2 / 13
カフェ店員、デザートに釣られる
しおりを挟む
今日もそろそろかなと、フロアを見渡すと13時を過ぎたぐらいにあの子がやってきた。
「お姉さーん!会いたかったよ」
キラキラスマイルで挨拶をする忠犬が一匹。
うちは、指名制のあるお店ではありませんよ。
周りに誤解されるような挨拶をするのはやめてくれ。
お前が会いたいのは、肉汁滴る大きめハンバーグのロコモコだ。
「いらっしゃいませ。特製特大ロコモコですね?」
聞くまでもないが、一応聞くのはお仕事だから。
フロアの子の案内を断り、一直線にカウンターへ足早にたどり着き着席したキラキラ忠犬はうんうんと笑顔でうなづき、実際には見えないが後ろのしっぽがバタンバタンと左右に揺れ周りの物を破壊しそうだ。
あ、あちらの落ち着いたお姉様グループがキラキラ忠犬の笑顔に赤面して悶えている。。。。
そうだね。この笑顔はよしよししたくなる可愛さだよね。
しかし、この子はなでなでより食べ物を欲しているようですよ。
ランチよりひとまわり大きめのハンバーグを冷蔵庫から出しつつ、あの日から前にも増して頻繁にやってくるキラキラ忠犬に笑いがもれた。
占い師上司とキラキラ忠犬が遅めのランチに来た次の日、ランチの戦場に余裕が出てくる時間帯にほっとした私はキラキラ忠犬の再来店に気づいた。
フロアの空いてる席に案内されたキラキラ忠犬は、着席したがすぐに立ち上がりこちらへ歩いてくる。
トイレかな?なんて思っていると、カウンター前までやってきて、
「昨日の大きなロコモコを食べたいんですけど、ダメですか?
すごく美味しかったから食べたくて今日も来ちゃったんですけど。」
捨てられた子犬のような目で訴えてきた。
カウンター横で出来上がったものをサーブしようとしたホールの子が、「はうっ!」と言って悶えていた。
あのホールの子犬派だったね。スマホの待ち受けはペットのコーギーの子犬タロウ君。
お腹を出して、短い後ろ足をぱかっと広げ、これまた短い前足が飾りのように折りたたまれて胸の上に。
そして、舌がはみ出ちゃってるけどニッコリ笑ってるような顔。
大きなくりくりお目目とよく聞こえそうな大きな耳は確かに可愛い。
スマホ画面を見せつつ、可愛いでしょう!?
と前のめりに訴える在りし日の彼女を思い出した。
そんな彼女が、キラキラ忠犬の願いを叶えないはずはないのだ。
「副店長!ありますよね!ハンバーグ。なんならランチ用のロコモコ2個あげちゃえばいいんじゃないですか?すごくお腹が減ってそうですよ!」
また、前のめりに訴えてきた。
ロコモコが2個だと、ランチ代2倍だよ。ちょっと落ち着こうね。どうどう。。
「ランチ代300円プラスで、昨日と同じ感じでいいですか?」
優しい私は彼の要望をきいてあげることにした。
キラキラ忠犬は満面の笑みで、
「お姉さん、大好き!」と言った。
フロアの子が羨ましそうにこちらを見ていた。
今なら飼い主の権利、差し上げます。
そんな感じで、キラキラ忠犬はほぼ毎日13時過ぎにやってくる。
常連客の確保に成功したようで、何よりだ。
もともと、常連だったけどね。頻度がさ。
そして、カウンターに座る。
キラキラ忠犬は私がハンバーグを焼く姿をヨダレを垂らして待っている(ように見える)
ハンバーグが大きい為、普通のランチのロコモコより多めのソースにちょっとマヨネーズと粉チーズを追加し、味が飽きないようにする。そして、極め付きはトロトロとしたオレンジ色の半熟玉子。玉子にスプーンを差し入れたら、ハンバーグの上にトロッとオレンジ色が広がります。
キラキラ忠犬は出来たよーと出すと、ものすごい勢いでかぶりつく。
作る身としては、その勢いはつい微笑むほど嬉しいんだ。
しかし、毎日食べて飽きないんだろうか?それに野菜、足りないよね。
心配になった私は、ついディナータイム用のサラダを小皿に入れて
「たまには野菜も食べないとダメよ。」と出してしまう。
毎回はまずいから3回に一回ぐらいにしてるけど、キラキラ忠犬の健康が気になるぐらいには私もだいぶ飼い主化してきてしまったようだ。
そういえば、キラキラ忠犬に言ってないことがある。もぐもぐ食べてる忠犬に
「私、来週で他店に異動なんですよ。異動って言っても、山手線の駅ですけど。」
と私の予定を告げる。
キラキラ忠犬は驚いて目を開いた。口はもぐもぐしてるけど。
「ん、モグ、、そうなんですか!!いつですか!あ、来週?来週のいつですか?」
キラキラ忠犬はあたふたしながら聞いてきた。
大丈夫だ。君の心配をお姉さんは取り除いてあげたから。
「金曜日なの。ディナータイムの手伝いをちょっとして、店長が来る18時ぐらいかな?
