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迷宮挑戦の章
81.出会いと別れ 中編
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冒険者ギルドで初めてリーシャさんとサフィーさんに会ったその日の夕刻。
あの後、わたしはカロンさんに追いつき、いつものように街の外へレベル上げに赴いた。ギルドホールでカロンさんが怖い顔をしていたので、話し掛けるのが正直怖かったのだけど、勇気を出して話し掛けると既にいつものカロンさんに戻っていた。
でも、リーシャさん達の事は何も訊かない事にした。訊いては駄目な気がしたから。
今日も無事にレベル上げと、薬草採取の依頼をこなしたカロンさんとわたし。一時はどうなる事かと思ったけど、カロンさんはいつも通りだった。
ギルドで依頼の報酬を頂いて、この日は解散。空はもう茜色で、夕焼けが街を紅く染めて綺麗だった。
そんな茜色に染まる街で、わたしは偶然リーシャさんとサフィーさんに出会った。街の服屋さんの前で、二人がショーウインドウを眺めていた。
(あ………あれは………)
思わず硬直するわたし。今朝ギルドで出会ったわたし達だけど、もしかしたら向こうはわたしの事なんて覚えてないかもしれない。
ううん、きっと覚えていないと思う。だって、あんなに素敵な人達が、わたしみたいな存在感の薄い者を覚えている筈なんてないから。
そんな事を考えながら、俯いて二人の後ろを通り過ぎようとしたその時ーーーーー
「あら?今朝、ギルドで会ったわよねぇ?」
ゆるふわな水色の髪の美少女ーーーーリーシャさんがわたしに気付いて声を掛けてくれた。
「ひゃ!?あ、ああああのっ………!!」
「はぁ?何よあんた、もしかして覚えてないの?」
魔道士の服装をした美少女、サフィーさんが訝しげにわたしに話し掛けて来た。
滅相もございません!もちろん覚えてます!寧ろ、わたしの事を覚えていてくれた事に衝撃をーーーー
「い、いえ!あの、今朝はカロンさんが何か失礼なーーーー」
「カロン?ああ、あの金髪の奴ね。あんた、あいつの仲間?」
「は、はい………パーティを組ませて頂いていて………」
あう……サフィーさんが怖い………今朝も凄い剣幕でカロンさんに文句を言っていたし………
でも……こういう風にズバズバ何でも言えるのは……とても憧れる。わたしは………ほんの少しの意見すら相手に言い出せないから…………
「あら~、そうなのね。ごめんなさいね、彼にパーティに誘われたのだけど、私たち男性が苦手なのよぉ」
「そ、そうだったんですね……」
何とも言えない気持ちになった。わたしに何の相談も無く、このお二人をパーティに誘ったカロンさん。
初めて見た時から、何故かわたしの心を捉えて離さないリーシャさんとサフィーさん。断られたと聞いて、凄く残念な気持ちと同時に、わたしに何の相談も無かったカロンさんに対して、少しの悲しみを抱いた。
「それにしても……貴女すごく綺麗よね~」
「…………へ?」
ウソ………綺麗って言われた………
「そうね。その格好って、あんた回復術士か何か?」
「あ………は、はい!」
「ふーん……いいわね回復術士………何であんな男なんかと……」
「え…………?」
「な、なんでもないわ!それよりあんた、ランクは何?」
「えっと……Eランクです……数日前に冒険者登録をしたばかりなので………」
「あらぁ、そうなのね~!私たちも昨日冒険者登録したばかりなのよ~」
「え………?そうなんですか?」
「そうなのそうなの~!あ、名乗って無かったわね。わたしはリーシャ。そしてこの娘がーーーー」
知ってる………リーシャさんと、こちらがーーーー
「サフィーよ。職業は『魔道士』」
「あ………エ、エストです!職業は『回復術士』で、あの………実はわたしーーーー」
戦闘も出来るんです!そう言う前に、リーシャさんがわたしの手を握って来た。
「ひゃあ!?」
「わたし達、田舎の村から出て来たものだから、誰も知り合いが居なくて寂しかったのよ~!良かったらエスト、お友達になりましょ!?」
え………お、お友達……!?
