26 / 59
第26章
6人目の犠牲者
しおりを挟む
小袖を引っ剥がされた全裸の町娘が組み伏せられている。組み伏せている男は、娘の股を割開いて、自らの矛を出し入れしていた。
「静かにしろ。声に出したら殺す。」
男の手には抜き身の短刀が握られている。殺されるかもしれない恐怖は町娘から抵抗する気力を奪った。従順な娘に満足した男は、恐怖で締まった火処に力任せに矛を打ち付けた。
「痛い、痛い。」
娘は男に挿入を止めるように訴えたが、それは加虐心を募らせるばかりであった。更に強く矛を打ち付ける。結合部には娘の純潔を証明する鮮血に塗れていた。
「初めてだったのか。たっぷりと可愛がって、俺の事を忘れなくしてやる。」
「い、嫌。」
おなごの初めてを強引に奪われた娘を、男は更に地獄に突き落とす。
「もうすぐ逝くからな。お前の火処の奥にたっぷり注ぎ込んでやる。俺の子を産め。」
「い、嫌。それだけは許して・・・・。」
「もう遅い。」
娘の哀願空しく、男は娘の奥に精を吐き出した。男の精をピュッピュッと注ぎ込まれるのを知覚した娘は悲痛な悲鳴を漏らす。
「動くな。確実に孕ませてやる。」
「いやあ~~。」
「声を出すなと言っただろう。」
男は娘の頬を打った。声を出すのを許す訳にはいかない。何故ならここは弥三郎やさくが居る城の城下町なのだ!この男は夜半とはいえ、街中で娘を凌辱しているのだ。大胆不敵な狼藉者と言う他はない。恐怖に震える娘を抑え込むと、男は最後の一滴まで残さず火処の奥に注ぎ込んだ。
「ふう~~。良かったぞ。」
泣きじゃくる娘から体を離した男は、火処の具合を褒めた。娘からすると屈辱以外の何物でもない。娘は既に何回も火処に精を放出されている。ようやく地獄から解放されたと思っていると、更に追い打ちの一言が。
「まだまだ終わりではないぞ。お楽しみはこれからだ。」
娘は頬を引き攣らせた。まだ終わりではないのだ。すでに火処からは注ぎ込まれた精が溢れ出ているというのにも関わらず、未だ終わりでは無いというのか。娘は全裸だというにも関わらず、恥も外聞も無しに立ち上がると、助けを求めて走り出した。男は追って来ない。含み笑いを噛み殺しながら全裸の娘の尻を眺めていた。
「誰か。助け・・・・・。」
路地を曲がった所で、娘の悲鳴はかき消された。正面から袈裟懸けに斬られたのだ。その場に崩れ落ちる娘の顔を刺客は覗き込む。娘の息はまだあった。
「お・・・父ちゃん・・・・。」
娘の断末魔の呟きにも無表情の刺客は、胸に刀を突き刺した。
「これは酷い・・・・・。」
左月は無残な亡骸になった町娘の死体を見て呟いた。弥三郎・さく・左京・左月の四人は、昨日の夜に辻斬りに遭った被害者の遺体を検分に来ていた。今月六人目の犠牲者だ。左京・左月は全裸で無残に斬られた娘の遺体を直視する事が出来ない。さくは冷徹に娘が袈裟懸けに斬られた刀傷に着目している。賊は娘の正面から袈裟懸けに一太刀を浴びせたが、命は奪えずに、更に胸を一突きして絶命させているようだ。武器を持たない全裸の娘を一太刀で殺す事が出来ない。成程。父の国安の言う通り大した腕ではないようだ。要するに腕に自信のない臆病者が町娘を襲って、凌辱し、切り捨てているのであろうとさくは推論を立てた。大した腕では無く、殺しても胸が痛まないこの辻斬りこそ、弥三郎に人を斬らせる経験を積ませる絶好の生贄である。
「弥三郎様。よくご覧になって下さい。領内の生娘が六人も辻斬りの犠牲に。この様な非道は許してはなりません。大殿に代わって弥三郎様が成敗なさるのです。」
さくは自分も同じような事をしようとしていた事を棚に上げ、弥三郎に辻斬り斬りを焚きつけた。だが、弥三郎は聞いてはいない。哀れな町娘の亡骸の陰部。血塗れの火処から目を離さないでいた。またこの男は。凌辱され殺された娘の火処で興奮しているのかと思ったさくは、弥三郎を叱責した。
「弥三郎様。何をなさっておいでなのです。不謹慎だとは・・・・・。」
「しっ!静かにせよ。」
弥三郎はさくを制すると、娘の陰部に指を入れ、中身を掻き出す。中からはドロリとした精が滴り落ちた。
「弥三郎様!」