あと、君が食べてるロコモコはメニューに載せるように店長に頼んだから心配しなくていいよ。」
にっこり笑顔で伝える。
私は思ったのだ。おしゃれカフェとしては女子の来店を予想して普通サイズのハンバーグを載せていたが、実際、場所柄リーマンも結構くる。身体の大きな男子はこのサイズ感では物足りないんじゃないか。であれば、メニューに大きめのロコモコを載せれば、客単価が上がり、お客様も満足という素敵なスパイラル。
そう思い先日、店長に相談した。
店長はハンバーグの数が人的理由でこれ以上増やせないのにどうするんだと言ったので、
「肉好きには、ステーキでも出したら良いんですよ。」と言ったら、
「お前、ステーキに謝れ!」と怒られた。
塩胡椒で味付けして、美味しそうなソースつけて出したらいいじゃんと思ったが、なかなか難しいようだった。
ステーキだと焼き加減もあるし、柔らかさを求めると原価が上がる、原価が上がるとお客様は悲しい。そして、客単価下がって、店悲しい。あ、負のスパイラル。。。
「まあ、ランチの件は、おれも思うところがあるから、メニューに大きなロコモコを載せてもいいと思う。ステーキについてはディナータイムの調理スタッフと相談する。」
店長は一応意見を聞いてくれたようだ。
これで安心して異動できる。私がいなくてもキラキラ忠犬がお腹を空かせる事はなさそうだった。
「えー!なんだか急ですね。。。せっかく仲良くなれたのに。」
キラキライケメンがしょんぼりした。見えない耳がぺこりと下を向いたように見える。
その後、ガバッと顔を上げ
「金曜日、送別会とかありますか?なかったら打ち上げしませんか?僕いいお店知ってるんですよ!」
キラキラ忠犬はまた子犬のような目をした。
うーん、どうしようかな。キラキラ忠犬に誘われ悪い気はしないが。。。
「こないだ飲み会した場所なんですけど、すごくオシャレで、ご飯も美味しかったし、デザートもケーキとかタルトとかがてんこ盛りで出てくるけど、めっちゃ美味しいんです。割引券もあるし、ぜひ行きましょうよ!」
畳み掛けるキラキラ忠犬に、ちょっと絆され「じゃあ、送別会は別日だし、行ってもいいかな。」そう言ってしまった。別に、デザートと、割引券につられたわけじゃないよ。
「お姉さーん!会いたかったよ」
キラキラスマイルで挨拶をする忠犬が一匹。
うちは、指名制のあるお店ではありませんよ。
周りに誤解されるような挨拶をするのはやめてくれ。
お前が会いたいのは、肉汁滴る大きめハンバーグのロコモコだ。
「いらっしゃいませ。特製特大ロコモコですね?」
聞くまでもないが、一応聞くのはお仕事だから。
フロアの子の案内を断り、一直線にカウンターへ足早にたどり着き着席したキラキラ忠犬はうんうんと笑顔でうなづき、実際には見えないが後ろのしっぽがバタンバタンと左右に揺れ周りの物を破壊しそうだ。
あ、あちらの落ち着いたお姉様グループがキラキラ忠犬の笑顔に赤面して悶えている。。。。
そうだね。この笑顔はよしよししたくなる可愛さだよね。
しかし、この子はなでなでより食べ物を欲しているようですよ。
ランチよりひとまわり大きめのハンバーグを冷蔵庫から出しつつ、あの日から前にも増して頻繁にやってくるキラキラ忠犬に笑いがもれた。
占い師上司とキラキラ忠犬が遅めのランチに来た次の日、ランチの戦場に余裕が出てくる時間帯にほっとした私はキラキラ忠犬の再来店に気づいた。
フロアの空いてる席に案内されたキラキラ忠犬は、着席したがすぐに立ち上がりこちらへ歩いてくる。
トイレかな?なんて思っていると、カウンター前までやってきて、
「昨日の大きなロコモコを食べたいんですけど、ダメですか?
すごく美味しかったから食べたくて今日も来ちゃったんですけど。」
捨てられた子犬のような目で訴えてきた。
カウンター横で出来上がったものをサーブしようとしたホールの子が、「はうっ!」と言って悶えていた。
あのホールの子犬派だったね。スマホの待ち受けはペットのコーギーの子犬タロウ君。
お腹を出して、短い後ろ足をぱかっと広げ、これまた短い前足が飾りのように折りたたまれて胸の上に。
そして、舌がはみ出ちゃってるけどニッコリ笑ってるような顔。
大きなくりくりお目目とよく聞こえそうな大きな耳は確かに可愛い。
スマホ画面を見せつつ、可愛いでしょう!?
と前のめりに訴える在りし日の彼女を思い出した。
そんな彼女が、キラキラ忠犬の願いを叶えないはずはないのだ。
「副店長!ありますよね!ハンバーグ。なんならランチ用のロコモコ2個あげちゃえばいいんじゃないですか?すごくお腹が減ってそうですよ!」
また、前のめりに訴えてきた。
ロコモコが2個だと、ランチ代2倍だよ。ちょっと落ち着こうね。どうどう。。
「ランチ代300円プラスで、昨日と同じ感じでいいですか?」
優しい私は彼の要望をきいてあげることにした。
キラキラ忠犬は満面の笑みで、
「お姉さん、大好き!」と言った。
フロアの子が羨ましそうにこちらを見ていた。
今なら飼い主の権利、差し上げます。
そんな感じで、キラキラ忠犬はほぼ毎日13時過ぎにやってくる。
常連客の確保に成功したようで、何よりだ。
もともと、常連だったけどね。頻度がさ。
そして、カウンターに座る。
キラキラ忠犬は私がハンバーグを焼く姿をヨダレを垂らして待っている(ように見える)
ハンバーグが大きい為、普通のランチのロコモコより多めのソースにちょっとマヨネーズと粉チーズを追加し、味が飽きないようにする。そして、極め付きはトロトロとしたオレンジ色の半熟玉子。玉子にスプーンを差し入れたら、ハンバーグの上にトロッとオレンジ色が広がります。
キラキラ忠犬は出来たよーと出すと、ものすごい勢いでかぶりつく。
作る身としては、その勢いはつい微笑むほど嬉しいんだ。
しかし、毎日食べて飽きないんだろうか?それに野菜、足りないよね。
心配になった私は、ついディナータイム用のサラダを小皿に入れて
「たまには野菜も食べないとダメよ。」と出してしまう。
毎回はまずいから3回に一回ぐらいにしてるけど、キラキラ忠犬の健康が気になるぐらいには私もだいぶ飼い主化してきてしまったようだ。
そういえば、キラキラ忠犬に言ってないことがある。もぐもぐ食べてる忠犬に
「私、来週で他店に異動なんですよ。異動って言っても、山手線の駅ですけど。」
と私の予定を告げる。
キラキラ忠犬は驚いて目を開いた。口はもぐもぐしてるけど。
「ん、モグ、、そうなんですか!!いつですか!あ、来週?来週のいつですか?」
キラキラ忠犬はあたふたしながら聞いてきた。
大丈夫だ。君の心配をお姉さんは取り除いてあげたから。
「金曜日なの。ディナータイムの手伝いをちょっとして、店長が来る18時ぐらいかな?
あと、君が食べてるロコモコはメニューに載せるように店長に頼んだから心配しなくていいよ。」
にっこり笑顔で伝える。
私は思ったのだ。おしゃれカフェとしては女子の来店を予想して普通サイズのハンバーグを載せていたが、実際、場所柄リーマンも結構くる。身体の大きな男子はこのサイズ感では物足りないんじゃないか。であれば、メニューに大きめのロコモコを載せれば、客単価が上がり、お客様も満足という素敵なスパイラル。
そう思い先日、店長に相談した。
店長はハンバーグの数が人的理由でこれ以上増やせないのにどうするんだと言ったので、
「肉好きには、ステーキでも出したら良いんですよ。」と言ったら、
「お前、ステーキに謝れ!」と怒られた。
塩胡椒で味付けして、美味しそうなソースつけて出したらいいじゃんと思ったが、なかなか難しいようだった。
ステーキだと焼き加減もあるし、柔らかさを求めると原価が上がる、原価が上がるとお客様は悲しい。そして、客単価下がって、店悲しい。あ、負のスパイラル。。。
「まあ、ランチの件は、おれも思うところがあるから、メニューに大きなロコモコを載せてもいいと思う。ステーキについてはディナータイムの調理スタッフと相談する。」
店長は一応意見を聞いてくれたようだ。
これで安心して異動できる。私がいなくてもキラキラ忠犬がお腹を空かせる事はなさそうだった。
「えー!なんだか急ですね。。。せっかく仲良くなれたのに。」
キラキライケメンがしょんぼりした。見えない耳がぺこりと下を向いたように見える。
その後、ガバッと顔を上げ
「金曜日、送別会とかありますか?なかったら打ち上げしませんか?僕いいお店知ってるんですよ!」
キラキラ忠犬はまた子犬のような目をした。
うーん、どうしようかな。キラキラ忠犬に誘われ悪い気はしないが。。。
「こないだ飲み会した場所なんですけど、すごくオシャレで、ご飯も美味しかったし、デザートもケーキとかタルトとかがてんこ盛りで出てくるけど、めっちゃ美味しいんです。割引券もあるし、ぜひ行きましょうよ!」
畳み掛けるキラキラ忠犬に、ちょっと絆され「じゃあ、送別会は別日だし、行ってもいいかな。」そう言ってしまった。別に、デザートと、割引券につられたわけじゃないよ。
0
お気に入りに追加
311
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】お見合いに現れたのは、昨日一緒に食事をした上司でした
楠結衣
恋愛
王立医務局の調剤師として働くローズ。自分の仕事にやりがいを持っているが、行き遅れになることを家族から心配されて休日はお見合いする日々を過ごしている。
仕事量が多い連休明けは、なぜか上司のレオナルド様と二人きりで仕事をすることを不思議に思ったローズはレオナルドに質問しようとするとはぐらかされてしまう。さらに夕食を一緒にしようと誘われて……。
◇表紙のイラストは、ありま氷炎さまに描いていただきました♪
◇全三話予約投稿済みです
私に告白してきたはずの先輩が、私の友人とキスをしてました。黙って退散して食事をしていたら、ハイスペックなイケメン彼氏ができちゃったのですが。
石河 翠
恋愛
飲み会の最中に席を立った主人公。化粧室に向かった彼女は、自分に告白してきた先輩と自分の友人がキスをしている現場を目撃する。
自分への告白は、何だったのか。あまりの出来事に衝撃を受けた彼女は、そのまま行きつけの喫茶店に退散する。
そこでやけ食いをする予定が、美味しいものに満足してご機嫌に。ちょっとしてネタとして先ほどのできごとを話したところ、ずっと片想いをしていた相手に押し倒されて……。
好きなひとは高嶺の花だからと諦めつつそばにいたい主人公と、アピールし過ぎているせいで冗談だと思われている愛が重たいヒーローの恋物語。
この作品は、小説家になろう及びエブリスタでも投稿しております。
扉絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品をお借りしております。
悪役令嬢はオッサンフェチ。
来栖もよもよ&来栖もよりーぬ
恋愛
侯爵令嬢であるクラリッサは、よく読んでいた小説で悪役令嬢であった前世を突然思い出す。
何故自分がクラリッサになったかどうかは今はどうでも良い。
ただ婚約者であるキース王子は、いわゆる細身の優男系美男子であり、万人受けするかも知れないが正直自分の好みではない。
ヒロイン的立場である伯爵令嬢アンナリリーが王子と結ばれるため、私がいじめて婚約破棄されるのは全く問題もないのだが、意地悪するのも気分が悪いし、家から追い出されるのは困るのだ。
だって私が好きなのは執事のヒューバートなのだから。
それならさっさと婚約破棄して貰おう、どうせ二人が結ばれるなら、揉め事もなく王子がバカを晒すこともなく、早い方が良いものね。私はヒューバートを落とすことに全力を尽くせるし。
……というところから始まるラブコメです。
悪役令嬢といいつつも小説の設定だけで、計算高いですが悪さもしませんしざまあもありません。単にオッサン好きな令嬢が、防御力高めなマッチョ系執事を落とすためにあれこれ頑張るというシンプルなお話です。
日常的に罠にかかるうさぎが、とうとう逃げられない罠に絡め取られるお話
下菊みこと
恋愛
ヤンデレっていうほど病んでないけど、機を見て主人公を捕獲する彼。
そんな彼に見事に捕まる主人公。
そんなお話です。
ムーンライトノベルズ様でも投稿しています。
無表情いとこの隠れた欲望
春密まつり
恋愛
大学生で21歳の梓は、6歳年上のいとこの雪哉と一緒に暮らすことになった。
小さい頃よく遊んでくれたお兄さんは社会人になりかっこよく成長していて戸惑いがち。
緊張しながらも仲良く暮らせそうだと思った矢先、転んだ拍子にキスをしてしまう。
それから雪哉の態度が変わり――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる