11 / 316
異世界転移の章
10.精霊術
しおりを挟む
三匹目のワイルドウルフも難なく倒し、三人のレベルは十まで上がっていた。愛莉は鑑定眼で皆のステータスを確認する。
『日下未来(職業無し:Lv10)
SP:138 MP42
ーー固有スキル:短距離転移、瞬剣(LV11)、投擲(Lv12)、言語認識、気配察知(Lv3)
ーーパッシブスキル:腕力上昇(Lv3)脚力上昇(Lv3)回避(Lv1)』
『望月愛莉(職業無しLV10)
SP:174 MP168
ーー固有スキル:錬金術(Lv12)、鑑定眼(Lv11)、言語認識、合成(Lv6)
ーーパッシブスキル:頭脳上昇(Lv1)想像力上昇(Lv2)具現化上昇(Lv2)』
『リーシャ(召喚士Lv10)
SP:129 MP145
ーー固有スキル:召喚獣契約(Lv12)、精霊契約
ーーパッシブスキル:獣話、聖気、夜目(Lv2)』
『サフィー(魔道士Lv10)
SP:118 MP411
ーー固有スキル:攻撃魔法契約 補助魔法契約
ーーパッシブスキル:魔力上昇(Lv2)、魔力量上昇、夜目(Lv2)』
「……あれ?」
全員のステータスを確認した愛莉は、何やら首を傾げている。先ほどまでは見えていなかった項目が増えていたのだ。
「どうしたの愛莉?」
「何かSPっていうのとMPっていうのが見えるの。MPは多分わかるけど……SPってなんの事だろう」
「はぁ?あんたSP知らないって嘘でしょ!?」
サフィーが驚きとも非難とも取れる声を上げるが、知らないものは知らないのだから仕方がない。
「そういう言い方は良くないわサフィー。冒険者じゃない人達なら知らなくても不思議じゃないわよ」
「そう?SPなんて一般人でも知ってると思うけど………」
何となくバツが悪くなる未来と愛莉は顔を伏せた。ここは異世界、やはり自分達の知らない事だらけで、先ほどから会話が成立しない事もしばしばだ。
そんな二人の前では、本気で困った表情を浮かべる未来と愛莉を見て、サフィーが申し訳なさそうに声を掛ける。
「ご、ごめん……あんた達はワイルドウルフを倒すの手伝ってくれた恩人なのに……」
シュンとするサフィーを見て、未来と愛莉は微笑みを浮かべた。一見いつもツンとしているサフィーだが、こうして自分から謝ってくるあたり、悪い人物では無いのだろう。少し口調がキツいだけで、本当は心根の優しい少女である事が分かる。
「SPって言うのはスキルを使用する際に消費する力よ。あまりスキルを使い過ぎてSPを使い果たすとすっごく疲れるから気をつけなさい」
しかも説明までしてくれるサフィー。未来達はふむふむと頷きながら、得た情報を頭の中に叩き込む。
「MPは魔法とか使う時に消費するで合ってる?」
「合ってるわ。魔法だけじゃなく、リーシャの召喚術と精霊術もMPを消費するわ」
「ええ。MPが空っぽだとコンちゃんも呼び出せないし精霊の力も借りられなくなっちゃうの」
その説明を聞き、未来は首を傾げる。そう言えば気になっていたが、精霊術とは一体何なのだろうかと。その事を訊ねてみると、リーシャは丁寧に説明を始めた。
「精霊はね、魔法陣で契約さえしてしまえば精霊の居る場所では何処でも力を借りられるの。例えば風の精霊や水の精霊なんかは目には見えないけど、常にわたし達の傍にいるわ。ちょっとやってみるわね」
リーシャはそう言うと、腰に背負っている籠を地面に置く。籠の中には大量の葉っぱが入っていたが、籠の外側に木製のコップが紐で括り付けられていた。その紐を外し、コップを手に持つ。
「水の精霊様、我に潤いをお授けくださいませ」
リーシャが精霊に祈ると、手に持つコップの上に青く輝く無数の球のような物が集まり始めた。そしてその球はコップの中に吸い込まれるように入ってゆく。その次の瞬間にはーーーー
「わっ!お水がいっぱいになった!」
何も入っていなかったコップが、突如として水が注がれた状態になった。そのコップをサフィーに渡す。
「はいサフィー、喉乾いてるでしょ?」
「な、何で分かるの!?」