さくは自分以外のおなごに、しかも殺された町娘にさえ性的な好奇心を覚える弥三郎に憤りを覚えたが、弥三郎の考えは別にあった。
「さく、これを見てみろ。」
「・・・・・何をで御座いますか?」
「この滴り落ちる精よ。」
「???」
「量が多すぎはしないか。」
「何度も犯された様に御座います。」
「いや、そうではない。」
「・・・・・・?と、申されますと?」
「一人の放つ精には限度がある。これは複数の人間に犯されている様だ。」
「・・・・・・。辻斬りが複数人居ると仰るので?」
「ああ、そうだ。」
弥三郎は辻斬りには仲間が居ると推論を立てた。しかし、さくには到底信じられない。何故ならば辻斬りというのは自国の民を殺傷する行為である。民を慈しむ大殿に知られたら恐らく死罪であろう。やるなら誰にも知られぬように一人でやる筈だ。複数人でやればそれだけ事が露見する可能性が上がるのだ。到底考えられなかった。
「精の量が多いからといって、複数人に犯されているとは言えぬでしょう。世の中には精の量が多いおのこもおります。興奮すればするだけ精の量が多くなるのがおのこと云うもので御座いましょう。」
「う~~ん。そうかな。」
さくの意見に弥三郎が納得しかけている所に、若い男が飛び込んで来た。
「姉さん。姉さん。」
全裸の遺体に縋り着くと、人目も憚らず号泣する。どうやら殺された町娘の弟の様だった。肉親が凌辱され、殺され、無残な亡骸を晒される。この男の悲嘆にどう寄り添ってよいか分からず、四人は沈黙した。
「どうして姉さんが・・・・。誰がこんな事を。」
「心中お察しします。辻斬りにやられた様です。」
さくは言葉少なに伝える。
「畜生。だから夜に外に出てはいけないとあれ程言ったのに・・・・・。」
崩れ落ちる男の肩を抱きしめて、弥三郎は決意の言葉を述べる。
「約束する。辻斬りは私が必ず成敗してみせる。」
「静かにしろ。声に出したら殺す。」
男の手には抜き身の短刀が握られている。殺されるかもしれない恐怖は町娘から抵抗する気力を奪った。従順な娘に満足した男は、恐怖で締まった火処に力任せに矛を打ち付けた。
「痛い、痛い。」
娘は男に挿入を止めるように訴えたが、それは加虐心を募らせるばかりであった。更に強く矛を打ち付ける。結合部には娘の純潔を証明する鮮血に塗れていた。
「初めてだったのか。たっぷりと可愛がって、俺の事を忘れなくしてやる。」
「い、嫌。」
おなごの初めてを強引に奪われた娘を、男は更に地獄に突き落とす。
「もうすぐ逝くからな。お前の火処の奥にたっぷり注ぎ込んでやる。俺の子を産め。」
「い、嫌。それだけは許して・・・・。」
「もう遅い。」
娘の哀願空しく、男は娘の奥に精を吐き出した。男の精をピュッピュッと注ぎ込まれるのを知覚した娘は悲痛な悲鳴を漏らす。
「動くな。確実に孕ませてやる。」
「いやあ~~。」
「声を出すなと言っただろう。」
男は娘の頬を打った。声を出すのを許す訳にはいかない。何故ならここは弥三郎やさくが居る城の城下町なのだ!この男は夜半とはいえ、街中で娘を凌辱しているのだ。大胆不敵な狼藉者と言う他はない。恐怖に震える娘を抑え込むと、男は最後の一滴まで残さず火処の奥に注ぎ込んだ。
「ふう~~。良かったぞ。」
泣きじゃくる娘から体を離した男は、火処の具合を褒めた。娘からすると屈辱以外の何物でもない。娘は既に何回も火処に精を放出されている。ようやく地獄から解放されたと思っていると、更に追い打ちの一言が。
「まだまだ終わりではないぞ。お楽しみはこれからだ。」
娘は頬を引き攣らせた。まだ終わりではないのだ。すでに火処からは注ぎ込まれた精が溢れ出ているというのにも関わらず、未だ終わりでは無いというのか。娘は全裸だというにも関わらず、恥も外聞も無しに立ち上がると、助けを求めて走り出した。男は追って来ない。含み笑いを噛み殺しながら全裸の娘の尻を眺めていた。
「誰か。助け・・・・・。」
路地を曲がった所で、娘の悲鳴はかき消された。正面から袈裟懸けに斬られたのだ。その場に崩れ落ちる娘の顔を刺客は覗き込む。娘の息はまだあった。
「お・・・父ちゃん・・・・。」
娘の断末魔の呟きにも無表情の刺客は、胸に刀を突き刺した。
