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◇462 影響が出たのかな?
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アキラは遅れていた雷斬とベルを連れてポータルに向かった。
武家屋敷近くの竹林の中に隠されていて、見つけるのは少し大変だった。
けれど予め登録しておいたので、すぐにモミジヤに戻れる。
「それじゃあ戻ろっか」
ポータルに触れると、アキラたちはモミジヤに戻った。
一瞬で武家屋敷から移動すると、景色は一面の雪化粧。
モミジヤの古都の雰囲気がより一層引き立っていた。
「うわぁ、綺麗……って言うか、寒い!?」
「ううっ、これ絶対マイナスよ。寒い……へくしゅん!」
「そうですね。くしゅん!」
雷斬とベルはくしゃみをした。
体を小さくして強張っている。
如何やら低体温症を起こしているらしく、本気で危なかった。
流石にGAMEだから現実にまで低体温症が引き継がれることはないはず。
けれど脳への負荷は多少あるはずで、そのリアルさが仇となる。
良い影響を与えるだけがこのGAMEの持ち味ではなく、その点も加味しないとダメだった。
「あっ、アキラー。二人を連れて帰って来たんだねー」
フェルノがスッと現れた。隣にはNightたちの姿もある。
如何やらみんな待っていてくれたらしい。
寒々しいモミジヤに数個の人影がポツンとする。
「連れて帰って来たは良いけど、体を冷やしているみたいだよ。もしかしたら……」
「低体温症か? 流石にすぐにログアウトしろ。その方が身のためだ」
Nightは口走った。
体調管理ができないと、このGAMEではダメ。
それくらいリアルにできていて、今日は平日で時刻は午前二時を回っている。
流石にログアウトしてお開きにするべきだった。
「皆さん、今日のところはこれで解散しましょうか」
「そうですよ。無事に目的は果たしたんです。今日は夜も遅いので、もうログアウトにしましょう」
「そうやな。みんな朝も早いかもしれへんさかいな」
ここからの睡眠時間を考えると、もうログアウトするのが吉と見た。
何よりも雷斬とベルの体が心配。
アキラたちは一旦ログアウトをすることにし、それぞれがギルドホームに戻るとログアウトをする。
「それじゃあお休みなさいです」
「お休みー」
「お休みなさいです」
「皆さん、体調管理気を付けてくださいね」
アキラたちはそれぞれ挨拶を交わすと、モミジヤを離れる。
雷斬とベルの身を気遣いながら、ギルドホームへと真っ先に帰ると、ろくにインベントリの整理も事後報告も後回しで、GAMEからログアウトした。
「ううっ……」
VRドライブ越しに天井を見つめた。
真っ暗闇が広がり、正直何も見えない。
中途覚醒してしまった脳は重く、明輝は頭を抑えながら、一度ベッドから起き上がった。
「い、痛い……」
正直二時間しかログインしていない。
けれどログイン時間に比例していない疲労感に、全身を苛む。
頭は重い。体は怠い。如何にもこうにも、今日は影響が色濃く出ていた。
「うわぁ、たまにこう言うことあるけど、今日は気持ち悪い。とりあえず水を飲もう」
明輝はキッチンの冷蔵庫から飲み物を取ろうと決めた。
ふらつく足で部屋を出て、キッチンに向かう。
階段を手すりを伝い、フラフラしながら下りて行くと、ふと頭を抑える。
「痛い。それに全身から汗が……えっ!?」
明輝は目を見開きドン引きする。
ふと背中を触ってみると、着ているパジャマが冷たい。
湿っているようで、汗を多分に搔いていた。
雪将軍とツユヨミとの戦闘でそれだけ汗を掻いたのか、にわかには信じがたい中、瞬きを何度もしてしまう。
「ちょっと待ってよ。もしかして……あはは、やっぱり凄いGAMEだよ」
正直、言葉にするのも烏滸がましかった。
これだけ熱中できるVRGAMEがあるなんて、明輝は興奮気味になる。
そのせいとか中途覚醒中の脳が余計に痛みを訴える。
考えただけでフラフラで、風邪気味の症状だった。
「ううっ、とりあえず薬も飲んでおこう」
薬箱から風邪薬を取る。
棚にもたれかかりながら引き出しを開けると、明輝は冷蔵庫から取り出した水と一緒に飲み干す。冷え切っていて頭が痛い。かき氷を食べた時みたいな感覚で、自業自得も甚だしかった。
「ううっ、キーンとする」
しばらく動けなくなってしまった。
だけどそのおかげで脳が微かにリラックスする。
中途覚醒中で覚醒と微睡の瀬戸際だったが、「ふわぁ」と大きな欠伸を掻いていた。
「結構疲れちゃったのかも。もう寝よう」
明輝は自分の部屋に戻ることにした。
頭がぼんやりとしているおかげか、眠気の方が増している。
これならいつも以上によく眠れるはずで、疲れを取るには絶好の機会だった。
部屋に戻ると、ベッドの中に直行した。
汗を掻いているせいか、シーツも少し濡れている。
それだけ白熱する戦いを繰り広げた証で、今になって思えば有意義な時間だった。
本当で二時間の間に全てが起こり片付いたのか、信じたくはない。
「まあいっか。それよりみんなは大丈夫かな?」
ふと明輝は眠る前に考えてしまう。
明輝ですらこの有様。となれば雷斬とベルはそれ以上の筈だ。
もしかするとNightもいつも以上に働いたから体調を崩しているかもしれない。
援護に来てくれたクロユリたち妖帖の雅も同じ目に遭っているかも。
みんな無事なら良いけどと、明輝は他人事ではいられなかった。
グッと唇を噛むものの、何かできるわけでもない。
とりあえずそこまでのことになっていないと、無事を祈ることにし、深く目を瞑る。
暗闇がにじり寄って来る。明輝を睡魔と言う悪魔に誘う。
だけど今日のところはそれでいい。
とにかく体をぐっすり休め、大量の回復と共に、雪将軍との激闘を労った。
武家屋敷近くの竹林の中に隠されていて、見つけるのは少し大変だった。
けれど予め登録しておいたので、すぐにモミジヤに戻れる。
「それじゃあ戻ろっか」
ポータルに触れると、アキラたちはモミジヤに戻った。
一瞬で武家屋敷から移動すると、景色は一面の雪化粧。
モミジヤの古都の雰囲気がより一層引き立っていた。
「うわぁ、綺麗……って言うか、寒い!?」
「ううっ、これ絶対マイナスよ。寒い……へくしゅん!」
「そうですね。くしゅん!」
雷斬とベルはくしゃみをした。
体を小さくして強張っている。
如何やら低体温症を起こしているらしく、本気で危なかった。
流石にGAMEだから現実にまで低体温症が引き継がれることはないはず。
けれど脳への負荷は多少あるはずで、そのリアルさが仇となる。
良い影響を与えるだけがこのGAMEの持ち味ではなく、その点も加味しないとダメだった。
「あっ、アキラー。二人を連れて帰って来たんだねー」
フェルノがスッと現れた。隣にはNightたちの姿もある。
如何やらみんな待っていてくれたらしい。
寒々しいモミジヤに数個の人影がポツンとする。
「連れて帰って来たは良いけど、体を冷やしているみたいだよ。もしかしたら……」
「低体温症か? 流石にすぐにログアウトしろ。その方が身のためだ」
Nightは口走った。
体調管理ができないと、このGAMEではダメ。
それくらいリアルにできていて、今日は平日で時刻は午前二時を回っている。
流石にログアウトしてお開きにするべきだった。
「皆さん、今日のところはこれで解散しましょうか」
「そうですよ。無事に目的は果たしたんです。今日は夜も遅いので、もうログアウトにしましょう」
「そうやな。みんな朝も早いかもしれへんさかいな」
