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幾久しく幸せな日々
愛おしい気持ち
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冴木課長(ユウマさん)視点
さっきまでの凍えるような寒さと足元がふらつくような不安はあっという間に消え去った。
今、俺の腕の中にあるこの華奢な存在。この存在が、どこまでも俺を地獄と天国へと振り回して休息を与えない。
華と出会ってから、俺の生活はいつもジェットコースターのように上昇しては下降して、ついでにぐるぐると振り回されて翻弄される。
でも、そのレール上にとんでもない歓喜と快感も同乗している。
だから、どんなに振り回されても降りる気はしない。
抱きしめた華の髪の香りを楽しんでいると、階段を上がってくる誰かの足音と話し声が聞こえてきた。
「あっ・・、濡れたままじゃ風邪引いちゃいますね。」
泣いた顔を恥ずかしげに反らしながら、部屋の鍵を開け俺を部屋へと通す華。
後ろから見つめていても、赤くなった耳は髪の隙間から見えていて、その可愛らしさにどうしょうもなく煽られる。
それなのに・・、
「あっ!コート貸してください。濡れてるの着ていては体が冷えちゃいます!」
そう言って、俺のコートをハンガーにかけると、
「お風呂沸かした方がいいですね?
タオル持ってきます!
そうだ、先着替えたほうがいいですよね?着替え持ってきます!」
なにかスイッチがはいってしまったように、きびきびと広くはない空間をちょこまかと動き回る。
先ほどまでの甘い雰囲気は、すっかりどこかへ行ってしまった・・。
「くくくっ。」
勧められてソファに腰掛けた俺は自然と笑いが漏れた。
「何ですか?ユウマさん?一人で笑って。」
タオルを持ちつつ華が戻ってきた。
「え?だってさ、華らしいなと思って。・・さっきまで、俺の腕の中であんなに泣いてたのに、今はそんな事すっかり忘れて、動き回っててさ。」
目の前に立っている華につい甘く微笑んでしまう。
かっと可愛らしいほおを染め、
「っ!!そんな事言ったって、ユウマさんが風邪引いたら大変だと思ってるからなのに!」
もう知らないって言いつつも、タオルで俺の頭をわしゃわしゃと拭いてくれる華を好きだと思う気持ちは止められない。タオルでやや乱暴気味に頭を拭かれ、下を向く俺はきっと華には見せられないニヤ下がった顔をしているに違いない。
華の気が済み、優しい手つきで髪の毛を整えられると、今度はその優しい手つきにどうしても官能を感じてしまう。
しょうがないやつなんだよ、俺は。
余裕なんかないくせに、愛しい華に大人の余裕を見せたくて。
でも、結局嫉妬を我慢できずに華を傷つけて・・。
そして、どうしょうもなく華を抱きたい。
そんな想いに囚われていると、華がソファーに座る俺の脚の間に膝立ちになり顔を覗き込んできた。
「あの、ユウマさん。
私、ずっと言いたいことがあって・・。」
すごく真面目な顔で、良いずらそうに言葉を詰まらす華にひやっとした。
まさか、別れたいとか言わないよな・・。
美魔女の言葉が呪いのように思い出された。
〈課長が相手でいいかって聞いたのよ、よく考えた方がいいわって。〉
華・・、
別れると言わないまでも、距離置こうとか言われたら俺は・・。
膝の上で握られた手のひらをぐっと握りしめ、華のその先の言葉を待つ。
・・冤罪者の気持ちってこんななんだろうか?関係ない事がふとよぎる。
「私、ユウマさんのとなりに立てる自信は無いんです・・。」
「ま、待って!「聞いてください!!」
その先に続く言葉を聞きたくなくて制止しようとすると、華に俺の膝の上の握りしめた手を掴まれ、逆に制止された。
またもや、俺の脳裏に呪いが響く。
美魔女の妖艶な笑みとともに・・
〈今日は加藤さんの話を聞いてあげて?・・聞いてあげるのよ、全部ね。〉
あの魔女っ!!
いい加減にしてくれよ。
全部聞いた先に何があるのか悪い予感しか考えられない。
そう思いつつ、懇願するように華の顔を見つめると、
「私、会社でもみんなの前で課長のとなりに立ちたいって言っちゃった時、もう後戻り出来ないって思ったんです。でも、今は・・」
ぐっと握りしめた手のひらは痛いぐらいに力が入る。
どうか、どうか・・俺から離れていかないで。
俺の胸がぎゅっと締め付けられ、息苦しい。
泣きそうに顔を歪ませた華は
「私もユウマさんを守りたいんです。」
と言った。
「え?」
思わず出た声は、意外すぎる華の想いによるもの。
「わ、分かってます!私なんか全然頼りないないし、いつもユウマさんに甘えてばっかりで、助けてもらってて、こんな事言うのはおこがましいって分かってます!
でも・・それでも・・何もできなくても、何も知らずに守られているのは嫌なんです!
