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第二章雌雄決戦編
第二節裏切りの豪鬼②
しおりを挟むスナイパー軍団MAXのうちの一人の河童の顔が変形した。なんと、裏切った前園豪鬼がそこにいた。
笠谷竜蔵「そういうことか、」
前園豪鬼「ウルセェドンッ、黙れ、俺だって悲しいんだ。別にタルカスに恨みはなかったドンッ、ただ、お前を殺すために、戦力を削がないといけなかったドンッッ。」
笠谷竜蔵「デブ野郎覚悟はできてんだろうな?」
前園豪鬼「知ってたドンッッ。」
笠谷竜蔵「アア?」
前園豪鬼「おいらが同級生の野球部の武井にいじめられてる時、お前らが助けに来てくれ無かった理由。知ってたドンッッ。おいドンが武井に反抗の意志を見せなかったからだろ?反抗しようと意志を見せたら助けに来ようとしてたんだろ?」
笠谷竜蔵「何言ってんだ気持ち悪い、変な妄想は自分の家の中だけでやってろよ、気持ち悪いデブ野郎が。」
東雲雪「前園君」
前園豪鬼「ウルセェドンッッ、これは三人の問題だドンッッ部外者が邪魔するんじゃねぇ殺すド。なあ、竜蔵、俺はお前らとは考え方が、違うドン。弱い人間が頑張ればすぐに血反吐をはいて死ぬドンッッ。その前に周りの強い人間が助けに入るドン。おいドンが、助けた人間もいたドン。」
笠谷竜蔵「何が言ぃてぇんだ?」
前園豪鬼「お前らはしらねぇかも知れねぇが、お前らが殺しかけた人間もいたドン、一条茉莉花、彼女はお前らのせいで一度死にかけているドン。」
禅師「なぁ、豪鬼、もう満足したな、これから、俺はカイザー様に謁見しないといけない、」
前園豪鬼「ウルセェドン」
そういうと、禅師の顔は膨れ上がり爆発した、そして禅師の肉体から豪鬼の顔が生えていた。
笠谷竜蔵「何だよ、その能力」
河童軍団「バケモンだーーーーーーー」
河童軍団は遁走した、あたりは静まり返っていた。
前園豪鬼「これか?肉体チェンジっていうんだ、デーモンから貰った能力だドン。そんなことより、茉莉花はあの性格だから、周りの女の子たちから嫌われていたドン」
笠谷竜蔵「そうだな、」
前園豪鬼「それで一年前の冬の日、川田とその連れの五人で茉莉花を体育館近くのプールで沈めたりビンタしたりしてボコボコにしてたドン。おいらが駆けつけて、追い払う前にお前らそれを見てたよな。」
笠谷竜蔵「ああ、そうだよ」
前園豪鬼「反撃の意思を見せないと、人間として一生いじめられる側に回るからな、お前らは強いからそう考えるんだよな?でも、茉莉花はお前らみたいに頑丈じゃねぇんだ、あのあと、吐き気とめまいを起こしてたドン。俺が気付かず病院に付き添わなかったら、頭の血管が切れて死んでたドン。お前らの考えは、口先だけの人間のだす、答えじゃねぇのはわかる、だけどもよ、80歳のじじいがウサインボルトに走って勝てるか?大谷翔平に野球で勝てるか?井上尚弥にボクシングで勝てるか?違うだろ。」
笠谷竜蔵「そうだな、、、」
前園豪鬼「いい加減大人になれよ。まぁ、その汚ねぇ大人がお前らに事実を教えないで隠蔽してたから、おいドンが泥を被ってまで汚ねぇ役買って出てるから、やっぱり、大人になれは違うな、真人間になれよ。」
こうして、笠谷竜蔵は自らの罪を知り、警察へ出頭したのだった。警察は、証拠は無かったが、少年の罪を償いたいという訴えは本物だったので、何とか手を尽くし、家庭裁判所での判決として異例の3年間の特別防衛隊への奉仕活動、町内清掃、被災地への物資の運搬作業などが言い渡された。
東雲雪「私はもう少し異世界に残るわ、研究もしたいしね、またいつか会う時もあるでしょ」
そういうと東雲雪は未知なる異世界の旅に出たのだった。彼女とは、また会える気がすると前園豪鬼は思った。
カイザーレオの神殿にて
河童の軍団「カイザー様前園豪鬼が裏切りました、そして凄まじい覇気と能力を持っています。」
カイザーレオ「そうかい、それは楽しみだね、、、」
すると突然、ミチミチミチっというカイザーのパンプアップ音が部屋中に劈いた。神殿は縦に割れ、河童軍団たちはみなカイザータワーから、カイザーラボまで、真っ逆さまに落ちていった。
カイザーラボにて
廉師「ふぅぅ、神経が張り詰めるワイ。」
この河童博士の名は廉師50年カイザーラボの第一責任者として、この街のトップ戦線で活躍している新進気鋭の博士だ。
廉師「おやおや、まだ腹を減らしておるのか、育ち盛りで困るのぉ、おや」
タワーの最上階から落ちてきた、河童軍団たちは仰天した、なんとその博士の前には、死んだはずの渋谷タルカスのそっくりな筋肉ムキムキの人間が緑の水が入ったカプセルにぷかぷかと浮いていたからだ。するとタルカスもどきは目をかっ開きこちらを凝視した。
廉師「食べられんよう気ぃつけてな。」
fin.
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