「ふふ、長い付き合いだもの。今のが精霊術。わたしはまだ微精霊としか契約していないからこんな事くらいしか出来ないけど、レベルが上がってもっとレベルの高い契約を交せば、今よりも凄い事が出来るようになるみたいなの」
へぇ~っと感心したように頷く未来と愛莉。それはそうと自分達も喉が乾いたなと思い、未来はリュックを胸の前まで持って来る。そしてファスナーを開けると、ペットボトル入りのコーラと緑茶を取り出した。
「そう言えば駅で買っといたんだよね。はい愛莉のお茶」
「ありがとう、実は結構喉乾いてたんだ」
ペットボトルの蓋を開ける。その際、未来のペットボトルからは炭酸の抜けるプシュッという音がして、リーシャとサフィーが目を丸くする。
そんな二人の視線には気付かず、コーラと緑茶を喉に流し込む未来と愛莉。リーシャ達から見れば、不思議な形のビンに入った黒い液体と緑色の液体を、躊躇なく飲み始める二人の少女の図。そんな怪しげな液体を飲み込んで大丈夫なのかと、思わず顔が引き攣ってしまう。
「ぷはーっ!あー、何か生き返った気分!やっぱりコーラだよね!」
「ちょっとミク……あんたそんな黒い液体飲んで大丈夫なの……?毒じゃないのそれ!?」
「え?コーラ美味しいよ?飲んでみる?」
「へ?わ、わたしがそれを……?」
正直、あんな毒々しい液体など飲んでみたいなど思わない。しかし、毒にしては未来があまりにも美味しそうに飲むものだから、ほんの少しだけ興味が湧いてしまったのもまた事実。
「えーとぉ……アイリのそれはどんな味なのかしら……?」
「緑茶、少し苦いけど慣れると美味しいよ。良かったら少し飲んでみる?」
一方のリーシャは愛莉の飲む緑茶が気になるらしい。未来が飲んでいる真っ黒い液体に比べれば、緑色はまだ飲み物という感想を受ける。ここまで濃くはないが、一般的な薬湯だって少し緑がかっているのだから。
「じゃ、じゃあ少しだけ頂くわね」
「わ、わたしも少しだけ貰うわ。このコップに少しだけ淹れて」
自分達のコップに少しだけ注がれたコーラと緑茶。リーシャとサフィーは顔を見合わせ、覚悟を決めてコップの中身を喉に流し込む。するとーーーー
「ひゃわわわ!く、くひの中でばくはちゅした!」
「爆発じゃないけどね!そのシュワシュワがそのうちクセになるよ!」
「ん……くっ……に、苦いのね………でも苦味の中にほんのりとした甘みもあって………」
「あ、その甘みに初めから気付くなんてリーシャの味覚ってかなり敏感かも」
コーラを飲んで涙目になっているサフィーと、緑茶の美味しさがじわじわと広がってゆくリーシャ。どうやらリーシャは緑茶を気に入ったらしい。
その後、少し休んだ四人は倒したワイルドウルフの死体の元へと歩み寄る。懐から解体用のナイフを取り出したリーシャとサフィーが、ワイルドウルフの皮を起用に剥いでゆく。その光景を、少し離れた所から見守る未来と愛莉。
「うう……グロいよーエグいよー……乙女が見ちゃいけないスプラッターだよー……」
「そ、そうだね……夢に出て来そう………」
とは言え、二人に解体を任せているのに自分達は見たくないから見ません、という訳にもいかない。任せている以上、せめて見守るぐらいの義務はある気がした。
「ふう……ようやく一匹終わったわ。これがワイルドウルフの『魔石』よ」
血塗れのサフィーの手の中には、黒く輝く宝石のような物が乗っていた。愛莉はその魔石を凝視する。
『ワイルドウルフの魔石:補助魔法【筋力上昇】の錬金材料』
「え……?何これ……説明文が出た……」
「愛莉?どうかした?」
「その魔石をじっと見てたら名前と魔石の説明文が出て来て………」
「説明文って、どんなの?」
「補助魔法の錬金材料って」
顔を見合わせる未来、リーシャ、そしてサフィー。未来が魔法って作れるの?と二人に質問すると、二人は首を横に振った。
「魔法は作るものじゃなくて契約して覚えるものよ。自分で魔法を作るなんて聞いた事も無いわ」
「そうね。魔法も精霊術も召喚術も、扱えるのは契約のスキルを持っている者だけ。契約にはレベルも関係があって、より難しいもの、強力なものは契約するレベルも上がっていくの」
二人の説明に納得する未来と愛莉だが、それなら説明文は一体どういう事なのだろうかとの思いを抱く。本当に錬金出来るのか試して見ても良いのだが、魔石は高く売れるとリーシャに教えられたので、出来れば今は少しでも多くこの世界の金を手に入れたい。おそらくしばらくはこの世界で暮らす事になるのだから。
それから時間を掛け、残りのワイルドウルフも解体してくれたリーシャとサフィー。そして四人の前には大量のワイルドウルフの皮と肉、そして爪と魔石が並べられたのだった。
『日下未来(職業無し:Lv10)
SP:138 MP42
ーー固有スキル:短距離転移、瞬剣(LV11)、投擲(Lv12)、言語認識、気配察知(Lv3)
ーーパッシブスキル:腕力上昇(Lv3)脚力上昇(Lv3)回避(Lv1)』
『望月愛莉(職業無しLV10)
SP:174 MP168
ーー固有スキル:錬金術(Lv12)、鑑定眼(Lv11)、言語認識、合成(Lv6)
ーーパッシブスキル:頭脳上昇(Lv1)想像力上昇(Lv2)具現化上昇(Lv2)』
『リーシャ(召喚士Lv10)
SP:129 MP145
ーー固有スキル:召喚獣契約(Lv12)、精霊契約
ーーパッシブスキル:獣話、聖気、夜目(Lv2)』
『サフィー(魔道士Lv10)
SP:118 MP411
ーー固有スキル:攻撃魔法契約 補助魔法契約
ーーパッシブスキル:魔力上昇(Lv2)、魔力量上昇、夜目(Lv2)』
「……あれ?」
全員のステータスを確認した愛莉は、何やら首を傾げている。先ほどまでは見えていなかった項目が増えていたのだ。
「どうしたの愛莉?」
「何かSPっていうのとMPっていうのが見えるの。MPは多分わかるけど……SPってなんの事だろう」
「はぁ?あんたSP知らないって嘘でしょ!?」
サフィーが驚きとも非難とも取れる声を上げるが、知らないものは知らないのだから仕方がない。
「そういう言い方は良くないわサフィー。冒険者じゃない人達なら知らなくても不思議じゃないわよ」
「そう?SPなんて一般人でも知ってると思うけど………」
何となくバツが悪くなる未来と愛莉は顔を伏せた。ここは異世界、やはり自分達の知らない事だらけで、先ほどから会話が成立しない事もしばしばだ。
そんな二人の前では、本気で困った表情を浮かべる未来と愛莉を見て、サフィーが申し訳なさそうに声を掛ける。
「ご、ごめん……あんた達はワイルドウルフを倒すの手伝ってくれた恩人なのに……」
シュンとするサフィーを見て、未来と愛莉は微笑みを浮かべた。一見いつもツンとしているサフィーだが、こうして自分から謝ってくるあたり、悪い人物では無いのだろう。少し口調がキツいだけで、本当は心根の優しい少女である事が分かる。
「SPって言うのはスキルを使用する際に消費する力よ。あまりスキルを使い過ぎてSPを使い果たすとすっごく疲れるから気をつけなさい」
しかも説明までしてくれるサフィー。未来達はふむふむと頷きながら、得た情報を頭の中に叩き込む。
「MPは魔法とか使う時に消費するで合ってる?」
「合ってるわ。魔法だけじゃなく、リーシャの召喚術と精霊術もMPを消費するわ」
「ええ。MPが空っぽだとコンちゃんも呼び出せないし精霊の力も借りられなくなっちゃうの」
その説明を聞き、未来は首を傾げる。そう言えば気になっていたが、精霊術とは一体何なのだろうかと。その事を訊ねてみると、リーシャは丁寧に説明を始めた。
「精霊はね、魔法陣で契約さえしてしまえば精霊の居る場所では何処でも力を借りられるの。例えば風の精霊や水の精霊なんかは目には見えないけど、常にわたし達の傍にいるわ。ちょっとやってみるわね」
リーシャはそう言うと、腰に背負っている籠を地面に置く。籠の中には大量の葉っぱが入っていたが、籠の外側に木製のコップが紐で括り付けられていた。その紐を外し、コップを手に持つ。
「水の精霊様、我に潤いをお授けくださいませ」
リーシャが精霊に祈ると、手に持つコップの上に青く輝く無数の球のような物が集まり始めた。そしてその球はコップの中に吸い込まれるように入ってゆく。その次の瞬間にはーーーー
「わっ!お水がいっぱいになった!」
何も入っていなかったコップが、突如として水が注がれた状態になった。そのコップをサフィーに渡す。
「はいサフィー、喉乾いてるでしょ?」
「な、何で分かるの!?」
「ふふ、長い付き合いだもの。今のが精霊術。わたしはまだ微精霊としか契約していないからこんな事くらいしか出来ないけど、レベルが上がってもっとレベルの高い契約を交せば、今よりも凄い事が出来るようになるみたいなの」
へぇ~っと感心したように頷く未来と愛莉。それはそうと自分達も喉が乾いたなと思い、未来はリュックを胸の前まで持って来る。そしてファスナーを開けると、ペットボトル入りのコーラと緑茶を取り出した。
「そう言えば駅で買っといたんだよね。はい愛莉のお茶」
「ありがとう、実は結構喉乾いてたんだ」
ペットボトルの蓋を開ける。その際、未来のペットボトルからは炭酸の抜けるプシュッという音がして、リーシャとサフィーが目を丸くする。
そんな二人の視線には気付かず、コーラと緑茶を喉に流し込む未来と愛莉。リーシャ達から見れば、不思議な形のビンに入った黒い液体と緑色の液体を、躊躇なく飲み始める二人の少女の図。そんな怪しげな液体を飲み込んで大丈夫なのかと、思わず顔が引き攣ってしまう。
「ぷはーっ!あー、何か生き返った気分!やっぱりコーラだよね!」
「ちょっとミク……あんたそんな黒い液体飲んで大丈夫なの……?毒じゃないのそれ!?」
「え?コーラ美味しいよ?飲んでみる?」
「へ?わ、わたしがそれを……?」
正直、あんな毒々しい液体など飲んでみたいなど思わない。しかし、毒にしては未来があまりにも美味しそうに飲むものだから、ほんの少しだけ興味が湧いてしまったのもまた事実。
「えーとぉ……アイリのそれはどんな味なのかしら……?」
「緑茶、少し苦いけど慣れると美味しいよ。良かったら少し飲んでみる?」
一方のリーシャは愛莉の飲む緑茶が気になるらしい。未来が飲んでいる真っ黒い液体に比べれば、緑色はまだ飲み物という感想を受ける。ここまで濃くはないが、一般的な薬湯だって少し緑がかっているのだから。
「じゃ、じゃあ少しだけ頂くわね」
「わ、わたしも少しだけ貰うわ。このコップに少しだけ淹れて」
自分達のコップに少しだけ注がれたコーラと緑茶。リーシャとサフィーは顔を見合わせ、覚悟を決めてコップの中身を喉に流し込む。するとーーーー
「ひゃわわわ!く、くひの中でばくはちゅした!」
「爆発じゃないけどね!そのシュワシュワがそのうちクセになるよ!」
「ん……くっ……に、苦いのね………でも苦味の中にほんのりとした甘みもあって………」
「あ、その甘みに初めから気付くなんてリーシャの味覚ってかなり敏感かも」
コーラを飲んで涙目になっているサフィーと、緑茶の美味しさがじわじわと広がってゆくリーシャ。どうやらリーシャは緑茶を気に入ったらしい。
その後、少し休んだ四人は倒したワイルドウルフの死体の元へと歩み寄る。懐から解体用のナイフを取り出したリーシャとサフィーが、ワイルドウルフの皮を起用に剥いでゆく。その光景を、少し離れた所から見守る未来と愛莉。
「うう……グロいよーエグいよー……乙女が見ちゃいけないスプラッターだよー……」
「そ、そうだね……夢に出て来そう………」
とは言え、二人に解体を任せているのに自分達は見たくないから見ません、という訳にもいかない。任せている以上、せめて見守るぐらいの義務はある気がした。
「ふう……ようやく一匹終わったわ。これがワイルドウルフの『魔石』よ」
血塗れのサフィーの手の中には、黒く輝く宝石のような物が乗っていた。愛莉はその魔石を凝視する。
『ワイルドウルフの魔石:補助魔法【筋力上昇】の錬金材料』
「え……?何これ……説明文が出た……」
「愛莉?どうかした?」
