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最終章
264.これが錬金術
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帝都を出発して既に十日が経とうとしていた。
「長閑だなー」
流石にここまで来ると、大規模都市はおろか中規模都市すら無く、人口千人程度の小規模都市や、人口数百人程度の村や集落が点在するだけだった。
小規模都市や村などで、三十人を超える冒険者をいっぺんに宿泊させられる宿屋はほぼ皆無である。故に、ここまで来たらもはや野宿という選択肢以外に取るべき道は無い。
幸いにもアルベルトやリズを含めた全員が冒険者であり、野宿の経験など数え切れないほどにしている。
木の幹を背にして眠り、常に一人無いし二人で焚き火の番。食料は現地調達で、その場で調理して食べる。当たり前だが風呂など無いので、身体は拭くだけ。そんな野宿生活を、長ければ何日何十日と行うのが冒険者という職業である。
「今日からは流石に野宿になりそうだね」
「そうね~。昨日も野宿を覚悟していたけれど、あの小規模都市にしては大きな宿屋のお陰で助かったものね~」
「そうね。まあ、流石にお風呂には入れなかったけど………」
「あはは……大衆浴場のある街の方がきっと珍しいんだよね」
そんな少女達の会話の中にあって、どうしても風呂だけは妥協出来ないのは、異世界からやって来た二人。
かつてカルズバール迷宮では八日ほど風呂に入れずに下層を目指すという経験をした未来と愛莉だが、正直お湯に浸したタオルで身体を拭くだけではスッキリしないし、皆には言わなかったが、とにかく頭が痒くて仕方がなかった。
もうあんな経験はしたくないと、運転席に座って運転している未来と、助手席に座っている愛莉は無言で気持ちをシンクロさせている。
やがて、日がもうすぐ落ちるという時分になり、六台の魔車はゆっくりと停車する。
そこは周りを見渡しても街などは無く、すぐ先に雑木林のある平原だった。今夜はここで野宿をする事になる。
「久しぶりの野宿ね」
「ふふぅ、でもここまで、アイリの作った魔車のお陰で信じられないくらい快適な旅だったわぁ」
ツヴァイフェッターの女性二人、ミルファとリュアーネがそんな会話をする。それは愛莉の耳にも入ったが、愛莉がその時に思ったのは、快適な旅はまだまだ終わらせないという思いだった。
「さて、少し早いが夕食にしよう。日が完全に暮れてからだと不便になるからね」
「では木材を集めて来ます。レイナは食事の準備を」
「うん。人数が多いから沢山集めて来てアルダー」
「おう、俺も手伝うぜ!」
「あ、ゼレットさん。お願いします」
流石は一流の冒険者達。誰もがテキパキと自分の役割の為に動き始めるのだが、そんな中で愛莉が魔法鞄からある物を取り出すと、皆の視線は一気に愛莉に集中した。
ドンッ
「え……テ、テーブル……?」
愛莉が取り出したのは、十人程が食卓を囲めそうな大きさのテーブル。それを次々に、計四つ取り出す。
そして次に取り出したのは、座り心地の良さそうな椅子。それを次々に、人数分取り出したのだ。
流石にこの光景を見て、誰もが唖然とした表情を浮かべる。まさか野宿する夕食の場に、こんなにも立派なテーブルと椅子が用意されるなど、一流の冒険者である皆にとっても初めての事だった。
「料理出しますので、みんな座ってください。あ、席は好きな所で」
愛莉にそう促されると、誰もが困惑した表情で顔を見合わせながら、それでも言われた通りに椅子に座る。座った椅子は愛莉が錬金術で作ったお手製の椅子で、座面が柔らかくて恐ろしく座り心地の良い椅子だった。
「凄いわ……お尻が沈むみたいな感じ……」
「ふわぁ……アイリさん凄い………」
リュアーネもレイナも、愛莉に感嘆しっぱなしという感じだ。他の面々も椅子の座り心地を確かめながらも、愛莉に視線を送る。
そんな皆の視線を一斉に集めた愛莉が、魔法鞄の中から次々に料理を取り出し、テーブルの上に並べてゆく。事前にファルディナの街や帝都、或いは旅の途中で立ち寄った街で、美味しそうな料理はその場で大量購入し、即座に魔法鞄に詰め込んだので、この人数でこのまま旅を続けても、ゆうに三ヶ月は食うに困らない量の料理が収納されている。
「おい、この料理……何で湯気が立ってやがるんだ……?」
「わたしの作ったマジックバッグの中では時間の経過が無いので」
愛莉の説明を聞き、驚愕の表情を浮かべる面々。有り得ない程の収納力、中では時間が経過しない、そんな魔法鞄など、この世には存在しない。もしも買おうとしたら、天文学的な値段になるだろう事は誰にでも想像出来た。
「はぁ……本当に凄いねアイリは」
「本人もそうだが、その錬金術とやらが優れ過ぎている………」
バルムンクと、普段あまり他人を褒める事の無いラギアですら愛莉に賞賛を送る。そんな様子を椅子に座ってニコニコと眺めている未来が、自分が褒められた時以上に嬉しい気持ちになっているのは言うまでもない。
「では頂こうか。女神アルテナと、アイリに感謝を」
今までほとんど知る者の居なかった、この世界の創造神たる女神アルテナの存在も、あの死霊王の姿が空一面を覆った事件をきっかけに、帝都中の人々が知る事となった。そしてそれはやがて帝国中に広がり、帝国中の人々が知る事となるだろう。
長い間、この世界の神の名は『ニルヴァーナ』という神だと信じられ、崇められてきた。もちろんこれは昔の人々が作り上げた想像上の神なのだが、今では帝国全土に『ニルヴァーナ教』が布教している。
そした真の女神の名を知り、『ニルヴァーナ教』が『アルテナ教』へと名を変えるのはもう少し先の話。
それはさて置いて、女神と自分の名を同列に並べて、食事のお祈りをするのは本気でやめて欲しい愛莉。あまりにも女神に対して失礼過ぎる。
だが、そんな愛莉が更に皆の度肝を抜いたのは食事の後である。
食後に愛莉が全員を引き連れて向かったのは、少し先の雑木林。この雑木林、未来の『気配察知』とリーシャの召喚獣『三眼狐』の探索により、モンスターや危険な猛獣などは居ないと確認済みである。
「サフィー、この辺の木を全部魔法で切り倒して」
「は?別にいいけど……」
「我も手伝おう」
珍しくラギアが自分から進んで手伝いをする。あの錬金術士が次に何をするのかが気になったというのが理由だが、ラギアもまたバルムンク同様、今回の旅でかなり性格が丸くなりつつあった。
サフィーとラギアの魔法で周りの木を全て切り倒し、更に風魔法で切り株を全て引き抜く。すると、雑木林の中にポッカリと拓けたスペースが出来上がった。
次に愛莉は、切り倒された木から大量の木の板を作り出す。今度は皆で協力しながら、その板を地面に綺麗に並べてゆく。
並べ終わった所で、大きな木の幹を全員で協力して板の張り巡らされた真ん中まで運ぶ。すると愛莉はその大きな木の幹に手を置き、再び錬金術を行使。それは形を変え、巨大な木製の箱へと姿を変えた。
この時点で、これが何なのかを察しているのはクローバーの少女達だけ。他の面々は愛莉が一瞬にして次々に色々な物を作り出す錬金術に、完全に目を奪われている。
「最後に背の高い柵を作って………」
それを再び皆の協力の元に設置してゆく。出入り出来るように、ちゃんと一か所ドアを付ける事も忘れない。蝶番が無いので、ドアと言っても引き戸だが。
「よし完成っと。リーシャお願い」
「任せて~。水の聖霊様、火の聖霊様、我にお力をお貸しください………」
中央に堂々と置かれた巨大な木の箱に、あっという間に湯が溜まる。この時点になってようやく全員、これが何なのかを理解する。
「これは……風呂か……?」
「うそ……こんなに立派なお風呂が……こんなに短時間で……!?」
「信じられない………」
クローバー以外の者達が全員驚愕の表情を浮かべるが、驚いてばかりもいられない。まさか風呂一つで混浴にする訳にもいかないので、同じ物をもう一つ作る必要がある。
「交代に入るとかじゃ駄目なの?」
Aランクパーティ、グロワールの女性回復術士が愛莉にそう訊ねる。
「体毛とか……落ちてるの見られても平気?」
体毛。髪の毛やらアソコの毛やら。女性陣が先に入浴した場合は男性陣にそれを見られ、男性陣が先の場合は女性陣がそれを目の当たりにする。
髪の毛ぐらいならまだ良いが、縮れた短い毛など落ちていた場合、髪の毛の色からそれが誰のモノなのか、おおよそ判別されてしまうだろう。
「絶っっっっっ対に嫌ッ!!」
愛莉はこれが女性の心だと理解しているので、最初から二つ作る気でいたのだ。
そしてようやく二つ目の風呂が完成した時には、既に幾つもの星が瞬いていたのだった。
「長閑だなー」
流石にここまで来ると、大規模都市はおろか中規模都市すら無く、人口千人程度の小規模都市や、人口数百人程度の村や集落が点在するだけだった。
小規模都市や村などで、三十人を超える冒険者をいっぺんに宿泊させられる宿屋はほぼ皆無である。故に、ここまで来たらもはや野宿という選択肢以外に取るべき道は無い。
幸いにもアルベルトやリズを含めた全員が冒険者であり、野宿の経験など数え切れないほどにしている。
木の幹を背にして眠り、常に一人無いし二人で焚き火の番。食料は現地調達で、その場で調理して食べる。当たり前だが風呂など無いので、身体は拭くだけ。そんな野宿生活を、長ければ何日何十日と行うのが冒険者という職業である。
「今日からは流石に野宿になりそうだね」
「そうね~。昨日も野宿を覚悟していたけれど、あの小規模都市にしては大きな宿屋のお陰で助かったものね~」
「そうね。まあ、流石にお風呂には入れなかったけど………」
「あはは……大衆浴場のある街の方がきっと珍しいんだよね」
そんな少女達の会話の中にあって、どうしても風呂だけは妥協出来ないのは、異世界からやって来た二人。
かつてカルズバール迷宮では八日ほど風呂に入れずに下層を目指すという経験をした未来と愛莉だが、正直お湯に浸したタオルで身体を拭くだけではスッキリしないし、皆には言わなかったが、とにかく頭が痒くて仕方がなかった。
もうあんな経験はしたくないと、運転席に座って運転している未来と、助手席に座っている愛莉は無言で気持ちをシンクロさせている。
やがて、日がもうすぐ落ちるという時分になり、六台の魔車はゆっくりと停車する。
そこは周りを見渡しても街などは無く、すぐ先に雑木林のある平原だった。今夜はここで野宿をする事になる。
「久しぶりの野宿ね」
「ふふぅ、でもここまで、アイリの作った魔車のお陰で信じられないくらい快適な旅だったわぁ」
ツヴァイフェッターの女性二人、ミルファとリュアーネがそんな会話をする。それは愛莉の耳にも入ったが、愛莉がその時に思ったのは、快適な旅はまだまだ終わらせないという思いだった。
「さて、少し早いが夕食にしよう。日が完全に暮れてからだと不便になるからね」
「では木材を集めて来ます。レイナは食事の準備を」
「うん。人数が多いから沢山集めて来てアルダー」
「おう、俺も手伝うぜ!」
「あ、ゼレットさん。お願いします」
流石は一流の冒険者達。誰もがテキパキと自分の役割の為に動き始めるのだが、そんな中で愛莉が魔法鞄からある物を取り出すと、皆の視線は一気に愛莉に集中した。
ドンッ
「え……テ、テーブル……?」
愛莉が取り出したのは、十人程が食卓を囲めそうな大きさのテーブル。それを次々に、計四つ取り出す。
そして次に取り出したのは、座り心地の良さそうな椅子。それを次々に、人数分取り出したのだ。
流石にこの光景を見て、誰もが唖然とした表情を浮かべる。まさか野宿する夕食の場に、こんなにも立派なテーブルと椅子が用意されるなど、一流の冒険者である皆にとっても初めての事だった。
「料理出しますので、みんな座ってください。あ、席は好きな所で」
愛莉にそう促されると、誰もが困惑した表情で顔を見合わせながら、それでも言われた通りに椅子に座る。座った椅子は愛莉が錬金術で作ったお手製の椅子で、座面が柔らかくて恐ろしく座り心地の良い椅子だった。
「凄いわ……お尻が沈むみたいな感じ……」
「ふわぁ……アイリさん凄い………」
リュアーネもレイナも、愛莉に感嘆しっぱなしという感じだ。他の面々も椅子の座り心地を確かめながらも、愛莉に視線を送る。
そんな皆の視線を一斉に集めた愛莉が、魔法鞄の中から次々に料理を取り出し、テーブルの上に並べてゆく。事前にファルディナの街や帝都、或いは旅の途中で立ち寄った街で、美味しそうな料理はその場で大量購入し、即座に魔法鞄に詰め込んだので、この人数でこのまま旅を続けても、ゆうに三ヶ月は食うに困らない量の料理が収納されている。
「おい、この料理……何で湯気が立ってやがるんだ……?」
「わたしの作ったマジックバッグの中では時間の経過が無いので」
愛莉の説明を聞き、驚愕の表情を浮かべる面々。有り得ない程の収納力、中では時間が経過しない、そんな魔法鞄など、この世には存在しない。もしも買おうとしたら、天文学的な値段になるだろう事は誰にでも想像出来た。
「はぁ……本当に凄いねアイリは」
「本人もそうだが、その錬金術とやらが優れ過ぎている………」
バルムンクと、普段あまり他人を褒める事の無いラギアですら愛莉に賞賛を送る。そんな様子を椅子に座ってニコニコと眺めている未来が、自分が褒められた時以上に嬉しい気持ちになっているのは言うまでもない。
「では頂こうか。女神アルテナと、アイリに感謝を」
今までほとんど知る者の居なかった、この世界の創造神たる女神アルテナの存在も、あの死霊王の姿が空一面を覆った事件をきっかけに、帝都中の人々が知る事となった。そしてそれはやがて帝国中に広がり、帝国中の人々が知る事となるだろう。
長い間、この世界の神の名は『ニルヴァーナ』という神だと信じられ、崇められてきた。もちろんこれは昔の人々が作り上げた想像上の神なのだが、今では帝国全土に『ニルヴァーナ教』が布教している。
そした真の女神の名を知り、『ニルヴァーナ教』が『アルテナ教』へと名を変えるのはもう少し先の話。
それはさて置いて、女神と自分の名を同列に並べて、食事のお祈りをするのは本気でやめて欲しい愛莉。あまりにも女神に対して失礼過ぎる。
だが、そんな愛莉が更に皆の度肝を抜いたのは食事の後である。
食後に愛莉が全員を引き連れて向かったのは、少し先の雑木林。この雑木林、未来の『気配察知』とリーシャの召喚獣『三眼狐』の探索により、モンスターや危険な猛獣などは居ないと確認済みである。
「サフィー、この辺の木を全部魔法で切り倒して」
「は?別にいいけど……」
「我も手伝おう」
珍しくラギアが自分から進んで手伝いをする。あの錬金術士が次に何をするのかが気になったというのが理由だが、ラギアもまたバルムンク同様、今回の旅でかなり性格が丸くなりつつあった。
サフィーとラギアの魔法で周りの木を全て切り倒し、更に風魔法で切り株を全て引き抜く。すると、雑木林の中にポッカリと拓けたスペースが出来上がった。
次に愛莉は、切り倒された木から大量の木の板を作り出す。今度は皆で協力しながら、その板を地面に綺麗に並べてゆく。
並べ終わった所で、大きな木の幹を全員で協力して板の張り巡らされた真ん中まで運ぶ。すると愛莉はその大きな木の幹に手を置き、再び錬金術を行使。それは形を変え、巨大な木製の箱へと姿を変えた。
この時点で、これが何なのかを察しているのはクローバーの少女達だけ。他の面々は愛莉が一瞬にして次々に色々な物を作り出す錬金術に、完全に目を奪われている。
「最後に背の高い柵を作って………」
それを再び皆の協力の元に設置してゆく。出入り出来るように、ちゃんと一か所ドアを付ける事も忘れない。蝶番が無いので、ドアと言っても引き戸だが。
「よし完成っと。リーシャお願い」
「任せて~。水の聖霊様、火の聖霊様、我にお力をお貸しください………」
中央に堂々と置かれた巨大な木の箱に、あっという間に湯が溜まる。この時点になってようやく全員、これが何なのかを理解する。
「これは……風呂か……?」
「うそ……こんなに立派なお風呂が……こんなに短時間で……!?」
「信じられない………」
クローバー以外の者達が全員驚愕の表情を浮かべるが、驚いてばかりもいられない。まさか風呂一つで混浴にする訳にもいかないので、同じ物をもう一つ作る必要がある。
「交代に入るとかじゃ駄目なの?」
Aランクパーティ、グロワールの女性回復術士が愛莉にそう訊ねる。
「体毛とか……落ちてるの見られても平気?」
体毛。髪の毛やらアソコの毛やら。女性陣が先に入浴した場合は男性陣にそれを見られ、男性陣が先の場合は女性陣がそれを目の当たりにする。
髪の毛ぐらいならまだ良いが、縮れた短い毛など落ちていた場合、髪の毛の色からそれが誰のモノなのか、おおよそ判別されてしまうだろう。
「絶っっっっっ対に嫌ッ!!」
愛莉はこれが女性の心だと理解しているので、最初から二つ作る気でいたのだ。
そしてようやく二つ目の風呂が完成した時には、既に幾つもの星が瞬いていたのだった。
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