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第3章皇国編
第二部・皇国入り 最終話
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機械魔導連邦国都南方へと伸びる街道。その上を歩いていた「扶桑鴉」のアッガス達は、数日おきに出会う兵士たちを見送りながら国都へとその歩みを進めていた。
そしてこの日も街道を南下していく兵士たちと遭遇したようで、アッガスが他の面々へとハンドサインを送り道の脇へと寄る。
はたして何度目だろうか。ここ最近兵士の顔ばかりを見ていたアッガスが内心で溜息を吐いた。
(どうせまた誰かを探しているが見ていないかと聞いてくるんだろうが、どうせならこっちからも聞きたいところだぜ)
溜息と共に悪態をつくアッガス。そして毎度のように聞かされる馴染みの言葉を待っていると――
「――、――?・・・――!」
どうやら先頭を歩いていた兵士はアッガス達が無視をしていると思ったらしく、怒気を孕んだ口調で何かを吐き捨てると共に、得物を抜き剣先をアッガスの喉元へと向けた。
「な、何しやがる!」
「――」
「――?――」
突然の出来事に思わずアッガスが口を開く。するとその兵士の傍らに控えていた兵士が得物を握る兵士を宥め、アッガス達に向き直った。
それと同時に抜剣していた兵士も得物を鞘へと戻す。
「あー、すまなかった。それと、青みがかった黒髪の少年を探している。知らないか?」
頭を下げ、アッガス達にいつもの内容を尋ねてくる兵士。
「いや、見ていないな。むしろ、俺たちが聞きたいくらいだ」
普段は首を横に振って返すのだが、何を思ったのか、アッガスが兵士に尋ね返した。
アッガスの口にした言葉で一瞬にして凍りつく空気。互いに緊張が走る中、兵士が口を開いた。
「・・・貴様、犯罪者の仲間か?」
(・・・やはりこいつらはリオを探している可能性が高いが――犯罪者っていうのは気になるな)
兵士の口にした言葉にアッガスが内心で首を傾げる。だがこれで、ここ最近出会う兵士がリオを探している可能性が非常に高いと確信したアッガスはさらに探りを入れる。
「恐らく髪の色が似ているだけだと思うんだが、行方不明になった仲間がいてな。そいつも黒い髪で青っぽいんだ。ちなみに、その罪人はいくつくらいなんだ?」
アッガスの言葉にわずかに逡巡する姿勢を見せる兵士。
「・・・10代だと聞かされている。だがそれ以上は分からないな」
やがてあちらからアッガス達が探す人物について探りを入れようとしているのか、彼らが持っている情報の一つを口にした。
それを聞き、彼らが探している人物がリオだと確信するアッガス。
「そうか、それなら違うな。いやー、少しひやっとしたぜ」
あいつ、どこか気が抜けてるから、知らない内に変なことに巻き込まれてなくて安心したぜ。
アッガスがすこしオーバーリアクション気味に仲間たちの方を見る。
「ですね、ひとまず安心です」
「フグ」
「ったく、見てもいない所で心配させんなよ」
「うんうん。でも、早く見つけないと」
そんなアッガスの言動に隠されていた言葉をくみ取ったのだろう、マックス、ふぐお、レーベ、アランの順にそう口にしていく。
「――」
「―――」
すると兵士たちの方は互いに言葉を交わした後――
「なら君たちが探している人物についても上に話を通す。情報の提供、感謝する」
そう言い残しその場を立ち去って行った。
そうして今回も兵士たちの後ろ姿を見送ったアッガス達は、周囲に人がいないことを確認し――
「さてと、いろいろとまずいことになっていそうだな」
「冤罪の可能性もあるか」
「ですね。何かでリオが犯罪者にさせられて潜伏している可能性も考えないと」
「フグ」
「リオ君、無事かな」
それぞれに口を開いた。
「リオさん、もしかしてとっくに皇国に居たりしませんよね」
機械魔導連邦にて犯罪者になっていると思われるリオの話を聞き、マックスが不安そうに零す。
冤罪にしろ、本当に罪を犯したにしろ、何かに巻き込まれたにしろ、兵士たちがわざわざ探し回っている以上、そのどれでもリオの身に危険が迫っていることは変わりない。
「それもあるかもしれないな。というか、なんならそれが一番いいんだが」
「そうですね。でも、なんで・・・」
リオは犯罪者として扱われているのか――
そう口にしようとしたレーベが不意に口をつぐんだ。それと同時に、前方へと目をやる。
レーベの視線の先。そこに居たのは数千ほどの兵士が列を成して街道を南下してくる姿だった。
