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第一章
021 転移者との遭遇
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「ぐぇ」
「グゥッ」
結果から言うと、返り討ちにした。
こいつらの言い分は金をよこせ装備をよこせという、ありきたりなもの。
自分らでまともに稼げないやつらに、万が一にも負けるはずがない。
こうした奴らは始末したいところだが、街中なので気絶で済ませている。
逆に、こいつらの金を奪い取った。
思った通り、ほとんど金を持っていない。
当初は武器も奪おうと思ったが、質が悪く刃こぼれが酷かったので捨て置くことにした。
俺がその場を離れると、ハイエナたちが群がっていく。
敗者から更に奪う者たちだ。
見た感じ、スラム落ちギリギリの者たちだろう。
やはりこの街の格差は酷く、治安も悪い。
おそらくこの周辺は、それでもまだマシなのかもしれない。
そうして俺は、再びダンジョンへと向かう。
ダンジョンの入り口周辺では、いつもの通りメンバー募集などが盛んに行われていた。
荷物持ちに雇ってもらうため、子供たちが冒険者に言い寄っては袖にされている。
そんな冒険者たちに、必要物資を少し割高で売る商人たちもいるようだ。
するとガヤガヤとうるさい人ごみの中で、何やら騒がしい連中がいた。
「そんな芋臭いやつじゃなくて、俺たちと組もうぜ!」
「俺たちの方が強くて、夜の方も最強だ!」
「うるさい! 私たちはタヌゥカの仲間なの! あんたたちについていく気はないわ!」
「そうです! それにタヌゥカさんの方があなた達よりも凄いんですよ!」
タヌゥカ? なんかどこかで聞いたことあるような……。
何となく俺が声のする方に視線を移すと、強面の冒険者二人の前に少女が二人、そして更にその後ろには黒髪黒目をした少年がいた。
「二人とも、その辺でいいよ。目立ってしかたがないからさ。君たちもいい加減にしてくれ。これ以上しつこいようなら、痛い目を見ることになるぞ?」
そして黒髪黒目の少年、おそらくタヌゥカがそう言うと、男たちは顔を真っ赤にし始める。
「てめぇ! 調子に乗るんじゃねえぞ!」
「ガキが! 泣かしてやる!」
傍から見れば、タヌゥカは絶体絶命の危機だろう。
しかし予想に反して、男たちはタヌゥカに簡単にのされてしまった。
うーん。どう見ても日本人転移者だ。
タヌゥカという名前を聞いたことがあると思ったが、元はタヌゥカではなく田中だろうと理解した。
ネーミングセンス、俺より酷くね?
そんなことを考えていると、不意にタヌゥカと視線が合う。
タヌゥカは俺の顔をじっと見ると、なぜか突然鑑定を飛ばしてきた。
あれ、抵抗を突破されたか?
けどまあ、見られたのは偽装されたステータスだろう。
ちなみに今の俺の偽装されたステータスは、このようになっている。
名称:ジン
種族:人族
年齢:15
性別:男
スキル
【カード召喚術】【直感】【闇属性適性】
【剣適性】【鑑定】【アイテムポケット】
【中級生活魔法】
スキル欄に鑑定を入れたのは、相手に鑑定されたら鑑定し返すためだ。
そういう訳で、鑑定をやり返す。
名称:タヌゥカ
種族:人族
年齢:16
性別:男
スキル
【鑑定】【剣適性】【火属性適性】【絶倫】
【アイテムボックス】【身体能力上昇(中)】
【下級生活魔法】【スラッシュ】【連撃】
【ファイア】【ファイアボール】
【毒耐性(小)】【性病耐性(小)】
いや、これ偽装されているだろ。
どうにか突破できないものか。
そう思って鑑定に流している魔力を強める。
また抵抗のようなもの感じるので、魔力量と操作力、集中力を駆使してごり押ししていく。
すると何かを突き破った感覚があり、本来のステータスが表示される。
名称:タヌゥカ
種族:人族
年齢:16
性別:男
神授スキル
【撃滅斬】
エクストラ
【鑑定】【言語理解】【偽装】
【アイテムボックス】【剣適性】
【火属性適性】【身体能力上昇(中)】
【状態異常耐性(小)】【絶倫】
【テクニシャン】【異性好感度上昇(大)】
スキル
【スラッシュ】【下級生活魔法】【ファイア】
【ファイアボール】【毒耐性(小)】
【性病耐性(小)】【連撃】
おおっ、凄い数のエクストラだ。これはポイントを全てつぎ込んだな。
「うわっ!?」
「タヌゥカ!?」
「どうしたのですか!?」
あ、これはやばい。
強引に偽装を突破したことで、タヌゥカが驚いて尻もちをついた。
そして俺のことを、驚愕した目で見ている。
俺はタヌゥカが固まっているうちに、逃げるようにしてダンジョンへと入った。
思わずやり過ぎたな。
おそらく相手も、俺が転移者だと気が付いたかもしれない。
エクストラの偽装を強引に突破するのは、普通じゃないよな。
にしても、凄いスキル一覧だった。
たぶん、転移場所もこの付近だったのだろう。
それで、転移初日からダンジョンに潜り続けたに違いない。
効果まで確認する余裕はなかったが、あの撃滅斬というのは名称からして高威力の攻撃手段だろう。
神授スキルだし、当たれば俺も死ぬかも知れないな。
あと気になるのは、絶倫・テクニシャン・異性好感度上昇(大)だろうか。
顔は芋っぽい普通の少年だった。悪くいうと、下の中くらい。
それなのに少女を二人連れていたのは、このスキルと強さのおかげだろう。
他に鑑定・言語理解・偽装・アイテムボックスなどは、やはりエクストラの基本のようだ。
今後も転移者たちのエクストラには、おそらくだいたいあるだろう。
特に言語理解が無い場合、かなり面倒なことになるのではないだろうか。
とりあえず、タヌゥカはチートハーレムを満喫しているようなので、放っておくことにする。
率先して関わるのは止めよう。
仮に戦いになったら、とても面倒だ。
基本負けないとは思うが、神授スキルである撃滅斬が直撃した場合、どうなるか分からない。
でも偽装を突破したからなぁ……これで終わることは無いと思う。
タヌゥカから、接触してきそうな予感がした。
まあ、その時はその時で考えよう。
俺はそう考えを定めると、ダンジョン内で走り出す。
もしかしたら、タヌゥカが追いかけてくる可能性があったからだ。
けれども実際そんなことは無く、俺は昨日見つけた二階層の階段前に辿り着く。
さて、転移者との遭遇というハプニングがあったものの、気を引き締めていこう。
そうして階段を降りようとすると、近くで野営していた冒険者に止められる。
「待て、二階層は危険だ。ソロでここまでこれたという事は才能があるのだろうが、止めておけ」
どうやら心配して、声をかけてくれたようだ。
近頃変な奴に絡まれ過ぎていたので、逆に珍しい。
しかしだからといって、ここで進まないわけにはいかなかった。
「大丈夫だ。気にしないでくれ。冒険者は何があっても自己責任だからな」
「はぁ、こりゃ止めても無駄だな。ヤバいと思ったら逃げろ。二階層は森だ。特にオークの強さはゴブリンの比じゃない。攻撃は受けずに避けろ。俺が言えるのはここまでだ」
そう言って、冒険者の男は遠ざかって行った。
アドバイスまでくれるとは、かなり良い人だったな。
二階層にいるのはオークか。モンスター軍団に入れるのに適していそうだ。
俺はまだ見ぬオークに期待を膨らませて、階段を降りる。
階段はしばらく続いているが、壁に光る石がはまっているので思ったより明るかった。
そうして階段を降りきると、目の前に森が広がる。
背後を振り返れば、階段は絶壁の中に続いているようだった。
よし、さっそくオークを探すか。
周囲に人がいるかもしれないのでモンスターは召喚せずに、俺は一人歩き出す。
ダンジョンとは不思議なものだ。
階層が違うだけで、世界が変わる。
そういえばダンジョンも、創造神の試練だとか言っていたな。
ダンジョンからは無限に食料や素材などが手に入るし、鍛えることができる。
更に宝箱からは、装備やスキルオーブも手に入ってしまう。
一見豊かになり平和になりそうだが、どう考えても争いを助長させる事が目的だよな。
近いうちに開く国境門は、いったいどこと繋がるのだろうか。
できれば、モンスターが蔓延る魔境がいいな。
珍しいモンスターとかが、手に入るかもしれない。
そんな事を考えながら、俺は森の中を進む。
するとようやく、探していたモンスターを見つけた。
「ぶひっ!」
おおっ、あれがオークか。
人と豚を足したようなモンスターだ。
身長は、一メートル八十センチほどだろうか。
しかし横に太いので、身長以上の巨体に見える。
種族:オーク
種族特性
【腕力上昇(小)】【体力上昇(小)】
【悪食】【他種族交配】
鑑定結果は、ホブゴブリンに近い。
ホブゴブリンがボスでなく通常個体であれば、いい勝負をするのではないだろうか。
しかし種族特性でオークは、体力上昇(小)がある。
長期戦になれば、オークは通常個体のホブゴブリンに勝つ可能性が高いだろう。
そう思いながら俺は飛び上がり、首に回し蹴りを喰らわせた。
「ぶぎッ……」
ホブゴブリンもそうであったように、オークも一撃で倒す。
そしてカード化して、オークを手に入れた。
「オーク、ゲットだ」
ゴブリン軍団の上位互換として、オーク軍団を作ろう。
とりあえず、三十匹は欲しい。
そうして俺は、オーク狩りを開始した。
「グゥッ」
結果から言うと、返り討ちにした。
こいつらの言い分は金をよこせ装備をよこせという、ありきたりなもの。
自分らでまともに稼げないやつらに、万が一にも負けるはずがない。
こうした奴らは始末したいところだが、街中なので気絶で済ませている。
逆に、こいつらの金を奪い取った。
思った通り、ほとんど金を持っていない。
当初は武器も奪おうと思ったが、質が悪く刃こぼれが酷かったので捨て置くことにした。
俺がその場を離れると、ハイエナたちが群がっていく。
敗者から更に奪う者たちだ。
見た感じ、スラム落ちギリギリの者たちだろう。
やはりこの街の格差は酷く、治安も悪い。
おそらくこの周辺は、それでもまだマシなのかもしれない。
そうして俺は、再びダンジョンへと向かう。
ダンジョンの入り口周辺では、いつもの通りメンバー募集などが盛んに行われていた。
荷物持ちに雇ってもらうため、子供たちが冒険者に言い寄っては袖にされている。
そんな冒険者たちに、必要物資を少し割高で売る商人たちもいるようだ。
するとガヤガヤとうるさい人ごみの中で、何やら騒がしい連中がいた。
「そんな芋臭いやつじゃなくて、俺たちと組もうぜ!」
「俺たちの方が強くて、夜の方も最強だ!」
「うるさい! 私たちはタヌゥカの仲間なの! あんたたちについていく気はないわ!」
「そうです! それにタヌゥカさんの方があなた達よりも凄いんですよ!」
タヌゥカ? なんかどこかで聞いたことあるような……。
何となく俺が声のする方に視線を移すと、強面の冒険者二人の前に少女が二人、そして更にその後ろには黒髪黒目をした少年がいた。
「二人とも、その辺でいいよ。目立ってしかたがないからさ。君たちもいい加減にしてくれ。これ以上しつこいようなら、痛い目を見ることになるぞ?」
そして黒髪黒目の少年、おそらくタヌゥカがそう言うと、男たちは顔を真っ赤にし始める。
「てめぇ! 調子に乗るんじゃねえぞ!」
「ガキが! 泣かしてやる!」
傍から見れば、タヌゥカは絶体絶命の危機だろう。
しかし予想に反して、男たちはタヌゥカに簡単にのされてしまった。
うーん。どう見ても日本人転移者だ。
タヌゥカという名前を聞いたことがあると思ったが、元はタヌゥカではなく田中だろうと理解した。
ネーミングセンス、俺より酷くね?
そんなことを考えていると、不意にタヌゥカと視線が合う。
タヌゥカは俺の顔をじっと見ると、なぜか突然鑑定を飛ばしてきた。
あれ、抵抗を突破されたか?
けどまあ、見られたのは偽装されたステータスだろう。
ちなみに今の俺の偽装されたステータスは、このようになっている。
名称:ジン
種族:人族
年齢:15
性別:男
スキル
【カード召喚術】【直感】【闇属性適性】
【剣適性】【鑑定】【アイテムポケット】
【中級生活魔法】
スキル欄に鑑定を入れたのは、相手に鑑定されたら鑑定し返すためだ。
そういう訳で、鑑定をやり返す。
名称:タヌゥカ
種族:人族
年齢:16
性別:男
スキル
【鑑定】【剣適性】【火属性適性】【絶倫】
【アイテムボックス】【身体能力上昇(中)】
【下級生活魔法】【スラッシュ】【連撃】
【ファイア】【ファイアボール】
【毒耐性(小)】【性病耐性(小)】
いや、これ偽装されているだろ。
どうにか突破できないものか。
そう思って鑑定に流している魔力を強める。
また抵抗のようなもの感じるので、魔力量と操作力、集中力を駆使してごり押ししていく。
すると何かを突き破った感覚があり、本来のステータスが表示される。
名称:タヌゥカ
種族:人族
年齢:16
性別:男
神授スキル
【撃滅斬】
エクストラ
【鑑定】【言語理解】【偽装】
【アイテムボックス】【剣適性】
【火属性適性】【身体能力上昇(中)】
【状態異常耐性(小)】【絶倫】
【テクニシャン】【異性好感度上昇(大)】
スキル
【スラッシュ】【下級生活魔法】【ファイア】
【ファイアボール】【毒耐性(小)】
【性病耐性(小)】【連撃】
おおっ、凄い数のエクストラだ。これはポイントを全てつぎ込んだな。
「うわっ!?」
「タヌゥカ!?」
「どうしたのですか!?」
あ、これはやばい。
強引に偽装を突破したことで、タヌゥカが驚いて尻もちをついた。
そして俺のことを、驚愕した目で見ている。
俺はタヌゥカが固まっているうちに、逃げるようにしてダンジョンへと入った。
思わずやり過ぎたな。
おそらく相手も、俺が転移者だと気が付いたかもしれない。
エクストラの偽装を強引に突破するのは、普通じゃないよな。
にしても、凄いスキル一覧だった。
たぶん、転移場所もこの付近だったのだろう。
それで、転移初日からダンジョンに潜り続けたに違いない。
効果まで確認する余裕はなかったが、あの撃滅斬というのは名称からして高威力の攻撃手段だろう。
神授スキルだし、当たれば俺も死ぬかも知れないな。
あと気になるのは、絶倫・テクニシャン・異性好感度上昇(大)だろうか。
顔は芋っぽい普通の少年だった。悪くいうと、下の中くらい。
それなのに少女を二人連れていたのは、このスキルと強さのおかげだろう。
他に鑑定・言語理解・偽装・アイテムボックスなどは、やはりエクストラの基本のようだ。
今後も転移者たちのエクストラには、おそらくだいたいあるだろう。
特に言語理解が無い場合、かなり面倒なことになるのではないだろうか。
とりあえず、タヌゥカはチートハーレムを満喫しているようなので、放っておくことにする。
率先して関わるのは止めよう。
仮に戦いになったら、とても面倒だ。
基本負けないとは思うが、神授スキルである撃滅斬が直撃した場合、どうなるか分からない。
でも偽装を突破したからなぁ……これで終わることは無いと思う。
タヌゥカから、接触してきそうな予感がした。
まあ、その時はその時で考えよう。
俺はそう考えを定めると、ダンジョン内で走り出す。
もしかしたら、タヌゥカが追いかけてくる可能性があったからだ。
けれども実際そんなことは無く、俺は昨日見つけた二階層の階段前に辿り着く。
さて、転移者との遭遇というハプニングがあったものの、気を引き締めていこう。
そうして階段を降りようとすると、近くで野営していた冒険者に止められる。
「待て、二階層は危険だ。ソロでここまでこれたという事は才能があるのだろうが、止めておけ」
どうやら心配して、声をかけてくれたようだ。
近頃変な奴に絡まれ過ぎていたので、逆に珍しい。
しかしだからといって、ここで進まないわけにはいかなかった。
「大丈夫だ。気にしないでくれ。冒険者は何があっても自己責任だからな」
「はぁ、こりゃ止めても無駄だな。ヤバいと思ったら逃げろ。二階層は森だ。特にオークの強さはゴブリンの比じゃない。攻撃は受けずに避けろ。俺が言えるのはここまでだ」
そう言って、冒険者の男は遠ざかって行った。
アドバイスまでくれるとは、かなり良い人だったな。
二階層にいるのはオークか。モンスター軍団に入れるのに適していそうだ。
俺はまだ見ぬオークに期待を膨らませて、階段を降りる。
階段はしばらく続いているが、壁に光る石がはまっているので思ったより明るかった。
そうして階段を降りきると、目の前に森が広がる。
背後を振り返れば、階段は絶壁の中に続いているようだった。
よし、さっそくオークを探すか。
周囲に人がいるかもしれないのでモンスターは召喚せずに、俺は一人歩き出す。
ダンジョンとは不思議なものだ。
階層が違うだけで、世界が変わる。
そういえばダンジョンも、創造神の試練だとか言っていたな。
ダンジョンからは無限に食料や素材などが手に入るし、鍛えることができる。
更に宝箱からは、装備やスキルオーブも手に入ってしまう。
一見豊かになり平和になりそうだが、どう考えても争いを助長させる事が目的だよな。
近いうちに開く国境門は、いったいどこと繋がるのだろうか。
できれば、モンスターが蔓延る魔境がいいな。
珍しいモンスターとかが、手に入るかもしれない。
そんな事を考えながら、俺は森の中を進む。
するとようやく、探していたモンスターを見つけた。
「ぶひっ!」
おおっ、あれがオークか。
人と豚を足したようなモンスターだ。
身長は、一メートル八十センチほどだろうか。
しかし横に太いので、身長以上の巨体に見える。
種族:オーク
種族特性
【腕力上昇(小)】【体力上昇(小)】
【悪食】【他種族交配】
鑑定結果は、ホブゴブリンに近い。
ホブゴブリンがボスでなく通常個体であれば、いい勝負をするのではないだろうか。
しかし種族特性でオークは、体力上昇(小)がある。
長期戦になれば、オークは通常個体のホブゴブリンに勝つ可能性が高いだろう。
そう思いながら俺は飛び上がり、首に回し蹴りを喰らわせた。
「ぶぎッ……」
ホブゴブリンもそうであったように、オークも一撃で倒す。
そしてカード化して、オークを手に入れた。
「オーク、ゲットだ」
ゴブリン軍団の上位互換として、オーク軍団を作ろう。
とりあえず、三十匹は欲しい。
そうして俺は、オーク狩りを開始した。
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