ここからの睡眠時間を考えると、もうログアウトするのが吉と見た。
何よりも雷斬とベルの体が心配。
アキラたちは一旦ログアウトをすることにし、それぞれがギルドホームに戻るとログアウトをする。
「それじゃあお休みなさいです」
「お休みー」
「お休みなさいです」
「皆さん、体調管理気を付けてくださいね」
アキラたちはそれぞれ挨拶を交わすと、モミジヤを離れる。
雷斬とベルの身を気遣いながら、ギルドホームへと真っ先に帰ると、ろくにインベントリの整理も事後報告も後回しで、GAMEからログアウトした。
「ううっ……」
VRドライブ越しに天井を見つめた。
真っ暗闇が広がり、正直何も見えない。
中途覚醒してしまった脳は重く、明輝は頭を抑えながら、一度ベッドから起き上がった。
「い、痛い……」
正直二時間しかログインしていない。
けれどログイン時間に比例していない疲労感に、全身を苛む。
頭は重い。体は怠い。如何にもこうにも、今日は影響が色濃く出ていた。
「うわぁ、たまにこう言うことあるけど、今日は気持ち悪い。とりあえず水を飲もう」
明輝はキッチンの冷蔵庫から飲み物を取ろうと決めた。
ふらつく足で部屋を出て、キッチンに向かう。
階段を手すりを伝い、フラフラしながら下りて行くと、ふと頭を抑える。
「痛い。それに全身から汗が……えっ!?」
明輝は目を見開きドン引きする。
ふと背中を触ってみると、着ているパジャマが冷たい。
湿っているようで、汗を多分に搔いていた。
雪将軍とツユヨミとの戦闘でそれだけ汗を掻いたのか、にわかには信じがたい中、瞬きを何度もしてしまう。
「ちょっと待ってよ。もしかして……あはは、やっぱり凄いGAMEだよ」
正直、言葉にするのも烏滸がましかった。
これだけ熱中できるVRGAMEがあるなんて、明輝は興奮気味になる。
そのせいとか中途覚醒中の脳が余計に痛みを訴える。
考えただけでフラフラで、風邪気味の症状だった。
「ううっ、とりあえず薬も飲んでおこう」
薬箱から風邪薬を取る。
棚にもたれかかりながら引き出しを開けると、明輝は冷蔵庫から取り出した水と一緒に飲み干す。冷え切っていて頭が痛い。かき氷を食べた時みたいな感覚で、自業自得も甚だしかった。
「ううっ、キーンとする」
しばらく動けなくなってしまった。
だけどそのおかげで脳が微かにリラックスする。
中途覚醒中で覚醒と微睡の瀬戸際だったが、「ふわぁ」と大きな欠伸を掻いていた。
「結構疲れちゃったのかも。もう寝よう」
明輝は自分の部屋に戻ることにした。
頭がぼんやりとしているおかげか、眠気の方が増している。
これならいつも以上によく眠れるはずで、疲れを取るには絶好の機会だった。
部屋に戻ると、ベッドの中に直行した。
汗を掻いているせいか、シーツも少し濡れている。
それだけ白熱する戦いを繰り広げた証で、今になって思えば有意義な時間だった。
本当で二時間の間に全てが起こり片付いたのか、信じたくはない。
「まあいっか。それよりみんなは大丈夫かな?」
ふと明輝は眠る前に考えてしまう。
明輝ですらこの有様。となれば雷斬とベルはそれ以上の筈だ。
もしかするとNightもいつも以上に働いたから体調を崩しているかもしれない。
援護に来てくれたクロユリたち妖帖の雅も同じ目に遭っているかも。
みんな無事なら良いけどと、明輝は他人事ではいられなかった。
グッと唇を噛むものの、何かできるわけでもない。
とりあえずそこまでのことになっていないと、無事を祈ることにし、深く目を瞑る。
暗闇がにじり寄って来る。明輝を睡魔と言う悪魔に誘う。
だけど今日のところはそれでいい。
とにかく体をぐっすり休め、大量の回復と共に、雪将軍との激闘を労った。
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