「その魔石をじっと見てたら名前と魔石の説明文が出て来て………」
「説明文って、どんなの?」
「補助魔法の錬金材料って」
顔を見合わせる未来、リーシャ、そしてサフィー。未来が魔法って作れるの?と二人に質問すると、二人は首を横に振った。
「魔法は作るものじゃなくて契約して覚えるものよ。自分で魔法を作るなんて聞いた事も無いわ」
「そうね。魔法も精霊術も召喚術も、扱えるのは契約のスキルを持っている者だけ。契約にはレベルも関係があって、より難しいもの、強力なものは契約するレベルも上がっていくの」
二人の説明に納得する未来と愛莉だが、それなら説明文は一体どういう事なのだろうかとの思いを抱く。本当に錬金出来るのか試して見ても良いのだが、魔石は高く売れるとリーシャに教えられたので、出来れば今は少しでも多くこの世界の金を手に入れたい。おそらくしばらくはこの世界で暮らす事になるのだから。
それから時間を掛け、残りのワイルドウルフも解体してくれたリーシャとサフィー。そして四人の前には大量のワイルドウルフの皮と肉、そして爪と魔石が並べられたのだった。
0
お気に入りに追加
737
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
【全話挿絵】発情✕転生 〜何あれ……誘ってるのかしら?〜
墨笑
ファンタジー
『エロ×ギャグ×バトル+雑学』をテーマにした異世界ファンタジー小説です。
主人公はごく普通(?)の『むっつりすけべ』な女の子。
異世界転生に伴って召喚士としての才能を強化されたまでは良かったのですが、なぜか発情体質まで付与されていて……?
召喚士として様々な依頼をこなしながら、無駄にドキドキムラムラハァハァしてしまう日々を描きます。
明るく、楽しく読んでいただけることを目指して書きました。
神様のミスで女に転生したようです
結城はる
ファンタジー
34歳独身の秋本修弥はごく普通の中小企業に勤めるサラリーマンであった。
いつも通り起床し朝食を食べ、会社へ通勤中だったがマンションの上から人が落下してきて下敷きとなってしまった……。
目が覚めると、目の前には絶世の美女が立っていた。
美女の話を聞くと、どうやら目の前にいる美女は神様であり私は死んでしまったということらしい
死んだことにより私の魂は地球とは別の世界に迷い込んだみたいなので、こっちの世界に転生させてくれるそうだ。
気がついたら、洞窟の中にいて転生されたことを確認する。
ん……、なんか違和感がある。股を触ってみるとあるべきものがない。
え……。
神様、私女になってるんですけどーーーー!!!
小説家になろうでも掲載しています。
URLはこちら→「https://ncode.syosetu.com/n7001ht/」
命を助けてもらう代わりにダンジョンのラスボスの奴隷になりました
あいまり
ファンタジー
女子校に通う高校生、猪瀬こころは、ある日クラスメイト数名と共に異世界へと召喚される。日本に帰るべく戦いの日々を送っていたこころは、ダンジョンの探索中にトラップに掛かり、ダンジョンの下層に送り込まれる。仲間に裏切られたこころは瀕死の怪我を負い、生死を彷徨う。そんな彼女の前に、一人の少女──ダンジョンのラスボスが現れる。奴隷になることを条件に命を救われたこころは、少女の復讐を果たすべく、共に冒険を始めることになる。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
異世界で買った奴隷が強すぎるので説明求む!
夜間救急事務受付
ファンタジー
仕事中、気がつくと知らない世界にいた 佐藤 惣一郎(サトウ ソウイチロウ)
安く買った、視力の悪い奴隷の少女に、瓶の底の様な分厚いメガネを与えると
めちゃめちゃ強かった!
気軽に読めるので、暇つぶしに是非!
涙あり、笑いあり
シリアスなおとぼけ冒険譚!
異世界ラブ冒険ファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる