35 / 316
駆け出し冒険者の章
34.次のステップ
しおりを挟む
たっぷりと報酬を得た未来達は、昨日みんなで決めたパーティ名”クローバー”をギルドに登録し、ようやくギルドを後にした。
「お腹空いたーーッ!!」
夕食と風呂、どちらを先にしようかと愛莉が言い出すと、かなり食い気味に未来がそんな事を言ったので、四人で昨晩行ったリーシャ達の行きつけの店へとなだれ込む。
「いらっしゃいませー!」
店に入って元気よく耳に飛び込んで来た声は、従業員でもあり店主の娘でもある少女の明るい声。
「こんばんはーッ!」
「あ、皆さんいらっしゃいませ!」
「こんばんはセセラちゃん」
少女の名前はセセラというらしく、年は十四歳。栗色の綺麗な髪を背中まで伸ばした可愛い少女で、未来も愛莉も年が近いのですぐに仲良くなった。
「こんばんはセセラ、いつものオススメ宜しくね」
「はーい!皆さん同じ物でいいですか?」
「あたしは追加でワイルドウルフの串焼き三本ね!」
「はい、ご注文承りました!」
注文を繰り返し、セセラは厨房へと消えてゆく。リーシャとサフィーは未来が追加で串肉を三本も注文した事に驚いたが、愛莉はこれが未来の平常運転だと分かっているのでもちろん驚かない。昔からとにかく身体を動かすのが好きで、スポーツで鍛えた筋肉が全身に付いて引き締まっている未来は、代謝が良いのでいくら食べても太る事は無い。
また、食べた分だけ身体も動かすので、すぐに腹が減る。今日もワイルドウルフの前線で、身体を目一杯動かしながら戦っていたので腹ぺこだった。
「じゃあ、今日の報酬を分配するわぁ」
リーシャが銀貨が詰まった袋を懐から取り出す。大銀貨だと均等に分配出来ないので、全て銀貨で渡して貰った。
今日の報酬は大銀貨五枚と銀貨二枚。銀貨換算で五十二枚なので、取り分は一人銀貨十三枚だ。渡された銀貨を見て、サフィーがゴクリと喉を鳴らす。
「こ、この銀貨だけで宿屋代が一年分払えるわね……まさかこんなに稼げるなんて……」
四人が借りている部屋は二人部屋なので、一ヶ月の料金は銀貨一枚。一年分支払っても釣りが出る程の報酬を、今日一日で稼いでしまった。その事実を目の当たりにし、引き攣った笑みを浮かべるサフィー。
「ま、毎日ワイルドウルフ狩ってれば……生活に困る事は無いわね……」
「もうサフィーったら。それはイリアーナさんから駄目って釘を差されたでしょう?わたし達のパーティ”クローバー”は今後、ワイルドウルフを狩る事を禁止しますって」
そう、実はギルドを後にする際に受付嬢のイリアーナにそう告げられたのだ。その理由を訪ねてみると、毎日この勢いでワイルドウルフを乱獲されると、そのうちグリーグの森からワイルドウルフが居なくなってしまう。そうなると、次に新人冒険者が入って来た際のランクアップモンスター狩りが出来なくなってしまう、と言うのが理由だった。
これを破った場合、冒険者資格剥奪とまではいかないが、ファルディナの街での冒険者活動禁止の処分になってしまうので、くれぐれもお気をつけくださいとの事だった。
「じょ、冗談よ冗談!まあ、わたし達も次のステップに進む時が来たって事よね」
「「次のステップ?」」
未来と愛莉が同時に訊ねる。そのタイミングで、セセラとセセラの母が料理を運んで来た。
「「お待たせしましたー」」
食欲をそそる匂いが皆の鼻孔をくすぐる。思わず未来の腹がグ~ッと音を鳴らし、皆は笑いに包まれた。
「ふふ、じゃあ食べながら今後の事を話しましょうね」
待ちきれずに料理を口に運ぶ未来を見ながら、リーシャが自分も料理を口に運びつつ今後の事を話し始める。
まず、Dランク冒険者の本来の狩り場はグリーグの森では無い事。今日グリーグの森を訪れたのは、あくまで召喚獣を探す為であり、決してワイルドウルフを乱獲する為でも、ワイルドウルフを倒してレベルを上げる為でも無い。結果的にそうなっただけなのだと説明する。
