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デザートのお味 番外編

とろけるフォンダンショコラ

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美樹視点

「いらっしゃい。道わかりやすかったでしょ?」
今日はガクを初めて私の部屋に招待した。
この部屋に誰かを呼ぶのは久しぶりでなんだか緊張する。
「お邪魔します。すっごい楽しみだったんだ。はいこれお土産。」
今日もワンコスマイル爆発のガク。見えないしっぽは、高速で振られているに違いない。
でも、本当に嬉しいと思ってくれることが私もすごく嬉しいんだ。
「可愛い箱だね。ありがとう。バレンタイン仕様?リボンがハート柄で可愛いね。」
そう、ガクのお土産は茶色とピンクのレースが描かれた可愛らしい箱にハート柄が浮かぶ真っ赤なリボンが可愛らしく結んであった。
「そ、そうでしょ?そう、なんだか可愛いなと思って。」
「?」
なんだか恥ずかしそうに頭をかくガク。
確かにバレンタイン用のスイーツを男の子が買うって恥ずかしいのかな?

部屋の中にガクを案内して、二人用の小さいダイニングテーブルのイスにガクを座らせる。
「・・なんか、すごい美樹さんぽいなぁ。」
キョロキョロと興味津々に部屋を見回すガク。
「私っぽい?それってどんな?」
気に入ってる部屋を褒められたようで嬉しくなりながら、先程挽いた豆をコーヒーメーカーに入れる。

私の住む部屋は、駅から続く商店街沿いの3階建ビルの2階。
可愛らしいレンガ調の建物で、一階は大家さんが営んでる自家製ジャム屋さん。三階は大家さんが住んでいる。
社会人になってから住んでいるけど、上の大家さんも年配のご夫婦で季節のジャムなんかも季節が変わる度にいただいていて、その美味しさももちろんのこと、不便はないかと聞いてくれる優しさにずっとここに住んでいたいと思ってる。
室内は私の理想のカフェをイメージしたもの。
白の壁はレンガ調のデコがしてあって、つる系グリーンが小さな水差しに飾られている。家具類は使い込んだような仕様の木製のもの。茶色のカーテンが窓の両サイドに纏められ、ベランダに置いてあるハーブや多肉植物が低めの三段ラダーに飾られて、それらが窓越しに見える。
部屋の真ん中にキッチンがあり、そこに二人用のダイニングテーブル。突き当たりの窓とテーブルの間に白のベッドがあり、ベッドとダイニングの間には一応目隠し的な格子状の収納を兼ね備えた棚が置いてある。
「なんかさ、おしゃれなんだけど癒されるよねぇ。」
手渡したコーヒーを飲みながら、しみじみ言うガク。
そうか、ガクは私といると癒されるのか・・。初めて言われた気がする。
彼女だもんね。やっぱ帰って来る場所?そう思うと自然と笑顔になる。
「このコーヒー、すごくいい匂い。
・・俺だけのために美樹さんがコーヒーを入れてくれるなんて・・すげー贅沢。」
手に持つちょっと大きめのカフェボウルを大切そうに包み込み、幸せそうに微笑むガク。
「ち、ちっさい幸せだなぁ、もう。コーヒーぐらいいつだって入れてあげるよ。」
部屋に漂う甘い空気に耐えきれない私はきっと可愛い女じゃないんだろう。キラキラワンコの幸せそうな笑みは、甘すぎて焦ってしまう。
「そうだ、このコーヒー豆ね、私がブレンドしたんだよ。」
「えっ!美樹さんコーヒー豆作れるの!?」
「違う違う。好きな豆をね産地別に3~5種類選んで、味を想像して配分を決めてブレンドするの。
今日のは、ブラジルのと、コロンビアの深煎りと浅煎りをそれぞれ選んでるんだけど。」
「へぇー。俺は、なんか美味しいとか、いい匂いぐらいしか分からないけど、これすごく好き。」
そう言うガクに心から嬉しいと思ってしまう。


ガク視点

美樹さんお手製の美味しいコーヒーを堪能していたら、
「、ごほ、、。どうしたの?すごいにっこりして。」
いつもは凛とした美樹さんのとろけそうな笑顔に心臓がバクンと音を立てた。
「うん?なんかね、私が好きな物を好きって言ってくれるの・・すごく嬉しいなと思って。」
にこにこと嬉しそうに笑う美樹さんは、俺がどんだけ美樹さんが好きか分かってないんだろうな。
「・・一番好きなのは、美樹さんだよ。」
テーブルに置かれた美樹さんの手を握る。
ふんわりと赤くなったほおが、美樹さん心の内を教えてくれる。

俺・・幸せ。

そんな甘い空気を堪能していたら、恥ずかしがり屋の美樹さんは、するりと手をすり抜けて、
「せっかくだからお土産食べよっか。」
そう言い、俺の買ってきただいぶデコられた箱を取り出した。
自分で買っときながら、その箱を目にするとどうしても・・邪心にまみれてしまう。
しゅるり、しゅるりと過剰と思われる真っ赤なリボンを解いていく美樹さんの手。
白い指先に絡みつくような光沢を持った赤いリボン・・。

・・想像以上っ!

店先に並んだスイーツは、すっかりバレンタインめいていて、男の俺が買うのは少しばかり勇気がいった。
でもその中で俺が選んだのは、白い粉砂糖がかかったダークな色のフォンダンショコラ。
カカオをたっぷり使ったビターショコラ生地の中は、かじりつくと中からトロッと溢れる甘いチョコガナッシュ。期間限定でガナッシュに中には赤いラズベリーソースが入っていた。
なんか・・エロい。。
と思ってしまった俺が次に見たのは、そのフォンダンショコラを包むリボン。
エコとは真逆を行くリボンが過剰に巻きつけられた包装。
・・このリボン、美樹さんが解いていったら・・。
俺の頭には、美魔女谷口さんが加藤さんに渡した艶めくリボンがちらついた。大雪の次の日、すれ違っていた二人はプレゼントされたリボンによって結ばれたようだった。
一体どんな使い方したんだよ、結婚なんて・・羨ましい・・。
「パッケージかわいいけど、リボンもすごく可愛くて・・なにかに使えそう?」
「!!」
驚愕の表情を浮かべた俺は、表情を隠すように口元を手で覆う。
そこまでの再現は求めていないんだけど、、美樹さんは一体何に使うのか・・。
「?どうしたの?リボン?」
「え?いや。な、なんでもないんだけど・・。リボンは何に使うのかと・・。」
自分で墓穴掘ってんなと思うものの、好奇心は止められない。
「何って・・、ガク?
このリボン、どう使って欲しいわけ?」
ニヤリと微笑み、リボンを俺に掲げる美樹さんは・・やっぱりエロスの似合う大人女子。

実は・・と、つい最近の社内での出来事を話す。
「でさ、二人は結婚するっていうわけ。なんかさ、ラブラブじゃん?指先にキスとかしちゃうんだよ、会社で。」
羨ましいよねぇと話す俺を、ふーんと気の無いそぶりで話を聞く美樹さん。
「あの甘々カップルは結婚するのかぁ。うーん、結婚しても甘々な気がするな・・。」
「そうなんだよ。溺愛に磨きかかりそうだよね。」
「で?ガクも縛られたいと?」
急に真顔になる美樹さん。
「違うよ、違うんだけど・・ラブラブ感が羨ましかっただけで・・。」
そう、決して縛られたいって言うんじゃなくて、あの周りさえ砂吐きそうな甘さが羨ましかっただけなんだ。
「ふぅーん?」
そう言いつつ、テーブルに肘をつきリボンを絡ませた指先の上にあごを乗せた美樹さんは、ちょっと目を細めてこちらの真意を問う。

くっ・・。視線が痛い。

下心を見透かされて、すげえ恥ずかしい。
送られてくる視線にいたたまれず、視線を落とすと、
「ふふ、珍しく正直じゃないのね?」
可笑しそうに笑う美樹さん。
「そ、そりゃそうだよ。俺は美樹さんと別にそうゆう事したいから会いにきたんじゃないからね。美樹さんの笑顔を見て、来週もまた頑張るぞって思う為に来たんだから!」
そうそう、エロい美樹さんも大好きだけどさ、俺を甘やかしてくれる美樹さんの笑顔は最高に癒される。
「・・もう、ガクったら。でも、そうゆう事ってどんな事よ?」
またほんのりほおを染めたはずの美樹さんはちょっと意地悪そうに笑う。その顔も好きだけど、あんまりいじめないで欲しい。
「だーかーら、っ!!」
もういいじゃんと言おうとした俺を襲う感覚。
リボンを指先に絡めた美樹さんは、テーブルの上の俺の手の甲から手首までをつつっと人差し指でなぞる。
「想像したんでしょう?縛られるとこ。
・・例えば、ここ、手首とか?」

ニヤリと妖艶に笑う美樹さんは癒しからエロ美神に変幻した。

や、やべぇ。またもや、天国と地獄が近づく気配。
焦る俺とは対照的に、美樹さんの手はゆっくり俺の手首から肩をなぞり、首元まで来ると、喉仏をそっと撫でる
「優しくここに結んでみる・・とか?」
俺の首元を見つめる美樹さんにゴクリと唾を飲み込む。
「やっぱり、苦しそうね?」
ニヤリと笑う美樹さん。
そう、苦しいよ。俺のブツはすでに苦しいと訴える。
「はぁ・・、美樹さんいじわるしないでよ。
そんなことしたらっ、、っ、、み、美樹さ、ん。」
「そんなことしたら?」
余裕の表情を浮かべる美樹さんは、テーブル下でスリッパを脱いだストッキングに包まれた足先が俺のふくらはぎに絡みつく。
「足首とか?」
美樹さんの冷たい足先は、するりと膝裏まで来ると、足を開いて座っていた俺の太ももの内側をそろりそろりとゆっくり撫で上がる。
ドクンドクンと脈打つ俺の身体。
どうしょうもない期待感が俺の頭を支配する。
このまま・・。
「触って欲しい?」
小さくペロリと上唇を舐めるエロ美神美樹様。
きっと、俺の目は煩悩にまみれて潤んでいる。
「っ!」
美樹さんの足の親指が俺のブツのシルエットをなぞる。期待していた感触。
自分の下半身に目を向ければ、デニムがブツに押し上げられ卑猥な膨らみを作り、それを黒のストッキングに包まれた美樹さんの足先がくるりくるりとなぞっていた。
「くっ、、」
感触も視覚もとんでもなく俺の理性をとろけさせる。
はぁぁ、すっげぇエロい気分に・・。
「ここ・・縛る?」
妖艶に囁く美樹さんに身体がビクつく。
「お、俺なんか悪いことした?」
そこはデリケートゾーンなんです。優しくしてください。
「エロい事ばっかり考えてる子にはおしおきしなくちゃね?」
うふふと笑う美樹さん・・。
気持ちと裏腹に、デニムをさらに押し上げる俺のブツ・・。
色々正直すぎる俺の身体。
だって、仕方ないじゃん。相手は美樹さんなんだもの。
「もう、勘弁して。」
髪の毛をかき分け地肌をかきむしる。
理性よ、俺はMじゃなかったはず・・。
「じゃあ、そのフォンダンショコラ食べさせてくれたら、許してあげる。」
足先はデニム越しに俺のブツの上に乗っかったままの美樹さん。
はい、それくらいお安いご用です。
箱の中の手のひらより小さなフォンダンショコラは4個入りで、一つづつが綺麗に金色の紙に包まれている。
下半身に感じるけしからん感触を感じながらも、包みをどうにか開ける。
・・でもこれ、中身とろけちゃうんだけど、一口で食べれる?
内心ニヤリとする俺。
食べさせてって言ったのは美樹さんだよね?
「美樹さん、ちょっと顔こっちに近づけてあーんして?」
何も疑わず顔を近づける美樹さんの首筋をさっと引き寄せ、自分の口に咥えたフォンダンショコラを美樹さんの少し空いた口の中にねじ込む。
「!!」
驚愕する美樹さんの口の中にはとろけるラズベリー入りのガナッシュ。それを舌で味わいつつ、美樹さんの甘い口の中も味わう。
チョコが甘くトロッととろけてラズベリーが甘酸っぱい、時々カカオの苦さが混じるフォンダンショコラ。
「んっ、、。」
漏れる声は官能めいて聞こえる。
ごくんと飲み込んだ美樹さんの顔は真っ赤に染まる。
そして、口の周りは、白い粉砂糖とカカオの色。
「あはは、口の周りすごい。」
「そっちもよ!」
恥ずかしそうに唇をを親指と人差し指で拭おうとする手を掴み、
「俺に舐めさせて?」
ニヤッと笑って唇をべろっと舐めるとフォンダンショコラの甘苦い余韻を感じる。
すると、、
「っ!!いってー。」
俺の立ち上がったブツをぐにっと潰しにかかる美樹さんの足先。
「・・お仕置きしましょうか。」
そう妖艶に笑った美樹さんに敵う男はきっといない。


「これ、いつとってくれるの?」
「うーん、いいって言うまで。」
夕方のオレンジ色の光に包まれていると思われる室内で、おれは美樹さんにベッドの上で乗っかられている。
・・デジャブ。
しかも、真っ赤なリボンは俺の視界を遮って、後頭部でぎゅっと結ばれている。
美樹さんは・・こうやって使うのか・・。
分かって良かった?・・いやこれ、間違いなく地獄行きでしょ!
おれのvネックのセーターをたくし上げ、美樹さんの冷たい手がセーターの内側の俺の素肌に触れる。
その冷たさにビクつきながら、俺の身体をたどる指先に意識が集中する。
「ガク、ここ好きだよね?」
胸筋を撫でていた指先は、俺の乳首をくるくると撫でる。
「そ、そんな事・・。」
そこは女の子が感じるところでしょと思いつつも、なんか先っぽが熱を持つのを感じざるおえない。
ぐにゃっ。
「あっ!」
乳首が強く押しつぶされると、紛れも無い快感が身体を突き抜ける。
「ふふ、かわいい。」
吐息交じりの美樹さんの声。
見なくても、美樹さんがエロい顔してるのがわかる。
そして、両手はウエストまで下りて腹筋をなぞると、ズルっとトランクスごとデニムが下に引っ張られる。
「ね、ガクも脱ぐの手伝って?」
耳元に美樹さんの吐息を感じると、
「触られたいでしょ?」
と囁かれた。

ズッキューン。

やべえ。
もう、もう、男のプライドとか、理性とか、Mとかどうだっていいよね!?
美樹さんを上に乗せたまんま軽く腰を上げトランクとデニムを膝近くまでずり下げる。
すっげえかっこ悪いけどこの際いいよね。
すると、ぶるんと出てくる俺のブツ。
蒸れていたトランクスから脱出した俺のブツは外の空気に触れて俄然やる気マックスだ。
「もう先っぽ濡れちゃってる。」
我慢できない俺のブツをスルッと撫でながら美樹さんは呟く。
そう言うなら、撫でないで・・。
いや、嘘です。
もっと・・強く触ってください、お願いします。
とは言えず、腹筋をプルプルさせていると、
「ねえ、私の手でぎゅっとされたい?
・・それとも、舐められたい?」

うぉぉぉっー!
なんつーエロい選択肢。
「・・な、舐めてくれるの?」
そう聞いてしまう俺は・・だって男だから。

美樹視点

舐めて欲しいという事だね?ガク。
今、真っ赤なリボンで目隠しされたガクは白のセーターをたくし上げられ、デニムは膝下までずり下げた微妙な姿。そして、ガクのブツは、顔に似合わぬ禍々しさで先っぽから雫を垂らしてる。
私、口でやるのあんまり好きじゃないんだけど・・、なんかガクのは・・美味しそう?
私も大概溺れちゃってるのよねぇ・・と思いつつ、根元を握り裏筋をゆっくり舐め上げる。
「うわっ。」
頭上で聞こえるガクの声はなんとも気持ち良さそうで、ガクの太ももに力が入るのが分かる。
・・・やばいなぁ。
酔っ払ってないのに、どうしょうもなくガクを喘がせたい・・。
きっと、私は今とんでもなくエロい顔をしている。
でも、ガクには見えないからね。
雫を垂らすその場所に、舌でグリグリと刺激する。
「はっぁぁ、やっべぇ。」
ビクビクと腹筋を固くするガク。
自然と私の口角が上がる。
ふふふ、楽しんじゃおう。


と、調子に乗った私は、持てるスキルを全て使いガクを可愛がった。
「ああっ!ダメ、ダメだから。イク、逝っちゃう!」
となると、パッと手と口を離し、
「まだ、ダメ。」
つれないそぶりで、全身にキスをする。
そして、また・・。
なんて事を繰り返したら、ぐわしっと頭を掴まれた。
「もう、限界!!」
ぐわっと上半身を起こしたガクは、自分で目隠しのリボンを取ると、
「エロすぎる恋人にもお仕置き必要でしょ!?」
と、ぐるぐると手首にリボンを巻かれた。
焦りすぎて、緩いんだけどね。
私の下からスルッと抜け出すと、デニムを脱ぎ去り、セーターは・・そのままで自分のブツにデニムから出したゴムをつけ、
「ごめん、全っぜん優しくできないけど、大好きだからね!」
そう言って、私をうつ伏せにしてスカートの中に手を突っ込むと、力任せにストッキングとショーツを膝までずり下げた。
ビリっとストッキングが裂ける音と同時に腰が高く固定され、ガツンと深くガクが入ってきた。
「ああっん!」
いやらしくも、ガクのブツを舐めながら私も蜜をこぼしていたから、待ちかねた快感に腰から砕けそうになる。
「っ!!くそ、気持ちよすぎ。
はぁあ、こんなドロドロにして、エロすぎでしょ!」
パンパンと力任せにガクの長いブツが出し入れされ、私の中をゴリゴリと痛ぶり、それがさらなる快感を呼ぶ。
「はあ、あ、あ、ん、んふ。」
腰を掴まれた私は揺さぶられるままで、緩めに手首を戒められたリボンを見つめる。
ぐちゃぐちゃと聞こえる私の淫らな水音。
はあ、はあと聞こえるガクの切なそうな息遣い。
ストッキングとショーツをが絡み動かせない脚。
お腹の奥の熱くてどうしょうもない快感。

「ガク、私、とろけちゃいそう・・。」
快感に染まる頭で振り返り言うと、腰を痛いぐらいに掴まれ、中を抉られるようにズンとなおさら奥に突き刺さるガクのブツ。
「ああんっ!」
「はっ。い、いっちゃうから・・。」
そう言って、腰から手を離しベッドに両手をつくガクは、耳元で囁く。
「このまま俺にとろけちゃったら、美樹さんはずっと俺のもんだよね?」
俺のもんって・・。
甘いささやきに私の中がキュッと反応する。
「くっ!きつ。・・」
私のリボンで結ばれた両手を包み込み、再びガツガツと腰を打ち付けるガク。
もう、私・・とろけちゃってるよ・・。


ふと目を覚ませば、部屋は真っ暗。
でも、目の前にはキラキラワンコの寝顔。
どうやらあのまま眠ってしまったようだ。手首にはリボンはないし、ストッキングは脱がされている。
なんだか色々お世話されてしまったのかも・・。
恥ずかしさとともに感じるのは、心の中のあたたかみ。
あんな恥ずかしいことや、エロい事をしてるのに、ガクといるとあったかくなる。
不思議だなぁ・・と思っていると、聞こえるいびき。
「くく、気抜けすぎでしょ。」
綺麗な顔立ちの鼻をつまむと、ふがっと言って目を覚ますガク。
あ、起こしちゃった。
「あ、寝ちゃった・・?」
ぼんやりと寝ぼけるガクはかわいい。
ふふふと笑っていると、キョトンとするガク。
「ガク、大好き。」ちゅっとキスをする。
ぼっと赤くなるガク。
「み、美樹さん!・・俺の方が大好きだからっ!」
ぐえっとなるぐらい抱きしめられる。
苦しいけど、私、幸せ。
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感想 3

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