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第四十八話 初対面
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「うわあああああああーーーーーーーー!!!!!!」
翌朝、起きてくるなりイクちゃんとトウカちゃんが大声を出しています。
昨日の二人は疲れていたのか、お風呂に入るなり眠ってしまいました。
まあイクちゃんは、徒歩で山道を何日も歩いたので相当疲れていたのでしょう。
トウカちゃんは、きっと痛みで熟睡出来ていなかったのかも知れません。
「な、何事ですか??」
「久しぶりのレイカ姉のご飯だーーーー!!!!」
「泣くほどの事ですか」
二人の目はウルウルしています。
でも、そこまで喜んでもらえれば当然私もうれしいです。
「泣くほどの事です!! 夢に見るほど食べたかったのですからー!!」
トウカちゃんが言うと、イクちゃんがしきりにうなずきます。
しかし、二人ともちょっと見ない間に、すっかりいい男になっています。
きっと、フト国ではモテモテでしょうね。可哀想に。
「もう食べていいのでしょうか?」
どうやら、お腹がペコペコの様です。
「うふふ、今日だけは特別です。どうぞ」
普段は当然、全員がそろって「いただきます」をしてからなのですが今日は許可しました。
「いただきまーーす!!!!」
「なにか、食べたい物があれば言ってください。すぐに作ります」
「うふふ、レイカ姉!! 全部そろっています」
二人の声がうれしそうにそろっています。
「それは、よかったわ」
私も、二人の顔を見ることが出来てうれしくてつい作りすぎました。
「レイカ姉様ーー!!!! レイカ姉様ーーーー!!!!!!」
空から声がします。
「この声は、イオちゃんね」
「イオちゃんとは、誰ですか?」
トウカちゃんが、口一杯に唐揚げを放り込んで言いました。
「うふふ、サイシュトアリ国の王女様ですよ」
「えええーーーっ、す、すごい!! レイカ姉はそんなすごい人といつの間に知り合いになったのですか??」
イクちゃんと、トウカちゃんがそろって驚いています。
「二人はそのまま食べていてください。お出迎えに行ってきます」
玄関から出ると、イオちゃんが丁度降りてくるところでした。
イオちゃんの鉄人レイには、専用のゴンドラを作りました。
丁度観覧車のゴンドラの様な物です。
少しスピードは出なくなりますが、運ばれるイオちゃんが楽に来られるように作りました。
運ぶレイもこの方が楽そうですね。
「レイカ姉様、おはようございます」
鉄人とゴンドラが大勢の人に見られるのは困るので、夜中に出発をお願いしているので到着がこの時間になったようです。
「うふふ、おはようございます。今日は一人で来たのですか?」
「はい。レイがいてくれるので、一人でお忍び行動が出来る様になりました。実は今日は……」
「お話は中でお伺いします。丁度合せたい人が朝食をしています。一緒に朝食でもどうですか」
私が言うと、イオちゃんのお腹が盛大に鳴りました。
「すすすす、すみません」
イオちゃんが真っ赤になっています。
かわいいですね。
「お、おはようございます」
イオちゃんが入ってくると、満腹になったのか、それとも待っていてくれたのか、イクちゃんとトウカちゃんが、箸を置いてあいさつをしてくれました。
少し緊張しているみたいです。
「は、初めまして、おはようございます。私はサイシュトアリ国の王女イオと申します」
イクちゃんとトウカちゃんはイオちゃんのあいさつを聞くと、あわてて立ち上がり名乗り始めました。
「はっ、申し遅れました。わたくしはフト国のイグザンと申します。お見知りおきを」
「わたくしは、フト国のドウカンと申します」
「えええええぇぇぇーーーーーーーーーっ!!!!!!!!」