「え?え?」
噓………うそっ!?こんなに素敵な人達が………わ、わたしのお友達に……!?
「そ、それがいいわね!知り合いは多い方がお互い得だわ!」
サ、サフィーさんまで………本当にいいの……?
「どうかしらエスト、わたし達とお友達になってくれるかしら?」
「も、もちろんです!あの……宜しくお願いします!」
こうして、信じられない事にわたしとリーシャさん、サフィーさんの三人はお友達………ごほん!えっと……友人関係になった。と言うか、させて頂いた。
それからは、ギルドで会った時には手を振って貰ったり、街中で偶然会った時にはお話をしたりと(ギルドホールでは隣にカロンさんが居るので控えてます)、わたし達の仲は日に日に深まっていった。
そんなある日、いつものようにギルドホールへ行くと、カロンさんが前方を見つめていた。そこには、一組の男女の冒険者が掲示板を眺めていた。
カロンさんはその二人の方へ歩み寄ると、いつもの爽やかな笑顔で二人に話し掛けた。
「失礼、君が新人冒険者の中でも噂のルーキー、スナイプ殿かな?」
カロンさんが話し掛けると、二人がカロンさんの方を振り向く。そして、スナイプさんと呼ばれた男性が、口端を愉快そうに上げながら、カロンさんに返事をした。
「そういうあんたはカロンだろ?腕のいい槍使いが居るって新人達から評判だぜ?」
スナイプさんがそう言うと、カロンさんも愉快そうな表情を浮かべた。そんなスナイプさんの横には、赤い三つ編みの髪の、紫色のローブを纏った女性が立っている。少しだけ目つきは鋭い印象を受けたけど、可愛らしい方だなと思った。
「ところでカロン、噂に聞いたんだが、あんたあの二人とーーーーー」
そこからは、何故か小声で会話をする二人。わたしが首を傾げると、スナイプさんの横に立っている女性が、わたしに話し掛けてきた。
「貴女、もしかして回復術士?」
「え?は、はい!」
「ふーん……」
会話はそれで終わってしまった。わたしは何となく口をつぐみ、彼女もそれ以上わたしに話し掛けて来る事も無かった。
何となく俯きながら無言で待っていると、どうやらカロンさん達の話が終わったみたいで、スナイプさんが隣の女性にこう告げた。
「決まったぞメリッサ。今日からこの四人でパーティを組む」
……………え?
「そう………宜しくね」
ど、どういう事?何故急にそんな事に………わたしは、何も聞かされていない…………
「ははは!宜しく頼むよ。僕はカロン、見ての通り槍使いさ!」
「スナイプだ。剣士だ」
「メリッサよ。見ての通りの魔道士」
メリッサさんは……何の疑問も無いかのように自己紹介をしている。
もしかして………事前にこうなると分かっていた……?何も知らなかったのは……わたしだけ?
「魔道士とは心強いね。さあエスト、あとは君だけだ」
「え………?あ、はい………あの……………エストです。職業は回復術士で………」
「回復術士かぁーー!!ポーションって値段高いし、マジで助かるわぁーーっ!!」
この時も、【身壊術】の事は言えなかった。と言うか、それ以外は何も言えなかった。
本当は、色々と聞きたい事があった。何故急にこの四人でパーティを組む事になったのか、何故カロンさんは一言も相談してくれないのか。
わたしはチラリとメリッサさんを見る。女性の……魔道士。サフィーさんと同じ魔道士。
(あれ……?わたし……何かホッとしてる……?)
どうやら、カロンさんと二人でパーティを組んでいる事が、わたし自身気が付いていなかった程に緊張していたらしいと、その時になって気付いた。
だから形はどうあれ、同じパーティに同性のメリッサさんが居るというその事実に、わたしは安堵感を覚えたらしい。
(メリッサさん………仲良くなれるかな……)
雰囲気は何となくサフィーさんに似ている。それならもしかしたら………サフィーさんと仲良くなれたのだから、きっとメリッサさんとも………。
そんな期待をしていたわたしだったけど………わたしとメリッサさんとの距離は、何故か日に日に遠くなって行ったのだったーーーーー
あの後、わたしはカロンさんに追いつき、いつものように街の外へレベル上げに赴いた。ギルドホールでカロンさんが怖い顔をしていたので、話し掛けるのが正直怖かったのだけど、勇気を出して話し掛けると既にいつものカロンさんに戻っていた。
でも、リーシャさん達の事は何も訊かない事にした。訊いては駄目な気がしたから。
今日も無事にレベル上げと、薬草採取の依頼をこなしたカロンさんとわたし。一時はどうなる事かと思ったけど、カロンさんはいつも通りだった。
ギルドで依頼の報酬を頂いて、この日は解散。空はもう茜色で、夕焼けが街を紅く染めて綺麗だった。
そんな茜色に染まる街で、わたしは偶然リーシャさんとサフィーさんに出会った。街の服屋さんの前で、二人がショーウインドウを眺めていた。
(あ………あれは………)
思わず硬直するわたし。今朝ギルドで出会ったわたし達だけど、もしかしたら向こうはわたしの事なんて覚えてないかもしれない。
ううん、きっと覚えていないと思う。だって、あんなに素敵な人達が、わたしみたいな存在感の薄い者を覚えている筈なんてないから。
そんな事を考えながら、俯いて二人の後ろを通り過ぎようとしたその時ーーーーー
「あら?今朝、ギルドで会ったわよねぇ?」
ゆるふわな水色の髪の美少女ーーーーリーシャさんがわたしに気付いて声を掛けてくれた。
「ひゃ!?あ、ああああのっ………!!」
「はぁ?何よあんた、もしかして覚えてないの?」
魔道士の服装をした美少女、サフィーさんが訝しげにわたしに話し掛けて来た。
滅相もございません!もちろん覚えてます!寧ろ、わたしの事を覚えていてくれた事に衝撃をーーーー
「い、いえ!あの、今朝はカロンさんが何か失礼なーーーー」
「カロン?ああ、あの金髪の奴ね。あんた、あいつの仲間?」
「は、はい………パーティを組ませて頂いていて………」
あう……サフィーさんが怖い………今朝も凄い剣幕でカロンさんに文句を言っていたし………
でも……こういう風にズバズバ何でも言えるのは……とても憧れる。わたしは………ほんの少しの意見すら相手に言い出せないから…………
「あら~、そうなのね。ごめんなさいね、彼にパーティに誘われたのだけど、私たち男性が苦手なのよぉ」
「そ、そうだったんですね……」
何とも言えない気持ちになった。わたしに何の相談も無く、このお二人をパーティに誘ったカロンさん。
初めて見た時から、何故かわたしの心を捉えて離さないリーシャさんとサフィーさん。断られたと聞いて、凄く残念な気持ちと同時に、わたしに何の相談も無かったカロンさんに対して、少しの悲しみを抱いた。
「それにしても……貴女すごく綺麗よね~」
「…………へ?」
ウソ………綺麗って言われた………
「そうね。その格好って、あんた回復術士か何か?」
「あ………は、はい!」
「ふーん……いいわね回復術士………何であんな男なんかと……」
「え…………?」
「な、なんでもないわ!それよりあんた、ランクは何?」
「えっと……Eランクです……数日前に冒険者登録をしたばかりなので………」
「あらぁ、そうなのね~!私たちも昨日冒険者登録したばかりなのよ~」
「え………?そうなんですか?」
「そうなのそうなの~!あ、名乗って無かったわね。わたしはリーシャ。そしてこの娘がーーーー」
知ってる………リーシャさんと、こちらがーーーー
「サフィーよ。職業は『魔道士』」
「あ………エ、エストです!職業は『回復術士』で、あの………実はわたしーーーー」
戦闘も出来るんです!そう言う前に、リーシャさんがわたしの手を握って来た。
「ひゃあ!?」
「わたし達、田舎の村から出て来たものだから、誰も知り合いが居なくて寂しかったのよ~!良かったらエスト、お友達になりましょ!?」
え………お、お友達……!?
「え?え?」
噓………うそっ!?こんなに素敵な人達が………わ、わたしのお友達に……!?
「そ、それがいいわね!知り合いは多い方がお互い得だわ!」
サ、サフィーさんまで………本当にいいの……?
「どうかしらエスト、わたし達とお友達になってくれるかしら?」
「も、もちろんです!あの……宜しくお願いします!」
こうして、信じられない事にわたしとリーシャさん、サフィーさんの三人はお友達………ごほん!えっと……友人関係になった。と言うか、させて頂いた。
それからは、ギルドで会った時には手を振って貰ったり、街中で偶然会った時にはお話をしたりと(ギルドホールでは隣にカロンさんが居るので控えてます)、わたし達の仲は日に日に深まっていった。
そんなある日、いつものようにギルドホールへ行くと、カロンさんが前方を見つめていた。そこには、一組の男女の冒険者が掲示板を眺めていた。
カロンさんはその二人の方へ歩み寄ると、いつもの爽やかな笑顔で二人に話し掛けた。
「失礼、君が新人冒険者の中でも噂のルーキー、スナイプ殿かな?」
カロンさんが話し掛けると、二人がカロンさんの方を振り向く。そして、スナイプさんと呼ばれた男性が、口端を愉快そうに上げながら、カロンさんに返事をした。
「そういうあんたはカロンだろ?腕のいい槍使いが居るって新人達から評判だぜ?」
スナイプさんがそう言うと、カロンさんも愉快そうな表情を浮かべた。そんなスナイプさんの横には、赤い三つ編みの髪の、紫色のローブを纏った女性が立っている。少しだけ目つきは鋭い印象を受けたけど、可愛らしい方だなと思った。
「ところでカロン、噂に聞いたんだが、あんたあの二人とーーーーー」
そこからは、何故か小声で会話をする二人。わたしが首を傾げると、スナイプさんの横に立っている女性が、わたしに話し掛けてきた。
「貴女、もしかして回復術士?」
「え?は、はい!」
「ふーん……」
会話はそれで終わってしまった。わたしは何となく口をつぐみ、彼女もそれ以上わたしに話し掛けて来る事も無かった。
何となく俯きながら無言で待っていると、どうやらカロンさん達の話が終わったみたいで、スナイプさんが隣の女性にこう告げた。
「決まったぞメリッサ。今日からこの四人でパーティを組む」
……………え?
「そう………宜しくね」
ど、どういう事?何故急にそんな事に………わたしは、何も聞かされていない…………
「ははは!宜しく頼むよ。僕はカロン、見ての通り槍使いさ!」
「スナイプだ。剣士だ」
「メリッサよ。見ての通りの魔道士」
メリッサさんは……何の疑問も無いかのように自己紹介をしている。
もしかして………事前にこうなると分かっていた……?何も知らなかったのは……わたしだけ?
「魔道士とは心強いね。さあエスト、あとは君だけだ」
「え………?あ、はい………あの……………エストです。職業は回復術士で………」
「回復術士かぁーー!!ポーションって値段高いし、マジで助かるわぁーーっ!!」
この時も、【身壊術】の事は言えなかった。と言うか、それ以外は何も言えなかった。
本当は、色々と聞きたい事があった。何故急にこの四人でパーティを組む事になったのか、何故カロンさんは一言も相談してくれないのか。
わたしはチラリとメリッサさんを見る。女性の……魔道士。サフィーさんと同じ魔道士。
(あれ……?わたし……何かホッとしてる……?)
どうやら、カロンさんと二人でパーティを組んでいる事が、わたし自身気が付いていなかった程に緊張していたらしいと、その時になって気付いた。
だから形はどうあれ、同じパーティに同性のメリッサさんが居るというその事実に、わたしは安堵感を覚えたらしい。
(メリッサさん………仲良くなれるかな……)
雰囲気は何となくサフィーさんに似ている。それならもしかしたら………サフィーさんと仲良くなれたのだから、きっとメリッサさんとも………。
そんな期待をしていたわたしだったけど………わたしとメリッサさんとの距離は、何故か日に日に遠くなって行ったのだったーーーーー
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