死体女優

体内に侵入し、内臓から人体を焼き尽くす。
即ち、ヨマガサノ、キイトキレルヤ、カスラムシ。

ー殺され女優・鎌田靜子の憂鬱な毎日ー

『死体女優』と呼ばれる静子は、マネージャーの高木と共に、神奈川県川崎市にある小さな神社へと出掛けます。
毎夜、悪夢にうなされる高木の脳裏に焼き付いている光景が、以前ドラマのロケ地であったこの神社でした。
竹林、祠、鳥居、古洗所。

そこでは昔、凄惨な事件が発生していました。
犯人は児玉詩織。
当時のマスコミは騒ぎ立てますが、詩織の死刑執行後に騒動はピタリと治まりました。
それから数十年。
詩織の念が必然と共に解放されます。


川崎、調布、北海道、葛飾、新宿、様々な場所で起こる奇怪な現象。
そこに接点はあるのでしょうか?
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