惑い、廊下との合流点まで追い詰められる。
やがて、窓から差し込む西日を受け、追いすがる敵の姿が明らかになった。
「あれは……!」
「あーやだやだ、やめてやめて! マジキモすぎて無理なんだけど!」
「七海。うるさいです」
その姿は――耳。辛うじてヒト型をとどめてはいるが、全身くまなく無数の耳が生えている。木の幹に白いキクラゲが密生しているかのようだ。
耳だらけの頭のてっぺんには、赤い物体が見える。妙な肉感のあるモヒカン状の物体は、鶏……シャモ類のトサカに似ていると私は思った。
「お二人とも姿勢を低くし、自分から離れてください」
「言われなくてもそうしますよーだ! 行こう、リンちゃん!」
「あ、ああ」
「あらかじめ断っておきますが、〈特定災害〉はヒトにあらず。災害とは鎮圧するものです。間違っても助けようなどという気は起こさないように」
ガシャン、とボルトアクションの銃が無機質な音を立てる。
狙撃手の指と同じくらいはあろうかという長さの大口径弾を送り込まれた筒先が、怪物に狙いを定めた。
『いやだ、まだ死にたくない! 俺は死にたくないんだ!』
『ビびルなよ。イタいノはいッしゅンだかラ』
『やめろっ、来るな――!』
化け物の頭部が裂ける。いや、トサカに見えた口を開けたのか。それに合わせて胴体が肥大し、首がなくなり、太く長く伸びていく。
何をしているんだ。このままではあの男子生徒が喰われてしまうぞ! ハラハラしながら身を寄せ合う私と工藤をよそに、スナイパーはまだ静観している。
二人の友情を押し流すかのように、大量のよだれが降り注ぐ。まだ人間をやめていない少年は、恐怖と絶望に支配された目で人面ムカデと化した友を見やる。
『――いただきまァす』
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