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最終章
294.最後に思い出を 4※
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リズの指先に自分の愛液をたっぷりと付着させる愛莉。そのままリズの指を、自分の膣口へと誘導する。
「ん、ソコだよ。少しずつ挿れてみて?」
「え……ええ……でも……本当にーーー」
いいのだろうか。大丈夫なのだろうか。もし痛くしてしまったらーーーー
「大丈夫だよ、慣れてるし。真っ直ぐ挿れれば爪も引っかからないから」
「あ……爪はいつも短く切り揃えていて……」
「そっか。じゃあ激しくしても平気だよ」
普段槍を握るので、爪が食い込んだり割れたりしないように手入れは欠かさないリズ。同じくエストも弓を使うので、弦に爪が引っかからないように普段から切り揃えている。
「ん……そう、ゆっくり」
愛莉に誘導され、リズの指が少しずつ愛莉の中へと入ってゆく。自分の指が女性器の中にーーーーーそう思うと緊張と興奮で、リズの心臓は早鐘を打つ。
「すごい……ぬるぬるしてて……熱くて………」
愛莉の膣内はとても熱く、とてもぬるぬるとしていた。左右の膣壁がリズの細い指をキュウキュウと締め付けて来る。
「うっ……あっ……」
「アイリ?痛い……?」
「ううん……気持ちいい。もっと奥まで挿れて……?」
愛莉にそう懇願され、リズは更に指を押し進める。そして遂にリズの中指が根本まで入り、愛莉の呼吸が更に荒くなる。
「はぁはぁ……リズの指って未来のより少し長い………」
なので、普段当たらない場所にリズの指先が当たる。
「そ、そうなんだ……」
「ん……動かしてみて」
恐る恐る抽挿を開始するリズ。既に緊張と興奮で、自分の膣内からも大量の愛液が溢れ出ている。
「んっ……あっ……」
「はぁはぁ……こ、こう?」
「ん……上手……ふっ、うっ……」
普段は冷静な表情しか見せない愛莉が、自分の指で悶えている。それがリズの興奮を更に押し上げる。
「はぁ……あっ……ご、ごめん……ちょっと腰下ろしていい……?」
「え?あ……一回抜いた方がいい……よね……?」
「ううん、そのままでいいよ……よいしょ……っと」
思ったよりも気持ち良くて膝立ちの体勢が辛くなったのか、愛莉はゆっくりと布団に腰を下ろす。そしてそのまま後ろに手をつき、足をM字に開いた。
するとリズの視界に、自分の指が愛莉の膣内に入っている光景がまざまざと映り込む。
(あ……入ってる所が……見え………)
こうして実際に見てもまだ信じられない。自分の指が、あの愛莉の性器にすっぽりと飲み込まれている。
エストとも未来ともサフィーとも形の違う愛莉の性器。その熱い奥に自分の指が飲み込まれていて、動かすと愛莉の口から甘い声がもれる。あの、普段どんな時でも冷静な愛莉の口から。
見ると、六人の中では大きい部類に入る愛莉の双丘をエストがゆっくりと揉みしだき、ピンッと硬く屹立する薄桃色の乳首に舌を這わせていた。
「はぁはぁ……あっ、はっ……」
「アイリちゃん……気持ちいい?」
「んっ……んん……気持ちいいよエスト……はぁ……んっ!」
リズがゆっくりと指を動かす度に、エストが乳首を舌で刺激する度に、愛莉の身体がピクピクと反応する。
ぬるぬるとした愛液がリズの指に絡みつき、それが潤滑油の役割を果たす。次第に慣れて来たリズの抽挿が速度を増し、愛莉も次第に昇り詰めてゆく。
「はぁはぁ……あっ、あっ……ふっ……あっ……イクッ………イクッ!んんッ!!」
ビクビクと小刻みに震える愛莉の腰。どうやらリズの指とエストの舌で絶頂に達したらしい。
「アイリ……イッたの……?」
「はぁはぁはぁ……うん……イッちゃった………」
他の皆に比べれば随分と静かな絶頂。いつも隣から聞こえて来る声はもっと激しい声なのにと、そう思わずにはいられないリズ。
やはり、未来としている時ほどの快感では無いのだろうか?不慣れな自分たちでは、愛莉を本当に気持ち良くは出来ないのだろうか?リズがそんな事を考えていると、エストが首を傾げながら愛莉に声を掛ける。
「アイリちゃん……今、イくの我慢してた……?」
「はぁはぁ……はは……分かった……?」
「うん、何となく……でもどうして……」
エストが心配そうに訊ねると、愛莉はそんなエストの手を取る。
「まだエストの順番残ってるから……」
「え………?」
「はぁはぁ……したいんでしょ……?リズと……指挿れるエッチ」
「あ……う……」
改めてそう訊ねられると恥ずかしくて、エストの顔がカーッと赤く染まる。その隣ではリズも鼓動を激しくしながら、同じように顔を赤くしていた。
「ん……いいよ。教えてあげるから……来て?」
そう言ってエストの手をギュッと握り、じっと見つめる。するとエストは覚悟を決めたのか、恥ずかしそうにこくりと頷いた。
「そう……そのまま……ゆっくり」
愛莉の膣口に充てがわれたエストの細い指。やがてエストのその細い指が、愛莉の膣内にゆっくりと飲み込まれてゆく。そこはエストが想像していたよりも熱く、ぬるぬるとしていて、これが女性の膣内の感触なのかと、思わず興奮してしまう。
「ふっ……あっ……」
「アイリちゃん……い、痛くない……?」
「あはは……リズと同じ事……あっ……訊いてる……んっ」
「だ、だって……」
「大丈夫だから……中で好きに動かしてみて……?」
好きにと言われたが、抽挿以外にどんな動きをすれば良いのだろうか。
とりあえずは恐る恐る抽挿を繰り返す。すると、結合部からは水音が発生する。
くちゅ、くちゅくちゅ……ずちゅ
「あっ、あっ、はっ」
目を閉じながら小さく口を開いて甘い声をあげる愛莉。そんな普段とは違う愛莉の表情を見て、リズもウズウズとしてしまう。
そう言えば未来とはさんざん濃厚なキスをしたが、愛莉とはしていない。愛莉とも明日でお別れ、そう思うと自然に、愛莉の唇に吸い寄せられるように顔を近づけた。
「んっ……んん……」
「はっ……あっ……んん……」
愛莉の舌に自分の舌を絡ませるリズ。互いの唾液を互いの口内へと送り合う。するとエストとも未来とも違う愛莉の唾液の味がリズの口内いっぱいに広がり、脳が痺れる程の興奮が襲い掛かってくる来る。
気持ちいい。後にも先にも今夜限りの皆での行為。でもそれはきっとこの先、ずっと記憶に残るであろう快感。
「んん……ッ!はっあっ!エスト……そこ……だめ………んああっ!!」
普通に抽挿を繰り返していたエストだが、何となく指の第一関節から上を動かしてみると、何やら今までとは誓うザラザラとした感触の部分に触れた。
そこは愛莉のGスポット。最近未来に開発された、愛莉の新たな性感帯。奇しくもエストがソコを探り当ててしまった。
「アイリちゃん、ここ……気持ちいいの?」
「うっ……あっ、あんっ!そこ……擦っちゃ……ひあっ!だ……だめ……ぇ……!!」
シーツをギュッと握り締め、かなり悶えた表情で快感に抗う愛莉。全身にはびっしりと玉汗が滲み、首をぶんぶんと横に振る。
こんなに乱れた愛莉を見るのはエストも初めてで、もっと感じて欲しく指の動きを無意識に早める。
「ああっ、ああッ!だめだめだめ!いやぁ!いやぁ……!!」
ーー女の子がえっちの最中に言う「いや」とか「だめ」って全然本心じゃないから!むしろもっとしてって事だから!
以前そんなレクチャーを未来から受けた事のあるエストは、それがあながち間違いではないと身を持って理解している。
つまり愛莉も本心ではもっとして欲しいのだと解釈し、エストがラストスパートに入る。そのタイミングで、リズが再び愛莉と唇を重ねる。更に硬く勃起した薄桃色の乳首を指先でコリコリと刺激すると、愛莉の全身がゾクゾクッと震えた。
「んんっ!んんんッ!はぁはぁ、リズ、い、今は………んむっ!んんーーーッ!!」
声を出そうとするとリズに唇を塞がれ、上手く声が出せない愛莉だが、エストのGスポット攻めとリズの乳首攻めによる大きな快感は、既に臨界点を突破しつつある。
「んんんーーーッ!!んあっ!あっ、はぁはぁ!イクイクイクイクッ!!イッーーーーんんんーーーッ!!!」
最後の瞬間もリズに唇を塞がれたまま、激しく絶頂する愛莉。その細い腰は大きく跳ね上がり、エストが指先に熱い何かを感じて指を抜いた瞬間、大量の潮が吹き出した。
その量は先ほどサフィーが放出した量に引けを取らず、一瞬にして布団の上に小さな水たまりを作り、やがて布団の中に染み込んでいった。
そのままぐったりとした愛莉は、少しの間だけ意識を手放したーーーーー
ーーーーーーー
ーーーー
ーー
六人で行為を始めて、もう何時間経っただろうか。
もう何度絶頂したのか誰も覚えていない。絶頂の度に相手を替え、相手を絶頂させては自分も絶頂させられる。そんな事を延々と繰り返し、現在は三組に分かれて互いの性器を擦りつけ合っている。所謂『貝合せ』だ。
未来とサフィー、愛莉とリズ、リーシャとエストが、大量の愛液にまみれた自分の性器を相手に密着させ、一心不乱に腰を振っている。それぞれ硬く勃起した陰核同士が擦れ合い、一歩、また一歩と、少女達が絶頂への坂を駆け上がる。
「あっ、あっ!リーシャちゃん……わたし気持ち良くて……ああっ」
「はぁはぁ……わ、わたしもよエスト……んんッ!エストの硬いのが擦れて………ッ!」
「うっ、あっ……サフィーのおまんこ気持ちいい!ああっ、んああっ!!」
「そ、そういう事……ひうっ!い、言わな………はっ、ああッ!やあぁっ!!」
「はぁはぁ……リズ……気持ちいい……?んっ……リズのすごい濡れて……あっ……ぬるぬるして……」
「あっ、んうっ……き、気持ちいい……!アイリの熱いおまんこが……擦れ……んああっ!!」
部屋の中には、たっぷりと濡れた性器同士が擦り合う「ぬちょぬちょ」という水音が響き渡り、布団などはもう、誰の愛液なのか誰の潮なのか分からないほどびしょびしょで、手を押し込むと少し黄色い水たまりが現れる。
だが誰も、それが汚いなどとは思わない。そんな風に微塵も思えないほど、全員の事が愛おしくて堪らない。
もうこれで終わりなのだ。六人で居られる最後の夜、六人でする最初で最後の行為も、終わりが近づいている。
「あうっ!あんっ!もうだめリーシャちゃ………ああっ、イクッ!イッちゃうぅぅーーーッ!!」
「わたしも……ああっエスト!イクイクイクッ!イクゥゥゥーーッ!!!」
絶頂を迎えるリーシャとエスト。更にーーーー
「はぁはぁ……い、一緒にイこ!?一緒にイこサフィー!んんッああっ!イッちゃうイッちゃう!あっ、あああーーーーッ!!!」
「あんっ!あんっ!一緒に……好きよミク!大好きよ!!ああっ、ふあぁぁぁぁーーーーッ!!」
ぐったりとする未来とサフィー。そしてーーーー
「忘れないから……はぁはぁ……リズの事もみんなの事も……ンンッああッ!イッ、イッちゃうーーーーッ!!」
「わたしも……はぁはぁ……アイリの事もミクの事も……ああっ……今夜の事も一生………んんッああああぁぁぁーーーーッ!!!!」
布団に倒れ込む愛莉とリズ。
こうして、六人での最後の夜が終わりを告げた。だがその表情は、誰の顔を見ても幸せそうで満足そうな表情だったーーーーー
「ん、ソコだよ。少しずつ挿れてみて?」
「え……ええ……でも……本当にーーー」
いいのだろうか。大丈夫なのだろうか。もし痛くしてしまったらーーーー
「大丈夫だよ、慣れてるし。真っ直ぐ挿れれば爪も引っかからないから」
「あ……爪はいつも短く切り揃えていて……」
「そっか。じゃあ激しくしても平気だよ」
普段槍を握るので、爪が食い込んだり割れたりしないように手入れは欠かさないリズ。同じくエストも弓を使うので、弦に爪が引っかからないように普段から切り揃えている。
「ん……そう、ゆっくり」
愛莉に誘導され、リズの指が少しずつ愛莉の中へと入ってゆく。自分の指が女性器の中にーーーーーそう思うと緊張と興奮で、リズの心臓は早鐘を打つ。
「すごい……ぬるぬるしてて……熱くて………」
愛莉の膣内はとても熱く、とてもぬるぬるとしていた。左右の膣壁がリズの細い指をキュウキュウと締め付けて来る。
「うっ……あっ……」
「アイリ?痛い……?」
「ううん……気持ちいい。もっと奥まで挿れて……?」
愛莉にそう懇願され、リズは更に指を押し進める。そして遂にリズの中指が根本まで入り、愛莉の呼吸が更に荒くなる。
「はぁはぁ……リズの指って未来のより少し長い………」
なので、普段当たらない場所にリズの指先が当たる。
「そ、そうなんだ……」
「ん……動かしてみて」
恐る恐る抽挿を開始するリズ。既に緊張と興奮で、自分の膣内からも大量の愛液が溢れ出ている。
「んっ……あっ……」
「はぁはぁ……こ、こう?」
「ん……上手……ふっ、うっ……」
普段は冷静な表情しか見せない愛莉が、自分の指で悶えている。それがリズの興奮を更に押し上げる。
「はぁ……あっ……ご、ごめん……ちょっと腰下ろしていい……?」
「え?あ……一回抜いた方がいい……よね……?」
「ううん、そのままでいいよ……よいしょ……っと」
思ったよりも気持ち良くて膝立ちの体勢が辛くなったのか、愛莉はゆっくりと布団に腰を下ろす。そしてそのまま後ろに手をつき、足をM字に開いた。
するとリズの視界に、自分の指が愛莉の膣内に入っている光景がまざまざと映り込む。
(あ……入ってる所が……見え………)
こうして実際に見てもまだ信じられない。自分の指が、あの愛莉の性器にすっぽりと飲み込まれている。
エストとも未来ともサフィーとも形の違う愛莉の性器。その熱い奥に自分の指が飲み込まれていて、動かすと愛莉の口から甘い声がもれる。あの、普段どんな時でも冷静な愛莉の口から。
見ると、六人の中では大きい部類に入る愛莉の双丘をエストがゆっくりと揉みしだき、ピンッと硬く屹立する薄桃色の乳首に舌を這わせていた。
「はぁはぁ……あっ、はっ……」
「アイリちゃん……気持ちいい?」
「んっ……んん……気持ちいいよエスト……はぁ……んっ!」
リズがゆっくりと指を動かす度に、エストが乳首を舌で刺激する度に、愛莉の身体がピクピクと反応する。
ぬるぬるとした愛液がリズの指に絡みつき、それが潤滑油の役割を果たす。次第に慣れて来たリズの抽挿が速度を増し、愛莉も次第に昇り詰めてゆく。
「はぁはぁ……あっ、あっ……ふっ……あっ……イクッ………イクッ!んんッ!!」
ビクビクと小刻みに震える愛莉の腰。どうやらリズの指とエストの舌で絶頂に達したらしい。
「アイリ……イッたの……?」
「はぁはぁはぁ……うん……イッちゃった………」
他の皆に比べれば随分と静かな絶頂。いつも隣から聞こえて来る声はもっと激しい声なのにと、そう思わずにはいられないリズ。
やはり、未来としている時ほどの快感では無いのだろうか?不慣れな自分たちでは、愛莉を本当に気持ち良くは出来ないのだろうか?リズがそんな事を考えていると、エストが首を傾げながら愛莉に声を掛ける。
「アイリちゃん……今、イくの我慢してた……?」
「はぁはぁ……はは……分かった……?」
「うん、何となく……でもどうして……」
エストが心配そうに訊ねると、愛莉はそんなエストの手を取る。
「まだエストの順番残ってるから……」
「え………?」
「はぁはぁ……したいんでしょ……?リズと……指挿れるエッチ」
「あ……う……」
改めてそう訊ねられると恥ずかしくて、エストの顔がカーッと赤く染まる。その隣ではリズも鼓動を激しくしながら、同じように顔を赤くしていた。
「ん……いいよ。教えてあげるから……来て?」
そう言ってエストの手をギュッと握り、じっと見つめる。するとエストは覚悟を決めたのか、恥ずかしそうにこくりと頷いた。
「そう……そのまま……ゆっくり」
愛莉の膣口に充てがわれたエストの細い指。やがてエストのその細い指が、愛莉の膣内にゆっくりと飲み込まれてゆく。そこはエストが想像していたよりも熱く、ぬるぬるとしていて、これが女性の膣内の感触なのかと、思わず興奮してしまう。
「ふっ……あっ……」
「アイリちゃん……い、痛くない……?」
「あはは……リズと同じ事……あっ……訊いてる……んっ」
「だ、だって……」
「大丈夫だから……中で好きに動かしてみて……?」
好きにと言われたが、抽挿以外にどんな動きをすれば良いのだろうか。
とりあえずは恐る恐る抽挿を繰り返す。すると、結合部からは水音が発生する。
くちゅ、くちゅくちゅ……ずちゅ
「あっ、あっ、はっ」
目を閉じながら小さく口を開いて甘い声をあげる愛莉。そんな普段とは違う愛莉の表情を見て、リズもウズウズとしてしまう。
そう言えば未来とはさんざん濃厚なキスをしたが、愛莉とはしていない。愛莉とも明日でお別れ、そう思うと自然に、愛莉の唇に吸い寄せられるように顔を近づけた。
「んっ……んん……」
「はっ……あっ……んん……」
愛莉の舌に自分の舌を絡ませるリズ。互いの唾液を互いの口内へと送り合う。するとエストとも未来とも違う愛莉の唾液の味がリズの口内いっぱいに広がり、脳が痺れる程の興奮が襲い掛かってくる来る。
気持ちいい。後にも先にも今夜限りの皆での行為。でもそれはきっとこの先、ずっと記憶に残るであろう快感。
「んん……ッ!はっあっ!エスト……そこ……だめ………んああっ!!」
普通に抽挿を繰り返していたエストだが、何となく指の第一関節から上を動かしてみると、何やら今までとは誓うザラザラとした感触の部分に触れた。
そこは愛莉のGスポット。最近未来に開発された、愛莉の新たな性感帯。奇しくもエストがソコを探り当ててしまった。
「アイリちゃん、ここ……気持ちいいの?」
「うっ……あっ、あんっ!そこ……擦っちゃ……ひあっ!だ……だめ……ぇ……!!」
シーツをギュッと握り締め、かなり悶えた表情で快感に抗う愛莉。全身にはびっしりと玉汗が滲み、首をぶんぶんと横に振る。
こんなに乱れた愛莉を見るのはエストも初めてで、もっと感じて欲しく指の動きを無意識に早める。
「ああっ、ああッ!だめだめだめ!いやぁ!いやぁ……!!」
ーー女の子がえっちの最中に言う「いや」とか「だめ」って全然本心じゃないから!むしろもっとしてって事だから!
以前そんなレクチャーを未来から受けた事のあるエストは、それがあながち間違いではないと身を持って理解している。
つまり愛莉も本心ではもっとして欲しいのだと解釈し、エストがラストスパートに入る。そのタイミングで、リズが再び愛莉と唇を重ねる。更に硬く勃起した薄桃色の乳首を指先でコリコリと刺激すると、愛莉の全身がゾクゾクッと震えた。
「んんっ!んんんッ!はぁはぁ、リズ、い、今は………んむっ!んんーーーッ!!」
声を出そうとするとリズに唇を塞がれ、上手く声が出せない愛莉だが、エストのGスポット攻めとリズの乳首攻めによる大きな快感は、既に臨界点を突破しつつある。
「んんんーーーッ!!んあっ!あっ、はぁはぁ!イクイクイクイクッ!!イッーーーーんんんーーーッ!!!」
最後の瞬間もリズに唇を塞がれたまま、激しく絶頂する愛莉。その細い腰は大きく跳ね上がり、エストが指先に熱い何かを感じて指を抜いた瞬間、大量の潮が吹き出した。
その量は先ほどサフィーが放出した量に引けを取らず、一瞬にして布団の上に小さな水たまりを作り、やがて布団の中に染み込んでいった。
そのままぐったりとした愛莉は、少しの間だけ意識を手放したーーーーー
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六人で行為を始めて、もう何時間経っただろうか。
もう何度絶頂したのか誰も覚えていない。絶頂の度に相手を替え、相手を絶頂させては自分も絶頂させられる。そんな事を延々と繰り返し、現在は三組に分かれて互いの性器を擦りつけ合っている。所謂『貝合せ』だ。
未来とサフィー、愛莉とリズ、リーシャとエストが、大量の愛液にまみれた自分の性器を相手に密着させ、一心不乱に腰を振っている。それぞれ硬く勃起した陰核同士が擦れ合い、一歩、また一歩と、少女達が絶頂への坂を駆け上がる。
「あっ、あっ!リーシャちゃん……わたし気持ち良くて……ああっ」
「はぁはぁ……わ、わたしもよエスト……んんッ!エストの硬いのが擦れて………ッ!」
「うっ、あっ……サフィーのおまんこ気持ちいい!ああっ、んああっ!!」
「そ、そういう事……ひうっ!い、言わな………はっ、ああッ!やあぁっ!!」
「はぁはぁ……リズ……気持ちいい……?んっ……リズのすごい濡れて……あっ……ぬるぬるして……」
「あっ、んうっ……き、気持ちいい……!アイリの熱いおまんこが……擦れ……んああっ!!」
部屋の中には、たっぷりと濡れた性器同士が擦り合う「ぬちょぬちょ」という水音が響き渡り、布団などはもう、誰の愛液なのか誰の潮なのか分からないほどびしょびしょで、手を押し込むと少し黄色い水たまりが現れる。
だが誰も、それが汚いなどとは思わない。そんな風に微塵も思えないほど、全員の事が愛おしくて堪らない。
もうこれで終わりなのだ。六人で居られる最後の夜、六人でする最初で最後の行為も、終わりが近づいている。
「あうっ!あんっ!もうだめリーシャちゃ………ああっ、イクッ!イッちゃうぅぅーーーッ!!」
「わたしも……ああっエスト!イクイクイクッ!イクゥゥゥーーッ!!!」
絶頂を迎えるリーシャとエスト。更にーーーー
「はぁはぁ……い、一緒にイこ!?一緒にイこサフィー!んんッああっ!イッちゃうイッちゃう!あっ、あああーーーーッ!!!」
「あんっ!あんっ!一緒に……好きよミク!大好きよ!!ああっ、ふあぁぁぁぁーーーーッ!!」
ぐったりとする未来とサフィー。そしてーーーー
「忘れないから……はぁはぁ……リズの事もみんなの事も……ンンッああッ!イッ、イッちゃうーーーーッ!!」
「わたしも……はぁはぁ……アイリの事もミクの事も……ああっ……今夜の事も一生………んんッああああぁぁぁーーーーッ!!!!」
布団に倒れ込む愛莉とリズ。
こうして、六人での最後の夜が終わりを告げた。だがその表情は、誰の顔を見ても幸せそうで満足そうな表情だったーーーーー
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