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【第三章】 『フェルランディアの弓聖』ウィレア

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 そして――、今はまだ夜も明けきらぬ翌日早朝。

 旺介は、宴のあとエルフたちが城の中に用意してくれた客人用の一人部屋で、スヤスヤと気持ちよく熟睡している。

「いや、出してすぐは……むりだよ……」
「あっ、こら……もう、わるい子だなあ……」
「だーめ、これはおしおきなんだから……ふふふ」

 ベッドの上の少年が、微笑みながらやけにハッキリとした寝言を呟いていると、ふいに、彼の唇にぷにぷに弾力があってほのかに甘いモノが押しつけられた。

「ん……」

 その感覚になぜか懐かしさを覚えた旺介は、まだ眠ったまま、条件反射でそれをパクっと口に咥える。

 ちゅう、ちゅうっ、ちゅうちゅうちゅう……。

 赤ん坊のようにそれを一生懸命吸うと、すぐに、あたたかくてとても甘い液体が口の中に流れ込んできて、なんともいえない幸福感に包まれる。

(おいしい……それに、なぜだろう、すごく安心する……)

 ゴクゴク……と、その甘い液体を夢中で飲み続けた旺介は、まもなく、下半身に強烈な快感を得て、思わず喘ぎ、そこでようやく目を覚ます。

「うっあぁっ……、あっ、えっ?」

 薄暗い視界に入ってきたのは、少年にいわゆる『授乳手コキ』をしながら優しく微笑む全裸の女エルフ。

「うぃ、ウィレア!?」
「そのまま寝ていてください。すぐに天国へとお連れいたします」
「ちょっ、ちょっとまっ――んぐっ」

 抗議しようとした旺介の口に、ふたたびウィレアの乳首が押しつけられ、無理やり大量の母乳を飲まされる。

「まだまだ出ますから、たくさん飲んでくださいね。エルフの母乳には疲労回復の効果があるのです。それに――」

 エルフの族長は、ズボンを脱がされた少年の股間で、いきり立った肉棒がさらに大きく怒張していくをみて、満足そうに笑う。

「精力増強と、感度上昇の効果も……」
「そんなっ、サキュバスじゃないんだから――うぐあぁあっ!!」
 
 首を曲げて、どうにか授乳地獄から逃れた旺介が女を制止しようとした、その時――、股間で凄まじい快感が炸裂し、思わず絶叫してしまう。

 見れば、エルフの右手が、彼の膨らんだ亀頭だけをくにゅりっくにゅりっと繊細な手つきで揉みしだいていて、その絶妙な力加減に、旺介は為すすべなく悶える。

「うあぁあっ、そっ、それっ、だめっ、きついぃぃいいっ!!」
「何がダメなんですか? すごく気持ちよさそうですよ?」
「うぃ、ウィレアッ、おねがいだからっ――んぐぅっ」

 エルフは、必死に叫ぶ少年の口をまた自分の乳首で塞ぎ、まだパンパンに張っている乳房をむにむにと揉んで、彼の口に大量の母乳を流し込む。

「わたしは昔から、絶頂するとしばらく母乳が出てしまう恥ずかしい体質で、そのことをずっと悩んでいたのですが……いまそれがはじめて役に立って、本当にうれしいです」
「んぐっ、んぐっ、んぐっ……」
「うふふ。わたしのかわいい赤ちゃん……。ほら、もっと飲んでください。そしたら、もっともっと気持ちよくなれますよ……」

 これが、男の本能なのであろうか。
 ダメだとわかっていても、旺介は口に流し込まれるエルフの母乳を飲まずにはいられない。

 そして、飲み続けるうちに、彼の肉棒はさらに大きさと硬さを増し、やがて限界を超えて、鋭い痛みを感じるまでに怒張する。

「すてきです……」

 エルフは熱っぽい表情で呟きつつ、先端から大量の我慢汁を流し始めた肉棒を、にゅち……にゅち……っと、ゆっくり、粘っこく扱きはじめる。

「あぁっ! うぁああっ! ぁああぁっああっ!」

 強すぎる快感に苦しみ、少年が全身を仰け反らせながら叫ぶと、

「ほら、お口がお留守ですよ? ちゃんと飲まなきゃ大きくなれませんよ?」

 ウィレアは、すぐに彼の口に乳首を押しつけ、また大量の母乳を流し込む。

「んぐっ、んぐっ、んんんんーーっ!!」
「ああっ、すごく可愛いっ。イきたいですか? もうイきたいんですね? でも、まだダメです。可愛い顔、もっとたくさん見せてください……」

 ウィレアは妖艶に呟くと、五本の指先で、べちょべちょになった少年の亀頭だけを、くるくるくるくる……とフェザータッチでくすぐるように愛撫しはじめる。

「んんんんンンンンーーーッッッ!!!!」

 直後、神経が灼き切れるほどの快感が爆発し、旺介はビクビクビクビクッ! と激しく痙攣する。

「うふふ……すごく気持ちよくても、ココだけの刺激じゃ絶対にイけないんですよね? いまの顔、最高に可愛いですから、このまま続けさせてもらいますね」
「んんっ!! んんんんっっ!!!」
「あぁ、すごい……先のほうから、旺介さまの恥ずかしいおつゆが湧き水のように溢れてきます……」
「んんンンんんんっんんんンンンーーーッッッ!!!」
「うふふ……わたしは悪いエルフですね。旺介さまにダメだと言われたのに……。でも、ごめんなさい。どうしても我慢できなかったのです。旺介さまのザーメンが欲しくて欲しくて、とても堪えられなかったのです」
「んンんんっ、んンンンンんんんっっ、んんんんンンンンンンンんんーーーーーーーっっっっっ!!!!!」
「すごく苦しそう……でも、もう少しだけ我慢してくださいね」

 ウィレアは、すでにパンッパンに膨らんだ少年の陰嚢をふにふにと愛おしそうに撫でた。

「わたしの子宮に入りきらないくらい、沢山ほしいんです……。だから、旺介さまの臭くて濃いザーメン、ここにもっともっと溜めてもらいます」

 旺介は、さらに勢いを増すウィレアの母乳を必死に飲み続けながら、冷や汗を流す。

(す、すごい……これが、エルフの性の奥義か……。ウィレアがその気になれば、どんな男もこの母乳責め寸止め地獄の中であっという間に精神を崩壊させられ、一生彼女の傀儡か、夜のオモチャにされてしまうだろう……でも――)

 瞬時、少年の瞳にふたたび強い意志の光が宿る。

(女神アフロディテとの百年の修行に耐え切ったオレは、この程度で負けたりはしない――っ!)

 旺介がそろそろ反撃に転じ、手始めにその舌先でウィレアの無防備な乳首をさんざん嬲ってやろうとした、その時――。

 バンッ! と、いきおいよく部屋のドアが開いて、白銀の鎧を身につけた女騎士がずかずかと部屋に入って来た。

「やっぱりっ! こんなことだろうと思った!」

 アンドローズは、ベッドの上の全裸のエルフと、彼女に授乳手コキをされている少年の情けない姿を見て、思わず頬を染めつつ、叫ぶ。

「城のどこにもウィレアの姿が無いから、もしやと思って来てみたら、案の定だったな……。おい、旺介っ! お前はいつまでその女の乳首をちゅぱちゅぱしているつもりだっ!」
「あっ、いやっ、アン、これはその……」

 少年がエルフの乳房から口を離して弁解しようとすると、

「あら、旺介さま、お気になさらずお好きなだけお飲みくださいっ」

 ウィレアは、慈愛に満ちた微笑みを浮かべてふたたび少年の口に乳首を押しつけ、びゅーびゅーと大量のミルクを口内に流し込む。

「っ! んぐっ、んぐっ、んぐっ……」
「ぼ、母乳だとっ!? ウィレア! どうして子のいないお前の乳房から母乳が出るんだっ!?」
「さあ? きっと、大きくなってもミルク大好きな甘えん坊の旺介さまのため、神がこのわたしに授けてくださったのでしょう」
「なっ、なにを馬鹿な……」
「愛する男のために母乳のひとつも出せない哀れなあなたは、そこで黙って見ていてください。旺介さまはこれから、わたしが飲ませた甘いミルクを全部、臭くて苦いおち×ぽミルクに変えて、わたしの子宮にびゅーびゅー流し込んでくれるのですから」
「ふざけるなっ! そんな真似は、絶対させない。この淫乱エルフめ、さっさと旺介から離れろっ!」

 アンドローズが怒鳴ってエルフの肩に手をかけると、ウィレアはそれを素早く払いのけ、

「邪魔をするというなら、たとえあなたでも容赦はしませんよ……」

 全裸のまま床に立ち、女騎士を冷たく睨みながら身構えた。
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