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◇279 路地に嵌ったサンタクロース?
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アキラたちは手伝っていた。
結局Nightも手伝う羽目になり、もはやバイトの様だった。
何故かマンティの作る焼きそばはもの凄い人気を博していた。
ピーコの活躍もあり次第に客足は絶えることなく、焼きそばの方が限界を迎えていた。
「すみません、焼きそば完売でーす! 完売でーす!」
集まっていた人たちが一斉に捌けてしまった。
ようやく解放されたと思い、真っ先にしゃがみ込んだのはNightだった。
「はぁー。疲れた」
「お疲れ様、Night」
アキラもしゃがみ込んで互いに目線を合わせた。
正直アキラとフェルノも人の圧で疲れてしまった。
もちろん立てないことは無いのだが、少し休みたかった。
「ふはぁー、もうくたくただよ」
「三人ともお疲れ様」
フェルノは仰向けに大の字で寝ていた。
ソウラはジュースを渡して労った。
「ありがとうございます。うわぁ、冷たい!」
「良いわー、コレ良いわー」
フェルノがおじさんみたいなことを言った。
けれど-二十℃くらいの冷凍室から取り出してきたみたいに冷たかった。
「うわぁ、霜焼けする!」
「怯えすぎだよNight。でも冷えてるね」
「ソウラがバーで使う氷を作る時に冷やす部屋の構造をピーコが分析して作ったの」
「ピーコさん凄いですね。もしかして、もっと聞いてあげた方が良かったかな?」
「今度聞いてあげて。私たちだと面白みが無いから」
ソウラは悲しい目をしていた。
アキラたちは今度会った時に聞いてみることにした。
「それと、はいこれ!」
ソウラは忘れないうちに三人に手渡した。
すんなり受け取ると、如何やらお金だった。
「「「えっ!?」」」
まさか本当にバイトになっていた。
確かにこの一時間、死に物狂いで接客していた。
そのおかげで円滑に回ってくれたが、流石にこれは受け取れないと察した。
「ダメですよ。流石に受け取れません」
「何言ってるの。手伝ってくれたんだから、受け取っても良いのよ」
「えー、私たちが好きで手伝っただけなんだけどなー」
「うーん、働いてくれたのに賃金を払わないのは犯罪なのよね。うーん、でもフレンドの行為を無駄にするのはアレよね。そうだ、お小遣いってことで如何かしら?」
ソウラはしばし考えた挙句、出て来た答えがそれだった。
これ以上は無意味な押し問答になってしまうと悟った。
だからアキラたちは「わ、分かりました」と渋々受け取ることにした。
「まあいいんじゃないかなー?」
「マンティさん!」
「今の売り上げから引いただけでしょ? どうせ等分にする予定だったもんねー。あはは」
そう言って貰えてホッとした。
受け取った側も受け取った側で気が引けていたのだが、マンティのおかげで意味合い的に胸を撫で下ろした。
アキラたちはソウラたちと別れた。
先程貰った分け前で何か買うことにした。
「とりあえず何か買おうか」
「何かってなんだ?」
「何かだよ。流石に動いたからお腹空いちゃった」
「はいはーい! 私さー、チュロス食べたい!」
「「チュロス?」」
アキラとNightは突飛なフェルノに首を捻った。
しかし指を指している先を見て見ると、チュロス屋があった。
アレを見て思いついたようで、お腹がぐーと鳴った。
「ってな感じでねー」
「確かにお腹空いてるよね? ねっ?」
「私に聞くな。買えばいいんだろ」
「分かってるねー。それじゃあ買いに行こう行こー!」
フェルノは先導してチュロスを買いに行った。
アキラたちもその後に続き、あまり食べたことは無いけれどチュロスを買ってみた。
「おお。結構硬いね」
「こういうものだよー。だって揚げ物だよ? ドーナツみたいなものだよ?」
「そうなの?」
「あー……一応はそうだな。星型の搾り器で搾った生地を油で揚げたもの。ドーナツと大差はない、揚げパン類の一つだ」
「見た目は違うのにね」
「大抵パン生地類は揚げれば同じだ」
もの凄く元も子もないことを言っていた。
けれど砂糖や蜂蜜が甘くて美味しかった。
食べる度にボロボロと崩れるのだけはちょっと嫌だった。
「あむっ! うん、甘くて美味しい。カロリーの味がする」
「良いのかフェルノ。一応こっちで食べたものの影響は体には出ないが脳には多少なりとも出るんだぞ?」
「大丈夫大丈夫。私原料何てしたことないし、いつも食べたいものしか食べてないから」
「それで体系維持は異次元だな」
「やったー。褒められたぞー!」
「褒めてない」
Nightは溜息交じりだった。
ふと視線を前に向けると、「ん?」と疑問符を付けた声を上げた。
「如何したの、Night?」
「前を見て見ろ。ヤバいのが居るぞ」
「ヤバいの? って如何したんだろ!」
アキラもNightの視線を追った。
ふと左手の路地を見て見ると、赤と白のモコモコを服を着た大柄のお爺さんが挟まっていた。
如何やらNPCのようだが、何が如何してこうなったのかもの凄く気になった。
けれどアキラはそんなことよりも大事なことがあった。
「だ、誰か。助けてくれぇ!」
お爺さんが叫んでいた。
しかし周りの歓声に飲まれて声が届いていなかった。
アキラは足早になった。
インベントリの中にチュロスを放り込むと、お爺さんを助けようとした。
「大丈夫ですかお爺さん!」
「おお、誰かは知らんがお嬢ちゃんか。すまんが嵌ってしまって出られんくなってしもうたんじゃ。助けてくれんか?」
普通に予想通りだった。
しかしアキラは助けられそうだったので、Nightとフェルノを目配せして呼び寄せた。
「アキラ、待ってー!」
「仕方ないか」
「二人ともありがとう。それじゃあ引っ張ってみますね。せーのっ!」
「「よっ!」」
「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ! 痛い、痛いが仕方ない。頑張ってくれ、お嬢ちゃんたち!」
路地に嵌った間抜けなサンタクロース風の御爺さんを助け出そうとした。
服が擦れ合う音が叫び声を掻き消していた。
結局アキラたちだけが頑張った。
結局Nightも手伝う羽目になり、もはやバイトの様だった。
何故かマンティの作る焼きそばはもの凄い人気を博していた。
ピーコの活躍もあり次第に客足は絶えることなく、焼きそばの方が限界を迎えていた。
「すみません、焼きそば完売でーす! 完売でーす!」
集まっていた人たちが一斉に捌けてしまった。
ようやく解放されたと思い、真っ先にしゃがみ込んだのはNightだった。
「はぁー。疲れた」
「お疲れ様、Night」
アキラもしゃがみ込んで互いに目線を合わせた。
正直アキラとフェルノも人の圧で疲れてしまった。
もちろん立てないことは無いのだが、少し休みたかった。
「ふはぁー、もうくたくただよ」
「三人ともお疲れ様」
フェルノは仰向けに大の字で寝ていた。
ソウラはジュースを渡して労った。
「ありがとうございます。うわぁ、冷たい!」
「良いわー、コレ良いわー」
フェルノがおじさんみたいなことを言った。
けれど-二十℃くらいの冷凍室から取り出してきたみたいに冷たかった。
「うわぁ、霜焼けする!」
「怯えすぎだよNight。でも冷えてるね」
「ソウラがバーで使う氷を作る時に冷やす部屋の構造をピーコが分析して作ったの」
「ピーコさん凄いですね。もしかして、もっと聞いてあげた方が良かったかな?」
「今度聞いてあげて。私たちだと面白みが無いから」
ソウラは悲しい目をしていた。
アキラたちは今度会った時に聞いてみることにした。
「それと、はいこれ!」
ソウラは忘れないうちに三人に手渡した。
すんなり受け取ると、如何やらお金だった。
「「「えっ!?」」」
まさか本当にバイトになっていた。
確かにこの一時間、死に物狂いで接客していた。
そのおかげで円滑に回ってくれたが、流石にこれは受け取れないと察した。
「ダメですよ。流石に受け取れません」
「何言ってるの。手伝ってくれたんだから、受け取っても良いのよ」
「えー、私たちが好きで手伝っただけなんだけどなー」