イオちゃん、少し驚きすぎですよ。
「はわわわわ、ドドドド、ドウカンさん!!!! まさかあのフト国の四神将朱雀のドウカンさんですか? はわわわわわ、まさか、イイイイ、イグザンさんは四神将の一人玄武のイグザンさんですよね。なななな、なぜいるのですかーーーー!!!!」
「ふふっ、何故ってここがオレ達の家だからですよ」
イクちゃんが答えました。
「でえええええぇぇぇぇーーーーーーー!!!! ここが家ーーーー!!!! レレレ、レイカ姉様ーーーーどどど、どういうことですかーーーー」
「うふふ、本当にどういうことでしょう。私も昨日知りました。そんなことより、イオちゃん、おなかがすいているでしょう、食べて食べて!!」
「そ、そんな事よりって、これをそんな事と言えるのはレイカ姉様だけですよー。ってなんで朝から、こんなにご馳走なのですかーー??」
「うふふ、イオちゃんが来ると思って用意しておきました」
「ああああーーーっ!! そ、そ、そ、そう言えばドウカンさんの左手と左足がーーーー!! はえています」
「あーーっ、それもヒジリちゃんが治しました」
「はあぁぁーー、ヒジリさん……も……とんでもなくすごい。アーサー様の時もすごかったけど、切れて無くなってしまった手足まで治してしまわれるなんて……す、すごい」
「ア、アーサーとは、アーサー騎士団長のことですか?」
トウカちゃんが不思議そうな顔をします。
まだ、知らないのでしょうか。
「アーサー騎士団長は、うちのアサちゃんよ」
「えええええーーーーーーーーーっ!!!!」
こんどは、イクちゃんとトウカちゃんが驚いています。
「だから、あんなに強かったのかーー」
トウカちゃんがなんだか納得しています。
「イオちゃん、そう言えばお話とは何ですか?」
「……は、はい」
イオちゃんが口を押さえて赤くなりました。
美女が恥ずかしがっている仕草はとても可愛いですね。
「ごめんなさい、少し後でいいですよ」
イオちゃんは丁度、ご飯を口に入れたところだったので、少し食事をしてから聞こうと思います。
翌朝、起きてくるなりイクちゃんとトウカちゃんが大声を出しています。
昨日の二人は疲れていたのか、お風呂に入るなり眠ってしまいました。
まあイクちゃんは、徒歩で山道を何日も歩いたので相当疲れていたのでしょう。
トウカちゃんは、きっと痛みで熟睡出来ていなかったのかも知れません。
「な、何事ですか??」
「久しぶりのレイカ姉のご飯だーーーー!!!!」
「泣くほどの事ですか」
二人の目はウルウルしています。
でも、そこまで喜んでもらえれば当然私もうれしいです。
「泣くほどの事です!! 夢に見るほど食べたかったのですからー!!」
トウカちゃんが言うと、イクちゃんがしきりにうなずきます。
しかし、二人ともちょっと見ない間に、すっかりいい男になっています。
きっと、フト国ではモテモテでしょうね。可哀想に。
「もう食べていいのでしょうか?」
どうやら、お腹がペコペコの様です。
「うふふ、今日だけは特別です。どうぞ」
普段は当然、全員がそろって「いただきます」をしてからなのですが今日は許可しました。
「いただきまーーす!!!!」
「なにか、食べたい物があれば言ってください。すぐに作ります」
「うふふ、レイカ姉!! 全部そろっています」
二人の声がうれしそうにそろっています。
「それは、よかったわ」
私も、二人の顔を見ることが出来てうれしくてつい作りすぎました。
「レイカ姉様ーー!!!! レイカ姉様ーーーー!!!!!!」
空から声がします。
「この声は、イオちゃんね」
「イオちゃんとは、誰ですか?」
トウカちゃんが、口一杯に唐揚げを放り込んで言いました。
「うふふ、サイシュトアリ国の王女様ですよ」
「えええーーーっ、す、すごい!! レイカ姉はそんなすごい人といつの間に知り合いになったのですか??」
イクちゃんと、トウカちゃんがそろって驚いています。
「二人はそのまま食べていてください。お出迎えに行ってきます」
玄関から出ると、イオちゃんが丁度降りてくるところでした。
イオちゃんの鉄人レイには、専用のゴンドラを作りました。
丁度観覧車のゴンドラの様な物です。
少しスピードは出なくなりますが、運ばれるイオちゃんが楽に来られるように作りました。
運ぶレイもこの方が楽そうですね。
「レイカ姉様、おはようございます」
鉄人とゴンドラが大勢の人に見られるのは困るので、夜中に出発をお願いしているので到着がこの時間になったようです。
「うふふ、おはようございます。今日は一人で来たのですか?」
「はい。レイがいてくれるので、一人でお忍び行動が出来る様になりました。実は今日は……」
「お話は中でお伺いします。丁度合せたい人が朝食をしています。一緒に朝食でもどうですか」
私が言うと、イオちゃんのお腹が盛大に鳴りました。
「すすすす、すみません」
イオちゃんが真っ赤になっています。
かわいいですね。
「お、おはようございます」
イオちゃんが入ってくると、満腹になったのか、それとも待っていてくれたのか、イクちゃんとトウカちゃんが、箸を置いてあいさつをしてくれました。
少し緊張しているみたいです。
「は、初めまして、おはようございます。私はサイシュトアリ国の王女イオと申します」
イクちゃんとトウカちゃんはイオちゃんのあいさつを聞くと、あわてて立ち上がり名乗り始めました。
「はっ、申し遅れました。わたくしはフト国のイグザンと申します。お見知りおきを」
「わたくしは、フト国のドウカンと申します」
「えええええぇぇぇーーーーーーーーーっ!!!!!!!!」
イオちゃん、少し驚きすぎですよ。
「はわわわわ、ドドドド、ドウカンさん!!!! まさかあのフト国の四神将朱雀のドウカンさんですか? はわわわわわ、まさか、イイイイ、イグザンさんは四神将の一人玄武のイグザンさんですよね。なななな、なぜいるのですかーーーー!!!!」
「ふふっ、何故ってここがオレ達の家だからですよ」
イクちゃんが答えました。
「でえええええぇぇぇぇーーーーーーー!!!! ここが家ーーーー!!!! レレレ、レイカ姉様ーーーーどどど、どういうことですかーーーー」
「うふふ、本当にどういうことでしょう。私も昨日知りました。そんなことより、イオちゃん、おなかがすいているでしょう、食べて食べて!!」
「そ、そんな事よりって、これをそんな事と言えるのはレイカ姉様だけですよー。ってなんで朝から、こんなにご馳走なのですかーー??」
「うふふ、イオちゃんが来ると思って用意しておきました」
「ああああーーーっ!! そ、そ、そ、そう言えばドウカンさんの左手と左足がーーーー!! はえています」
「あーーっ、それもヒジリちゃんが治しました」
「はあぁぁーー、ヒジリさん……も……とんでもなくすごい。アーサー様の時もすごかったけど、切れて無くなってしまった手足まで治してしまわれるなんて……す、すごい」
「ア、アーサーとは、アーサー騎士団長のことですか?」
トウカちゃんが不思議そうな顔をします。
まだ、知らないのでしょうか。
「アーサー騎士団長は、うちのアサちゃんよ」
「えええええーーーーーーーーーっ!!!!」
こんどは、イクちゃんとトウカちゃんが驚いています。
「だから、あんなに強かったのかーー」
トウカちゃんがなんだか納得しています。
「イオちゃん、そう言えばお話とは何ですか?」
「……は、はい」
イオちゃんが口を押さえて赤くなりました。
美女が恥ずかしがっている仕草はとても可愛いですね。
「ごめんなさい、少し後でいいですよ」
イオちゃんは丁度、ご飯を口に入れたところだったので、少し食事をしてから聞こうと思います。
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