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第二章:勇者を拾ったのですが
■15 鉱山を掘ります
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ご都合主義。
今私の目の前には川があった。とても綺麗な川だ。覗いてみれば、私の顔が表面に映り込む。本当は煮沸しないといけないけど、一口だけ啜ってみる。めっちゃ冷たくて美味しい!流れも急じゃないし、こんなにいい土地があるなんて思わなかった。
「いい自然。いい土地。買いたいなー」
何でそう考えるかというとこれだけ広くその上静かな土地は珍しい気がした。この自然を開拓すれば良い資金源にもなる。一石二鳥と言える。
「って、私にそんなお金ないか(そもそも土地を買ったら税金ってヤバいよね。うん、マジで)」
山自体は元いた世界では安かった。そしてこの世界でもさほど高くないらしい。食べ物もあって珍しいモンスターもいて、水も綺麗で木々も生い茂っていて。後は鉱山があれば御の字なのだがと辺りを散策してみる。すると私の目に止まったのは山の中に空いた横穴だった。
かなり大きい。洞穴というには先が長く続いている。これは確実に洞窟だった。
「もしかして、これが転生者補正ってやつ!」
これぞご都合主義の定番。困ったことがあってもすぐに解決される。
もしそれが本当ならと思い、私は洞窟の中に入る。理由は単純。少し興味が出たという単なる興味本位が衝動的に働いた結果だった。
洞窟の中はめっちゃ暗かった。
入り口付近は外から差し込む日の光のおかげで明るかったが奥に進めば進むほど光は遠のき、暗がりが続く。その上じめじめしていて肌寒い。暗いのも相まって視界も最悪だった。
「うーん。流石に暗すぎるなー」
そう思った私は『発光の加護』を使ってみた。あんまり使う機会はないが、簡単にいうと懐中電灯みたいな加護だ。周囲を明るく照らし出す。それがこの加護の効力。たったそれだけだけど、結構便利だと思った。
『発光の加護』のおかげで周囲が明るくなって多少マシになった。これで安心して勧めると思った私はそのまましばらく先を進んでみた。すると今度は二手に分かれた道に出る。
「どっちだろ」
答えてくれる人はいない。何とかして鉄鉱石を見つけたい私はここで『探索の加護』を使ってみる。いわゆるダウジングと言うやつだ。
地下水や鉱脈と言ったものを見つけることができる今現在最有力候補。うってつけの加護だった。しかし短い距離でしか反応しないので、これまではまるで役に立ってこなかった。探知ではなく、探索なのでこう言ったダンジョンでしか役には立ちにくい。
「えっとー。あっ、右か」
私はダウジングによって右の通路の方に何かあることがわかった。何かはわからない。けど、多分なんかある。今はそれに賭けて進んでみよう。
右側の通路。左と大差ないが、私はその中を進む。するとちょっとずつ下に下がっているような気がした。背中にツルハシを背負い、私は鉄鉱石を目指して突き進んでいると、少し広いところに出た。
「何このフロア?ちょっとだけ広いけど……もしかして、ここ!?」
そこは特に何の変哲もない場所だった。
適当に壁を触ってみても崩れてくる気配はない。これなら掘っても大丈夫そうだ。
しっかりと安心を確認して私は背中に背負ったツルハシを両手に持ち適当にダウジングで反応あった壁を掘ってみる。
「せーのっ!」
痛い。手が痺れる。硬い壁に打ち付けられたツルハシの先端が私の手から腕にかけて痛みと共に痺れを運ぶ。
カキーン!と甲高い音を立ててはいくら広いとは言っても洞窟内なのですぐに響き渡った。こうなることなら耳栓でも買ってくるべきだったと後悔しながらも、徐々に掘って行くことで甲高い音にも慣れてきてさらには両手への衝撃も和らいでいった。
「おっ、慣れてきた慣れてきた!これならいける」
そう確信した私はここで『怪力の加護』を使ってガンガン掘って行く。
カキーンカキーンと音を立てまくり、ピッケルが何か硬いものを捉えた。
「あれ?」
異変が起きた。別にツルハシに皹が入ったとかではない。硬い石にぶつかったのだ。
もう一度ゴーン!と大きく振り上げて壁に打ち付けてみると、そこから小さな石が落ちてきた。
コロコロコロンと地面を転がる。
「何だろこれ?」
私は手に取った石っころを『知識の加護』と『鑑定の加護』、それから『判別の加護』を駆使して調べる。
『知識の加護』であらかたを見出し、『鑑定の加護』と『判別の加護』で洗い出す。すると、頭の中に浮かんできた文字は目当ての鉄鉱石だった。
「やった、鉄鉱石!ってことはこの奥にも……」
私は喜びと同時にニヤリと嫌な笑みを浮かべる。
この先に鉄鉱石がある。ってことは、る乱獲のチャンスってことだ。私はツルハシを高らかに振り上げ、私はさらに奥へと掘り進める。
「よーし、もっともっと集めるぞー!」
それから私はさらに岩壁の奥を掘り進めた。
ガツガツと食べ放題のバイキングで元値以上を食べ尽くすことに執念を燃やすかの如く、とりあえず掘れるだけ掘ってみた。すると鉄鉱石がごろごろ出てくる。
さらにこの調子で奥まで掘り進めてみようと思うと、ツルハシが何かを捉えた。
カキーン!
「あれ、ちょっと硬い?」
他とは明らかに違う硬さ。
よーく見てみれば微かに金色の何かがツルハシの先端に付着していた。もしやこれはと思い軽く指につけてみるとザラザラする。加護の効果を活かして判別する。
「これって、金?」
金。そうこれは金で間違いなかった。てか、おんなじところに出てきます、普通?やっぱりこの鉱山、普通じゃない。もしかしたら普通じゃ考えられないようなお宝まで出てくるのではとわくわくする。
元いた世界での金の総量はおおよそ二十三万トン。その内人類は十七万トンもの量を手にしたと言われているとかいないとか……まあそんなことはともかくとして、これはお小遣い稼ぎの大チャンスに突入したのではなかろうか。
「よーし、このままダイヤモンドも掘るぞ!」
そう意気込み、私はさらに地中奥深くへと掘り進める。途中ツルハシの強度が終わり壊れてしまって使い物にならなくなってしまった。
まあこう言うなるだろうなとは思っていたけどーーでももう少し掘り進めてみようと思った。如何やってって?決まっている。
「せーのっ!」
私は『怪力の加護』を駆使しながら拳で壁をぶち抜いた。するとあっけなくツルハシよりも広い範囲が一気に崩れた。最初からこの方が早かった。
私は両の拳でガンガン殴りつけ土壁を砕く。砕いて砕いて砕きまくる。これが転生者のやることか?と言われれば正直外道な気がしてならないが、まあそんなことは私は気にしない。誰も見ていないのだ。ここはありがたくありったけ与えられた加護を狡猾に使っていこう。お金がないと、生活できないしね。
そうやって掘り進めて行くと、私はようやく狙っていたものが手に入った。
透明な鉱石。手の中に収まってしまう大きさ。綺麗なその煌めきはまさに私が目をつけていたもので間違いない。
「ダイヤモンド。やっと見つけたー。あー、疲れたー!」
私は手にしたダイヤモンドを握り込んだ。
ギュッと握ると若干温かい。変だなとは思いつつも今はそんなことに気を使う余裕はなく、喜びの余韻に浸らせてもらおう。ここまで長かった。長い間光を浴びていない気がする。ざっと考えても三時間は掘った。
私は鉱山の中でデーンと横になり伸びをする。達成感が気持ちいい。なんかこの世界に来てから一番やりごたえのある作業だった。楽はしたいけど、つまんなくなるのは話が変わる。そんな退屈を一気に吹き飛ばしてくれるような冒険の瞬間がやっとこの手の中に掴めかけた気がしたのだ。
少年漫画っぽい考え方かもしれないがこれで資産も上々、クエストも上々で一件落着。後は帰るだけなのだが、さてと如何やって帰りますか。
またここから来た道を戻るのは正直面倒い。しかしまあ他の手段も思いつかない。さてさて、如何しますか?
「洞窟から一瞬で外に出る加護とか……はないのか。じゃあせめて飛んで帰れたらなー、ってうわぁ!」
そう思って瞬間、ご都合主義が働いた。
急に体が浮き上がる。いやいや待って、ここはまた洞窟の中ーー気がつくと私は頭をぶつけていた。
昔のゲームか!とツッコミたくなる思いではあるが、かくして私は目的を達成しその後は無事街まで帰還するのだった。
今私の目の前には川があった。とても綺麗な川だ。覗いてみれば、私の顔が表面に映り込む。本当は煮沸しないといけないけど、一口だけ啜ってみる。めっちゃ冷たくて美味しい!流れも急じゃないし、こんなにいい土地があるなんて思わなかった。
「いい自然。いい土地。買いたいなー」
何でそう考えるかというとこれだけ広くその上静かな土地は珍しい気がした。この自然を開拓すれば良い資金源にもなる。一石二鳥と言える。
「って、私にそんなお金ないか(そもそも土地を買ったら税金ってヤバいよね。うん、マジで)」
山自体は元いた世界では安かった。そしてこの世界でもさほど高くないらしい。食べ物もあって珍しいモンスターもいて、水も綺麗で木々も生い茂っていて。後は鉱山があれば御の字なのだがと辺りを散策してみる。すると私の目に止まったのは山の中に空いた横穴だった。
かなり大きい。洞穴というには先が長く続いている。これは確実に洞窟だった。
「もしかして、これが転生者補正ってやつ!」
これぞご都合主義の定番。困ったことがあってもすぐに解決される。
もしそれが本当ならと思い、私は洞窟の中に入る。理由は単純。少し興味が出たという単なる興味本位が衝動的に働いた結果だった。
洞窟の中はめっちゃ暗かった。
入り口付近は外から差し込む日の光のおかげで明るかったが奥に進めば進むほど光は遠のき、暗がりが続く。その上じめじめしていて肌寒い。暗いのも相まって視界も最悪だった。
「うーん。流石に暗すぎるなー」
そう思った私は『発光の加護』を使ってみた。あんまり使う機会はないが、簡単にいうと懐中電灯みたいな加護だ。周囲を明るく照らし出す。それがこの加護の効力。たったそれだけだけど、結構便利だと思った。
『発光の加護』のおかげで周囲が明るくなって多少マシになった。これで安心して勧めると思った私はそのまましばらく先を進んでみた。すると今度は二手に分かれた道に出る。
「どっちだろ」
答えてくれる人はいない。何とかして鉄鉱石を見つけたい私はここで『探索の加護』を使ってみる。いわゆるダウジングと言うやつだ。
地下水や鉱脈と言ったものを見つけることができる今現在最有力候補。うってつけの加護だった。しかし短い距離でしか反応しないので、これまではまるで役に立ってこなかった。探知ではなく、探索なのでこう言ったダンジョンでしか役には立ちにくい。
「えっとー。あっ、右か」
私はダウジングによって右の通路の方に何かあることがわかった。何かはわからない。けど、多分なんかある。今はそれに賭けて進んでみよう。
右側の通路。左と大差ないが、私はその中を進む。するとちょっとずつ下に下がっているような気がした。背中にツルハシを背負い、私は鉄鉱石を目指して突き進んでいると、少し広いところに出た。
「何このフロア?ちょっとだけ広いけど……もしかして、ここ!?」
そこは特に何の変哲もない場所だった。
適当に壁を触ってみても崩れてくる気配はない。これなら掘っても大丈夫そうだ。
しっかりと安心を確認して私は背中に背負ったツルハシを両手に持ち適当にダウジングで反応あった壁を掘ってみる。
「せーのっ!」
痛い。手が痺れる。硬い壁に打ち付けられたツルハシの先端が私の手から腕にかけて痛みと共に痺れを運ぶ。
カキーン!と甲高い音を立ててはいくら広いとは言っても洞窟内なのですぐに響き渡った。こうなることなら耳栓でも買ってくるべきだったと後悔しながらも、徐々に掘って行くことで甲高い音にも慣れてきてさらには両手への衝撃も和らいでいった。
「おっ、慣れてきた慣れてきた!これならいける」
そう確信した私はここで『怪力の加護』を使ってガンガン掘って行く。
カキーンカキーンと音を立てまくり、ピッケルが何か硬いものを捉えた。
「あれ?」
異変が起きた。別にツルハシに皹が入ったとかではない。硬い石にぶつかったのだ。
もう一度ゴーン!と大きく振り上げて壁に打ち付けてみると、そこから小さな石が落ちてきた。
コロコロコロンと地面を転がる。
「何だろこれ?」
私は手に取った石っころを『知識の加護』と『鑑定の加護』、それから『判別の加護』を駆使して調べる。
『知識の加護』であらかたを見出し、『鑑定の加護』と『判別の加護』で洗い出す。すると、頭の中に浮かんできた文字は目当ての鉄鉱石だった。
「やった、鉄鉱石!ってことはこの奥にも……」
私は喜びと同時にニヤリと嫌な笑みを浮かべる。
この先に鉄鉱石がある。ってことは、る乱獲のチャンスってことだ。私はツルハシを高らかに振り上げ、私はさらに奥へと掘り進める。
「よーし、もっともっと集めるぞー!」
それから私はさらに岩壁の奥を掘り進めた。
ガツガツと食べ放題のバイキングで元値以上を食べ尽くすことに執念を燃やすかの如く、とりあえず掘れるだけ掘ってみた。すると鉄鉱石がごろごろ出てくる。
さらにこの調子で奥まで掘り進めてみようと思うと、ツルハシが何かを捉えた。
カキーン!
「あれ、ちょっと硬い?」
他とは明らかに違う硬さ。
よーく見てみれば微かに金色の何かがツルハシの先端に付着していた。もしやこれはと思い軽く指につけてみるとザラザラする。加護の効果を活かして判別する。
「これって、金?」
金。そうこれは金で間違いなかった。てか、おんなじところに出てきます、普通?やっぱりこの鉱山、普通じゃない。もしかしたら普通じゃ考えられないようなお宝まで出てくるのではとわくわくする。
元いた世界での金の総量はおおよそ二十三万トン。その内人類は十七万トンもの量を手にしたと言われているとかいないとか……まあそんなことはともかくとして、これはお小遣い稼ぎの大チャンスに突入したのではなかろうか。
「よーし、このままダイヤモンドも掘るぞ!」
そう意気込み、私はさらに地中奥深くへと掘り進める。途中ツルハシの強度が終わり壊れてしまって使い物にならなくなってしまった。
まあこう言うなるだろうなとは思っていたけどーーでももう少し掘り進めてみようと思った。如何やってって?決まっている。
「せーのっ!」
私は『怪力の加護』を駆使しながら拳で壁をぶち抜いた。するとあっけなくツルハシよりも広い範囲が一気に崩れた。最初からこの方が早かった。
私は両の拳でガンガン殴りつけ土壁を砕く。砕いて砕いて砕きまくる。これが転生者のやることか?と言われれば正直外道な気がしてならないが、まあそんなことは私は気にしない。誰も見ていないのだ。ここはありがたくありったけ与えられた加護を狡猾に使っていこう。お金がないと、生活できないしね。
そうやって掘り進めて行くと、私はようやく狙っていたものが手に入った。
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ギュッと握ると若干温かい。変だなとは思いつつも今はそんなことに気を使う余裕はなく、喜びの余韻に浸らせてもらおう。ここまで長かった。長い間光を浴びていない気がする。ざっと考えても三時間は掘った。
私は鉱山の中でデーンと横になり伸びをする。達成感が気持ちいい。なんかこの世界に来てから一番やりごたえのある作業だった。楽はしたいけど、つまんなくなるのは話が変わる。そんな退屈を一気に吹き飛ばしてくれるような冒険の瞬間がやっとこの手の中に掴めかけた気がしたのだ。
少年漫画っぽい考え方かもしれないがこれで資産も上々、クエストも上々で一件落着。後は帰るだけなのだが、さてと如何やって帰りますか。
またここから来た道を戻るのは正直面倒い。しかしまあ他の手段も思いつかない。さてさて、如何しますか?
「洞窟から一瞬で外に出る加護とか……はないのか。じゃあせめて飛んで帰れたらなー、ってうわぁ!」
そう思って瞬間、ご都合主義が働いた。
急に体が浮き上がる。いやいや待って、ここはまた洞窟の中ーー気がつくと私は頭をぶつけていた。
昔のゲームか!とツッコミたくなる思いではあるが、かくして私は目的を達成しその後は無事街まで帰還するのだった。
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