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第七十八話 開戦
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エルフの国の森を1時間程歩くと、少し開けた所に出ました。
そこに、まあまあ立派なお城が建っています。
森の中で、何人か斥候がいるのを感じていましたので、こちらがどんな人数かは知っていたのでしょう、城から兵士が出て来てくれています。
人数は五百人くらいでしょうか、待ち構えています。
盾を構えた歩兵に弓隊が続き、魔法部隊が並んでいます。
攻城戦なら面倒くさいと思っていましたので、丁度よかったと思っています。
僕たちの姿を見て余裕が出たのか、ヘラヘラ笑っています。
「クリード、今からでもこちら側に寝返ったらどうだー」
体の大きな熊のような髭づらの男が笑いながら声を掛けてきます。
恐らく敵の大将でしょう。エルフにしては珍しいタイプです。
「ノコ様、返事を返してもよろしいですか」
クリードさんが冷静に、僕に返事の許しを願い出てくれました。律儀な人です。
「思う存分お願いします。ついでに降伏勧告もお願いします。いまなら命だけは助けて上げようと思います」
僕が言い終わると、クリードさんが大きくうなずき、胸いっぱい空気を吸い込みました。
「グルズ領の領兵よ、我あるじノコ様より、今降伏するなら命は助けるとの慈悲をたまわったー。命が惜しい者は直ちに降伏せよー」
「ぎゃーーはっはっはっーー」
この言葉を聞いた敵兵全員が腹を抱えて笑っています。
「皆さんはここに居てください。今日は僕が行ってきます」
「ノコ様、もう少し力を戻したほうがいいかニャ?」
マリーが僕の身を少し、心配しています。
「いいえ、これでいいです。ずいぶんこの力になじんでいますので十分戦えると思います。それにスキルもありますので……」
僕の冥府王のスキルは、五百人程度の兵士なら余裕でゾンビに出来ます。
まあ、しまって置く先が少ないので今回はゾンビにはしないつもりですが、ピンチになればゾンビにすればいいだけのことです。
そして、このスキルは、魔法が一切使えない代わりに、許可を与えた者以外の全ての魔法を無効にします。
僕が今許可を与えているのは、マリーとローズ、ニーファさんだけです。
さらにゾンビなので弓程度では致命傷にはならないのです。
エルフで気を付けないといけないのは、弓と攻撃魔法だけなので、僕はエルフにとっては天敵ともいえる存在なのです。
「マリー、ドラゴンソードを二本出してください」
僕は、ユーリさんのうろこから作った、青いドラゴンソードを出して貰った。
一本は僕が使い、一本はクリードさんに渡しました。
その剣を手に持ち一人、前に進み出ます。
「弓隊、射掛けよ」
そんな僕に対して、敵兵は一騎討ちをするわけでも無く、弓を射かけてきました。
「ふふふ、それなりに警戒はしている様ですね」
僕は聞こえるようにつぶやきました。
矢の雨が降ってきます。
それを、剣の腹で振り払います。
何とか全て払いのけました。
「な、なんだと、魔法隊攻撃開始――!!」
でも、その攻撃も僕の体にあたることも無く、寸前で全てかき消されます。
「な、なんだと」
敵将が慌てています。
「ノコ様―、私に魔法の使用を許可していただけませんかー」
僕の後ろから声が聞こえました。
この声は、バッキーさんです。
バッキーさんは獣人です。獣人は高い戦闘能力の代わりに魔法は使えなかったと思ったのですが……。
「興味深いです。一発お願いします」
バッキーさんは嬉しそうな顔をして、手を高く上げます。
すごく大きな魔方陣が空中に浮かび上がりました。
心なしかあたりが暗くなります。
うん、すごく嫌な予感がします。
グルズ領の領兵の上に巨大な燃えている岩、まるで隕石が出て来ました。
そして、その隕石は領兵の上にズドンと落ち、領兵を全て飲み込み一気に押しつぶしてしまいました。
後には巨大な岩が残るだけで生き残った兵士は何もいないようです。
「すげーー、すげーー」
クリードさんと兵士の四人が言いながら目が点になっています。
つかった本人のバッキーさんの目が一番点になっています。
そして、尻尾がしおれて、足の間に吸い込まれています。
僕はバッキーさんに全力疾走で駆け寄り、頭をこれでもかという程撫でます。
「よし、よし、よーし、よし」
バッキーさんの尻尾が、元気よく左右に動き出しました。
「しかし、驚きました。二,三千人は押しつぶせそうですね」
僕が言いながらも、バッキーさんを撫でていると、パッチさんが近づいてきました。
「俺も使えます」
俺ッ子パッチさんが、赤い顔をしてもじもじしながら言ってきます。
「えーーっ」
また、クリードさんと兵士の四人が驚いています。
僕は瞬間的にパッチさんも頭を撫でて欲しいのだと思いました。
「じゃあ、あの城に……」
「待ってください」
僕が、城の上に隕石を落として貰おうと思ったら、バッキーさんが割って入ってきた。
「何ですか」
「はい、魔法に名前を付けて欲しいのですが……」
あーー、ローズもそういっていたなー。
なにか良い名前を付けて上げたいなー。
「ミーティアドロップかな」
ちょっと違うけど。まあいいかな。
「……」
何だか、バッキーさんとパッチさんの顔が真っ赤になっています。
「ミーティアドロップ!!」
パッチさんが手をあげて言いました。
巨大な魔方陣が現れて、あたりが明らかに暗くなっています。
巨大な燃える岩が城の上に現れると、城から使用人と思われる人達が逃げ出しています。
そして森の中の美しい城が、巨大な燃える石に押しつぶされました。
後には、城壁に守られた巨大な岩が出来上がりました。
パッチさんの方が少し、大きい岩が残っています。
僕は虎のような猛獣の雰囲気のパッチさんの頭を、はげるのじゃ無いかと思う位なでました。
こんなことで、ち切れそうなくらい尻尾を振っている獣人が可愛くてしょうが無くなりました。
そこに、まあまあ立派なお城が建っています。
森の中で、何人か斥候がいるのを感じていましたので、こちらがどんな人数かは知っていたのでしょう、城から兵士が出て来てくれています。
人数は五百人くらいでしょうか、待ち構えています。
盾を構えた歩兵に弓隊が続き、魔法部隊が並んでいます。
攻城戦なら面倒くさいと思っていましたので、丁度よかったと思っています。
僕たちの姿を見て余裕が出たのか、ヘラヘラ笑っています。
「クリード、今からでもこちら側に寝返ったらどうだー」
体の大きな熊のような髭づらの男が笑いながら声を掛けてきます。
恐らく敵の大将でしょう。エルフにしては珍しいタイプです。
「ノコ様、返事を返してもよろしいですか」
クリードさんが冷静に、僕に返事の許しを願い出てくれました。律儀な人です。
「思う存分お願いします。ついでに降伏勧告もお願いします。いまなら命だけは助けて上げようと思います」
僕が言い終わると、クリードさんが大きくうなずき、胸いっぱい空気を吸い込みました。
「グルズ領の領兵よ、我あるじノコ様より、今降伏するなら命は助けるとの慈悲をたまわったー。命が惜しい者は直ちに降伏せよー」
「ぎゃーーはっはっはっーー」
この言葉を聞いた敵兵全員が腹を抱えて笑っています。
「皆さんはここに居てください。今日は僕が行ってきます」
「ノコ様、もう少し力を戻したほうがいいかニャ?」
マリーが僕の身を少し、心配しています。
「いいえ、これでいいです。ずいぶんこの力になじんでいますので十分戦えると思います。それにスキルもありますので……」
僕の冥府王のスキルは、五百人程度の兵士なら余裕でゾンビに出来ます。
まあ、しまって置く先が少ないので今回はゾンビにはしないつもりですが、ピンチになればゾンビにすればいいだけのことです。
そして、このスキルは、魔法が一切使えない代わりに、許可を与えた者以外の全ての魔法を無効にします。
僕が今許可を与えているのは、マリーとローズ、ニーファさんだけです。
さらにゾンビなので弓程度では致命傷にはならないのです。
エルフで気を付けないといけないのは、弓と攻撃魔法だけなので、僕はエルフにとっては天敵ともいえる存在なのです。
「マリー、ドラゴンソードを二本出してください」
僕は、ユーリさんのうろこから作った、青いドラゴンソードを出して貰った。
一本は僕が使い、一本はクリードさんに渡しました。
その剣を手に持ち一人、前に進み出ます。
「弓隊、射掛けよ」
そんな僕に対して、敵兵は一騎討ちをするわけでも無く、弓を射かけてきました。
「ふふふ、それなりに警戒はしている様ですね」
僕は聞こえるようにつぶやきました。
矢の雨が降ってきます。
それを、剣の腹で振り払います。
何とか全て払いのけました。
「な、なんだと、魔法隊攻撃開始――!!」
でも、その攻撃も僕の体にあたることも無く、寸前で全てかき消されます。
「な、なんだと」
敵将が慌てています。
「ノコ様―、私に魔法の使用を許可していただけませんかー」
僕の後ろから声が聞こえました。
この声は、バッキーさんです。
バッキーさんは獣人です。獣人は高い戦闘能力の代わりに魔法は使えなかったと思ったのですが……。
「興味深いです。一発お願いします」
バッキーさんは嬉しそうな顔をして、手を高く上げます。
すごく大きな魔方陣が空中に浮かび上がりました。
心なしかあたりが暗くなります。
うん、すごく嫌な予感がします。
グルズ領の領兵の上に巨大な燃えている岩、まるで隕石が出て来ました。
そして、その隕石は領兵の上にズドンと落ち、領兵を全て飲み込み一気に押しつぶしてしまいました。
後には巨大な岩が残るだけで生き残った兵士は何もいないようです。
「すげーー、すげーー」
クリードさんと兵士の四人が言いながら目が点になっています。
つかった本人のバッキーさんの目が一番点になっています。
そして、尻尾がしおれて、足の間に吸い込まれています。
僕はバッキーさんに全力疾走で駆け寄り、頭をこれでもかという程撫でます。
「よし、よし、よーし、よし」
バッキーさんの尻尾が、元気よく左右に動き出しました。
「しかし、驚きました。二,三千人は押しつぶせそうですね」
僕が言いながらも、バッキーさんを撫でていると、パッチさんが近づいてきました。
「俺も使えます」
俺ッ子パッチさんが、赤い顔をしてもじもじしながら言ってきます。
「えーーっ」
また、クリードさんと兵士の四人が驚いています。
僕は瞬間的にパッチさんも頭を撫でて欲しいのだと思いました。
「じゃあ、あの城に……」
「待ってください」
僕が、城の上に隕石を落として貰おうと思ったら、バッキーさんが割って入ってきた。
「何ですか」
「はい、魔法に名前を付けて欲しいのですが……」
あーー、ローズもそういっていたなー。
なにか良い名前を付けて上げたいなー。
「ミーティアドロップかな」
ちょっと違うけど。まあいいかな。
「……」
何だか、バッキーさんとパッチさんの顔が真っ赤になっています。
「ミーティアドロップ!!」
パッチさんが手をあげて言いました。
巨大な魔方陣が現れて、あたりが明らかに暗くなっています。
巨大な燃える岩が城の上に現れると、城から使用人と思われる人達が逃げ出しています。
そして森の中の美しい城が、巨大な燃える石に押しつぶされました。
後には、城壁に守られた巨大な岩が出来上がりました。
パッチさんの方が少し、大きい岩が残っています。
僕は虎のような猛獣の雰囲気のパッチさんの頭を、はげるのじゃ無いかと思う位なでました。
こんなことで、ち切れそうなくらい尻尾を振っている獣人が可愛くてしょうが無くなりました。
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