「これは酷い・・・・・。」
左月は無残な亡骸になった町娘の死体を見て呟いた。弥三郎・さく・左京・左月の四人は、昨日の夜に辻斬りに遭った被害者の遺体を検分に来ていた。今月六人目の犠牲者だ。左京・左月は全裸で無残に斬られた娘の遺体を直視する事が出来ない。さくは冷徹に娘が袈裟懸けに斬られた刀傷に着目している。賊は娘の正面から袈裟懸けに一太刀を浴びせたが、命は奪えずに、更に胸を一突きして絶命させているようだ。武器を持たない全裸の娘を一太刀で殺す事が出来ない。成程。父の国安の言う通り大した腕ではないようだ。要するに腕に自信のない臆病者が町娘を襲って、凌辱し、切り捨てているのであろうとさくは推論を立てた。大した腕では無く、殺しても胸が痛まないこの辻斬りこそ、弥三郎に人を斬らせる経験を積ませる絶好の生贄である。
「弥三郎様。よくご覧になって下さい。領内の生娘が六人も辻斬りの犠牲に。この様な非道は許してはなりません。大殿に代わって弥三郎様が成敗なさるのです。」
さくは自分も同じような事をしようとしていた事を棚に上げ、弥三郎に辻斬り斬りを焚きつけた。だが、弥三郎は聞いてはいない。哀れな町娘の亡骸の陰部。血塗れの火処から目を離さないでいた。またこの男は。凌辱され殺された娘の火処で興奮しているのかと思ったさくは、弥三郎を叱責した。
「弥三郎様。何をなさっておいでなのです。不謹慎だとは・・・・・。」
「しっ!静かにせよ。」
弥三郎はさくを制すると、娘の陰部に指を入れ、中身を掻き出す。中からはドロリとした精が滴り落ちた。
「弥三郎様!」
さくは自分以外のおなごに、しかも殺された町娘にさえ性的な好奇心を覚える弥三郎に憤りを覚えたが、弥三郎の考えは別にあった。
「さく、これを見てみろ。」
「・・・・・何をで御座いますか?」
「この滴り落ちる精よ。」
「???」
「量が多すぎはしないか。」
「何度も犯された様に御座います。」
「いや、そうではない。」
「・・・・・・?と、申されますと?」
「一人の放つ精には限度がある。これは複数の人間に犯されている様だ。」
「・・・・・・。辻斬りが複数人居ると仰るので?」
「ああ、そうだ。」
弥三郎は辻斬りには仲間が居ると推論を立てた。しかし、さくには到底信じられない。何故ならば辻斬りというのは自国の民を殺傷する行為である。民を慈しむ大殿に知られたら恐らく死罪であろう。やるなら誰にも知られぬように一人でやる筈だ。複数人でやればそれだけ事が露見する可能性が上がるのだ。到底考えられなかった。
「精の量が多いからといって、複数人に犯されているとは言えぬでしょう。世の中には精の量が多いおのこもおります。興奮すればするだけ精の量が多くなるのがおのこと云うもので御座いましょう。」
「う~~ん。そうかな。」
さくの意見に弥三郎が納得しかけている所に、若い男が飛び込んで来た。
「姉さん。姉さん。」
全裸の遺体に縋り着くと、人目も憚らず号泣する。どうやら殺された町娘の弟の様だった。肉親が凌辱され、殺され、無残な亡骸を晒される。この男の悲嘆にどう寄り添ってよいか分からず、四人は沈黙した。
「どうして姉さんが・・・・。誰がこんな事を。」
「心中お察しします。辻斬りにやられた様です。」
さくは言葉少なに伝える。
「畜生。だから夜に外に出てはいけないとあれ程言ったのに・・・・・。」
崩れ落ちる男の肩を抱きしめて、弥三郎は決意の言葉を述べる。
「約束する。辻斬りは私が必ず成敗してみせる。」
0
お気に入りに追加
13
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
GAME CHANGER 日本帝国1945からの逆襲
俊也
歴史・時代
時は1945年3月、敗色濃厚の日本軍。
今まさに沖縄に侵攻せんとする圧倒的戦力のアメリカ陸海軍を前に、日本の指導者達は若者達による航空機の自爆攻撃…特攻 で事態を打開しようとしていた。
「バカかお前ら、本当に戦争に勝つ気があるのか!?」
その男はただの学徒兵にも関わらず、平然とそう言い放ち特攻出撃を拒否した。
当初は困惑し怒り狂う日本海軍上層部であったが…!?
姉妹作「新訳 零戦戦記」共々宜しくお願い致します。
共に
第8回歴史時代小説参加しました!
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
令嬢の名門女学校で、パンツを初めて履くことになりました
フルーツパフェ
大衆娯楽
とある事件を受けて、財閥のご令嬢が数多く通う女学校で校則が改訂された。
曰く、全校生徒はパンツを履くこと。
生徒の安全を確保するための善意で制定されたこの校則だが、学校側の意図に反して事態は思わぬ方向に?
史実上の事件を元に描かれた近代歴史小説。
蒼海の碧血録
三笠 陣
歴史・時代
一九四二年六月、ミッドウェー海戦において日本海軍は赤城、加賀、蒼龍を失うという大敗を喫した。
そして、その二ヶ月後の八月、アメリカ軍海兵隊が南太平洋ガダルカナル島へと上陸し、日米の新たな死闘の幕が切って落とされた。
熾烈なるガダルカナル攻防戦に、ついに日本海軍はある決断を下す。
戦艦大和。
日本海軍最強の戦艦が今、ガダルカナルへと向けて出撃する。
だが、対するアメリカ海軍もまたガダルカナルの日本軍飛行場を破壊すべく、最新鋭戦艦を出撃させていた。
ここに、ついに日米最強戦艦同士による砲撃戦の火蓋が切られることとなる。
(本作は「小説家になろう」様にて連載中の「蒼海決戦」シリーズを加筆修正したものです。予め、ご承知おき下さい。)
※表紙画像は、筆者が呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)にて撮影したものです。
ずっと女の子になりたかった 男の娘の私
ムーワ
BL
幼少期からどことなく男の服装をして学校に通っているのに違和感を感じていた主人公のヒデキ。
ヒデキは同級生の女の子が履いているスカートが自分でも履きたくて仕方がなかったが、母親はいつもズボンばかりでスカートは買ってくれなかった。
そんなヒデキの幼少期から大人になるまでの成長を描いたLGBT(ジェンダーレス作品)です。
暁のミッドウェー
三笠 陣
歴史・時代
一九四二年七月五日、日本海軍はその空母戦力の総力を挙げて中部太平洋ミッドウェー島へと進撃していた。
真珠湾以来の歴戦の六空母、赤城、加賀、蒼龍、飛龍、翔鶴、瑞鶴が目指すのは、アメリカ海軍空母部隊の撃滅。
一方のアメリカ海軍は、暗号解読によって日本海軍の作戦を察知していた。
そしてアメリカ海軍もまた、太平洋にある空母部隊の総力を結集して日本艦隊の迎撃に向かう。
ミッドウェー沖で、レキシントン、サラトガ、ヨークタウン、エンタープライズ、ホーネットが、日本艦隊を待ち構えていた。
日米数百機の航空機が入り乱れる激戦となった、日米初の空母決戦たるミッドウェー海戦。
その幕が、今まさに切って落とされようとしていた。
(※本作は、「小説家になろう」様にて連載中の同名の作品を転載したものです。)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる