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巧目線 通学電車で
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高校2年の夏
予備校に通い始めた。
特に苦手な科目の無い俺は
特に問題もなく それなりに成績も順調に伸び
気がついたら 3年になっていた。
「砂川くん付き合って」
自習ルームでよく一緒になり成績も似たり寄ったりの
川田由美が二度目の告白をしてきた。
確かに美人で色気もある。
どうしたもんかと思ったが
真剣に紅潮した顔を見てると いじらしい気持ちになり
まあいいか という気持ちになった。
「いいよ。でも あんまり時間つくれないかも」
とりあえず 言い訳つけて。
俺は通学電車で大概本を読んでいる。
回りの女の子に関わりたくないから。
隙をみせるとすぐに声をかけられる。
スマホでもいいけど 紙の本が好きだから。
少し疲れて前を見たとき 視界の隅に
ちらりと映った何かが気になった。
ふと見ると、初初しい感じで制服を着た女の子が口を食い縛って
電車の揺れに耐えていた。
思わず ほほえましく思いながら
つかまる所がないんだな、かわいそうに、
と思いながら
一年生か、あの制服は確かうちの学校でもかわいいこが多いって
有名な所だな、
と思いだし
もう一度見ると、幼いけど 肌の綺麗な 艶々した髪の
綺麗な子だった。
ふと その髪に触れてみたくなった。
予備校に通い始めた。
特に苦手な科目の無い俺は
特に問題もなく それなりに成績も順調に伸び
気がついたら 3年になっていた。
「砂川くん付き合って」
自習ルームでよく一緒になり成績も似たり寄ったりの
川田由美が二度目の告白をしてきた。
確かに美人で色気もある。
どうしたもんかと思ったが
真剣に紅潮した顔を見てると いじらしい気持ちになり
まあいいか という気持ちになった。
「いいよ。でも あんまり時間つくれないかも」
とりあえず 言い訳つけて。
俺は通学電車で大概本を読んでいる。
回りの女の子に関わりたくないから。
隙をみせるとすぐに声をかけられる。
スマホでもいいけど 紙の本が好きだから。
少し疲れて前を見たとき 視界の隅に
ちらりと映った何かが気になった。
ふと見ると、初初しい感じで制服を着た女の子が口を食い縛って
電車の揺れに耐えていた。
思わず ほほえましく思いながら
つかまる所がないんだな、かわいそうに、
と思いながら
一年生か、あの制服は確かうちの学校でもかわいいこが多いって
有名な所だな、
と思いだし
もう一度見ると、幼いけど 肌の綺麗な 艶々した髪の
綺麗な子だった。
ふと その髪に触れてみたくなった。
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