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第2章王都・エルドラド編
第二部・メルン遺跡 最終話
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やがて、リオとふぐおがフリエト村を発つ日となる。結局10日ほどフリエト村に滞在したリオ達は、ミーシャ達村の子供たちに見送られながらフリエト村の東側からメルンを目指し歩いていく。
そうして1時間後。フリエト村からそれなりに離れた位置で、リオは後方から迫って来ていた存在に対し声をかける。
「・・・王女様・・・いや、アリシア様。いつまでもこそこそと追ってこないで、言いたいことがあるなら直接姿を現してくれませんか?」
周囲へと響き渡るリオの声。それと共に、まるで観念したようにリオを追って来ていた不審者たち――エストラーダ皇国第7王女のアリシアと、彼女に付き従った兵士たちが姿を現す。
「リオ様、いつから気づいていらしたのですか?・・・といっても、おそらく王都から出てすぐだったのでしょうが・・・」
姿を現すと同時に、リオを褒め称えるような台詞を口にしたアリシアは、そのまま周囲の兵士に対して視線を巡らせる。
「・・・僕に用があるんですよね?できれば、2人だけで話をしたいんですが」
「あら、私も同意見です。・・・リオ様に私の想いをちゃんと伝えなければ、おそらくこの状況が続くと思いましたので」
リオの台詞に対し自ら同意したアリシアが、控えていた兵士たちの元を離れリオの元へと1人歩いていく。
若干名の兵士が驚いた表情を浮かべていたが、アリシアは一切気にすることなくリオの正面へと立つ。
「・・・要件は?」
「それはリオ様もお分かりでしょう?私から言わせるおつもりですか?」
「・・・言ってくださらないと、僕には真意がわかりませんので」
慎重に言葉を選びながら、アリシアと話をしていくリオ。すると、アリシアが不満そうながら、己の想いに対し正直に口を開いた。
「私はリオ様と共に旅をしたいのです。・・・この際なので正直に言わせていただきますが、私はリオ様が好きです。いずれは結婚し子を残したい――そのくらいです」
真っ直ぐに、曇りなく自身の想いを口にするアリシア。
その求婚宣言と変わらない台詞を聞いたリオは、アリシアが口にした言葉たちを受け止めると、眉間へわずかに皺を寄せながら口を開く。
「・・・・・・僕にはその気持ちがよく分かりません」
アリシアの台詞に正直に答えたのだろう、リオがそう口にする。王族や貴族は、通常10歳前後で生涯のパートナーとなる婚約者を決める。そしてアリシアは「自身の好きになった人と過ごしたい」という覚悟の元、2年間で申し込まれたお見合いを全て蹴ってきたのである。なぜなら、彼女には心に決めた相手が居たからであった。7歳の頃に王都で一目惚れし、つい先日言葉を交わした存在である。
だがリオはその事を知らない上に、ファーストコンタクトが最悪であった。なぜなら、彼女を王城に連れて行ったが為に犯罪者が入れられるような部屋へ閉じ込められ、さらには気絶させられるなど、リオにとって色々と面倒を起こしそうな存在だったからである。
「あら、リオ様に分かってもらうつもりは――」
「・・・前もそうだったけど、それが好きだっていう人に対する態度なの?」
リオの台詞を聞いたアリシアが以前にも口にしたような台詞を口にする。するとリオが、苛立ったようにそう口にする。
「王女様の場合、ただ自分勝手なだけだよね?それはただ自分にとって都合の良い存在が欲しいだけだよね?」
リオの台詞に対し、それを挑発もしくは挑発と取った周囲の兵士が一斉に剣を抜くと、リオも腰に差していた2本の短剣を抜き放つ。
「あなた達、待ちなさい」
リオと兵士たちを止めるように声を上げたアリシアが、リオの方を向いたまま口を開く。
「リオ様。私は王族故、庶民の恋愛は分かりません。ですから、私は今一度自分を見つめ直し、リオ様と共にいられる術を探します」
「姫様、そのようなことは・・・!」
「・・・私がどういう思いでここに居るかは知っているはずです。余計な口出しは必要ありません」
アリシアの台詞に対し、驚愕した表情を浮かべながら彼女を止めようとする兵士。だが、アリシアの口にした台詞により押し黙る。
「・・・これで理由と決意のほどはお分かりいただいたと思います。リオ様、どうか私を――」
「断ります」
アリシアの台詞を途中で遮るリオ。
「・・・どうしてですか・・・?私は」
「どんなに僕の事を想っていても、アリシア様と一緒に行くことは無いから。・・・特に足手まといは」
アリシアに対し、これまで何度も考え口にすまいと考えていた言葉を口にするリオ。すると、アリシアが明らかに項垂れる。
「・・・そういうことだから」
