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第223章『涙』
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第223章『涙』
「……俺、正直ホッとしてる」
出撃態勢を整え高根の発令を待つだけとなった待機中、トラックの荷台で島津がぽつりと呟いた言葉に敦賀は僅かに眉根を寄せた。既婚者である以前に士官である島津は任官当初から営外に居を構えていて、結婚した現在は妻と二人の子供が自宅で彼の帰りを待っている。子供は確か上が小学校に上がったばかりの頃合、既に犠牲になっているとばかり思っていたがと考えればそれが島津にも伝わったのか、
「嫁の親父さんが体調崩しててな、見舞いかねて里帰りしてるんだよ、一週間ばかり前から。下は離乳食が漸く終わる位で嫁がいないとどうにもならんし、上も俺はいつ帰れるか分からないからさ、一緒に連れて行ってて、明日帰って来る予定でさ、難を逃れたってやつだな……正直、ホッとしてる」
「……そうか……良かったな、とは言えねぇがよ、こんな状況じゃ」
「……ああ、そうだな。俺、一昨年の博多曝露で親は死んで、嫁いでた妹は行方不明になってるからさ……ぶっちゃけ親はさ、俺とも嫁とも折り合い最悪だったしそっちは堪えてないんだけど、妹の事は可愛がってたからな……その上嫁と子供に何か有ったら自殺するな、多分」
力無く笑いながら淡々と話す島津、敦賀はその横顔を見た後で今にも雨が降り出しそうな気配の曇天を見上げた。どの位の数かは分からないが、病気で欠席していたり島津の家族の様な事情で欠席していたりで難を逃れた家族も多少は有るだろう。後は曝露に気が付いたら直ぐに建物に逃げ込んで閉じ籠もり、軍が救援に向かう迄そこで待てという、最近正式に発表された曝露への対処法を守ってくれている事を願うだけだ。一昨年の博多も先日の鳥栖も台所の瓦斯台や暖房器具から引火しての火災が被害を更に拡大させた、逃げる前に消火の確認をという事も対処法に併せて各家庭や企業や学校に配布され、今回はそれが守られているのか消防車の音は殆ど聞こえて来ない。
「先任、発令出ました、出撃します!」
「清水を回収する、先ずは司令の自宅に向かってくれ」
「了解です!」
分隊の構成は鳥栖の時と同じ面子に加えてジュリアーニとウォーレン、運転席には軍曹の薮内が座り、残りは散弾銃を手にして荷台へと立ち上がり、トラックは凄まじい勢いで走り出し、封鎖解除された正門を飛び出して行く。
「サージャント・メイジャー・ツルガ」
「……何だそりゃ」
「……上級曹長って意味だ」
走行中の荷台で敦賀へと話し掛けて来たのはウォーレン、意味が分からずに聞き返せば横からカタギリが説明を入れて来て、敦賀はそれを聞きながら大和語で話せと眉根を寄せてウォーレンへと向き直る。
「……今回の活骸は殆どが年端も行かない子供だというのは確かなのか」
「……ああ、そうらしいな……何だ、子供は殺せねぇか」
「いや、命令が有れば殺す、無ければ殺さない。何の痛みも感じないわけではないが、耐えられる範囲内だ……俺はな」
「……だったら、何で態々聞く」
ウォーレンの言葉の意図するところが分からない、何が言いたいのだと更に険を深くすれば、ウォーレンはそれを横目で見た後視線を空中へと向けて言葉を続けた。
「俺は問題無い、ケインも、マリオも……ただ、マスターは例外だ」
「あいつが……タカコがどうしたってんだ」
「……子供は、幼ければ幼い程ボスの急所になる……今回はマスターが戦闘に参加する事態は出来るだけ避けて欲しい、急いでくれ」
「どういう、意味だ」
「……これ以上は俺達の口から言える事じゃない、急いでくれ。君もマスターが心を痛める様な事態は望まない筈だ」
それっきりウォーレンが口を開く事は無く、視線は荷台の外へと向けられてしまう。一体全体何なのかと残りの二人へと視線を向ければ、こちらもまた妙に深刻な面持ちで視線がかち合う寸前で逸らされてしまい、その状況に敦賀は舌打ちをして進行方向へと目を向ける。車なら数分も掛からない距離の高根の自宅、あの角を曲がれば直ぐそこだ。
「……何だありゃ……また派手にやりやがったなあいつ」
最後の角を曲がったところに広がっていたのは惨状の一語に尽きる光景、小さな身体の活骸の死体がざっと見ただけでも二十体程、頚椎を抉られ脳幹を撃ち抜かれて転がるそれに目を見開けば、直ぐ隣でウォーレンが大きく歯を軋らせた。
「遅かったか、クソが……!」
だから一体何を言いたいのか、そう詰問しようかと一瞬思うものの最優先はタカコの回収、玄関のすぐ脇にトラックを停めさせ、