機械魔導連邦の兵士の標準装備である片手剣を腰から提げ、片手には魔術の組み込まれた小銃。そして革製の防具を着た兵士たちは、ただの一歩ですら隣の兵士とずれることなく真っ直ぐに行軍しており、その光景だけでも兵士たちが相当な練度を誇っていることがよく分かった。
先頭を騎馬隊数百騎。その後方に千を超える兵士が一斉に行進していく様は、まさしく「圧巻」の一言に尽きる。
「おいおい、戦争でも始めるつもりかよ」
その光景を目にしたアッガスが思わず呟く。すると、先頭を進んでいた騎馬が一騎でアッガス達の元へと近づいてきた。
しばらくアッガス達を見つめる騎馬の兵士。と――
「君たちが皇国の冒険者か」
「そうだとしたらなんなんだよ」
威圧的な態度を見せる兵士に対し、レーベが食って掛かる。そんなレーベに対し、兵士が睨みを効かせると、殺気に近い剣幕にレーベが気圧されてしまう。
だが兵士の方はレーベのことなど気に留めてすらいないようで、一枚の紙をアッガスへと差し出した。
(受け取らないという選択は出来そうにないな・・・)
その紙に書かれているであろう内容を予想できたアッガスが、周囲の兵士の向ける剣幕を横目に見ながら紙を受け取る。
「どこへ向かうのかは知らないが、この紙に描かれた人物を見かけたらすぐに近くの警備兵に知らせてくれ。いいな」
アッガスが受け取った兵士が満足そうに一度だけ頷くとそう伝え、後方に待機していた兵士たちに「行くぞ」と伝え歩き始めた。
ぞろぞろと街道を南下していく兵士たち。それが過ぎ去った後にアッガスが受け取った紙を見ると――
(案の定というか、だな)
青みがかった黒髪の10代の少年。そしてエストラーダ皇国生まれなど、そこにはリオについての情報が似顔絵と共に事細かに記されていた。
手にした紙に記された情報を目にしたアッガスが、指名手配書となっている紙を強く握りしめる。
一体、何があったんだ――
それから数分後、アッガスに強く握りしめられた紙が地面へ落ちたと共に彼らは歩き出した。
街道で南下していく兵士からリオの似顔絵を受け取ったアッガス達の姿は、気づけば半月もの時間をかけ機械魔導連邦の国都にあった。彼らがそこに居た理由は至極簡単、リオに関する情報を集めるためである。
機械魔導連邦国都。一部では旧都市名のままにウンディーネと呼ばれるその場所では、何かを警戒しているのか、非常に緊張した空気が都市全体を覆っていた。
おそらく、以前街道で出会った兵士たちが関係しているのだろう。
国都における緊張感や街道を進んでいた際にあった出来事から、これから戦争が起きるのではないかと当たりをつけたアッガスが胸中に小さくない不安を抱く。
(できれば当たってほしくないな)
それは願いというより祈りに近かった。なぜならアッガスのこれまでの経験として、争いごとは、戦争は避けられないという確信が強かったからだ。だが今はまだ可能性の話であり、可能な限り嫌な予感が当たってほしくないと考えるのは当然の思考だった。
しかし、彼の脳裏へと半月ほど前に会った数千の兵士たちの姿が映る。
あれは間違いなく戦うために選出された正規兵たちだった。わざわざ目立った動きの無い隣国の方面へ大量の兵士を派遣することは異常と言える。なぜなら、下手をすれば隣国を刺激し、それこそ国家間への戦争へとつながりかねないからだ。
しかし、それにも関わらず機械魔導連邦という国家は多数の兵を送り込んだ。
すなわちそれが意味することとは、防衛以外の目的で兵力を集めているという可能性だ。
敵が兵力を蓄え決戦の機会を虎視眈々と狙っている状態は非常に危険だ。一度相手方の策や勢いに飲まれてしまえば、そこから立て直すのは至難の業だからだ。それこそ、常人ならざぬカリスマ性や指揮官としての能力でもない限り立て直しはほぼ不可能に近いだろう。
こうなってしまってはアッガス達が取れる行動は一つだけであった。いかに情報を集め、それをいかに仲間たちの元へと持ち帰るかである。
「扶桑鴉」には第七王女のアリシアがいる。つまるところ、最悪の場合アリシアの口から国王のエストラーダ王三世にこれから起こりうるであろう戦火に関する情報は伝えられるということだ。そしてそれは、早ければ早いほどいい。
そうとなればアッガスがとる行動は一つだった。
「エストラーダ皇国に戻るぞ」
アッガスが仲間たちにそう告げたのは、国都に着いてから数日後のことだった。
そしてこの日も街道を南下していく兵士たちと遭遇したようで、アッガスが他の面々へとハンドサインを送り道の脇へと寄る。
はたして何度目だろうか。ここ最近兵士の顔ばかりを見ていたアッガスが内心で溜息を吐いた。
(どうせまた誰かを探しているが見ていないかと聞いてくるんだろうが、どうせならこっちからも聞きたいところだぜ)
溜息と共に悪態をつくアッガス。そして毎度のように聞かされる馴染みの言葉を待っていると――
「――、――?・・・――!」
どうやら先頭を歩いていた兵士はアッガス達が無視をしていると思ったらしく、怒気を孕んだ口調で何かを吐き捨てると共に、得物を抜き剣先をアッガスの喉元へと向けた。
「な、何しやがる!」
「――」
「――?――」
突然の出来事に思わずアッガスが口を開く。するとその兵士の傍らに控えていた兵士が得物を握る兵士を宥め、アッガス達に向き直った。
それと同時に抜剣していた兵士も得物を鞘へと戻す。
「あー、すまなかった。それと、青みがかった黒髪の少年を探している。知らないか?」
頭を下げ、アッガス達にいつもの内容を尋ねてくる兵士。
「いや、見ていないな。むしろ、俺たちが聞きたいくらいだ」
普段は首を横に振って返すのだが、何を思ったのか、アッガスが兵士に尋ね返した。
アッガスの口にした言葉で一瞬にして凍りつく空気。互いに緊張が走る中、兵士が口を開いた。
「・・・貴様、犯罪者の仲間か?」
(・・・やはりこいつらはリオを探している可能性が高いが――犯罪者っていうのは気になるな)
兵士の口にした言葉にアッガスが内心で首を傾げる。だがこれで、ここ最近出会う兵士がリオを探している可能性が非常に高いと確信したアッガスはさらに探りを入れる。
「恐らく髪の色が似ているだけだと思うんだが、行方不明になった仲間がいてな。そいつも黒い髪で青っぽいんだ。ちなみに、その罪人はいくつくらいなんだ?」
アッガスの言葉にわずかに逡巡する姿勢を見せる兵士。
「・・・10代だと聞かされている。だがそれ以上は分からないな」
やがてあちらからアッガス達が探す人物について探りを入れようとしているのか、彼らが持っている情報の一つを口にした。
それを聞き、彼らが探している人物がリオだと確信するアッガス。
「そうか、それなら違うな。いやー、少しひやっとしたぜ」
あいつ、どこか気が抜けてるから、知らない内に変なことに巻き込まれてなくて安心したぜ。
アッガスがすこしオーバーリアクション気味に仲間たちの方を見る。
「ですね、ひとまず安心です」
「フグ」
「ったく、見てもいない所で心配させんなよ」
「うんうん。でも、早く見つけないと」
そんなアッガスの言動に隠されていた言葉をくみ取ったのだろう、マックス、ふぐお、レーベ、アランの順にそう口にしていく。
「――」
「―――」
すると兵士たちの方は互いに言葉を交わした後――
「なら君たちが探している人物についても上に話を通す。情報の提供、感謝する」
そう言い残しその場を立ち去って行った。
そうして今回も兵士たちの後ろ姿を見送ったアッガス達は、周囲に人がいないことを確認し――
「さてと、いろいろとまずいことになっていそうだな」
「冤罪の可能性もあるか」
「ですね。何かでリオが犯罪者にさせられて潜伏している可能性も考えないと」
「フグ」
「リオ君、無事かな」
それぞれに口を開いた。
「リオさん、もしかしてとっくに皇国に居たりしませんよね」
機械魔導連邦にて犯罪者になっていると思われるリオの話を聞き、マックスが不安そうに零す。
冤罪にしろ、本当に罪を犯したにしろ、何かに巻き込まれたにしろ、兵士たちがわざわざ探し回っている以上、そのどれでもリオの身に危険が迫っていることは変わりない。
「それもあるかもしれないな。というか、なんならそれが一番いいんだが」
「そうですね。でも、なんで・・・」
リオは犯罪者として扱われているのか――
そう口にしようとしたレーベが不意に口をつぐんだ。それと同時に、前方へと目をやる。
レーベの視線の先。そこに居たのは数千ほどの兵士が列を成して街道を南下してくる姿だった。
機械魔導連邦の兵士の標準装備である片手剣を腰から提げ、片手には魔術の組み込まれた小銃。そして革製の防具を着た兵士たちは、ただの一歩ですら隣の兵士とずれることなく真っ直ぐに行軍しており、その光景だけでも兵士たちが相当な練度を誇っていることがよく分かった。
先頭を騎馬隊数百騎。その後方に千を超える兵士が一斉に行進していく様は、まさしく「圧巻」の一言に尽きる。
「おいおい、戦争でも始めるつもりかよ」
その光景を目にしたアッガスが思わず呟く。すると、先頭を進んでいた騎馬が一騎でアッガス達の元へと近づいてきた。
しばらくアッガス達を見つめる騎馬の兵士。と――
「君たちが皇国の冒険者か」
「そうだとしたらなんなんだよ」
威圧的な態度を見せる兵士に対し、レーベが食って掛かる。そんなレーベに対し、兵士が睨みを効かせると、殺気に近い剣幕にレーベが気圧されてしまう。
だが兵士の方はレーベのことなど気に留めてすらいないようで、一枚の紙をアッガスへと差し出した。
(受け取らないという選択は出来そうにないな・・・)
その紙に書かれているであろう内容を予想できたアッガスが、周囲の兵士の向ける剣幕を横目に見ながら紙を受け取る。
「どこへ向かうのかは知らないが、この紙に描かれた人物を見かけたらすぐに近くの警備兵に知らせてくれ。いいな」
アッガスが受け取った兵士が満足そうに一度だけ頷くとそう伝え、後方に待機していた兵士たちに「行くぞ」と伝え歩き始めた。
ぞろぞろと街道を南下していく兵士たち。それが過ぎ去った後にアッガスが受け取った紙を見ると――
(案の定というか、だな)
青みがかった黒髪の10代の少年。そしてエストラーダ皇国生まれなど、そこにはリオについての情報が似顔絵と共に事細かに記されていた。
手にした紙に記された情報を目にしたアッガスが、指名手配書となっている紙を強く握りしめる。
一体、何があったんだ――
それから数分後、アッガスに強く握りしめられた紙が地面へ落ちたと共に彼らは歩き出した。
街道で南下していく兵士からリオの似顔絵を受け取ったアッガス達の姿は、気づけば半月もの時間をかけ機械魔導連邦の国都にあった。彼らがそこに居た理由は至極簡単、リオに関する情報を集めるためである。
機械魔導連邦国都。一部では旧都市名のままにウンディーネと呼ばれるその場所では、何かを警戒しているのか、非常に緊張した空気が都市全体を覆っていた。
おそらく、以前街道で出会った兵士たちが関係しているのだろう。
国都における緊張感や街道を進んでいた際にあった出来事から、これから戦争が起きるのではないかと当たりをつけたアッガスが胸中に小さくない不安を抱く。
(できれば当たってほしくないな)
それは願いというより祈りに近かった。なぜならアッガスのこれまでの経験として、争いごとは、戦争は避けられないという確信が強かったからだ。だが今はまだ可能性の話であり、可能な限り嫌な予感が当たってほしくないと考えるのは当然の思考だった。
しかし、彼の脳裏へと半月ほど前に会った数千の兵士たちの姿が映る。
あれは間違いなく戦うために選出された正規兵たちだった。わざわざ目立った動きの無い隣国の方面へ大量の兵士を派遣することは異常と言える。なぜなら、下手をすれば隣国を刺激し、それこそ国家間への戦争へとつながりかねないからだ。
しかし、それにも関わらず機械魔導連邦という国家は多数の兵を送り込んだ。
すなわちそれが意味することとは、防衛以外の目的で兵力を集めているという可能性だ。
敵が兵力を蓄え決戦の機会を虎視眈々と狙っている状態は非常に危険だ。一度相手方の策や勢いに飲まれてしまえば、そこから立て直すのは至難の業だからだ。それこそ、常人ならざぬカリスマ性や指揮官としての能力でもない限り立て直しはほぼ不可能に近いだろう。
こうなってしまってはアッガス達が取れる行動は一つだけであった。いかに情報を集め、それをいかに仲間たちの元へと持ち帰るかである。
「扶桑鴉」には第七王女のアリシアがいる。つまるところ、最悪の場合アリシアの口から国王のエストラーダ王三世にこれから起こりうるであろう戦火に関する情報は伝えられるということだ。そしてそれは、早ければ早いほどいい。
そうとなればアッガスがとる行動は一つだった。
「エストラーダ皇国に戻るぞ」
アッガスが仲間たちにそう告げたのは、国都に着いてから数日後のことだった。
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ゾロ目やキリのいい数字は崩すもの、ということで感想・お気に入り登録、お願いします!好きなだけ感想とお気に入り登録お願いします♪良ければTwitterもやってますので、そちらもお願いします。更新情報などをいち早くお届け中です♪https://twitter.com/nukomaro_ryuryuアルファポリスでは他に「My Diary」を、小説家になろうで「種族・烏で進む自由な物見生活」を掲載中です!どちらも作者マイページから飛べますので、ぜひ!
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