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迷宮挑戦の章
122.死闘
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未来の華奢な身体が、リザードキングの攻撃の勢いで後ろに吹っ飛ばされる。
「ぶはっ……!!」
込み上げて来たのは、胃酸と嘔吐感。そして腹部への激しい痛み。
「未来ぅぅぅぅーーーーッ!!」
床を転がりながらも、未来の耳には愛しい愛莉の叫び声が届いていた。
「ぅ…………」
ぐわんぐわんと脳が揺すぶられるような感覚に襲われながらも、ふと思ったのは『生きてる』という思いだった。
(あれ……何で……)
あの巨大な三叉の槍に穿かれたのだ、即死は間違い無かった筈なのに、実際にはこうして生きていて、身体に感じる痛みも腹部のものだけ。
痛みに耐えながらも床に手を付き、片膝を立てる。そして反対の手で腹部を触ってみたがーーーー
「ごほっ……あれ……血とか出てない……」
そう、槍で穿かれたような刺し傷が一切無かったのだ。そればかりか、こんなにも隙だらけなのに一向に襲って来る気配も無い。どういう事なのかと改めてリザードキングを見る未来。その視線は真っ先に三叉の槍へと向いた。
「あれ……?何で先っちょが……」
見ると、リザードキングの持つ三叉の槍は、肝心の穂先である三叉の部分が無くなっていた。そしてその穂先の部分は、リザードキングのすぐ傍に落ちている。つまり、今のリザードキングが持っているのはただの鉄の棒である。
その鉄の棒を振り回しながら、鬱陶しそうに何かを叩き落とそうとしている。それを見た瞬間、未来は思わず呆然とした。
「愛莉………」
それは愛莉が懸命に魔力操作している円月輪。そう、愛莉は月閃刃で絶えずリザードキングに攻撃を仕掛け、何とか注意を逸しているのだ。
そして未来は全てを悟る。何故リザードキングの槍の穂先が床に落ちているのか、何故自分は大したダメージも受けずに今も生きているのか。
「あはは……また………助けて貰っちゃった」
あの瞬間、未来がリザードキングに突っ込むと、リザードキングは三叉の槍を振り上げていた。その一瞬を狙って、愛莉は月閃刃で槍の穂先を斬り落としていたのだ。
その後、未来に向かって槍を突き出したリザードキングだが、その時既に穂先は無く、未来は鉄の棒の先端で腹部を突かれるに至った。
もちろんレベル62のリザードキングの一撃は、穂先が無くても相当な威力だ。だが未来とてレベル50近い冒険者。防御力は相当なもので、棒の先端で突かれたぐらいでは致命傷にはならない。
身体がぶるりと震える。だがそれは恐怖によるものではない。
助けて貰った。また助けて貰った。いつも愛莉の事を守っている気でいたのに、実はいつも守られている。
もう会えなくなる所だった。愛莉が助けてくれなければ、もう二度と最愛の人と会えなくなる所だった。
ずっと一緒に居たい。片時も離れたくない。もう二度と、走馬灯なんて見たくない。
一緒に帰るんだ。ファルディナの街に一緒に帰るんだ。
そしていつか、一緒に元の世界に帰るんだ。日本に帰るんだ。そしてまた、一緒の高校に通うんだ。
「だから……負けてられないっての!!」
そして美少女剣士は立ち上がる。残念ながら、あのリザードキングを接近戦で倒すには力不足だ。それはもう理解した。
でも、こちらには仲間が居る。愛莉が、リーシャが、サフィーが、エストが。頼りになる仲間達が居るのだ。
だからもう、一人で無茶をするのはやめよう。今まで何とかなってたのは運が良かっただけだ。何とかなっていたから少し調子に乗ってしまっていた。
「チームプレイは得意だし!」
そして剣を構える。もう二度と接近戦はしない。ここからはSPが尽きるまでーーーーー
「飛翔斬!!」
飛翔斬の連発だ。
■■■
間一髪だった。あの瞬間、僅かでも魔力操作をミスってリザードキングの三叉の槍の穂先を落とせていなかったらーーーーー未来は死んでいた。
だが間一髪で月閃刃が間に合った。それで未来を救う事が出来たが、気を抜く訳にはいかない。
吹っ飛ばされた未来にリザードキングが追い打ちを掛ければ、再び死の危険に晒される。そうならないようにリザードキングの注意を引かなくてはならない。未来の所へと行かせないように。
「はっ!」
随分と上達した魔力操作だが、操作している間は常にMPを消費する。だが魔力操作をしながらマジックポーションは飲めない。つまり自分の魔力が尽きる前に、何とか未来に復活して貰わなくてはならないという不安が首をもたげたが…………それは杞憂に終わった。
(未来!良かった未来!)