「うーん、働いてくれたのに賃金を払わないのは犯罪なのよね。うーん、でもフレンドの行為を無駄にするのはアレよね。そうだ、お小遣いってことで如何かしら?」
ソウラはしばし考えた挙句、出て来た答えがそれだった。
これ以上は無意味な押し問答になってしまうと悟った。
だからアキラたちは「わ、分かりました」と渋々受け取ることにした。
「まあいいんじゃないかなー?」
「マンティさん!」
「今の売り上げから引いただけでしょ? どうせ等分にする予定だったもんねー。あはは」
そう言って貰えてホッとした。
受け取った側も受け取った側で気が引けていたのだが、マンティのおかげで意味合い的に胸を撫で下ろした。
アキラたちはソウラたちと別れた。
先程貰った分け前で何か買うことにした。
「とりあえず何か買おうか」
「何かってなんだ?」
「何かだよ。流石に動いたからお腹空いちゃった」
「はいはーい! 私さー、チュロス食べたい!」
「「チュロス?」」
アキラとNightは突飛なフェルノに首を捻った。
しかし指を指している先を見て見ると、チュロス屋があった。
アレを見て思いついたようで、お腹がぐーと鳴った。
「ってな感じでねー」
「確かにお腹空いてるよね? ねっ?」
「私に聞くな。買えばいいんだろ」
「分かってるねー。それじゃあ買いに行こう行こー!」
フェルノは先導してチュロスを買いに行った。
アキラたちもその後に続き、あまり食べたことは無いけれどチュロスを買ってみた。
「おお。結構硬いね」
「こういうものだよー。だって揚げ物だよ? ドーナツみたいなものだよ?」
「そうなの?」
「あー……一応はそうだな。星型の搾り器で搾った生地を油で揚げたもの。ドーナツと大差はない、揚げパン類の一つだ」
「見た目は違うのにね」
「大抵パン生地類は揚げれば同じだ」
もの凄く元も子もないことを言っていた。
けれど砂糖や蜂蜜が甘くて美味しかった。
食べる度にボロボロと崩れるのだけはちょっと嫌だった。
「あむっ! うん、甘くて美味しい。カロリーの味がする」
「良いのかフェルノ。一応こっちで食べたものの影響は体には出ないが脳には多少なりとも出るんだぞ?」
「大丈夫大丈夫。私原料何てしたことないし、いつも食べたいものしか食べてないから」
「それで体系維持は異次元だな」
「やったー。褒められたぞー!」
「褒めてない」
Nightは溜息交じりだった。
ふと視線を前に向けると、「ん?」と疑問符を付けた声を上げた。
「如何したの、Night?」
「前を見て見ろ。ヤバいのが居るぞ」
「ヤバいの? って如何したんだろ!」
アキラもNightの視線を追った。
ふと左手の路地を見て見ると、赤と白のモコモコを服を着た大柄のお爺さんが挟まっていた。
如何やらNPCのようだが、何が如何してこうなったのかもの凄く気になった。
けれどアキラはそんなことよりも大事なことがあった。
「だ、誰か。助けてくれぇ!」
お爺さんが叫んでいた。
しかし周りの歓声に飲まれて声が届いていなかった。
アキラは足早になった。
インベントリの中にチュロスを放り込むと、お爺さんを助けようとした。
「大丈夫ですかお爺さん!」
「おお、誰かは知らんがお嬢ちゃんか。すまんが嵌ってしまって出られんくなってしもうたんじゃ。助けてくれんか?」
普通に予想通りだった。
しかしアキラは助けられそうだったので、Nightとフェルノを目配せして呼び寄せた。
「アキラ、待ってー!」
「仕方ないか」
「二人ともありがとう。それじゃあ引っ張ってみますね。せーのっ!」
「「よっ!」」
「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ! 痛い、痛いが仕方ない。頑張ってくれ、お嬢ちゃんたち!」
路地に嵌った間抜けなサンタクロース風の御爺さんを助け出そうとした。
服が擦れ合う音が叫び声を掻き消していた。
結局アキラたちだけが頑張った。
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