そう口にし、胸の中に小さな棘が刺さったような感覚を覚えるリオ。彼の本心からの――王女であるアリシアを危険に会わせたくないという思いから口にしたリオの台詞は、彼女に対し火を点ける事となってしまったようで、アリシアは息巻きながらリオに更に近づいていく。
「リオ様、もしも私が戦えるようになれば旅に連れていってくれるという事でしょうか?」
期待を込めた瞳でリオの事を見るアリシア。
「・・・僕の求めるレベルになれば、ね」
「・・・!私、頑張ります!」
そんな彼女に妥協点を口にしたリオに対し、嬉しそうに頷くアリシア。だが、リオの口約束では彼の裁量次第でいくらでも合格レベルを引き上げられる為、実質はアリシアを諦めさせるためのリオの方便であった。
「では、今すぐに王都に戻り、衣食住すべてでリオ様を支えられるように努力いたします!」
「・・・うん・・・?」
アリシアの台詞に嫌な予感を感じたリオが、その戸惑いと共に頷く。
「今すぐ王都に戻ります。そして、リオ様のお眼鏡に適う女となるために、私を鍛えてくださいまし」
背後にいる兵士たちの方を振り向くと同時にそう口にするアリシア。すると、彼女に付き従っていた兵士たちは、彼女に続いて王都へと戻っていた。――それでもアリシアを諦めさせることは出来なかったようで「また姿を現すのでは」という、期待のような不信感を抱くりリオ。
「・・・・・・なんとかなった・・・」
アリシアが去って行ってから少しすると、リオが安堵したように声を上げる。実はリオが今まで口にした台詞は、半分近くがフリエト村で出会った子供たちと考えたものであった。
「・・・ふぐお、行こうか」
「フグ」
アリシアが去って行った後、リオがふぐおに対して声をかけると、ふぐおが頷き背中に乗るような仕草を見せる。
「・・・じゃあ、乗るね」
約2年ぶりに乗るふぐおの背中で、メルンへ続く街道の風景を眺めるリオ。そうして約1か月半の移動の後、リオ達はメルンへの道中にあるメルン遺跡へと立ち寄っていた。
メルン遺跡とは、煉瓦造りの直径が20メートルほどある楕円形状の巨大な建物であり、エストラーダ皇国の前身であるユースティアナ王国に現れた英雄を祀っている場所である。
実際にその英雄が命を落としたのは、ローレシア大陸東部にある現在では未開地と呼ばれている場所なのだが、英雄が倒したことによって空の闇が晴れたという伝承から、彼の出身地であるメルンにほど近い場所に遺跡が建てられたと言われている。
そんな遺跡の中を歩いていくリオ。すると、遺跡の中央にある、世界を救ったとされる英雄の像の前で足を止める。
「・・・あれ?この銅像の姿、どこかで・・・」
その姿に既視感を感じるリオ。すると、突如としてリオの視界が光に包み込まれていった。
そうして1時間後。フリエト村からそれなりに離れた位置で、リオは後方から迫って来ていた存在に対し声をかける。
「・・・王女様・・・いや、アリシア様。いつまでもこそこそと追ってこないで、言いたいことがあるなら直接姿を現してくれませんか?」
周囲へと響き渡るリオの声。それと共に、まるで観念したようにリオを追って来ていた不審者たち――エストラーダ皇国第7王女のアリシアと、彼女に付き従った兵士たちが姿を現す。
「リオ様、いつから気づいていらしたのですか?・・・といっても、おそらく王都から出てすぐだったのでしょうが・・・」
姿を現すと同時に、リオを褒め称えるような台詞を口にしたアリシアは、そのまま周囲の兵士に対して視線を巡らせる。
「・・・僕に用があるんですよね?できれば、2人だけで話をしたいんですが」
「あら、私も同意見です。・・・リオ様に私の想いをちゃんと伝えなければ、おそらくこの状況が続くと思いましたので」
リオの台詞に対し自ら同意したアリシアが、控えていた兵士たちの元を離れリオの元へと1人歩いていく。
若干名の兵士が驚いた表情を浮かべていたが、アリシアは一切気にすることなくリオの正面へと立つ。
「・・・要件は?」
「それはリオ様もお分かりでしょう?私から言わせるおつもりですか?」
「・・・言ってくださらないと、僕には真意がわかりませんので」
慎重に言葉を選びながら、アリシアと話をしていくリオ。すると、アリシアが不満そうながら、己の想いに対し正直に口を開いた。
「私はリオ様と共に旅をしたいのです。・・・この際なので正直に言わせていただきますが、私はリオ様が好きです。いずれは結婚し子を残したい――そのくらいです」
真っ直ぐに、曇りなく自身の想いを口にするアリシア。
その求婚宣言と変わらない台詞を聞いたリオは、アリシアが口にした言葉たちを受け止めると、眉間へわずかに皺を寄せながら口を開く。
「・・・・・・僕にはその気持ちがよく分かりません」