「タカコを回収したら直ぐに掃討戦に移行する、活骸が現れないとも限らん、臨戦態勢で待機、発砲は各自の判断に任せる。ケイン、来い」
荷台を降りながら指示を出し、玄関へと向かって歩き始めた。扉の前に立てば中には人の気配、どんどんと叩きながらタカコへと呼び掛けてみれば、
「敦賀さんですか?います、私も多佳子さんも無事です、今開けますから」
という凛の声が聞こえて来た。それから少ししてかちゃりと鍵が解除される音がして、それを確認して扉を開けて見れば、中には三和土に座り込むタカコと、同じ様に座りタカコを抱き締める凛の姿。活骸の濁った血だけでなく鮮血にも染まったタカコの様子に歩み寄れば、肩が震えているのに気が付いた。
「……おい、タカコ、どうした」
敦賀のその問い掛けに返事は無く、直ぐ傍へと歩み寄れば泣き声がはっきりと聞こえる。何が有ったと問い掛けても返事は無く、代わりに凛が視線を上げてふるふると頭を振った。
「ずっと……泣いてるんです、多佳子さん。『まいべいびー、ひずべいびー』って繰り返してるんですけど、私、意味が分からなくて」
ワシントン語か、何を言っているのか説明しろと後ろを見れば、そこには今迄見た事も無い程に辛そうに顔を歪めたカタギリの姿。一体何なんだ、通訳しろと声を掛けられた彼は、
「……俺が、俺達が言える事じゃない……これ以上この人の傷を抉らないでくれ……頼む」
それだけ言うのがやっとだったのか、今にも泣き出しそうな顔を背け荷台へと戻って行く。
「……タカコ、立てるか?お前の力がいる、来てくれ」
相変わらず震える肩、こちらの心が痛くなる程の辛そうな泣き声。きっと自分は酷な要求をしている、抱き締めて宥めて口付けて、ゆっくりと休ませてやりたいと思うもののそれも出来ず、もう一度来いと言えば、それで漸くタカコは緩慢ながらも立ち上がり涙でぐしゃぐしゃになった顔を袖で拭う。
「……ごめん、もう大丈夫……行こう。凛ちゃんはここにいて、私達が出て行ったらしっかり鍵掛けて、雨戸も全部閉めて、良いね?」
「はい……多佳子さん達も、御無事で」
「うん……じゃあ、ね」
それだけ言葉を交わし高根の家を出るタカコ、敦賀はその後を歩きながら何とも言えない胸の痛みをはっきりと自覚していた。今迄に数度見たタカコの泣き顔、そのどれもが本当に辛そうでどうしたら良いのか分からなくなる。抱き締めてやりたいと思うものの今はそれも出来ず、拳を握り締めながらトラックの荷台へと戻り、一行はそれから掃討戦へと出て行った。
「……俺、正直ホッとしてる」
出撃態勢を整え高根の発令を待つだけとなった待機中、トラックの荷台で島津がぽつりと呟いた言葉に敦賀は僅かに眉根を寄せた。既婚者である以前に士官である島津は任官当初から営外に居を構えていて、結婚した現在は妻と二人の子供が自宅で彼の帰りを待っている。子供は確か上が小学校に上がったばかりの頃合、既に犠牲になっているとばかり思っていたがと考えればそれが島津にも伝わったのか、
「嫁の親父さんが体調崩しててな、見舞いかねて里帰りしてるんだよ、一週間ばかり前から。下は離乳食が漸く終わる位で嫁がいないとどうにもならんし、上も俺はいつ帰れるか分からないからさ、一緒に連れて行ってて、明日帰って来る予定でさ、難を逃れたってやつだな……正直、ホッとしてる」
「……そうか……良かったな、とは言えねぇがよ、こんな状況じゃ」
「……ああ、そうだな。俺、一昨年の博多曝露で親は死んで、嫁いでた妹は行方不明になってるからさ……ぶっちゃけ親はさ、俺とも嫁とも折り合い最悪だったしそっちは堪えてないんだけど、妹の事は可愛がってたからな……その上嫁と子供に何か有ったら自殺するな、多分」
力無く笑いながら淡々と話す島津、敦賀はその横顔を見た後で今にも雨が降り出しそうな気配の曇天を見上げた。どの位の数かは分からないが、病気で欠席していたり島津の家族の様な事情で欠席していたりで難を逃れた家族も多少は有るだろう。後は曝露に気が付いたら直ぐに建物に逃げ込んで閉じ籠もり、軍が救援に向かう迄そこで待てという、最近正式に発表された曝露への対処法を守ってくれている事を願うだけだ。一昨年の博多も先日の鳥栖も台所の瓦斯台や暖房器具から引火しての火災が被害を更に拡大させた、逃げる前に消火の確認をという事も対処法に併せて各家庭や企業や学校に配布され、今回はそれが守られているのか消防車の音は殆ど聞こえて来ない。
「先任、発令出ました、出撃します!」
「清水を回収する、先ずは司令の自宅に向かってくれ」
「了解です!」
分隊の構成は鳥栖の時と同じ面子に加えてジュリアーニとウォーレン、運転席には軍曹の薮内が座り、残りは散弾銃を手にして荷台へと立ち上がり、トラックは凄まじい勢いで走り出し、封鎖解除された正門を飛び出して行く。
「サージャント・メイジャー・ツルガ」
「……何だそりゃ」
「……上級曹長って意味だ」
走行中の荷台で敦賀へと話し掛けて来たのはウォーレン、意味が分からずに聞き返せば横からカタギリが説明を入れて来て、敦賀はそれを聞きながら大和語で話せと眉根を寄せてウォーレンへと向き直る。
「……今回の活骸は殆どが年端も行かない子供だというのは確かなのか」
「……ああ、そうらしいな……何だ、子供は殺せねぇか」
「いや、命令が有れば殺す、無ければ殺さない。何の痛みも感じないわけではないが、耐えられる範囲内だ……俺はな」
「……だったら、何で態々聞く」
ウォーレンの言葉の意図するところが分からない、何が言いたいのだと更に険を深くすれば、ウォーレンはそれを横目で見た後視線を空中へと向けて言葉を続けた。
「俺は問題無い、ケインも、マリオも……ただ、マスターは例外だ」
「あいつが……タカコがどうしたってんだ」
「……子供は、幼ければ幼い程ボスの急所になる……今回はマスターが戦闘に参加する事態は出来るだけ避けて欲しい、急いでくれ」
「どういう、意味だ」
「……これ以上は俺達の口から言える事じゃない、急いでくれ。君もマスターが心を痛める様な事態は望まない筈だ」
それっきりウォーレンが口を開く事は無く、視線は荷台の外へと向けられてしまう。一体全体何なのかと残りの二人へと視線を向ければ、こちらもまた妙に深刻な面持ちで視線がかち合う寸前で逸らされてしまい、その状況に敦賀は舌打ちをして進行方向へと目を向ける。車なら数分も掛からない距離の高根の自宅、あの角を曲がれば直ぐそこだ。
「……何だありゃ……また派手にやりやがったなあいつ」
最後の角を曲がったところに広がっていたのは惨状の一語に尽きる光景、小さな身体の活骸の死体がざっと見ただけでも二十体程、頚椎を抉られ脳幹を撃ち抜かれて転がるそれに目を見開けば、直ぐ隣でウォーレンが大きく歯を軋らせた。
「遅かったか、クソが……!」
だから一体何を言いたいのか、そう詰問しようかと一瞬思うものの最優先はタカコの回収、玄関のすぐ脇にトラックを停めさせ、
「タカコを回収したら直ぐに掃討戦に移行する、活骸が現れないとも限らん、臨戦態勢で待機、発砲は各自の判断に任せる。ケイン、来い」
荷台を降りながら指示を出し、玄関へと向かって歩き始めた。扉の前に立てば中には人の気配、どんどんと叩きながらタカコへと呼び掛けてみれば、
「敦賀さんですか?います、私も多佳子さんも無事です、今開けますから」
という凛の声が聞こえて来た。それから少ししてかちゃりと鍵が解除される音がして、それを確認して扉を開けて見れば、中には三和土に座り込むタカコと、同じ様に座りタカコを抱き締める凛の姿。活骸の濁った血だけでなく鮮血にも染まったタカコの様子に歩み寄れば、肩が震えているのに気が付いた。
「……おい、タカコ、どうした」
敦賀のその問い掛けに返事は無く、直ぐ傍へと歩み寄れば泣き声がはっきりと聞こえる。何が有ったと問い掛けても返事は無く、代わりに凛が視線を上げてふるふると頭を振った。
「ずっと……泣いてるんです、多佳子さん。『まいべいびー、ひずべいびー』って繰り返してるんですけど、私、意味が分からなくて」
ワシントン語か、何を言っているのか説明しろと後ろを見れば、そこには今迄見た事も無い程に辛そうに顔を歪めたカタギリの姿。一体何なんだ、通訳しろと声を掛けられた彼は、
「……俺が、俺達が言える事じゃない……これ以上この人の傷を抉らないでくれ……頼む」
それだけ言うのがやっとだったのか、今にも泣き出しそうな顔を背け荷台へと戻って行く。
「……タカコ、立てるか?お前の力がいる、来てくれ」
相変わらず震える肩、こちらの心が痛くなる程の辛そうな泣き声。きっと自分は酷な要求をしている、抱き締めて宥めて口付けて、ゆっくりと休ませてやりたいと思うもののそれも出来ず、もう一度来いと言えば、それで漸くタカコは緩慢ながらも立ち上がり涙でぐしゃぐしゃになった顔を袖で拭う。
「……ごめん、もう大丈夫……行こう。凛ちゃんはここにいて、私達が出て行ったらしっかり鍵掛けて、雨戸も全部閉めて、良いね?」
「はい……多佳子さん達も、御無事で」
「うん……じゃあ、ね」
それだけ言葉を交わし高根の家を出るタカコ、敦賀はその後を歩きながら何とも言えない胸の痛みをはっきりと自覚していた。今迄に数度見たタカコの泣き顔、そのどれもが本当に辛そうでどうしたら良いのか分からなくなる。抱き締めてやりたいと思うものの今はそれも出来ず、拳を握り締めながらトラックの荷台へと戻り、一行はそれから掃討戦へと出て行った。
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