559 / 568
◇555 本当に今年度最後のイベント
しおりを挟む
ディスプレイを見つめる女性が居た。
映像が無数に再生されているが、その全てを一瞬で理解する。
とんでもない情報だ。頭がおかしくなっても仕方が無いにもかかわらず、彼女は、エルエスタは淡々と処理をした。
「それにしても、あの状況から東側が勝ちましたか」
エルエスタは中立な立場で観戦していた。
けれど、序盤の立ち回り方から、西側が優勢だと思っていた。
けれど蓋を開けてみれば最後に勝利を収めたのは、東側。
なにが勝敗を分けたのか。それは立回りだ。
「次のプレイヤーたちに託す。実にUnionしていましたね」
第二フェーズは幾つかの組み分けがされている。
その中でも最後から二番目、第三ブロックの動きが良かった。
特に優れていたのは、ギルド、妖帖の雅。
他喉のプレイヤーも見つけられなかった隠し部屋を見つけ、そこにメッセージを残す。それによって、特定のプレイヤーたちをAIが判定し、その場にスポーンさせた。
これら全ては偶然ではなく、点と点を結び合った、まさしく必然と呼べるものだった。
「イベントが始まる前から、自分達が有利になるよう、事を運んでいた証拠ですね。お見事でした」
エルエスタは簡単な拍手を贈った。
これは称賛に値するもので、これでこそ、Creature Unionの醍醐味の一つだった。
「とは言え、ボーンドラゴンの倒し方の内、その選択を取るのは……勇気を履き違えた、無謀でしょうか?」
東と西。それぞれの要塞の中枢部にはモンスターを用意していた。
隠し部屋の中、それぞれのコアを守る様に配置した骨系モンスターはかなりの強敵。
ボーンドラゴンとボーンタイガー。対を成す二つのモンスターは、東西を逆にすると、プレイヤーたちの前に立ちはだかったのだが、その幕引きは、エルエスタの想定の中にはあった。
「想定はしていました。ですが一歩間違えれば、強制ログアウト必至でしたね」
自由度の高いCUでは、戦い方も千差万別だ。
けれどあまりにも危険な戦い方だった。
危うく人体にも影響が出るのではないかと思う程の、強烈なバイタル上昇を確認したのも事実。
「彼女たちで無ければ、成せない戦い方でしたね」
もちろん、慣れていれば別だ。
エルエスタは、アキラたち、継ぎ接ぎの絆を知っている。
だからこそ、問題は無いと踏み込めたが、心肺にはなってしまった。
「あまり無理はして欲しくないですね」
まるで親のような目線に立つ。
指を指を絡め合わせると、肘を突いていた。
「ですがこれも進化の過程です。見守ることにしましょうか」
そう言うと、フッと何かが吹っ切れる。
座っていたチェアから立ち上がると、コーヒーメーカーの前に向かった。
少し落ち着こうと思い、エルエスタはコーヒーを淹れる。
「ふぅ。美味しいですね」
コーヒーをマグカップに注ぐと、エルエスタは心地よい香りに潤う。
喉をスッと流れるコーヒーの苦みと酸味。
疲労を如実に表すと、ソファーに座りました。
「次が今年度最後のイベントですか」
瞼を閉じて、ゆっくりと口を開く。
ポワッと溢れたのは、第三フェーズだ。
ここからは第一・第二フェーズに合った共闘は無い。
より白熱する展開が予想されると、エルエスタは心なしか楽しみだった。
「社長、失礼致します」
黄昏ていたエルエスタだったが、扉がノックされた。
エルエスタが通すと、社長室に入って来たのは耶摩。
手にはタブレットがあり、エルエスタは悟る。
「耶摩さん、資料ができたんですね」
「はい、社長。それとこれを……」
耶摩はタブレットをエルエスタに手渡した。
よくできた資料がまとめられていて、社長として感心する。
それと同時にまとめられたレポートには、CUをプレイしていたプレイヤーの脳波とバイタルが事細かにまとめられていた。
「これは、また著しいですね」
「はい。特に“アキラ”というプレイヤーは、何処か普遍的と言いますか、社長のおっしゃる、“進化”に至る可能性を持っていると思うのですが、どう思われますか?」
耶摩の問いかけはあまりにも漠然としている。
それでもエルエスタはしっかりと答えた。
「そうですね、耶摩さんの言うことは、然りだと思いますよ」
「では人の可能性は」
「常に傍にあるものです。他にも見出せる可能性のある方達はいますね。これは面白いです」
エルエスタは笑みを浮かべた。
人間の可能性。それを一つの“進化”と捉えれば、尚のこと楽しみになる。
いつかは並び立てる存在が、自分を超える逸材が現れるかもしれない。