「Dランクの冒険者が次に訪れる狩り場は『赤水の大空洞』と呼ばれるダンジョン。そこに出現するモンスターはどれもワイルドウルフと同等か、モンスターによってはそれ以上の経験値を持っていて、なおかつ数も多いのでレベル上げの為にみんな行くみたいなの」
「へぇ~、大空洞って凄い名前だね!如何にもダンジョンって感じ!」
「名前だけよ。出現モンスターもコウモリ系とかトカゲ系とか、ジメジメしたのばっかりらしいわ」
コウモリやトカゲと聞いて、愛莉の背筋がブルッと震える。女の子にとって爬虫類とは、虫と並んで忌避する生物の一位と二位だ。コウモリも、何となく吸血鬼などの邪悪な物を連想するので好きではない。しかもモンスターなのだから、本当に血を吸ってくるかもしれないのだ。
「ふーん、やっぱりモンスターの素材も高く売れるの?」
「いいえ、残念ながら赤水の大空洞に出現するモンスターの素材は安いみたい。だからみんな、早くレベルを20まで上げる事に重きを置くみたいよ」
未来と愛莉が首を傾げる。リーシャはレベル20と言ったが、何故20なのだろうか?その理由が分からないので訊ねてみる。
「何で20なの?」
「あ、そうよね、先にそっちを説明しないといけないわよね」
リーシャの話しを引き取る形で、今度はサフィーが説明を代わる。ずっと説明していてリーシャの皿の料理があまり減っていなかったので、サフィーが見かねて説明を代わったのだ。
「わたし達Dランク冒険者の最終目標は赤水の大空洞じゃないのよ。目標は『風鳴き山』と呼ばれる場所。そこにCランクに上がる為のランクアップモンスターが居るわ」
「風鳴き山………」
「ランクアップモンスター………」
昨日ランクアップモンスターのワイルドウルフを初めて倒したばかりなのに、もう次のランクアップモンスターの話だ。冒険者とは忙しない職業だなぁと、何とも無しに思う未来と愛莉。
とは言え、未だにこの世界の事、そして冒険者の事を熟知しているとはとても言い難い二人は、真剣な表情でサフィーの説明に耳を傾ける。未来の皿はそろそろ空になりそうだった。
「その風鳴きの山に挑戦する為の適正レベルが20なのよ。適正レベルっていうのはギルドが定めるおおよそのレベルね。無謀な冒険者が低いレベルで挑戦するのを抑止する為に設定しているわ」
しかしこの設定、破ったからといって特に罰則は無いし、適正レベル未満で挑戦するのはあくまで本人達の自由だ。だが大抵の冒険者はこの適正レベルを守って行動する。それはもちろん死にたくないからだ。
「そうなんだ。わたし達のレベルは13だから、先ずはその赤水の大空洞でレベル上げないといけないんだね……」
心無しか元気が無くなる愛莉。正直な話、コウモリやらトカゲやらが出て来るそんなダンジョンになど行きたくないと言うのが本音だ。デッカいトカゲやコウモリが襲って来たらと思うだけで、身の毛がよだつ思いなのだ。
「ま、まあ、わたしはこの四人なら大空洞をすっ飛ばして風鳴き山に挑戦しても大丈夫だと思ってるけどね。未来と愛莉は規格外のスキルと強さだし、リーシャの召喚獣は有り得ない威力だし」
パッと顔を輝かせる愛莉。うん、そうしよう。そんなジメジメした洞窟などすっ飛ばして、山に挑戦しよう。そう言おうとした所で先にリーシャが声を上げる。
「駄目よサフィー。いくら未来と愛莉が強くても、ギルドが設定したレベルなのだからそれだけモンスターも強敵って事だもの。何かあってからでは遅いのよ?」
「あ、わたしと未来なら多分大丈ーーー」
「そうよね……リーシャの言う通りだわ。ごめんなさい、ちょっと調子に乗ってたみたい」
愛莉が口を挟む前に、リーシャとサフィーの間だけで完結してしまった。虫も爬虫類もコウモリも苦手ではない未来も特に反論はしないので、もしかしたら大空洞に行かなくて済むかと期待した愛莉は、ガックリと項垂れた。それを見たサフィーが愛莉に声を掛ける。
「どうかしたのアイリ?」
「ううん何でも……あの、出来れば明日は一日街で買い物したいんだけど………」