かなりダメージは負っている様子だが、どうやら気を失ったりはしていなかったらしく、床に手を付きながら弱々しく立ち上がった。だが動ければそれでいい後はーーーーー
(早く転移で戻って!エストに回復して貰って未来!)
戻って来てくれれば、こちらにはエストという回復術士が居るのだ。すぐにダメージを癒やしてくれる。
だが、何故か未来は戻って来ようとはしない。円月輪を操作しながらも、リザードキングの真後ろに居る未来は常に視界に入っている。その未来が、剣を構えたではないか。
(未来……?)
愛莉の月閃刃に手を焼いていたリザードキングだが、徐々にタイミングを掴みつつあるのか、紙一重で上手く躱すようになっていた。そして逆にこちらの隙を狙っている素振りすら見せている。
そう、未来にはそれが分かっていた。なので今は回復の為に戻る時ではない。愛莉が作ってくれたこのチャンスに、全てをぶつけようとしている。
「飛翔斬!!」
愛莉の月閃刃に気を取られているリザードキングに、未来の【飛翔斬】が襲い掛かる。攻撃を気配で察したのか、ギリギリの所で何とか躱すも、体勢が少し崩れた。それを見た愛莉は瞬時に未来の意図を察する。
未来はこのまま力づくで押し切ろうとしている。一度体勢を立て直すのは確かに戦闘では必要な事だが、それは時と場合による。今この場で体勢を立て直すという事は、相手にもその機会を与えるという事。実力差がある相手に立て直しの猶予を与えるというのは、戦略としては下の下だ。未来は本能的にそれを察しているのだ。
「サフィー!!」
「分かってるわ!!炎槍!!」
サフィーの中級魔法【炎槍】がリザードキングの右肩に突き刺さる。その瞬間リザードキングの右半身が炎に包まれた。
「外した!!」
「大丈夫!攻撃続けて!!」
サフィーが狙ったのは身体の中心。弱点である『核』がある位置だが、リザードキングは体勢を崩しながらも身体を捩り、サフィーの魔法から自身の弱点を外した。
頭脳、判断力、そしてそれを可能にする身体能力は驚愕に値する。これぞまさしく王、死して尚、死霊と化して尚リザードマンの頂点に君臨するリザードマンの王、リザードキング。
数千年前に実在したリザードマンとは、戦闘力に秀でた戦闘種族。それでありながら、手先の器用さを活かした集落は他種族を圧倒するほどに素晴らしかった。
そんな種族の王たるリザードキングは、今まで戦って来たモンスターとは一線を画す存在。改めてその力を見せつけられたクローバーだが、だからと言って心が折れる者など一人も居ない。
「風刃!水刃!」
「はあっ!……なかなか当たらなーーーッ!!?エスト防御壁!」
「光壁!」
激しい攻防。攻撃を繰り出しては避けられ相殺され、穂先の失った槍で隙を見て攻撃を繰り出してくるリザードキングだが、エストが即座に防御する。どうやら衝撃波を飛ばすのに穂先の有無は関係無いらしい。
そして徐々に、皆に焦りの色が濃くなり始める。相手の力の底が分からない不気味さ。何度も技を繰り出して来るリザードキングだが、その原動力とは何なのか。自分達同様、MPやSPを消費しているのだろうか?だとしたら、それはあとどれ位で枯渇するのだろうか?
まさか無限なのだろうか?何も分からないからこそ、少女達に焦りの感情が生まれる。
(みんなのHP、MP、SP残量は見えるのに………)
自分よりもレベルが上の格上だからなのか、それとも『鑑定眼』のレベルが足りないからなのか、愛莉の目に映るリザードキングの情報はレベルのみ。
そう言えば以前、ギルドマスターのオルガノフを鑑定した時もレベルしか表示されなかった。どんなスキルを持っているのか、現在のHP、MP、SPはどれ位なのか、その情報が一切見えなかった。
(でも……やれる事をやるだけ………だよね未来)
相手の情報が見えれば見えるほど、それは愛莉にとってのアドバンテージになるが、見えないのだから仕方ない。そんな無い物ねだりをしている暇など、どの道無いのだ。今はとにかく攻撃あるのみ。
自分達のMP、SPが尽きるのが先か、リザードキングを倒すのが先かーーーーー戦闘は佳境に入っている。
そんな中、一人何も出来ずに佇む水色の髪の少女。
(わたしは…………)
風鼬を呼び出す事が出来ずに、戦闘に参加出来ないリーシャは、唇を噛みながら思わず天を仰いだーーーー
「ぶはっ……!!」
込み上げて来たのは、胃酸と嘔吐感。そして腹部への激しい痛み。
「未来ぅぅぅぅーーーーッ!!」
床を転がりながらも、未来の耳には愛しい愛莉の叫び声が届いていた。
「ぅ…………」
ぐわんぐわんと脳が揺すぶられるような感覚に襲われながらも、ふと思ったのは『生きてる』という思いだった。
(あれ……何で……)
あの巨大な三叉の槍に穿かれたのだ、即死は間違い無かった筈なのに、実際にはこうして生きていて、身体に感じる痛みも腹部のものだけ。
痛みに耐えながらも床に手を付き、片膝を立てる。そして反対の手で腹部を触ってみたがーーーー
「ごほっ……あれ……血とか出てない……」
そう、槍で穿かれたような刺し傷が一切無かったのだ。そればかりか、こんなにも隙だらけなのに一向に襲って来る気配も無い。どういう事なのかと改めてリザードキングを見る未来。その視線は真っ先に三叉の槍へと向いた。
「あれ……?何で先っちょが……」
見ると、リザードキングの持つ三叉の槍は、肝心の穂先である三叉の部分が無くなっていた。そしてその穂先の部分は、リザードキングのすぐ傍に落ちている。つまり、今のリザードキングが持っているのはただの鉄の棒である。
その鉄の棒を振り回しながら、鬱陶しそうに何かを叩き落とそうとしている。それを見た瞬間、未来は思わず呆然とした。
「愛莉………」
それは愛莉が懸命に魔力操作している円月輪。そう、愛莉は月閃刃で絶えずリザードキングに攻撃を仕掛け、何とか注意を逸しているのだ。
そして未来は全てを悟る。何故リザードキングの槍の穂先が床に落ちているのか、何故自分は大したダメージも受けずに今も生きているのか。
「あはは……また………助けて貰っちゃった」
あの瞬間、未来がリザードキングに突っ込むと、リザードキングは三叉の槍を振り上げていた。その一瞬を狙って、愛莉は月閃刃で槍の穂先を斬り落としていたのだ。
その後、未来に向かって槍を突き出したリザードキングだが、その時既に穂先は無く、未来は鉄の棒の先端で腹部を突かれるに至った。
もちろんレベル62のリザードキングの一撃は、穂先が無くても相当な威力だ。だが未来とてレベル50近い冒険者。防御力は相当なもので、棒の先端で突かれたぐらいでは致命傷にはならない。
身体がぶるりと震える。だがそれは恐怖によるものではない。
助けて貰った。また助けて貰った。いつも愛莉の事を守っている気でいたのに、実はいつも守られている。
もう会えなくなる所だった。愛莉が助けてくれなければ、もう二度と最愛の人と会えなくなる所だった。
ずっと一緒に居たい。片時も離れたくない。もう二度と、走馬灯なんて見たくない。
一緒に帰るんだ。ファルディナの街に一緒に帰るんだ。
そしていつか、一緒に元の世界に帰るんだ。日本に帰るんだ。そしてまた、一緒の高校に通うんだ。
「だから……負けてられないっての!!」
そして美少女剣士は立ち上がる。残念ながら、あのリザードキングを接近戦で倒すには力不足だ。それはもう理解した。
でも、こちらには仲間が居る。愛莉が、リーシャが、サフィーが、エストが。頼りになる仲間達が居るのだ。
だからもう、一人で無茶をするのはやめよう。今まで何とかなってたのは運が良かっただけだ。何とかなっていたから少し調子に乗ってしまっていた。
「チームプレイは得意だし!」
そして剣を構える。もう二度と接近戦はしない。ここからはSPが尽きるまでーーーーー
「飛翔斬!!」
飛翔斬の連発だ。
■■■
間一髪だった。あの瞬間、僅かでも魔力操作をミスってリザードキングの三叉の槍の穂先を落とせていなかったらーーーーー未来は死んでいた。
だが間一髪で月閃刃が間に合った。それで未来を救う事が出来たが、気を抜く訳にはいかない。
吹っ飛ばされた未来にリザードキングが追い打ちを掛ければ、再び死の危険に晒される。そうならないようにリザードキングの注意を引かなくてはならない。未来の所へと行かせないように。
「はっ!」
随分と上達した魔力操作だが、操作している間は常にMPを消費する。だが魔力操作をしながらマジックポーションは飲めない。つまり自分の魔力が尽きる前に、何とか未来に復活して貰わなくてはならないという不安が首をもたげたが…………それは杞憂に終わった。
(未来!良かった未来!)
かなりダメージは負っている様子だが、どうやら気を失ったりはしていなかったらしく、床に手を付きながら弱々しく立ち上がった。だが動ければそれでいい後はーーーーー
(早く転移で戻って!エストに回復して貰って未来!)
戻って来てくれれば、こちらにはエストという回復術士が居るのだ。すぐにダメージを癒やしてくれる。
だが、何故か未来は戻って来ようとはしない。円月輪を操作しながらも、リザードキングの真後ろに居る未来は常に視界に入っている。その未来が、剣を構えたではないか。
(未来……?)
愛莉の月閃刃に手を焼いていたリザードキングだが、徐々にタイミングを掴みつつあるのか、紙一重で上手く躱すようになっていた。そして逆にこちらの隙を狙っている素振りすら見せている。
そう、未来にはそれが分かっていた。なので今は回復の為に戻る時ではない。愛莉が作ってくれたこのチャンスに、全てをぶつけようとしている。
「飛翔斬!!」
愛莉の月閃刃に気を取られているリザードキングに、未来の【飛翔斬】が襲い掛かる。攻撃を気配で察したのか、ギリギリの所で何とか躱すも、体勢が少し崩れた。それを見た愛莉は瞬時に未来の意図を察する。
未来はこのまま力づくで押し切ろうとしている。一度体勢を立て直すのは確かに戦闘では必要な事だが、それは時と場合による。今この場で体勢を立て直すという事は、相手にもその機会を与えるという事。実力差がある相手に立て直しの猶予を与えるというのは、戦略としては下の下だ。未来は本能的にそれを察しているのだ。
「サフィー!!」
「分かってるわ!!炎槍!!」
サフィーの中級魔法【炎槍】がリザードキングの右肩に突き刺さる。その瞬間リザードキングの右半身が炎に包まれた。
「外した!!」
「大丈夫!攻撃続けて!!」
サフィーが狙ったのは身体の中心。弱点である『核』がある位置だが、リザードキングは体勢を崩しながらも身体を捩り、サフィーの魔法から自身の弱点を外した。
頭脳、判断力、そしてそれを可能にする身体能力は驚愕に値する。これぞまさしく王、死して尚、死霊と化して尚リザードマンの頂点に君臨するリザードマンの王、リザードキング。
数千年前に実在したリザードマンとは、戦闘力に秀でた戦闘種族。それでありながら、手先の器用さを活かした集落は他種族を圧倒するほどに素晴らしかった。
そんな種族の王たるリザードキングは、今まで戦って来たモンスターとは一線を画す存在。改めてその力を見せつけられたクローバーだが、だからと言って心が折れる者など一人も居ない。
「風刃!水刃!」
「はあっ!……なかなか当たらなーーーッ!!?エスト防御壁!」
「光壁!」
激しい攻防。攻撃を繰り出しては避けられ相殺され、穂先の失った槍で隙を見て攻撃を繰り出してくるリザードキングだが、エストが即座に防御する。どうやら衝撃波を飛ばすのに穂先の有無は関係無いらしい。
そして徐々に、皆に焦りの色が濃くなり始める。相手の力の底が分からない不気味さ。何度も技を繰り出して来るリザードキングだが、その原動力とは何なのか。自分達同様、MPやSPを消費しているのだろうか?だとしたら、それはあとどれ位で枯渇するのだろうか?
まさか無限なのだろうか?何も分からないからこそ、少女達に焦りの感情が生まれる。
(みんなのHP、MP、SP残量は見えるのに………)
自分よりもレベルが上の格上だからなのか、それとも『鑑定眼』のレベルが足りないからなのか、愛莉の目に映るリザードキングの情報はレベルのみ。
そう言えば以前、ギルドマスターのオルガノフを鑑定した時もレベルしか表示されなかった。どんなスキルを持っているのか、現在のHP、MP、SPはどれ位なのか、その情報が一切見えなかった。
(でも……やれる事をやるだけ………だよね未来)
相手の情報が見えれば見えるほど、それは愛莉にとってのアドバンテージになるが、見えないのだから仕方ない。そんな無い物ねだりをしている暇など、どの道無いのだ。今はとにかく攻撃あるのみ。
自分達のMP、SPが尽きるのが先か、リザードキングを倒すのが先かーーーーー戦闘は佳境に入っている。
そんな中、一人何も出来ずに佇む水色の髪の少女。
(わたしは…………)
風鼬を呼び出す事が出来ずに、戦闘に参加出来ないリーシャは、唇を噛みながら思わず天を仰いだーーーー
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