そんな如何しようもない思惑が過ると、第三フェーズのことを口にした。
「いよいよ第三フェーズですね」
「はい。ここまで残ったプレイヤーは、総勢八十八人です」
「八十八人ですか。どんな戦いになるのでしょうか?」
「それは私には分かりません。ですが、社長が望むなら」
「……望みはしませんよ。この第三フェーズの真価はそこにはないので」
いよいよ第三フェーズが始まる。
それはただの乱戦じゃない。
エルエスタは耶摩たちが理解していない先を考えると、唇を緩め今から待ち遠しかった。
「社長?」
「分かっていますよ。このまま進めてください」
「分かりました。それでは失礼……」
「あっ、耶摩さん待ってください」
エルエスタは社長室を出て行こうとする耶摩を引き止める。
ピタリと言われた通り止まると、エルエスタは耶摩に言った。
「少し疲れていますね、コーヒーでも飲みませんか?」
マグカップを片手に、耶摩を誘った。
本当はそんな時間は無い。
けれど耶摩はエルエスタの誘いを受ける。
「いいんですか?」
「はい。耶摩さん、少しは休息を取らないと、死んでしまいますよ?」
「し、死ぬ!? は、はい。いただきます」
エルエスタは耶摩が疲れていることを知っていた。
顔色だけでは上手くそれを隠している。
外交を幾度となくこなしてきたからか、表情を隠すのは上手い。
けれどエルエスタには無意味だった。
耶摩の心の淀みを誰よりも先に読み取る。
少しの休息がより良い生活に繋がると分かっている証拠で、エルエスタは部下想いの優れた社長で、何処までも部下を導いてくれる存在になる。
【お知らせ】
いよいよ一年生も残り僅かです。
それとここで軽くお知らせしておきます。
本作品は、色々とブレるところがあったので、この一年生編で終了になります。
あっ、今回はガチなので、マジで終わります……が、再構成版をまた一から投稿していくので、お楽しみに。と言うことで、後数ヶ月のお付き合い、それから再構成版からのリスタート、応援よろしくお願いします。
映像が無数に再生されているが、その全てを一瞬で理解する。
とんでもない情報だ。頭がおかしくなっても仕方が無いにもかかわらず、彼女は、エルエスタは淡々と処理をした。
「それにしても、あの状況から東側が勝ちましたか」
エルエスタは中立な立場で観戦していた。
けれど、序盤の立ち回り方から、西側が優勢だと思っていた。
けれど蓋を開けてみれば最後に勝利を収めたのは、東側。
なにが勝敗を分けたのか。それは立回りだ。
「次のプレイヤーたちに託す。実にUnionしていましたね」
第二フェーズは幾つかの組み分けがされている。
その中でも最後から二番目、第三ブロックの動きが良かった。
特に優れていたのは、ギルド、妖帖の雅。
他喉のプレイヤーも見つけられなかった隠し部屋を見つけ、そこにメッセージを残す。それによって、特定のプレイヤーたちをAIが判定し、その場にスポーンさせた。
これら全ては偶然ではなく、点と点を結び合った、まさしく必然と呼べるものだった。
「イベントが始まる前から、自分達が有利になるよう、事を運んでいた証拠ですね。お見事でした」
エルエスタは簡単な拍手を贈った。
これは称賛に値するもので、これでこそ、Creature Unionの醍醐味の一つだった。
「とは言え、ボーンドラゴンの倒し方の内、その選択を取るのは……勇気を履き違えた、無謀でしょうか?」
東と西。それぞれの要塞の中枢部にはモンスターを用意していた。
隠し部屋の中、それぞれのコアを守る様に配置した骨系モンスターはかなりの強敵。
ボーンドラゴンとボーンタイガー。対を成す二つのモンスターは、東西を逆にすると、プレイヤーたちの前に立ちはだかったのだが、その幕引きは、エルエスタの想定の中にはあった。
「想定はしていました。ですが一歩間違えれば、強制ログアウト必至でしたね」
自由度の高いCUでは、戦い方も千差万別だ。
けれどあまりにも危険な戦い方だった。
危うく人体にも影響が出るのではないかと思う程の、強烈なバイタル上昇を確認したのも事実。
「彼女たちで無ければ、成せない戦い方でしたね」
もちろん、慣れていれば別だ。
エルエスタは、アキラたち、継ぎ接ぎの絆を知っている。
だからこそ、問題は無いと踏み込めたが、心肺にはなってしまった。
「あまり無理はして欲しくないですね」
まるで親のような目線に立つ。
指を指を絡め合わせると、肘を突いていた。
「ですがこれも進化の過程です。見守ることにしましょうか」
そう言うと、フッと何かが吹っ切れる。
座っていたチェアから立ち上がると、コーヒーメーカーの前に向かった。
少し落ち着こうと思い、エルエスタはコーヒーを淹れる。
「ふぅ。美味しいですね」
コーヒーをマグカップに注ぐと、エルエスタは心地よい香りに潤う。
喉をスッと流れるコーヒーの苦みと酸味。
疲労を如実に表すと、ソファーに座りました。
「次が今年度最後のイベントですか」
瞼を閉じて、ゆっくりと口を開く。
ポワッと溢れたのは、第三フェーズだ。
ここからは第一・第二フェーズに合った共闘は無い。
より白熱する展開が予想されると、エルエスタは心なしか楽しみだった。
「社長、失礼致します」
黄昏ていたエルエスタだったが、扉がノックされた。
エルエスタが通すと、社長室に入って来たのは耶摩。
手にはタブレットがあり、エルエスタは悟る。
「耶摩さん、資料ができたんですね」
「はい、社長。それとこれを……」
耶摩はタブレットをエルエスタに手渡した。
よくできた資料がまとめられていて、社長として感心する。
それと同時にまとめられたレポートには、CUをプレイしていたプレイヤーの脳波とバイタルが事細かにまとめられていた。
「これは、また著しいですね」
「はい。特に“アキラ”というプレイヤーは、何処か普遍的と言いますか、社長のおっしゃる、“進化”に至る可能性を持っていると思うのですが、どう思われますか?」
耶摩の問いかけはあまりにも漠然としている。
それでもエルエスタはしっかりと答えた。
「そうですね、耶摩さんの言うことは、然りだと思いますよ」
「では人の可能性は」
「常に傍にあるものです。他にも見出せる可能性のある方達はいますね。これは面白いです」
エルエスタは笑みを浮かべた。
人間の可能性。それを一つの“進化”と捉えれば、尚のこと楽しみになる。
いつかは並び立てる存在が、自分を超える逸材が現れるかもしれない。
そんな如何しようもない思惑が過ると、第三フェーズのことを口にした。
「いよいよ第三フェーズですね」
「はい。ここまで残ったプレイヤーは、総勢八十八人です」
「八十八人ですか。どんな戦いになるのでしょうか?」
「それは私には分かりません。ですが、社長が望むなら」
「……望みはしませんよ。この第三フェーズの真価はそこにはないので」
いよいよ第三フェーズが始まる。
それはただの乱戦じゃない。
エルエスタは耶摩たちが理解していない先を考えると、唇を緩め今から待ち遠しかった。
「社長?」
「分かっていますよ。このまま進めてください」
「分かりました。それでは失礼……」
「あっ、耶摩さん待ってください」
エルエスタは社長室を出て行こうとする耶摩を引き止める。
ピタリと言われた通り止まると、エルエスタは耶摩に言った。
「少し疲れていますね、コーヒーでも飲みませんか?」
マグカップを片手に、耶摩を誘った。
本当はそんな時間は無い。
けれど耶摩はエルエスタの誘いを受ける。
「いいんですか?」
「はい。耶摩さん、少しは休息を取らないと、死んでしまいますよ?」
「し、死ぬ!? は、はい。いただきます」
エルエスタは耶摩が疲れていることを知っていた。
顔色だけでは上手くそれを隠している。
外交を幾度となくこなしてきたからか、表情を隠すのは上手い。
けれどエルエスタには無意味だった。
耶摩の心の淀みを誰よりも先に読み取る。
少しの休息がより良い生活に繋がると分かっている証拠で、エルエスタは部下想いの優れた社長で、何処までも部下を導いてくれる存在になる。
【お知らせ】
いよいよ一年生も残り僅かです。
それとここで軽くお知らせしておきます。
本作品は、色々とブレるところがあったので、この一年生編で終了になります。
あっ、今回はガチなので、マジで終わります……が、再構成版をまた一から投稿していくので、お楽しみに。と言うことで、後数ヶ月のお付き合い、それから再構成版からのリスタート、応援よろしくお願いします。
0
お気に入りに追加
221
あなたにおすすめの小説
仮想空間のなかだけでもモフモフと戯れたかった
夏男
SF
動物から嫌われる体質のヒロインがモフモフを求めて剣と魔法のVRオンラインゲームでテイマーを目指す話です。(なれるとは言っていない)
※R-15は保険です。
※小説家になろう様、カクヨム様でも同タイトルで投稿しております。
VRゲームでも身体は動かしたくない。
姫野 佑
SF
多種多様な武器やスキル、様々な【称号】が存在するが職業という概念が存在しない<Imperial Of Egg>。
