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第百五十九話 最高だぜ!!
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柴田の短刀はゲンのミゾオチを貫いている。
腹は一文字に切れていて、血が噴き出している。
最初の一撃で切られたもののようだ。
「わあーっはっはっは!! 悪く思うな! 素手は第一ラウンドまでだ。素手で勝負がつかないんだ、第二ラウンドは武器の使用をするのはあたりめーのことだ! ひゃあーはっはっはー!!」
笑いながら、刺している短刀をグリッとひねった。
なっ、何てことをするんだ、そんなことをしたら、臓器がズタズタになって、どんな名医でも治せなくなるじゃねえか。
しかも、引き抜きゃあがった。
傷口から血が噴き出すと、ゲンの体は力なく倒れた。
「くそーーっ、何て奴だ。みさーー!! 俺をゲンの所へ運んでくれーー!!」
「わ、私もお願いします!!」
俺はゲンの前に移動した。
ゲンの体の中から、血はもう出ていなかった。
どうやら、心臓がつぶされて止まってしまったようだ。
「てめーー!! てめーは、日本人じゃねーー!! 日本人とは認めねーー」
正々堂々と言う言葉がある。
一騎打ちとは正々堂々、力と力をぶつけ合い真っ向勝負するものだ。
こんな結末は、あり得ない。
「はーはっはっはっ! 認め無くても結構だ! もともと俺は、残虐非道、極悪人の日本人じゃねえ。第二次世界大戦の時、植民地にされた国の者なんだよ。日本人を殺すのはゆかいでたまらんぜ! ひゃーはっはっは」
くっ、第二次世界大戦の生き残りか。
って、そんな訳あるか。いったい何歳なんだよ!
……反日教育を受けていたのか。
だからって酷すぎるじゃねえか。
そんなに日本人が憎いのかよー。
俺はゲンの前で力なくひざまずいた。
「わあーはっはっは!! 背中ががら空きだぜ!! てめーが、何者かは知らねーが死ねーー!!」
バカヤローが、俺がそんな短刀で傷つけられると思うのか。
「きゃあ!!」
「ちっ、なんだこのガキは!?」
「なっ!!!!!!」
俺と柴田の間にあづちがいる。
あづちの胸に柴田の短刀が突き刺さっている。
「よかった!!」
あづちの目が涙で一杯になった。
だが、顔の表情は変わらない。
こんな時ぐらい、苦しそうにしても良いはずなのに。
「くそが、邪魔するんじゃねーーっ!!!!!」
そう言うと柴田は、また短刀をグリッとひねり引き抜いた。
あづちは、そのまま人形の様にパタリと地面に倒れた。
大事な動脈が切れたのだろうか、即死のように見える。
倒れたあづちの目からたまっていた涙が、パタパタと地面に落ちた。
だが俺の目にはその涙が、止まって見えた。
あづちの走馬灯をまるで俺が見ているようだ。
「小娘が邪魔をしおって、アホがあーっ!!!!」
あづちの体を柴田が蹴ろうとした。
俺は、柴田の胸に掌底を合せた。
俺って奴は、こんな時でも手加減をしている。
本気で頭に掌底をぶつければ、吹き飛ばすことも出来るだろうに、胸に手加減して掌底を出している。
だが、分厚い防護服を着ているようだが、俺の手には骨が数本折れる感触があった。
「ぐあああああぁぁぁぁぁぁーーー」
柴田の体が吹き飛び倒れた。
くそーーっ!
うかつだった。
自分の馬鹿さ加減が許せない。
ゲンの事で頭が一杯になり、あづちがついてきている事に気が付いていなかった。
「うおおおおおおおおおーーーーーーーー!!!!!」
俺は天を仰ぎ叫んでいた。
その声は、あたり一帯に響いて、まわりの陸鎧がビーーンと共鳴している。
俺は、大声が出せねえと思っていたが気のせいだった。
声を出したところで何も変わらないのは分かっている。
だが、出さずにはいられなかった。
それで、少しだけ落着いた俺は、二人に視線を向けた。
二人の手の先が、少しだけ動いている。
痙攣しているのだろう。弱々しく今にも止まりそうに動いている。
俺は全身の力を両手に込めた。
――神よー。もしいるのなら、俺の命を捧げる。この二人を助けてくれーー
強く強く願った。
俺の中の魔力や生命力のすべてを、二人に分け与えようと神様に祈りながら、力を集めた。
「てめーの命なんざいるかよ!! まったくめんどくせー!!」
心の中に声が聞こえた。
隕石の時、ミサと話していた声に似ている。
その声が聞こえると、俺はもう何も分からなくなった。
ただただ心地よかった。
まるで、ぬるいお風呂に入って、そのお湯と同化していくような感覚。
初めて蜂蜜さんと同化した時と同じ感覚だ。
「兄弟!! 大丈夫か?」
「うおっ!! ゲン!!」
なんと言う事だろう。ゲンに心配されてしまった。
「とう様……」
「うわっ! お前があづちなのか」
俺は二人の姿を見て驚いた。
二人の髪が薄い金髪になっている。
ゲンは天然パーマだったのにストレートヘアになっている。
それだけでは無い、ゲンは二十歳そこそこの美青年に、あづちは小学生低学年くらいの少女になっているのだ。
「二人とも見てくれ」
俺は、鏡を出して二人に自分の姿を見せてやった。
「うわあっ! なんだこれは二十歳前後、若返っているぞ」
「本当です。二十歳くらい若返っています」
「はーーーーっ!?」
ちょっと待て。
いろいろありすぎて頭が回らない。
ゲンの奴、若い頃は恐ろしく美形じゃねえか。
悪い言い方をすれば、おばさんみたいな感じだったのに、若い時はこんなに美形なのか。
じゃねえ、あづちの奴の歳だ。
「あづち、お前、もともと何歳だったんだー」
「私は二十九歳ですよ。伊達家の狙撃手でしたが、とう様に命を助けられた女です。とう様の命を守る機会を……、恩返し出来る機会を探していました。命が守れてよかったです」
ゲンと伊達が一騎打ちした時の狙撃手だったのか。
じゃねえ! はぁーーっ、二十九歳だと、けっこうおばさんじゃねえか。中学生と思っていたぜ。
二人は、姿も変わったが、ただならぬ気配も感じる。
「あづち、少し俺と戦って見てくれねえか。そうだなパンチを腹に頼む」
「えっ! あっ! はい!!」
パアアアアアアーーーーーーーーンンン!!!!
「ぐわあああああぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーー!!! ごえーーー!!!」
百メートル以上吹き飛んだ。
口から胃袋が飛び出した。
「あづち!! それってまさか本気だったのか?」
「いいえ、いいえ。とう様を本気で、たたくことは出来ません。すごく手加減しました」
あづちの目に涙が一杯溜まっている。
きっと、手加減は本当の事だろう。
手加減してあれかよーー。
ゲンにしなくてよかったぜ。
「すごいなーー。あづちー。滅茶苦茶すげーー。俺より強くなったんじゃねえか」
俺は思わず、あづちを抱き上げて、高い高いをしながらくるくる回っている。
はーーっ、しまった。二十九歳の女性だった。
しかも、服が大きすぎて脱げてしまい、パンツ一丁になってしまった。
そのパンツもぶかぶかで脱げそうになって、あづちは脱げないように引っ張り上げている。
「バカーーーッ!!!」
ぽかぽか、頭を叩かれた。
滅茶苦茶かわいいロリババアは最高だぜ!!
腹は一文字に切れていて、血が噴き出している。
最初の一撃で切られたもののようだ。
「わあーっはっはっは!! 悪く思うな! 素手は第一ラウンドまでだ。素手で勝負がつかないんだ、第二ラウンドは武器の使用をするのはあたりめーのことだ! ひゃあーはっはっはー!!」
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「くそーーっ、何て奴だ。みさーー!! 俺をゲンの所へ運んでくれーー!!」
「わ、私もお願いします!!」
俺はゲンの前に移動した。
ゲンの体の中から、血はもう出ていなかった。
どうやら、心臓がつぶされて止まってしまったようだ。
「てめーー!! てめーは、日本人じゃねーー!! 日本人とは認めねーー」
正々堂々と言う言葉がある。
一騎打ちとは正々堂々、力と力をぶつけ合い真っ向勝負するものだ。
こんな結末は、あり得ない。
「はーはっはっはっ! 認め無くても結構だ! もともと俺は、残虐非道、極悪人の日本人じゃねえ。第二次世界大戦の時、植民地にされた国の者なんだよ。日本人を殺すのはゆかいでたまらんぜ! ひゃーはっはっは」
くっ、第二次世界大戦の生き残りか。
って、そんな訳あるか。いったい何歳なんだよ!
……反日教育を受けていたのか。
だからって酷すぎるじゃねえか。
そんなに日本人が憎いのかよー。
俺はゲンの前で力なくひざまずいた。
「わあーはっはっは!! 背中ががら空きだぜ!! てめーが、何者かは知らねーが死ねーー!!」
バカヤローが、俺がそんな短刀で傷つけられると思うのか。
「きゃあ!!」
「ちっ、なんだこのガキは!?」
「なっ!!!!!!」
俺と柴田の間にあづちがいる。
あづちの胸に柴田の短刀が突き刺さっている。
「よかった!!」
あづちの目が涙で一杯になった。
だが、顔の表情は変わらない。
こんな時ぐらい、苦しそうにしても良いはずなのに。
「くそが、邪魔するんじゃねーーっ!!!!!」
そう言うと柴田は、また短刀をグリッとひねり引き抜いた。
あづちは、そのまま人形の様にパタリと地面に倒れた。
大事な動脈が切れたのだろうか、即死のように見える。
倒れたあづちの目からたまっていた涙が、パタパタと地面に落ちた。
だが俺の目にはその涙が、止まって見えた。
あづちの走馬灯をまるで俺が見ているようだ。
「小娘が邪魔をしおって、アホがあーっ!!!!」
あづちの体を柴田が蹴ろうとした。
俺は、柴田の胸に掌底を合せた。
俺って奴は、こんな時でも手加減をしている。
本気で頭に掌底をぶつければ、吹き飛ばすことも出来るだろうに、胸に手加減して掌底を出している。
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ゲンの事で頭が一杯になり、あづちがついてきている事に気が付いていなかった。
「うおおおおおおおおおーーーーーーーー!!!!!」
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二人の手の先が、少しだけ動いている。
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じゃねえ! はぁーーっ、二十九歳だと、けっこうおばさんじゃねえか。中学生と思っていたぜ。
二人は、姿も変わったが、ただならぬ気配も感じる。
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俺は思わず、あづちを抱き上げて、高い高いをしながらくるくる回っている。
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