3 / 4
お泊まり
しおりを挟む
※蒼花→蒼「~」
フィン・レオン→フ「~」
ピンポーン………ピンポーン…………
フ
「ん?あ!蒼じゃないか~!僕に会いに来てくれたのかい、嬉しいなぁ~!!!」
蒼
「フィンさん………速くこの門開けてください。こんな豪邸の前で一人でいるの結構目立つんですよ。」
フ「は~い!!!」
相変わらずの、のほほんとした声でフィンさんは門を開けてくれた。
フ
「いらっしゃい、ゆっくりしていっ…………蒼、その荷物は?」
蒼
「あぁ、今日は泊まらせてもらおうと……って、来る前に言いましたよね?電話…で………」
フィンさんは僕に抱きついてきた。
蒼
「ちょっ、フィンさん、やめてください!!!」
フ
「ったく蒼ってやつは~、このツンデレめ~!
朝は早く仕事行け行けってツンツンしてたのに~。ほんとに来てくれるなんて!」
蒼
「朝のあれはしょうがないじゃないですか。あの、とりあえずリビングまで行きません?ここ玄関ですし」
僕がそう言うとフィンさんは
フ
「分かった!ほら、上がって上がって、じゃあソファーに座って待ってて。お菓子持ってくるよ、何がいい?」
と言った。
(お菓子か~。今日はなんでもいいなぁ、お腹空いてるかも怪しいし……うーん………)
蒼「あー、まぁ、おまかせで」
フ
「OK!あ、蒼、ちゃんと手洗いうがい忘れずにね!」
蒼「分かってます!」
お母さんかっ!…っと、いかんいかん。つい心の中でツッコミを言ってしまった。
にしても、やっぱいつ来ても広いなぁこのリビング。
玄関も広かったし、テレビだってこんなにでかい。こんな豪華な家、ほんとアニメでも見たことない。さっすがお金持ち。
お金持ちというと、アニメではよく性格の悪いキャラが連想される。だが、フィンさんは違う。優しいし、お金たくさん持ってるし、頭良いし僕と同じアニオタだし………
やばい、フィンさん完璧なのでは………!?
フ「蒼、これ」
蒼「あ、フィンさ…ん………」
僕は固まった。
こんな豪華なケーキ、見たことがなかった。
本体は普通の小さい、カットされたケーキ。だが、問題はその本体に乗っている飾りだ。
本体よりも場所を取っている。
もう一度言う、僕はこんなケーキ見たことがない。そう、アニメでも!!!!!
蒼「フィンさん、これは………」
フ
「すごいでしょ!この前葉猫くんが仕事でこっちに来た時にこのすんごいケーキを教えてくれてね!味もすごく美味しいんだよ!蒼も是非食べてみて!」
蒼「わ、わかった」
パクっ………
蒼
「スゥ…………(息を吸う音)、うまくないですか?あ、いや、美味しくないですか?これ、美味しすぎません?」
フ
「でしょ~、蒼、じつはこの飾りも食べられるんだよ」
蒼「えっ!?」
カリッ
蒼
「ほんとですね、これ、チョコじゃないですか。っていうか、これ、なんていう店ですか?」
フ
「ん~?あぁ、確か『すごいケーキ屋さん』みたいな名前のケーキ屋さんだったよ、東京にしかまだ店はないみたいなんだけど。」
蒼
「その名前、このケーキそのまんまじゃないですか!
っていうか、よく葉猫さん知ってましたね?葉猫さんって確か大阪に住んでませんでした?」
フ
「あぁ、じつは葉猫くん、最近スイーツにハマっているみたいでさ」
蒼
「え、確か前はファッションにハマっていると言っていた気がするんですが、、、
まぁ、趣味はいろいろあっていいですからね。何かと好きなことがある方が人生楽しく生きられますし。」
フ
「僕は今、蒼にハマっているよ、今っていうか昔からだけどね! 」
蒼
「昔って言っても、僕が中二、三年前じゃないですか。」
フ
「まぁ、持って詳しく言うと僕は三年以上前から蒼のこと、知ってたもん!あと三年前って昔じゃないの?」
蒼
「昔、なんですかね?
あ、そうだ。フィンさん、僕今日泊まるので、晩御飯作りますよ。何がいいですか?」
フ「じゃあ、蒼が好きな、オムライスで!」
蒼「材料あります?」
フ「あ………」
蒼「……………、買いに行きましょうか。」
フ
「なら、僕も行くよ。お金も僕が出す。せっかくの買い物デートだし♪」
蒼「分かりました(荷物もってもらおうっと)」
ということで、僕はフィンさんと一緒に買い物(デート?)することになった。
フィン・レオン→フ「~」
ピンポーン………ピンポーン…………
フ
「ん?あ!蒼じゃないか~!僕に会いに来てくれたのかい、嬉しいなぁ~!!!」
蒼
「フィンさん………速くこの門開けてください。こんな豪邸の前で一人でいるの結構目立つんですよ。」
フ「は~い!!!」
相変わらずの、のほほんとした声でフィンさんは門を開けてくれた。
フ
「いらっしゃい、ゆっくりしていっ…………蒼、その荷物は?」
蒼
「あぁ、今日は泊まらせてもらおうと……って、来る前に言いましたよね?電話…で………」
フィンさんは僕に抱きついてきた。
蒼
「ちょっ、フィンさん、やめてください!!!」
フ
「ったく蒼ってやつは~、このツンデレめ~!
朝は早く仕事行け行けってツンツンしてたのに~。ほんとに来てくれるなんて!」
蒼
「朝のあれはしょうがないじゃないですか。あの、とりあえずリビングまで行きません?ここ玄関ですし」
僕がそう言うとフィンさんは
フ
「分かった!ほら、上がって上がって、じゃあソファーに座って待ってて。お菓子持ってくるよ、何がいい?」
と言った。
(お菓子か~。今日はなんでもいいなぁ、お腹空いてるかも怪しいし……うーん………)
蒼「あー、まぁ、おまかせで」
フ
「OK!あ、蒼、ちゃんと手洗いうがい忘れずにね!」
蒼「分かってます!」
お母さんかっ!…っと、いかんいかん。つい心の中でツッコミを言ってしまった。
にしても、やっぱいつ来ても広いなぁこのリビング。
玄関も広かったし、テレビだってこんなにでかい。こんな豪華な家、ほんとアニメでも見たことない。さっすがお金持ち。
お金持ちというと、アニメではよく性格の悪いキャラが連想される。だが、フィンさんは違う。優しいし、お金たくさん持ってるし、頭良いし僕と同じアニオタだし………
やばい、フィンさん完璧なのでは………!?
フ「蒼、これ」
蒼「あ、フィンさ…ん………」
僕は固まった。
こんな豪華なケーキ、見たことがなかった。
本体は普通の小さい、カットされたケーキ。だが、問題はその本体に乗っている飾りだ。
本体よりも場所を取っている。
もう一度言う、僕はこんなケーキ見たことがない。そう、アニメでも!!!!!
蒼「フィンさん、これは………」
フ
「すごいでしょ!この前葉猫くんが仕事でこっちに来た時にこのすんごいケーキを教えてくれてね!味もすごく美味しいんだよ!蒼も是非食べてみて!」
蒼「わ、わかった」
パクっ………
蒼
「スゥ…………(息を吸う音)、うまくないですか?あ、いや、美味しくないですか?これ、美味しすぎません?」
フ
「でしょ~、蒼、じつはこの飾りも食べられるんだよ」
蒼「えっ!?」
カリッ
蒼
「ほんとですね、これ、チョコじゃないですか。っていうか、これ、なんていう店ですか?」
フ
「ん~?あぁ、確か『すごいケーキ屋さん』みたいな名前のケーキ屋さんだったよ、東京にしかまだ店はないみたいなんだけど。」
蒼
「その名前、このケーキそのまんまじゃないですか!
っていうか、よく葉猫さん知ってましたね?葉猫さんって確か大阪に住んでませんでした?」
フ
「あぁ、じつは葉猫くん、最近スイーツにハマっているみたいでさ」
蒼
「え、確か前はファッションにハマっていると言っていた気がするんですが、、、
まぁ、趣味はいろいろあっていいですからね。何かと好きなことがある方が人生楽しく生きられますし。」
フ
「僕は今、蒼にハマっているよ、今っていうか昔からだけどね! 」
蒼
「昔って言っても、僕が中二、三年前じゃないですか。」
フ
「まぁ、持って詳しく言うと僕は三年以上前から蒼のこと、知ってたもん!あと三年前って昔じゃないの?」
蒼
「昔、なんですかね?