古き良きPCゲームとして稼働していた<Imperial Of Egg>もいよいよ完全没入型VRMMO化されることになった。
身体をなるべく動かしたくないと考えている岡田智恵理は<Imperial Of Egg>がVRゲームになるという発表を聞いて気落ちしていた。
しかしゲーム内の親友との会話で落ち着きを取り戻し、<Imperial Of Egg>にログインする。
当作品は小説家になろう様で連載しております。
章が完結次第、一日一話投稿致します。
沢山寝たい少女のVRMMORPG〜武器と防具は枕とパジャマ?!〜
雪雪ノ雪
ファンタジー
世界初のフルダイブ型のVRゲーム『Second World Online』通称SWO。
剣と魔法の世界で冒険をするVRMMORPGだ。
このゲームの1番の特徴は『ゲーム内での3時間は現実世界の1時間である』というもの。
これを知った少女、明日香 睡月(あすか すいげつ)は
「このゲームをやれば沢山寝れる!!」
と言いこのゲームを始める。
ゲームを始めてすぐ、ある問題点に気づく。
「お金がないと、宿に泊まれない!!ベットで寝れない!!....敷布団でもいいけど」
何とかお金を稼ぐ方法を考えた明日香がとった行動は
「そうだ!!寝ながら戦えばお金も経験値も入って一石三鳥!!」
武器は枕で防具はパジャマ!!少女のVRMMORPGの旅が今始まる!!
..........寝ながら。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。
襲
ファンタジー
〈あらすじ〉
信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。
目が覚めると、そこは異世界!?
あぁ、よくあるやつか。
食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに……
面倒ごとは御免なんだが。
魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。
誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。
やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。
【第1章完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。
鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。
鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。
まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。
VRMMO~鍛治師で最強になってみた!?
ナイム
ファンタジー
ある日、友人から進められ最新フルダイブゲーム『アンリミテッド・ワールド』を始めた進藤 渚
そんな彼が友人たちや、ゲーム内で知り合った人たちと協力しながら自由気ままに過ごしていると…気がつくと最強と呼ばれるうちの一人になっていた!?
Free Emblem On-line
ユキさん
ファンタジー
今の世の中、ゲームと言えばVRゲームが主流であり人々は数多のVRゲームに魅了されていく。そんなVRゲームの中で待望されていたタイトルがβテストを経て、ついに発売されたのだった。
VRMMO『Free Emblem Online』
通称『F.E.O』
自由過ぎることが売りのこのゲームを、「あんちゃんも気に入ると思うよ~。だから…ね? 一緒にやろうぜぃ♪」とのことで、βテスターの妹より一式を渡される。妹より渡された『F.E.O』、仕事もあるが…、「折角だし、やってみるとしようか。」圧倒的な世界に驚きながらも、MMO初心者である男が自由気ままに『F.E.O』を楽しむ。
ソロでユニークモンスターを討伐、武器防具やアイテムも他の追随を許さない、それでいてPCよりもNPCと仲が良い変わり者。
そんな強面悪党顔の初心者が冒険や生産においてその名を轟かし、本人の知らぬ間に世界を引っ張る存在となっていく。
なろうにも投稿してあります。だいぶ前の未完ですがね。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる