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三日目
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「わたしは、辻村と一緒に秘密裏に研究を進めた結果、アモールウイルスが、それこそ神の贈物と呼ぶべき素晴らしい力を秘めていることを発見したの」
「うぅっ、ぁあっ……すばらしい、ちからっ……?」
「そう。ヒトの性行為のみによって感染するアモールウイルスは、脳内で急速に増殖し、その結果、人間からある特定の感情を奪い去ってくれるの」
「ぅぐっ、ぁあ……?」
「ウイルスに感染した人間は、例外なく、憎しみや怒り、悲しみや嫉みといった、強い負の感情を完全に喪失するの。……これが、何を意味するかわかる?」
「ぅあぁ……あっぁあ……」
レンは、なおも苦しみに呻きながら、わずかに眉を寄せる。
「あらゆる負の感情から解放された人間に残されるのは、純粋に他者を愛し、慈しむ心のみ……。つまり、もし世界中の人間すべてがアモールウイルスに感染したら、この世界からあらゆる争いは消えて、有史以来はじめて、真の世界平和が実現する……」
「っ……!」
「素晴らしいでしょう? このわたしが、人類を救うのよ?」
女は言いつつ、少しだけ腰を動かすスピードを速めた。
しかし男の中で快感が最高潮に高まると、ふたたび膣口をきつく締めて、絶頂する男の射精だけを無理やり止めさせる。
「ぅぐあぁあああああああああぁあぁっぁぁぁああああーーーっっっ!!!」
死の苦しみの中でレンは絶叫するが、下半身に与えられるこの上なく甘美な刺激のせいで、気絶することさえ許されない。
「うぅっ、ぁあっ……すばらしい、ちからっ……?」
「そう。ヒトの性行為のみによって感染するアモールウイルスは、脳内で急速に増殖し、その結果、人間からある特定の感情を奪い去ってくれるの」
「ぅぐっ、ぁあ……?」
「ウイルスに感染した人間は、例外なく、憎しみや怒り、悲しみや嫉みといった、強い負の感情を完全に喪失するの。……これが、何を意味するかわかる?」
「ぅあぁ……あっぁあ……」
レンは、なおも苦しみに呻きながら、わずかに眉を寄せる。
「あらゆる負の感情から解放された人間に残されるのは、純粋に他者を愛し、慈しむ心のみ……。つまり、もし世界中の人間すべてがアモールウイルスに感染したら、この世界からあらゆる争いは消えて、有史以来はじめて、真の世界平和が実現する……」
「っ……!」
「素晴らしいでしょう? このわたしが、人類を救うのよ?」
女は言いつつ、少しだけ腰を動かすスピードを速めた。
しかし男の中で快感が最高潮に高まると、ふたたび膣口をきつく締めて、絶頂する男の射精だけを無理やり止めさせる。
「ぅぐあぁあああああああああぁあぁっぁぁぁああああーーーっっっ!!!」
死の苦しみの中でレンは絶叫するが、下半身に与えられるこの上なく甘美な刺激のせいで、気絶することさえ許されない。
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