あ、そうだ。フィンさん、僕今日泊まるので、晩御飯作りますよ。何がいいですか?」
フ「じゃあ、蒼が好きな、オムライスで!」
蒼「材料あります?」
フ「あ………」
蒼「……………、買いに行きましょうか。」
フ
「なら、僕も行くよ。お金も僕が出す。せっかくの買い物デートだし♪」
蒼「分かりました(荷物もってもらおうっと)」
ということで、僕はフィンさんと一緒に買い物(デート?)することになった。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
【女性向けR18】性なる教師と溺れる
タチバナ
恋愛
教師が性に溺れる物語。
恋愛要素やエロに至るまでの話多めの女性向け官能小説です。
教師がやらしいことをしても罪に問われづらい世界線の話です。
オムニバス形式になると思います。
全て未発表作品です。
エロのお供になりますと幸いです。
しばらく学校に出入りしていないので学校の設定はでたらめです。
完全架空の学校と先生をどうぞ温かく見守りくださいませ。
完全に趣味&自己満小説です。←重要です。
放課後の生徒会室
志月さら
恋愛
春日知佳はある日の放課後、生徒会室で必死におしっこを我慢していた。幼馴染の三好司が書類の存在を忘れていて、生徒会長の楠木旭は殺気立っている。そんな状況でトイレに行きたいと言い出すことができない知佳は、ついに彼らの前でおもらしをしてしまい――。
※この作品はpixiv、カクヨムにも掲載しています。
【完結】maybe 恋の予感~イジワル上司の甘いご褒美~
蓮美ちま
恋愛
会社のなんでも屋さん。それが私の仕事。
なのに突然、企画部エースの補佐につくことになって……?!
アイドル顔負けのルックス
庶務課 蜂谷あすか(24)
×
社内人気NO.1のイケメンエリート
企画部エース 天野翔(31)
「会社のなんでも屋さんから、天野さん専属のなんでも屋さんってこと…?」
女子社員から妬まれるのは面倒。
イケメンには関わりたくないのに。
「お前は俺専属のなんでも屋だろ?」
イジワルで横柄な天野さんだけど、仕事は抜群に出来て人望もあって
人を思いやれる優しい人。
そんな彼に認められたいと思う反面、なかなか素直になれなくて…。
「私、…役に立ちました?」
それなら…もっと……。
「褒めて下さい」
もっともっと、彼に認められたい。
「もっと、褒めて下さ…っん!」
首の後ろを掬いあげられるように掴まれて
重ねた唇は煙草の匂いがした。
「なぁ。褒めて欲しい?」
それは甘いキスの誘惑…。
R-18小説 読み切りストーリー集
うすい
恋愛
他サイトにて投稿した作品の中からフルで無料公開している作品をピックアップして投稿します。
一度ガイドライン抵触につき全作品削除されてしまいましたので、予告なく非公開にする可能性があります。
恐れ入りますが、ご了承ください。
【R18】エリートビジネスマンの裏の顔
白波瀬 綾音
恋愛
御社のエース、危険人物すぎます───。
私、高瀬緋莉(27)は、思いを寄せていた業界最大手の同業他社勤務のエリート営業マン檜垣瑤太(30)に執着され、軟禁されてしまう。
同じチームの後輩、石橋蓮(25)が異変に気付くが……
この生活に果たして救いはあるのか。
※サムネにAI生成画像を使用しています
極上の一夜で懐妊したらエリートパイロットの溺愛新婚生活がはじまりました
白妙スイ@書籍&電子書籍発刊!
恋愛
早瀬 果歩はごく普通のOL。
あるとき、元カレに酷く振られて、1人でハワイへ傷心旅行をすることに。
そこで逢見 翔というパイロットと知り合った。
翔は果歩に素敵な時間をくれて、やがて2人は一夜を過ごす。
しかし翌朝、翔は果歩の前から消えてしまって……。
**********
●早瀬 果歩(はやせ かほ)
25歳、OL
元カレに酷く振られた傷心旅行先のハワイで、翔と運命的に出会う。
●逢見 翔(おうみ しょう)
28歳、パイロット
世界を飛び回るエリートパイロット。
ハワイへのフライト後、果歩と出会い、一夜を過ごすがその後、消えてしまう。
翌朝いなくなってしまったことには、なにか理由があるようで……?
●航(わたる)
1歳半
果歩と翔の息子。飛行機が好き。
※表記年齢は初登場です
**********
webコンテンツ大賞【恋愛小説大賞】にエントリー中です!
完結しました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる