22 / 72
付き合い初めて 紗奈 10
しおりを挟む
「紗奈 大丈夫?」
後ろから 速水さんがそっと抱き締める。
初めてを経験した私は あの後 家にお泊まりの電話をした。
こんなすぐ後に 恥ずかしくて 親の顔は見られない と 思ったから。
速水さんは 蕩ける様にやさしくて 怖がる私に何度も根気よく
付き合って中断してくれた。
私は 怖かったけど 速水さんが大丈夫って言うから
そう思えた。
だって 一番安心する人の声だったから。
本当 ゲンキン。 まだ付き合ってひと月なのに。
速水さんは 後ろから抱き締め 髪や耳や首筋に
やさしいキスをゆっくり繰り返す。
余りにも心地良くて眠りそうになる。
「紗奈 眠らないで。一緒にお酒飲もう?」
やさしい声と目で私を起こすから。
しかなく 起きた。ゆっくり。
....少し痛かったけど
一緒にお酒飲みたかったし。
でも 初めてなのに
頑張り過ぎじゃあないですか?
と睨みながら言うと
速水さんは とても嬉しそうに笑って
ごめん 気をつける
って言った。
トレーナーとスウェットをクローゼットから出してきた速水さんは
甲斐甲斐しくそれを私に着せ
ウエストの紐を絞り 袖と裾を捲り上げ
嬉しそうに リビングに手を引いて連れて行った。
そんな速水さんを見てると
これが正解な 気がして。
不思議と 今してる事全てが肯定的に思えていた。
その夜寝ている速水さんの携帯にラインがきた。
眠りが浅かった私は 着信音に反応してスマホの画面を見てしまった
「返事下さい。
優人の家まで来たけど居なかったから。
今から一時間位いつものカフェにいます。」
「バーで 懐かしかったな。」
「こっちへ戻ってきたの。」
「優人 また 二人で会いたい。」
何件も 「佐和子」から来ていた。
ドキン
と 胸がなり バクバクし初め
取り敢えず 避難しないと と思った。
おかしな行動をしている意識はあったけど
冷静な行動は 今は無理だった。
私の中で 「佐和子」が以前見た見たバーの女性と重なった。
後ろから 速水さんがそっと抱き締める。
初めてを経験した私は あの後 家にお泊まりの電話をした。
こんなすぐ後に 恥ずかしくて 親の顔は見られない と 思ったから。
速水さんは 蕩ける様にやさしくて 怖がる私に何度も根気よく
付き合って中断してくれた。
私は 怖かったけど 速水さんが大丈夫って言うから
そう思えた。
だって 一番安心する人の声だったから。
本当 ゲンキン。 まだ付き合ってひと月なのに。
速水さんは 後ろから抱き締め 髪や耳や首筋に
やさしいキスをゆっくり繰り返す。
余りにも心地良くて眠りそうになる。
「紗奈 眠らないで。一緒にお酒飲もう?」
やさしい声と目で私を起こすから。
しかなく 起きた。ゆっくり。
....少し痛かったけど
一緒にお酒飲みたかったし。
でも 初めてなのに
頑張り過ぎじゃあないですか?
と睨みながら言うと
速水さんは とても嬉しそうに笑って
ごめん 気をつける
って言った。
トレーナーとスウェットをクローゼットから出してきた速水さんは
甲斐甲斐しくそれを私に着せ
ウエストの紐を絞り 袖と裾を捲り上げ
嬉しそうに リビングに手を引いて連れて行った。
そんな速水さんを見てると
これが正解な 気がして。
不思議と 今してる事全てが肯定的に思えていた。
その夜寝ている速水さんの携帯にラインがきた。
眠りが浅かった私は 着信音に反応してスマホの画面を見てしまった
「返事下さい。
優人の家まで来たけど居なかったから。
今から一時間位いつものカフェにいます。」
「バーで 懐かしかったな。」
「こっちへ戻ってきたの。」
「優人 また 二人で会いたい。」
何件も 「佐和子」から来ていた。
ドキン
と 胸がなり バクバクし初め
取り敢えず 避難しないと と思った。
おかしな行動をしている意識はあったけど
冷静な行動は 今は無理だった。
私の中で 「佐和子」が以前見た見たバーの女性と重なった。
2
お気に入りに追加
295
あなたにおすすめの小説
旦那様の様子がおかしいのでそろそろ離婚を切り出されるみたいです。
バナナマヨネーズ
恋愛
とある王国の北部を治める公爵夫婦は、すべての領民に愛されていた。
しかし、公爵夫人である、ギネヴィアは、旦那様であるアルトラーディの様子がおかしいことに気が付く。
最近、旦那様の様子がおかしい気がする……。
わたしの顔を見て、何か言いたそうにするけれど、結局何も言わない旦那様。
旦那様と結婚して十年の月日が経過したわ。
当時、十歳になったばかりの幼い旦那様と、見た目十歳くらいのわたし。
とある事情で荒れ果てた北部を治めることとなった旦那様を支える為、結婚と同時に北部へ住処を移した。
それから十年。
なるほど、とうとうその時が来たのね。
大丈夫よ。旦那様。ちゃんと離婚してあげますから、安心してください。
一人の女性を心から愛する旦那様(超絶妻ラブ)と幼い旦那様を立派な紳士へと育て上げた一人の女性(合法ロリ)の二人が紡ぐ、勘違いから始まり、運命的な恋に気が付き、真実の愛に至るまでの物語。
全36話
【完結】聖女の手を取り婚約者が消えて二年。私は別の人の妻になっていた。
文月ゆうり
恋愛
レティシアナは姫だ。
父王に一番愛される姫。
ゆえに妬まれることが多く、それを憂いた父王により早くに婚約を結ぶことになった。
優しく、頼れる婚約者はレティシアナの英雄だ。
しかし、彼は居なくなった。
聖女と呼ばれる少女と一緒に、行方を眩ませたのだ。
そして、二年後。
レティシアナは、大国の王の妻となっていた。
※主人公は、戦えるような存在ではありません。戦えて、強い主人公が好きな方には合わない可能性があります。
小説家になろうにも投稿しています。
エールありがとうございます!