「あ、そうよね。わたしの召喚獣探しに付き合って貰ったせいで二人は本来の買い物も出来なかったのよね」
それは別に愛莉の中でどうでも良かった。愛莉が明日一日街で買い物をしたいのはーーーー
(はぁ……この流れだとしばらく大空洞でレベル上げだよね……汚れてもいい服いっぱい買お……)
という思いだけだった。
※今までステータスの時のレベル表記は数字で、物語の中では漢字を使用していましたが、作中では全て数字に統一しました。漢字だと読みづらいかなというのが理由です。
これ以前の話は時間がある時に順次修正して参りますのでご了承くださいませ。
「お腹空いたーーッ!!」
夕食と風呂、どちらを先にしようかと愛莉が言い出すと、かなり食い気味に未来がそんな事を言ったので、四人で昨晩行ったリーシャ達の行きつけの店へとなだれ込む。
「いらっしゃいませー!」
店に入って元気よく耳に飛び込んで来た声は、従業員でもあり店主の娘でもある少女の明るい声。
「こんばんはーッ!」
「あ、皆さんいらっしゃいませ!」
「こんばんはセセラちゃん」
少女の名前はセセラというらしく、年は十四歳。栗色の綺麗な髪を背中まで伸ばした可愛い少女で、未来も愛莉も年が近いのですぐに仲良くなった。
「こんばんはセセラ、いつものオススメ宜しくね」
「はーい!皆さん同じ物でいいですか?」
「あたしは追加でワイルドウルフの串焼き三本ね!」
「はい、ご注文承りました!」
注文を繰り返し、セセラは厨房へと消えてゆく。リーシャとサフィーは未来が追加で串肉を三本も注文した事に驚いたが、愛莉はこれが未来の平常運転だと分かっているのでもちろん驚かない。昔からとにかく身体を動かすのが好きで、スポーツで鍛えた筋肉が全身に付いて引き締まっている未来は、代謝が良いのでいくら食べても太る事は無い。
また、食べた分だけ身体も動かすので、すぐに腹が減る。今日もワイルドウルフの前線で、身体を目一杯動かしながら戦っていたので腹ぺこだった。
「じゃあ、今日の報酬を分配するわぁ」
リーシャが銀貨が詰まった袋を懐から取り出す。大銀貨だと均等に分配出来ないので、全て銀貨で渡して貰った。
今日の報酬は大銀貨五枚と銀貨二枚。銀貨換算で五十二枚なので、取り分は一人銀貨十三枚だ。渡された銀貨を見て、サフィーがゴクリと喉を鳴らす。
「こ、この銀貨だけで宿屋代が一年分払えるわね……まさかこんなに稼げるなんて……」
四人が借りている部屋は二人部屋なので、一ヶ月の料金は銀貨一枚。一年分支払っても釣りが出る程の報酬を、今日一日で稼いでしまった。その事実を目の当たりにし、引き攣った笑みを浮かべるサフィー。
「ま、毎日ワイルドウルフ狩ってれば……生活に困る事は無いわね……」
「もうサフィーったら。それはイリアーナさんから駄目って釘を差されたでしょう?わたし達のパーティ”クローバー”は今後、ワイルドウルフを狩る事を禁止しますって」
そう、実はギルドを後にする際に受付嬢のイリアーナにそう告げられたのだ。その理由を訪ねてみると、毎日この勢いでワイルドウルフを乱獲されると、そのうちグリーグの森からワイルドウルフが居なくなってしまう。そうなると、次に新人冒険者が入って来た際のランクアップモンスター狩りが出来なくなってしまう、と言うのが理由だった。
これを破った場合、冒険者資格剥奪とまではいかないが、ファルディナの街での冒険者活動禁止の処分になってしまうので、くれぐれもお気をつけくださいとの事だった。
「じょ、冗談よ冗談!まあ、わたし達も次のステップに進む時が来たって事よね」
「「次のステップ?」」
未来と愛莉が同時に訊ねる。そのタイミングで、セセラとセセラの母が料理を運んで来た。
「「お待たせしましたー」」
食欲をそそる匂いが皆の鼻孔をくすぐる。思わず未来の腹がグ~ッと音を鳴らし、皆は笑いに包まれた。
「ふふ、じゃあ食べながら今後の事を話しましょうね」
待ちきれずに料理を口に運ぶ未来を見ながら、リーシャが自分も料理を口に運びつつ今後の事を話し始める。
まず、Dランク冒険者の本来の狩り場はグリーグの森では無い事。今日グリーグの森を訪れたのは、あくまで召喚獣を探す為であり、決してワイルドウルフを乱獲する為でも、ワイルドウルフを倒してレベルを上げる為でも無い。結果的にそうなっただけなのだと説明する。
「Dランクの冒険者が次に訪れる狩り場は『赤水の大空洞』と呼ばれるダンジョン。そこに出現するモンスターはどれもワイルドウルフと同等か、モンスターによってはそれ以上の経験値を持っていて、なおかつ数も多いのでレベル上げの為にみんな行くみたいなの」
「へぇ~、大空洞って凄い名前だね!如何にもダンジョンって感じ!」
「名前だけよ。出現モンスターもコウモリ系とかトカゲ系とか、ジメジメしたのばっかりらしいわ」
コウモリやトカゲと聞いて、愛莉の背筋がブルッと震える。女の子にとって爬虫類とは、虫と並んで忌避する生物の一位と二位だ。コウモリも、何となく吸血鬼などの邪悪な物を連想するので好きではない。しかもモンスターなのだから、本当に血を吸ってくるかもしれないのだ。
「ふーん、やっぱりモンスターの素材も高く売れるの?」
「いいえ、残念ながら赤水の大空洞に出現するモンスターの素材は安いみたい。だからみんな、早くレベルを20まで上げる事に重きを置くみたいよ」
未来と愛莉が首を傾げる。リーシャはレベル20と言ったが、何故20なのだろうか?その理由が分からないので訊ねてみる。
「何で20なの?」
「あ、そうよね、先にそっちを説明しないといけないわよね」
リーシャの話しを引き取る形で、今度はサフィーが説明を代わる。ずっと説明していてリーシャの皿の料理があまり減っていなかったので、サフィーが見かねて説明を代わったのだ。
「わたし達Dランク冒険者の最終目標は赤水の大空洞じゃないのよ。目標は『風鳴き山』と呼ばれる場所。そこにCランクに上がる為のランクアップモンスターが居るわ」
「風鳴き山………」
「ランクアップモンスター………」
昨日ランクアップモンスターのワイルドウルフを初めて倒したばかりなのに、もう次のランクアップモンスターの話だ。冒険者とは忙しない職業だなぁと、何とも無しに思う未来と愛莉。
とは言え、未だにこの世界の事、そして冒険者の事を熟知しているとはとても言い難い二人は、真剣な表情でサフィーの説明に耳を傾ける。未来の皿はそろそろ空になりそうだった。
「その風鳴きの山に挑戦する為の適正レベルが20なのよ。適正レベルっていうのはギルドが定めるおおよそのレベルね。無謀な冒険者が低いレベルで挑戦するのを抑止する為に設定しているわ」
しかしこの設定、破ったからといって特に罰則は無いし、適正レベル未満で挑戦するのはあくまで本人達の自由だ。だが大抵の冒険者はこの適正レベルを守って行動する。それはもちろん死にたくないからだ。
「そうなんだ。わたし達のレベルは13だから、先ずはその赤水の大空洞でレベル上げないといけないんだね……」
心無しか元気が無くなる愛莉。正直な話、コウモリやらトカゲやらが出て来るそんなダンジョンになど行きたくないと言うのが本音だ。デッカいトカゲやコウモリが襲って来たらと思うだけで、身の毛がよだつ思いなのだ。
「ま、まあ、わたしはこの四人なら大空洞をすっ飛ばして風鳴き山に挑戦しても大丈夫だと思ってるけどね。未来と愛莉は規格外のスキルと強さだし、リーシャの召喚獣は有り得ない威力だし」
パッと顔を輝かせる愛莉。うん、そうしよう。そんなジメジメした洞窟などすっ飛ばして、山に挑戦しよう。そう言おうとした所で先にリーシャが声を上げる。
「駄目よサフィー。いくら未来と愛莉が強くても、ギルドが設定したレベルなのだからそれだけモンスターも強敵って事だもの。何かあってからでは遅いのよ?」
「あ、わたしと未来なら多分大丈ーーー」
「そうよね……リーシャの言う通りだわ。ごめんなさい、ちょっと調子に乗ってたみたい」
愛莉が口を挟む前に、リーシャとサフィーの間だけで完結してしまった。虫も爬虫類もコウモリも苦手ではない未来も特に反論はしないので、もしかしたら大空洞に行かなくて済むかと期待した愛莉は、ガックリと項垂れた。それを見たサフィーが愛莉に声を掛ける。
「どうかしたのアイリ?」
「ううん何でも……あの、出来れば明日は一日街で買い物したいんだけど………」
「あ、そうよね。わたしの召喚獣探しに付き合って貰ったせいで二人は本来の買い物も出来なかったのよね」
それは別に愛莉の中でどうでも良かった。愛莉が明日一日街で買い物をしたいのはーーーー
(はぁ……この流れだとしばらく大空洞でレベル上げだよね……汚れてもいい服いっぱい買お……)
という思いだけだった。
※今までステータスの時のレベル表記は数字で、物語の中では漢字を使用していましたが、作中では全て数字に統一しました。漢字だと読みづらいかなというのが理由です。
これ以前の話は時間がある時に順次修正して参りますのでご了承くださいませ。
0
お気に入りに追加
737
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
【全話挿絵】発情✕転生 〜何あれ……誘ってるのかしら?〜
墨笑
ファンタジー
『エロ×ギャグ×バトル+雑学』をテーマにした異世界ファンタジー小説です。
主人公はごく普通(?)の『むっつりすけべ』な女の子。
異世界転生に伴って召喚士としての才能を強化されたまでは良かったのですが、なぜか発情体質まで付与されていて……?
召喚士として様々な依頼をこなしながら、無駄にドキドキムラムラハァハァしてしまう日々を描きます。
明るく、楽しく読んでいただけることを目指して書きました。
神様のミスで女に転生したようです
結城はる
ファンタジー
34歳独身の秋本修弥はごく普通の中小企業に勤めるサラリーマンであった。
いつも通り起床し朝食を食べ、会社へ通勤中だったがマンションの上から人が落下してきて下敷きとなってしまった……。
目が覚めると、目の前には絶世の美女が立っていた。
美女の話を聞くと、どうやら目の前にいる美女は神様であり私は死んでしまったということらしい
死んだことにより私の魂は地球とは別の世界に迷い込んだみたいなので、こっちの世界に転生させてくれるそうだ。
気がついたら、洞窟の中にいて転生されたことを確認する。
ん……、なんか違和感がある。股を触ってみるとあるべきものがない。
え……。
神様、私女になってるんですけどーーーー!!!
小説家になろうでも掲載しています。
URLはこちら→「https://ncode.syosetu.com/n7001ht/」
命を助けてもらう代わりにダンジョンのラスボスの奴隷になりました
あいまり
ファンタジー
女子校に通う高校生、猪瀬こころは、ある日クラスメイト数名と共に異世界へと召喚される。日本に帰るべく戦いの日々を送っていたこころは、ダンジョンの探索中にトラップに掛かり、ダンジョンの下層に送り込まれる。仲間に裏切られたこころは瀕死の怪我を負い、生死を彷徨う。そんな彼女の前に、一人の少女──ダンジョンのラスボスが現れる。奴隷になることを条件に命を救われたこころは、少女の復讐を果たすべく、共に冒険を始めることになる。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
異世界で買った奴隷が強すぎるので説明求む!
夜間救急事務受付
ファンタジー
仕事中、気がつくと知らない世界にいた 佐藤 惣一郎(サトウ ソウイチロウ)
安く買った、視力の悪い奴隷の少女に、瓶の底の様な分厚いメガネを与えると
めちゃめちゃ強かった!
気軽に読めるので、暇つぶしに是非!
涙あり、笑いあり
シリアスなおとぼけ冒険譚!
異世界ラブ冒険ファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる