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setlist10―レックレス・ビギナーズ
note.68 「なに、してる?」 「し、……ご、と」
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天井から埃が降ってくる。
一階の店の方ではガラスが割れる音、椅子やテーブルが軋む音、倒れる音が聞こえてきた。
「もしかしてこの家が揺れてるのか!? 一階にはマックスがいるんだ!」
あれだけ強いマックスのことだ。これくらいでは何も心配はないだろうが、揺れの震源が気になる。どこかへ行ってしまったあのオジサンの行方も。
「そだ、お前の名前はなんて言うんだ? 俺はキングって呼ばれてる」
キングは中途半端に腰を下ろしていた階段中ほどから立ち上がった。
「ぼくはエスレル・エ。ミグとは違う種族由来のキメラだよ。……だけどミグは僕達のことを本当の弟みたいにやさしくしてくれる。僕達はミグが大好きだよ」
段差がキメラの少年、エスレル・エとの距離を縮めた。今までどれだけきちんと彼を見ていなかったのかを知って、キングは恐ろしくなった。
彼の顔面はクリスタルのような透明な鱗で覆われていた。それは薄くて美しいが、うかつに触ったら指を切ってしまうだろう。少年らしくまだ丸い顔を包み込んで、愛おしく慈しんでくれたのはきっと、ミグだけだったのだ。
「噛みそうな名前だな……うーん、エスレって呼んでもいい?」
「いいけど、これからまだ呼ぶ機会あるかな?」
「あるさ、もう友達じゃねえか。エスレ、俺は一階に戻るから……早く逃げろよ」
エスレと呼ばれて、一瞬驚いた顔をしていた。それからはにかんだ笑顔で、とととっと早足に階段を下りて行ったキングを見送った。
エスレは己の手のひらを見つめる。
「……友達、か……僕の顔見て驚いてたけど、友達って言ってくれた。また会えたらいいな。キングって、次は僕も呼んであげたい……友達の名前を」
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マックスは己より低い位置に刺客がいることを察知した。
ずるう、ずるう……と引きずるような音。弱弱しい気配のくせに、その移動音を殺そうともしない。しかし魔物ではない。
(敵か? 天使ではない……しかし、人でもない。この建物には何がいて、何が起こっている?)
聴覚にエネルギーを集中させると、どうやらキングは探していた知り合いと会えたらしい。何やら話し声が聞こえた。
(お父さんは大丈夫。こちらへ来ている気配はお父さん達の方には興味が無いようだ)
マックスは店内の様子をほぼ見終えていた。これからは台所へ向かうつもりだった。
だが、先にこの謎の気配を始末付けたい。
「し、ごと…………」
呻きはちょうど、マックスが足を踏み入れた台所で聞こえてきた。
「仕事?」
「……ほ、う……ちょう……――」
弱弱しい気配の主は、人間族の中年男性。恰好から見るに、彼がこの定食屋の主人に違いない。
彼はおぼつかない足で立ち上がり、白かったであろう前掛けが汚れていることにもかまわず、台所に倒れこむようにして仕事に向かっていった。どう見ても調理ができるような状態ではないが。
「ほ、……ちょ……」
「お前、店長?」
マックスはキングがお届けしたいという荷物のために、一応話しかける。もう敵ではなさそうなことは容易に察せられた。
「なに、してる?」
「し、……ご、と」
「客、いない。お前に、お父さんがお届け物ある。呼んでくる」
会話に手応えがない。
なにがしかの異常が起きている状態なのだろう。マックスには人間の生態がよくわからないので、とにかくキングを連れてこようと動いた。
キングはキングの用事が終わり、マックスはマックスの役目が終えられそうだ。そのあと、すぐさま宿泊所の戻って、イデオに加勢しなければならなくなるはず。急がねば。今日のこなすべきタスクは大きく、しかも多い。
マックスは通常の低エネルギーモードで動きながらも、コアには熱を溜め込むようにしていた。いつその備えが必要になるかわからない状況なのは、その後でも、もしかすれば次の瞬間かもしれない。
「ま、て……」
先ほどまで、マックスを意に介していなかった様子の男。
マックスは呼び止めらるがままに振り返った。
「卸す」
「っ……!?」
ゆっくりと振り上げられた骨を断つための包丁は、マックスの肩を狙って素早く下ろされた。
しかしマックスは冷静にその手首を取る。振り上げの動作が遅かったために、軌道は予測できていた。取った男の手を、振り下ろされた勢いにまかせて床に叩きつける。ごしゃっと何かが砕ける音がした。
(しまった。リッチーに人も建物も壊しちゃダメだと言われていたのに)
あらぬ方向へ折れてしまった手指は、床を陥没させるほどだったにもかかわらずかろうじて包丁を落とさなかった。
男は負傷した人間の力とは思えない強さで、逡巡したマックスの隙を読んだかのようにもう一度振りかぶる。
「卸すッ!」
「ふっ!」
今度は互いにしゃがんだ位置からの攻撃。そう、これは攻撃である。
マックスは飛び退いて回避した。
あちらに殺意があるとなると、次の行動はどうすればいいか。
その命令は下されていない。
(どちらにせよ、お父さんと合流しなければ。次のオーダーを……!)
とはいえ、この男を引き連れたままキングのところへ行けるはずもなく。
次の攻撃に来たときに包丁だけは遠くに撥ねてしまおう。マックスがそう考えていた矢先である。
「ぬ、が、ぁ……っ!!!」
台所の中心に備えられていたアイランドの調理台を、男は自らの力だけで引っこ抜いていたのだ。バラバラと剥がれた床板が男の頭に降りかかる。埃、木くず、ここで料理はしばらくできないだろう。
「あああああっガッ!!!」
そいつでマックスを殴り殺すつもりだろうか。
(投げないのか。ならば都合がいい)
マックスはアイランドだった調理台が己に触れる前まで、男を意識的に惹きつけた。男は助走をつけて狙い通りの場所へ巨大な槌を獲物へ下す――が、もちろんそこにマックスはとうにいない。
天井まで跳躍したマックスはぐっと上下さかさまな足場を踏み込み、そし埃舞う床目掛けて踵を落とした。既にめり込んでいたアイランドだった調理台にとどめを刺したのだ。
ガラガラと床は崩れ、男は地下へもろとも落ちていった。
「これで、よし」
台所に開いた大穴を覗き込んで、マックスは男がアイランドの下敷きになっているのを確認した。人間ならばこれで命を落とすはずだが、なんとまだ蠢いている。
それはそうと、今の衝撃でこの建物の土台に影響がいったかもしれない。時間もかけすぎた。
「ここ、早く出たほうがいい。お父さんのところへ」
「お、いたいた! マックス!」
結局、台所を出てすぐの廊下で二人は鉢合わせた。
キングはマックスを見つけて、少しだけ頬を緩ませていたが、ポンチョが汚れているのを見つけて表情を曇らせた。
「何かあったのか? 天使か?」
マックスはふるふると首を横に振った。
「たいしたことない。怪我、ない」
「そっか、よかった……。俺の方は無事に会えたぜ。早く逃げるように言った。店長さんへの届け物の件も終わった」
「店長……みたいなの、いたけど地下に落っことした」
「ん……? なんて?」
マックスはかいつまんで台所での出来事を説明した。
その間、キングの口は開きっぱなしだった。
「……たぶん、それさっき会ったオッサンだわ。やっぱり人間じゃないなにかにされてたんか……」
キングは複雑な気持ちになりながらも、危害を加えられかけたのは己だけでないことに憤りが勝った。思考能力や意識がもはやないにしろ、きっと、平常時と同様に彼の仕事としてマックスに刃向けたに違いない。
「とにかくここはヤベエし、行こうマックス! イデオさんもヤベエ!」
「承知」
入ってきた時の勝手口は地下にある。今はもう崩れてしまった台所やゾンビまがいのオッサンがいて危険極まりない。キング達は定食屋の方から外へ出た。
そこへ、聞きなれない音が耳に入った。
否、脳を直接揺さぶるような一定した音。
「お父さん?」
外は暗い。夜の裏路地は依然として不気味なほどに静かだ。
だというのに、この鼓膜を劈くように響くのは――――
「これ、ラッパの音?」
一階の店の方ではガラスが割れる音、椅子やテーブルが軋む音、倒れる音が聞こえてきた。
「もしかしてこの家が揺れてるのか!? 一階にはマックスがいるんだ!」
あれだけ強いマックスのことだ。これくらいでは何も心配はないだろうが、揺れの震源が気になる。どこかへ行ってしまったあのオジサンの行方も。
「そだ、お前の名前はなんて言うんだ? 俺はキングって呼ばれてる」
キングは中途半端に腰を下ろしていた階段中ほどから立ち上がった。
「ぼくはエスレル・エ。ミグとは違う種族由来のキメラだよ。……だけどミグは僕達のことを本当の弟みたいにやさしくしてくれる。僕達はミグが大好きだよ」
段差がキメラの少年、エスレル・エとの距離を縮めた。今までどれだけきちんと彼を見ていなかったのかを知って、キングは恐ろしくなった。
彼の顔面はクリスタルのような透明な鱗で覆われていた。それは薄くて美しいが、うかつに触ったら指を切ってしまうだろう。少年らしくまだ丸い顔を包み込んで、愛おしく慈しんでくれたのはきっと、ミグだけだったのだ。
「噛みそうな名前だな……うーん、エスレって呼んでもいい?」
「いいけど、これからまだ呼ぶ機会あるかな?」
「あるさ、もう友達じゃねえか。エスレ、俺は一階に戻るから……早く逃げろよ」
エスレと呼ばれて、一瞬驚いた顔をしていた。それからはにかんだ笑顔で、とととっと早足に階段を下りて行ったキングを見送った。
エスレは己の手のひらを見つめる。
「……友達、か……僕の顔見て驚いてたけど、友達って言ってくれた。また会えたらいいな。キングって、次は僕も呼んであげたい……友達の名前を」
[◀◀ other track ▶ play now]
マックスは己より低い位置に刺客がいることを察知した。
ずるう、ずるう……と引きずるような音。弱弱しい気配のくせに、その移動音を殺そうともしない。しかし魔物ではない。
(敵か? 天使ではない……しかし、人でもない。この建物には何がいて、何が起こっている?)
聴覚にエネルギーを集中させると、どうやらキングは探していた知り合いと会えたらしい。何やら話し声が聞こえた。
(お父さんは大丈夫。こちらへ来ている気配はお父さん達の方には興味が無いようだ)
マックスは店内の様子をほぼ見終えていた。これからは台所へ向かうつもりだった。
だが、先にこの謎の気配を始末付けたい。
「し、ごと…………」
呻きはちょうど、マックスが足を踏み入れた台所で聞こえてきた。
「仕事?」
「……ほ、う……ちょう……――」
弱弱しい気配の主は、人間族の中年男性。恰好から見るに、彼がこの定食屋の主人に違いない。
彼はおぼつかない足で立ち上がり、白かったであろう前掛けが汚れていることにもかまわず、台所に倒れこむようにして仕事に向かっていった。どう見ても調理ができるような状態ではないが。
「ほ、……ちょ……」
「お前、店長?」
マックスはキングがお届けしたいという荷物のために、一応話しかける。もう敵ではなさそうなことは容易に察せられた。
「なに、してる?」
「し、……ご、と」
「客、いない。お前に、お父さんがお届け物ある。呼んでくる」
会話に手応えがない。
なにがしかの異常が起きている状態なのだろう。マックスには人間の生態がよくわからないので、とにかくキングを連れてこようと動いた。
キングはキングの用事が終わり、マックスはマックスの役目が終えられそうだ。そのあと、すぐさま宿泊所の戻って、イデオに加勢しなければならなくなるはず。急がねば。今日のこなすべきタスクは大きく、しかも多い。
マックスは通常の低エネルギーモードで動きながらも、コアには熱を溜め込むようにしていた。いつその備えが必要になるかわからない状況なのは、その後でも、もしかすれば次の瞬間かもしれない。
「ま、て……」
先ほどまで、マックスを意に介していなかった様子の男。
マックスは呼び止めらるがままに振り返った。
「卸す」
「っ……!?」
ゆっくりと振り上げられた骨を断つための包丁は、マックスの肩を狙って素早く下ろされた。
しかしマックスは冷静にその手首を取る。振り上げの動作が遅かったために、軌道は予測できていた。取った男の手を、振り下ろされた勢いにまかせて床に叩きつける。ごしゃっと何かが砕ける音がした。
(しまった。リッチーに人も建物も壊しちゃダメだと言われていたのに)
あらぬ方向へ折れてしまった手指は、床を陥没させるほどだったにもかかわらずかろうじて包丁を落とさなかった。
男は負傷した人間の力とは思えない強さで、逡巡したマックスの隙を読んだかのようにもう一度振りかぶる。
「卸すッ!」
「ふっ!」
今度は互いにしゃがんだ位置からの攻撃。そう、これは攻撃である。
マックスは飛び退いて回避した。
あちらに殺意があるとなると、次の行動はどうすればいいか。
その命令は下されていない。
(どちらにせよ、お父さんと合流しなければ。次のオーダーを……!)
とはいえ、この男を引き連れたままキングのところへ行けるはずもなく。
次の攻撃に来たときに包丁だけは遠くに撥ねてしまおう。マックスがそう考えていた矢先である。
「ぬ、が、ぁ……っ!!!」
台所の中心に備えられていたアイランドの調理台を、男は自らの力だけで引っこ抜いていたのだ。バラバラと剥がれた床板が男の頭に降りかかる。埃、木くず、ここで料理はしばらくできないだろう。
「あああああっガッ!!!」
そいつでマックスを殴り殺すつもりだろうか。
(投げないのか。ならば都合がいい)
マックスはアイランドだった調理台が己に触れる前まで、男を意識的に惹きつけた。男は助走をつけて狙い通りの場所へ巨大な槌を獲物へ下す――が、もちろんそこにマックスはとうにいない。
天井まで跳躍したマックスはぐっと上下さかさまな足場を踏み込み、そし埃舞う床目掛けて踵を落とした。既にめり込んでいたアイランドだった調理台にとどめを刺したのだ。
ガラガラと床は崩れ、男は地下へもろとも落ちていった。
「これで、よし」
台所に開いた大穴を覗き込んで、マックスは男がアイランドの下敷きになっているのを確認した。人間ならばこれで命を落とすはずだが、なんとまだ蠢いている。
それはそうと、今の衝撃でこの建物の土台に影響がいったかもしれない。時間もかけすぎた。
「ここ、早く出たほうがいい。お父さんのところへ」
「お、いたいた! マックス!」
結局、台所を出てすぐの廊下で二人は鉢合わせた。
キングはマックスを見つけて、少しだけ頬を緩ませていたが、ポンチョが汚れているのを見つけて表情を曇らせた。
「何かあったのか? 天使か?」
マックスはふるふると首を横に振った。
「たいしたことない。怪我、ない」
「そっか、よかった……。俺の方は無事に会えたぜ。早く逃げるように言った。店長さんへの届け物の件も終わった」
「店長……みたいなの、いたけど地下に落っことした」
「ん……? なんて?」
マックスはかいつまんで台所での出来事を説明した。
その間、キングの口は開きっぱなしだった。
「……たぶん、それさっき会ったオッサンだわ。やっぱり人間じゃないなにかにされてたんか……」
キングは複雑な気持ちになりながらも、危害を加えられかけたのは己だけでないことに憤りが勝った。思考能力や意識がもはやないにしろ、きっと、平常時と同様に彼の仕事としてマックスに刃向けたに違いない。
「とにかくここはヤベエし、行こうマックス! イデオさんもヤベエ!」
「承知」
入ってきた時の勝手口は地下にある。今はもう崩れてしまった台所やゾンビまがいのオッサンがいて危険極まりない。キング達は定食屋の方から外へ出た。
そこへ、聞きなれない音が耳に入った。
否、脳を直接揺さぶるような一定した音。
「お父さん?」
外は暗い。夜の裏路地は依然として不気味なほどに静かだ。
だというのに、この鼓膜を劈くように響くのは――――
「これ、ラッパの音?」
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