【本編完結】若き公爵の子を授かった夫人は、愛する夫のために逃げ出した。 一方公爵様は、妻死亡説が流れようとも諦めません!
はづも
恋愛
本編完結済み。番外編がたまに投稿されたりされなかったりします。
伯爵家に生まれたカレン・アーネストは、20歳のとき、幼馴染でもある若き公爵、ジョンズワート・デュライトの妻となった。
しかし、ジョンズワートはカレンを愛しているわけではない。
当時12歳だったカレンの額に傷を負わせた彼は、その責任を取るためにカレンと結婚したのである。
……本当に好きな人を、諦めてまで。
幼い頃からずっと好きだった彼のために、早く身を引かなければ。
そう思っていたのに、初夜の一度でカレンは懐妊。
このままでは、ジョンズワートが一生自分に縛られてしまう。
夫を想うが故に、カレンは妊娠したことを隠して姿を消した。
愛する人を縛りたくないヒロインと、死亡説が流れても好きな人を諦めることができないヒーローの、両片想い・幼馴染・すれ違い・ハッピーエンドなお話です。
【完結】身を引いたつもりが逆効果でした
風見ゆうみ
恋愛
6年前に別れの言葉もなく、あたしの前から姿を消した彼と再会したのは、王子の婚約パレードの時だった。
一緒に遊んでいた頃には知らなかったけれど、彼は実は王子だったらしい。しかもあたしの親友と彼の弟も幼い頃に将来の約束をしていたようで・・・・・。
平民と王族ではつりあわない、そう思い、身を引こうとしたのだけど、なぜか逃してくれません!
というか、婚約者にされそうです!
あなたの秘密を知ってしまったから私は消えます
おぜいくと
恋愛
「あなたの秘密を知ってしまったから私は消えます。さようなら」
そう書き残してエアリーはいなくなった……
緑豊かな高原地帯にあるデニスミール王国の王子ロイスは、来月にエアリーと結婚式を挙げる予定だった。エアリーは隣国アーランドの王女で、元々は政略結婚が目的で引き合わされたのだが、誰にでも平等に接するエアリーの姿勢や穢れを知らない澄んだ目に俺は惹かれた。俺はエアリーに素直な気持ちを伝え、王家に代々伝わる指輪を渡した。エアリーはとても喜んでくれた。俺は早めにエアリーを呼び寄せた。デニスミールでの暮らしに慣れてほしかったからだ。初めは人見知りを発揮していたエアリーだったが、次第に打ち解けていった。
そう思っていたのに。
エアリーは突然姿を消した。俺が渡した指輪を置いて……
※ストーリーは、ロイスとエアリーそれぞれの視点で交互に進みます。
王子殿下の慕う人
夕香里
恋愛
エレーナ・ルイスは小さい頃から兄のように慕っていた王子殿下が好きだった。
しかし、ある噂と事実を聞いたことで恋心を捨てることにしたエレーナは、断ってきていた他の人との縁談を受けることにするのだが──?
「どうして!? 殿下には好きな人がいるはずなのに!!」
好きな人がいるはずの殿下が距離を縮めてくることに戸惑う彼女と、我慢をやめた王子のお話。
※小説家になろうでも投稿してます
婚約者が他の女性に興味がある様なので旅に出たら彼が豹変しました
Karamimi
恋愛
9歳の時お互いの両親が仲良しという理由から、幼馴染で同じ年の侯爵令息、オスカーと婚約した伯爵令嬢のアメリア。容姿端麗、強くて優しいオスカーが大好きなアメリアは、この婚約を心から喜んだ。
順風満帆に見えた2人だったが、婚約から5年後、貴族学院に入学してから状況は少しずつ変化する。元々容姿端麗、騎士団でも一目置かれ勉学にも優れたオスカーを他の令嬢たちが放っておく訳もなく、毎日たくさんの令嬢に囲まれるオスカー。
特に最近は、侯爵令嬢のミアと一緒に居る事も多くなった。自分より身分が高く美しいミアと幸せそうに微笑むオスカーの姿を見たアメリアは、ある決意をする。
そんなアメリアに対し、オスカーは…
とても残念なヒーローと、行動派だが周りに流されやすいヒロインのお話です。
【完結】お姉様の婚約者
七瀬菜々
恋愛
姉が失踪した。それは結婚式当日の朝のことだった。
残された私は家族のため、ひいては祖国のため、姉の婚約者と結婚した。
サイズの合わない純白のドレスを身に纏い、すまないと啜り泣く父に手を引かれ、困惑と同情と侮蔑の視線が交差するバージンロードを歩き、彼の手を取る。
誰が見ても哀れで、惨めで、不幸な結婚。
けれど私の心は晴れやかだった。
だって、ずっと片思いを続けていた人の隣に立てるのだから。
ーーーーーそう、だから私は、誰がなんと言おうと、シアワセだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる