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なんか僕の周りには男が多い気がする。23

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「ねぇっ、遊佐っt...」
「えっ、あっ...」
(落ち着け、落ち着くんだ。そうだ、前にもあったじゃないか!で、でもその時はどう対処したっけ。あれ?やばい、どうしよ、遊佐っち!!)

ガララッ

「どうした!」

「!」
「幸崎先生っ!」

「!?」
「川柳!」

「う……」

「川柳、お前は安静にしてろ!」

「兎角先生、これは一体!?」

「えっと、あ、」

「落ち着いてくださいっ!!」

「あ...」

(そうだ、落ち着け、落ち着け。)

「えっと、遊佐ちゃ…川柳くん、が急に倒れて。ええと、なんか体の力が抜けたみたいに。」

「!」
「まぁ、今はとりあえず保健室に運びましょう」

「はい…!」



「さく...」

さくが倒れた。すぐに兎角先生が駆けつき、その後すぐに幸崎先生も来た。 担架にのせられ保健室へと運ばれるさくを、僕はただ眺めることしかできなかった。

「大丈夫なのか?あいつ…」

「っ…..」
「僕、ついていくよ!」

タッタッタッ

「ああっ!?」
「ちょっ、待てって!!」

ダッダッダッ



「ひとまず、安静にさせておきましょう。」

「遊佐…川柳くんは、もう大丈夫なんですよね?」

「はい、外傷もないですし、心拍数も正常ですので、もう心配ないと思います。」

「そうですか、」

ホッ…

「…では、俺はそろそろ、授業に戻りますね。と言っても、もうすぐ終わりの時間なんですが。」
「授業、柏先生に預けたままなので、」

「ありがとうございました!」

「ん、また、起きたら教えてくれ」

「はいっ!」

「あの、」

「?」
「なんですか?」

「実は私、今日出張がありまして、今日はもう戻ってこないんですよ。」 
「ですので、川柳さんを見守っててもらえませんか?」
「もう、悪くなるようなことはないと思うんですが……」

「はい、任せてください!」

「すみません、本来保険医の私の仕事なのに、今日の出張はとても大切なものでして、」 
「よろしくお願いします。」

任せてください!」

ガララッ

「…ふう、」

タッタッタッ

ガララッ

「さく!」

「!」

「ちょっ、速いって、」
「…遊佐!」

「ふっ、二人ともっ、どうしてここに!?」
「授業は!?」

「さく…遊佐くんのことが心配で…」

「っていうか、授業する先生がいなくなったんで、もう休み時間モードに入ってますよ。」

「…!!」
「そっか、」
(遊佐っち、君を、心から心配してくれる友達、できたんだね。)

「先生っ、さくの様態は!」

「あぁ、それなら大丈夫だよ。」
「今は安静にさせるべきだけどね。」

「そうですか、」

ホッ

「…そんなに心配ですか?ただの一生徒が、」

「誰だって心配するよ、」

「そうだよ悠斗!」

「違う、いやまぁ、そりゃ心配するけど、でも、俺が聞きたいのはそこじゃなくて、ええと、なんていうか、親しい人を心配していた、ような。先生にとってこいつ…遊佐は、大切な人…みたいな感じがして さ。」

「えっと…」
「い、今はそんな、先生とさくの関係性よりも、さくのほうが大切だよ!」

「ええ、ええ。」
「えっと、悠斗くん、やったっけ。」
「ええよ、教えちゃる。どうやら君たちは、遊佐っちにとって、「大切な友達」みたいやしなぁ。」

「いや、俺はこいつと友達になった覚えはな…」

「ええっと、さく!さくとはどういう関係なんですか!?」

「んじゃ、ちょっと長くなるけど、ちゃんと最後まで聞いとくんやで」





【あとがき】
ええと、まいどまいどあとがきを書いていますが、もうそろそろ書くことがなくなってきましたね。

っていうか、10時までしかスマホ使えなくなってしまったわけなんですが(スマホで投稿しています。)、今日も今日とで、ギリギリに書いてしまいました。
 前々回宣言した、「もう次の日には書く」 これができれば苦労しないんですけどねぇ。 

まぁ、今日は書けただけいいじゃないですか!?…はい。すみません。調子乗りました。

ということで、まぁ、これからも「ぼくこま」を、よろしくお願いいたします!
それでは!!
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