アリシアの台詞に正直に答えたのだろう、リオがそう口にする。王族や貴族は、通常10歳前後で生涯のパートナーとなる婚約者を決める。そしてアリシアは「自身の好きになった人と過ごしたい」という覚悟の元、2年間で申し込まれたお見合いを全て蹴ってきたのである。なぜなら、彼女には心に決めた相手が居たからであった。7歳の頃に王都で一目惚れし、つい先日言葉を交わした存在である。
だがリオはその事を知らない上に、ファーストコンタクトが最悪であった。なぜなら、彼女を王城に連れて行ったが為に犯罪者が入れられるような部屋へ閉じ込められ、さらには気絶させられるなど、リオにとって色々と面倒を起こしそうな存在だったからである。
「あら、リオ様に分かってもらうつもりは――」
「・・・前もそうだったけど、それが好きだっていう人に対する態度なの?」
リオの台詞を聞いたアリシアが以前にも口にしたような台詞を口にする。するとリオが、苛立ったようにそう口にする。
「王女様の場合、ただ自分勝手なだけだよね?それはただ自分にとって都合の良い存在が欲しいだけだよね?」
リオの台詞に対し、それを挑発もしくは挑発と取った周囲の兵士が一斉に剣を抜くと、リオも腰に差していた2本の短剣を抜き放つ。
「あなた達、待ちなさい」
リオと兵士たちを止めるように声を上げたアリシアが、リオの方を向いたまま口を開く。
「リオ様。私は王族故、庶民の恋愛は分かりません。ですから、私は今一度自分を見つめ直し、リオ様と共にいられる術を探します」
「姫様、そのようなことは・・・!」
「・・・私がどういう思いでここに居るかは知っているはずです。余計な口出しは必要ありません」
アリシアの台詞に対し、驚愕した表情を浮かべながら彼女を止めようとする兵士。だが、アリシアの口にした台詞により押し黙る。
「・・・これで理由と決意のほどはお分かりいただいたと思います。リオ様、どうか私を――」
「断ります」
アリシアの台詞を途中で遮るリオ。
「・・・どうしてですか・・・?私は」
「どんなに僕の事を想っていても、アリシア様と一緒に行くことは無いから。・・・特に足手まといは」
アリシアに対し、これまで何度も考え口にすまいと考えていた言葉を口にするリオ。すると、アリシアが明らかに項垂れる。
「・・・そういうことだから」
そう口にし、胸の中に小さな棘が刺さったような感覚を覚えるリオ。彼の本心からの――王女であるアリシアを危険に会わせたくないという思いから口にしたリオの台詞は、彼女に対し火を点ける事となってしまったようで、アリシアは息巻きながらリオに更に近づいていく。
「リオ様、もしも私が戦えるようになれば旅に連れていってくれるという事でしょうか?」
期待を込めた瞳でリオの事を見るアリシア。
「・・・僕の求めるレベルになれば、ね」
「・・・!私、頑張ります!」
そんな彼女に妥協点を口にしたリオに対し、嬉しそうに頷くアリシア。だが、リオの口約束では彼の裁量次第でいくらでも合格レベルを引き上げられる為、実質はアリシアを諦めさせるためのリオの方便であった。
「では、今すぐに王都に戻り、衣食住すべてでリオ様を支えられるように努力いたします!」
「・・・うん・・・?」
アリシアの台詞に嫌な予感を感じたリオが、その戸惑いと共に頷く。
「今すぐ王都に戻ります。そして、リオ様のお眼鏡に適う女となるために、私を鍛えてくださいまし」
背後にいる兵士たちの方を振り向くと同時にそう口にするアリシア。すると、彼女に付き従っていた兵士たちは、彼女に続いて王都へと戻っていた。――それでもアリシアを諦めさせることは出来なかったようで「また姿を現すのでは」という、期待のような不信感を抱くりリオ。
「・・・・・・なんとかなった・・・」
アリシアが去って行ってから少しすると、リオが安堵したように声を上げる。実はリオが今まで口にした台詞は、半分近くがフリエト村で出会った子供たちと考えたものであった。
「・・・ふぐお、行こうか」
「フグ」
アリシアが去って行った後、リオがふぐおに対して声をかけると、ふぐおが頷き背中に乗るような仕草を見せる。
「・・・じゃあ、乗るね」
約2年ぶりに乗るふぐおの背中で、メルンへ続く街道の風景を眺めるリオ。そうして約1か月半の移動の後、リオ達はメルンへの道中にあるメルン遺跡へと立ち寄っていた。
メルン遺跡とは、煉瓦造りの直径が20メートルほどある楕円形状の巨大な建物であり、エストラーダ皇国の前身であるユースティアナ王国に現れた英雄を祀っている場所である。
実際にその英雄が命を落としたのは、ローレシア大陸東部にある現在では未開地と呼ばれている場所なのだが、英雄が倒したことによって空の闇が晴れたという伝承から、彼の出身地であるメルンにほど近い場所に遺跡が建てられたと言われている。
そんな遺跡の中を歩いていくリオ。すると、遺跡の中央にある、世界を救ったとされる英雄の像の前で足を止める。
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