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第二部
らっしゃいやせ
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「いらっしゃ……」
目の前のヤンキーが動きを止めた。
とりあえず僕も静止した。
沈黙の時が流れる。
「わー!!!! すいすい戦隊のカードある!」
「ほんとだ!!!」
騒がしい子供の声が隣から聞こえる。
入口に立ったままは邪魔になるので、店内に足を踏み入れた。
……バイトしてるの?
「あ?」
イエナンデモ。
ふと訪れた駄菓子屋。ズボンのポケットに10円玉が2枚入ったままであることを思い出し、何か買おうと思い立つ。たむろする小学生の塊を通り過ぎ、駄菓子屋に入店すると、いつもパシってくるヤンキーがいた。なんてホラー?
ヤンキーは、駄菓子の妖精みたいなキャラがプリントされたエプロンを身に着け、イチゴの髪ゴムで無駄に伸ばしている襟足を結んでいる。全体的に可愛らしい雰囲気だ。なんてホラー?
どこからどう見ても、ここの店員なわけだけど、僕の学校はバイトは原則禁止だ。ヤンキーはヤンキーらしく校則違反を犯しているらしい。僕にパシリ代をくれるから、お金には困っていなさそうな印象だったから意外だ。まあ、パツキンヤンキーが駄菓子屋で働けるのもなかなかのインパクトだけど。
ふむ。
まさか高校で、知り合いがバイトしているのとかち合うイベントを起こしてしまうとは。
目の前のヤンキーが動きを止めた。
とりあえず僕も静止した。
沈黙の時が流れる。
「わー!!!! すいすい戦隊のカードある!」
「ほんとだ!!!」
騒がしい子供の声が隣から聞こえる。
入口に立ったままは邪魔になるので、店内に足を踏み入れた。
……バイトしてるの?
「あ?」
イエナンデモ。
ふと訪れた駄菓子屋。ズボンのポケットに10円玉が2枚入ったままであることを思い出し、何か買おうと思い立つ。たむろする小学生の塊を通り過ぎ、駄菓子屋に入店すると、いつもパシってくるヤンキーがいた。なんてホラー?
ヤンキーは、駄菓子の妖精みたいなキャラがプリントされたエプロンを身に着け、イチゴの髪ゴムで無駄に伸ばしている襟足を結んでいる。全体的に可愛らしい雰囲気だ。なんてホラー?
どこからどう見ても、ここの店員なわけだけど、僕の学校はバイトは原則禁止だ。ヤンキーはヤンキーらしく校則違反を犯しているらしい。僕にパシリ代をくれるから、お金には困っていなさそうな印象だったから意外だ。まあ、パツキンヤンキーが駄菓子屋で働けるのもなかなかのインパクトだけど。
ふむ。
まさか高校で、知り合いがバイトしているのとかち合うイベントを起こしてしまうとは。
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