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第62章『命』
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第62章『命』
「もう大丈夫、峠は越えました。後は目を覚ますのを待つだけです、様子を見ながら麻酔も切りましょう」
ジュリアーニのその言葉に、高根は起こしていた上半身を執務机の椅子の背凭れへとどさり、と投げ出し大きく安堵の息を吐いた。
「そう、か……良かった」
手術中には何度か脈が微弱になり、数度途切れたという程の状況を聞いていただけに、今の言葉を聞く迄一度たりとも安心は出来なかった。しかし、目を覚ますのはまだ先の事にはなるが取り敢えずは安心して良いのだと理解し、身体から力が抜けていく。敦賀は課業前と昼休みと課業明け直後の三度の見舞いを欠かさず、他の者も時間を見つけては回復室へと足を運び彼女の帰還を祈り続けている。自らもその一員であり、また、事態を引き起こした組織の責任者である高根としては、目の前にいる医官の告げた言葉が何よりも嬉しかった。
「……お前さんも色々と思うところは有るだろうに、有り難う」
「お礼を言われる様な事は何もしていませんよ。俺にとって重要なのはボスの心身の安全だけであり、俺はその為の仕事をしただけです。それ以外にはあなた達大和人も、極論すれば同じ部隊の仲間達も、俺にとっては無意味で無価値です。俺の技術は、あの人の為だけに存在する――、だから、あなたが礼を言う事ではありません」
「そう、か……いや、しかし、お前さんのボスは俺達にとっても必要不可欠な存在だ。それを失わずに済んだのは俺達にとっても幸運だった、有り難う」
ジュリアーニの返しには想像がついていた、或る意味分かり易いと笑えば、ジュリアーニも何とも含みの有る笑みを返し、そんな彼を見て高根は立ち上がり握手を求める。
「動かせない容態でしたから回復室のままでしたが、今なら多少の移動は問題無いと思います。陸軍病院の方が設備も整っていますし人手も有りますから、そちらに移送した方が良いと、大和田先生とも話をしてたんですが」
「分かった、話はつけておこう。明日朝一で話を通して午後には移せるようにするから、そのつもりで準備しておいてくれ」
「分かりました、それでは」
そんな遣り取りを終え部屋を出て行くジュリアーニ、高根はそれを見送りながら椅子へと身体を埋め、そろそろ帰宅しても大丈夫だろうか、と、そんな事を考える。今迄の間、帰宅出来ない状態がずっと続いていたわけではない、高根自身タカコの容態が心配だという事と、彼女を知る海兵達の動揺を鎮める為に四六時中彼等に目と気を配っていただけの事。タカコの事しか考えられていない敦賀はともかくとして、小此木からは何度か帰宅を勧められてはいたもののずるずると居残ってしまっていた。しかし、タカコの容態は危機を脱したというのは先程報告を受けたし、この辺りが一旦帰宅する時機なのだろう。時計を見れば時刻は十九時過ぎ、丁度良いと立ち上がり、着替えへと手を伸ばす。
あんな風に出て来てしまった所為で凛も不安に思っている筈で、早く帰ってタカコの無事を知らせて安心させてやろう、そう決めてしまえば疲れ切ってしまった身体も途端に軽くなり、手早く着替えると足取りも軽く執務室を出た。
「お、やっと帰るか。タカコの事、大和田先生から聞いたよ」
「おう、良い機会だ、今日はさっさと帰ってゆっくり風呂入って家の布団で熟睡するわ」
「そうしとけ」
「悪いな、お先」
「お疲れさん」
執務室を出れば隣の副司令執務室から小此木が出て来たのとかち合い、短く言葉を交わし階段を降り、本部棟を出た後は正門を徒歩で潜る。警衛所にいた海兵へと労いの言葉を掛けた後は無言のまま、自宅への道をゆっくりと歩き始めた。
話が有る――、凛はあの時そう言っていた。身体は疲れてはいるが話も聞けない程ではない、帰ったら風呂に入って食事をして、その後酒でも飲みながらゆっくりと彼女の話を聞こう。あの時話そうとしていた事以外にも自分に言いたい事はきと沢山有る筈で、その幾らかでも吐き出して彼女にも楽になって欲しい、そう思う。いつもいつも心配をさせてばかりなのだ、こちらから
『言いたい事、伝えたい事、全部言ってくれ』
と、それ位言うのが当然というものだろう。
「ただいま」
玄関を開けて中へと声を掛ければ、凛が今から顔を出しこちらへと小走りでやって来る。
「真吾さん、多佳子さんが刺されたって、大丈夫だったんですか?」
彼女の第一声はやはりタカコの事、ひどく心配そうな面持ちの凛を抱き締め、額へと口付けながら
「うん、心配させて悪かったな。もう大丈夫だよ、峠は越えた」
そう告げれば、背中へと手を回され抱き締められ、
「……良かったです、ほっとしました」
と、そんな言葉が胸板を優しく揺らし伝わって来る。
「風呂沸いてるか?取り敢えずさっぱりしたいんだけど」
「はい、すぐに入れますよ」
そんな遣り取りをしながら廊下へと上がり、凛は台所へ、高根は風呂へと向かう。掛け湯をして湯船へと浸かればここ曝露以来の疲れが一気に湯に溶け出していく感覚に包まれ、思わず喉の奥で低く呻いた。
タカコの容態以外は何かが前進した、好転したという事も無いが、それでも大きな気掛かりは取り除かれた。今日はしっかりと身体を休め、明日からまた一つずつ取り組み解決していけば良いのだと自らに言い聞かせながら髪と身体を洗い、その後はまた長めに湯に浸かって風呂を出た。
居間へと入れば夕食の支度か既に整えられており、向かい合って食卓につき、凛が話す事に相槌を打ちながら夕食を摂る。
「お酒、飲みますか?」
「ああ、頼む。疲れてるから、ぬる燗コップ一杯で良いよ。それ以上飲んだら明日起きられなくなりそうだわ」
「はい、分かりました」
二人並んで食器を台所の流しへと置きながらそんな会話を交わし、そこで高根は帰宅前から決めていた事を凛へと語り掛ける。
「話有るって言ってただろ?何だ?」
途端にびくりと揺れる凛の肩、もしや良くない話なのか、と、凛へと向き直り小さな両肩に己の手を掛けた。
「何だ?言ってみな?お前の言いたい事、全部聞くから、な?」
流し台へと向いていた凛の身体を肩に掛けた手に力を込めてゆっくりとこちらへと向かせ、
「な?」
と、もう一度促してみる。凛はそれでも長い事無言のままだったが、やがて、消え入る様な声で話し始めた。
「……あの、こんな大変な時なのに更に煩わせる話をしてしまって……とっても申し訳、無いんですけど」
「うん、何でも聞くから、な?」
「……赤ちゃんが……出来ました」
その言葉の意味を理解した瞬間、全身の力が抜け、高根は台所の床に崩れ落ちる様にして座り込んでいた。突然のその様子に焦って高根の前へと膝を突く凛、その彼女が顔を覗き込んで来る心配そうな面持ちを見た途端に内心へと押し留めていた様々なものが堰を切って外へと溢れ出し、腕を伸ばし小さな身体を思い切り抱き締めた。
誰だ、こんな時間に大声で泣きやがって、近所迷惑な男だと、耳へと入って来る大の男の泣き声にぼんやりとそんな事を考えたが、ああ、これは、自分が泣いているのだと気付く。
大勢の命が失われ、多くの人々が絶望に打ちひしがれ、誰も彼もが多くのものを失った、失い続けている。海兵隊の最高司令官としてそれを見聞きし事態を好転させようともがき続け、想像を絶する程の重圧に耐え続けて来た日々。公人として生き続けて来てその為の責務を果たそうとそればかり考えていた自分へと降りて来た新しい、小さな『命』。たったその事だけで、自分に伸し掛かるもの全ての重さが消えた、そんな感じがした。
何故泣いているのかは自分でも分からない。けれど、様々な想いと共に外へと溢れ出した涙も泣き声も止まる事は無く、声を上げて泣きながらその合間に
「有り難う、有り難う」
と高根は譫言の様に繰り返し続け、凛はそんな高根を抱き締め、大きな背中を優しく撫で続けていた。
「もう大丈夫、峠は越えました。後は目を覚ますのを待つだけです、様子を見ながら麻酔も切りましょう」
ジュリアーニのその言葉に、高根は起こしていた上半身を執務机の椅子の背凭れへとどさり、と投げ出し大きく安堵の息を吐いた。
「そう、か……良かった」
手術中には何度か脈が微弱になり、数度途切れたという程の状況を聞いていただけに、今の言葉を聞く迄一度たりとも安心は出来なかった。しかし、目を覚ますのはまだ先の事にはなるが取り敢えずは安心して良いのだと理解し、身体から力が抜けていく。敦賀は課業前と昼休みと課業明け直後の三度の見舞いを欠かさず、他の者も時間を見つけては回復室へと足を運び彼女の帰還を祈り続けている。自らもその一員であり、また、事態を引き起こした組織の責任者である高根としては、目の前にいる医官の告げた言葉が何よりも嬉しかった。
「……お前さんも色々と思うところは有るだろうに、有り難う」
「お礼を言われる様な事は何もしていませんよ。俺にとって重要なのはボスの心身の安全だけであり、俺はその為の仕事をしただけです。それ以外にはあなた達大和人も、極論すれば同じ部隊の仲間達も、俺にとっては無意味で無価値です。俺の技術は、あの人の為だけに存在する――、だから、あなたが礼を言う事ではありません」
「そう、か……いや、しかし、お前さんのボスは俺達にとっても必要不可欠な存在だ。それを失わずに済んだのは俺達にとっても幸運だった、有り難う」
ジュリアーニの返しには想像がついていた、或る意味分かり易いと笑えば、ジュリアーニも何とも含みの有る笑みを返し、そんな彼を見て高根は立ち上がり握手を求める。
「動かせない容態でしたから回復室のままでしたが、今なら多少の移動は問題無いと思います。陸軍病院の方が設備も整っていますし人手も有りますから、そちらに移送した方が良いと、大和田先生とも話をしてたんですが」
「分かった、話はつけておこう。明日朝一で話を通して午後には移せるようにするから、そのつもりで準備しておいてくれ」
「分かりました、それでは」
そんな遣り取りを終え部屋を出て行くジュリアーニ、高根はそれを見送りながら椅子へと身体を埋め、そろそろ帰宅しても大丈夫だろうか、と、そんな事を考える。今迄の間、帰宅出来ない状態がずっと続いていたわけではない、高根自身タカコの容態が心配だという事と、彼女を知る海兵達の動揺を鎮める為に四六時中彼等に目と気を配っていただけの事。タカコの事しか考えられていない敦賀はともかくとして、小此木からは何度か帰宅を勧められてはいたもののずるずると居残ってしまっていた。しかし、タカコの容態は危機を脱したというのは先程報告を受けたし、この辺りが一旦帰宅する時機なのだろう。時計を見れば時刻は十九時過ぎ、丁度良いと立ち上がり、着替えへと手を伸ばす。
あんな風に出て来てしまった所為で凛も不安に思っている筈で、早く帰ってタカコの無事を知らせて安心させてやろう、そう決めてしまえば疲れ切ってしまった身体も途端に軽くなり、手早く着替えると足取りも軽く執務室を出た。
「お、やっと帰るか。タカコの事、大和田先生から聞いたよ」
「おう、良い機会だ、今日はさっさと帰ってゆっくり風呂入って家の布団で熟睡するわ」
「そうしとけ」
「悪いな、お先」
「お疲れさん」
執務室を出れば隣の副司令執務室から小此木が出て来たのとかち合い、短く言葉を交わし階段を降り、本部棟を出た後は正門を徒歩で潜る。警衛所にいた海兵へと労いの言葉を掛けた後は無言のまま、自宅への道をゆっくりと歩き始めた。
話が有る――、凛はあの時そう言っていた。身体は疲れてはいるが話も聞けない程ではない、帰ったら風呂に入って食事をして、その後酒でも飲みながらゆっくりと彼女の話を聞こう。あの時話そうとしていた事以外にも自分に言いたい事はきと沢山有る筈で、その幾らかでも吐き出して彼女にも楽になって欲しい、そう思う。いつもいつも心配をさせてばかりなのだ、こちらから
『言いたい事、伝えたい事、全部言ってくれ』
と、それ位言うのが当然というものだろう。
「ただいま」
玄関を開けて中へと声を掛ければ、凛が今から顔を出しこちらへと小走りでやって来る。
「真吾さん、多佳子さんが刺されたって、大丈夫だったんですか?」
彼女の第一声はやはりタカコの事、ひどく心配そうな面持ちの凛を抱き締め、額へと口付けながら
「うん、心配させて悪かったな。もう大丈夫だよ、峠は越えた」
そう告げれば、背中へと手を回され抱き締められ、
「……良かったです、ほっとしました」
と、そんな言葉が胸板を優しく揺らし伝わって来る。
「風呂沸いてるか?取り敢えずさっぱりしたいんだけど」
「はい、すぐに入れますよ」
そんな遣り取りをしながら廊下へと上がり、凛は台所へ、高根は風呂へと向かう。掛け湯をして湯船へと浸かればここ曝露以来の疲れが一気に湯に溶け出していく感覚に包まれ、思わず喉の奥で低く呻いた。
タカコの容態以外は何かが前進した、好転したという事も無いが、それでも大きな気掛かりは取り除かれた。今日はしっかりと身体を休め、明日からまた一つずつ取り組み解決していけば良いのだと自らに言い聞かせながら髪と身体を洗い、その後はまた長めに湯に浸かって風呂を出た。
居間へと入れば夕食の支度か既に整えられており、向かい合って食卓につき、凛が話す事に相槌を打ちながら夕食を摂る。
「お酒、飲みますか?」
「ああ、頼む。疲れてるから、ぬる燗コップ一杯で良いよ。それ以上飲んだら明日起きられなくなりそうだわ」
「はい、分かりました」
二人並んで食器を台所の流しへと置きながらそんな会話を交わし、そこで高根は帰宅前から決めていた事を凛へと語り掛ける。
「話有るって言ってただろ?何だ?」
途端にびくりと揺れる凛の肩、もしや良くない話なのか、と、凛へと向き直り小さな両肩に己の手を掛けた。
「何だ?言ってみな?お前の言いたい事、全部聞くから、な?」
流し台へと向いていた凛の身体を肩に掛けた手に力を込めてゆっくりとこちらへと向かせ、
「な?」
と、もう一度促してみる。凛はそれでも長い事無言のままだったが、やがて、消え入る様な声で話し始めた。
「……あの、こんな大変な時なのに更に煩わせる話をしてしまって……とっても申し訳、無いんですけど」
「うん、何でも聞くから、な?」
「……赤ちゃんが……出来ました」
その言葉の意味を理解した瞬間、全身の力が抜け、高根は台所の床に崩れ落ちる様にして座り込んでいた。突然のその様子に焦って高根の前へと膝を突く凛、その彼女が顔を覗き込んで来る心配そうな面持ちを見た途端に内心へと押し留めていた様々なものが堰を切って外へと溢れ出し、腕を伸ばし小さな身体を思い切り抱き締めた。
誰だ、こんな時間に大声で泣きやがって、近所迷惑な男だと、耳へと入って来る大の男の泣き声にぼんやりとそんな事を考えたが、ああ、これは、自分が泣いているのだと気付く。
大勢の命が失われ、多くの人々が絶望に打ちひしがれ、誰も彼もが多くのものを失った、失い続けている。海兵隊の最高司令官としてそれを見聞きし事態を好転させようともがき続け、想像を絶する程の重圧に耐え続けて来た日々。公人として生き続けて来てその為の責務を果たそうとそればかり考えていた自分へと降りて来た新しい、小さな『命』。たったその事だけで、自分に伸し掛かるもの全ての重さが消えた、そんな感じがした。
何故泣いているのかは自分でも分からない。けれど、様々な想いと共に外へと溢れ出した涙も泣き声も止まる事は無く、声を上げて泣きながらその合間に
「有り難う、有り難う」
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