ふっくっ・・
わがままを・・言ってる・・のは、わかっ」
腕の中にぎゅっと華を閉じ込めた。
もう十分だから。
もう十分過ぎるぐらい伝わったから。
なんか言わなきゃって思うのに、言葉は何一つ出てこない。
ただ、ただ、ぎゅっと華を抱きしめる。
愛おしいんだ。
その溢れる気持ちで息苦しくて、歯を食いしばらないと情けなく涙が溢れそうなんだ。
俺の心を華に見せられたらいいのに。
できもしない事だが、今の俺に自分の心を伝えるすべはなくて・・。
華の涙で濡れたほおにキスを繰り返す。
涙が次々と溢れる目元に、涙の伝うほおに、涙が零れおちるあご先に、赤くなった鼻先に。
そして、小さく嗚咽を漏らす唇に。
ちゅっちゅと、啄ばむようにキスをする。
なんて幸せなんだ
と思っていると、
華が俺の後頭部に優しく手を回し、おずおずと舌を忍ばせてきた。
かっと顔が熱くなった。もちろん身体も。
あの華が、俺にディープキスをしかけてきた・・。
その破壊力は、計り知れない。
俄然、野獣のごとく華の頭をわしづかみ、思うがままにに口内を蹂躙する。
舌を絡ませ唾液をおくり、舌の根元を舐め上げ、舌を吸う。
甘い甘い華の唾液を味わいつつ、漏れ出る華の吐息に煽られる。
歯の裏側にも舌をチョロチョロと滑らせながら、華の身体をふわりと持ち上げベッドまで連れて行く。
横たえた華の上にまたがるように覆いかぶさった俺の身体は、華を甘く激しく抱きたい衝動に駆られた。
はあ、はあと息使いが荒くなるのはどうにも止められない。
どこか冷静な自分は盛りすぎだと警告するが、ガチガチと硬くなった下半身はそんな生っちょろい警告など聞きやしないだろう。
左手を華の顔の横につきつつ、右手でもどかしくネクタイを引き抜く。
華はその様子をぼうっと見つめ、こちらの視線に気がつくとぽっと赤くなった。
ワイシャツのボタンを一つ一つ外しながら、可愛い華に甘いキスをする。
すると、もじもじと脚をすり合わせる華。
か、可愛すぎるだろ・・。
「はああ。きつい。可愛すぎるのも、ある意味犯罪・・。」
「え?」
額に手を当てた俺を不思議そうに小首を傾げて見つめる華。
それ、わざと?
だとしたら、すげえスキルだな。
遠慮のなくなった俺は首元に顔を埋め、思う存分華の甘い匂いを堪能しつつ、服の中に手を差し入れブラジャー越しに両手で華の胸をわしづかみ、揉み上げその柔らかさを堪能する。
そして、ブラジャーのホックを外すと、緩んだブラジャーの下に手を滑らせツンと立ち上がった尖りをくりくりと可愛がる。
「あっぁ、ま、待ってぇ・・。」
抑えていた華の甘い声は、本人の意思とは裏腹に漏れ出してしまう。
ここで待つ男などいるわけないんだけどね。
セーターとブラジャーをたくし上げ、ぷるんと姿を見せたおっぱいにかじりつく。
右胸をはむはむとほおばり、舌先でとがりを甘噛みする。その間、左胸は俺の右手でこねくり回され、その形を縦横無尽にいやらしく変えていく。
「だ、だめぇ。」
言いながらも、腰をくねらす華。
ちっともだめじゃないだろ?
スカートの中に手を突っ込み、今さら太ももに力を入れる華の両脚の間に手をねじ込んでいく。
ちょっとぐらいの抵抗は、逆に男を煽るのってわかってやってる・・?
そう思わずにいられないほど、興奮を止められない俺。
そして、たどり着いた華の秘密の場所。
そこは溢れたものでピタリとショーツとストッキングが張り付き、その卑猥な割れ目を俺に教えてくれる。
ニヤリと笑ってしまうのは、仕方がない事だと諦めてほしい。
恥ずかしさに手で顔を隠してしまった華。
いいの?隠すのはそっちで?
いやらしい笑みをうかべつつ、ストッキングとショーツを勢いよく抜き取る。
「ぎゃっ」
なんとも可愛らしい叫び声。
襲いかかりたい気持ちを抑えて、自分の衣類をばっさ、ばっさと脱いでいく。あとはトランクスとなった時、
「お、お願いがあります!」
華が真っ赤な顔で言った。
「なにかな?」
下半身の事情を考えれば全く余裕はないが、がっついてると思われるのもなんだかシャクだ。
できる限りの優しい笑みを浮かべる。
すると、するりと俺の下から抜けでた華は、室内に置かれたバックから何かを取り出した。
え?なに?まさかゴムとか?
まさか・・つけてくれるとか??
エロい妄想はとどまる事がない。
ベッドの上にあぐらをかいた俺の下半身は、トランクスを吐き切れそうなほど押し上げる。
「これ・・やっぱり必要かと思って・・。」
そう言って真っ赤な顔で華が取り出したもの・・
それは、触り心地が良さそうな艶めくえんじ色のサテンのリボン。
たらりと垂らされたその長さは、おそらく二メートルはない。
華さん?それは一体・・。
「谷口さんが、お仕置きするならこれを使えって言ったんです。
お仕置きなんてって思ったんですけど、ユウマさん待ってくれないから・・。」
恥ずかしげにしながらも、その瞳は本気に見える。
「それ、ど、どうやって使うつもり?」
魔女め、エロいもんを華に渡しやがって・・。
いや、リボンはエロくないんだが・・。
これから起こるであろうエロい事態に俺の下半身は期待に濡れる。
・・待て、我慢できない俺の下半身、お前にそんな趣味はなかったはず。
さっきまでの凍えるような寒さと足元がふらつくような不安はあっという間に消え去った。
今、俺の腕の中にあるこの華奢な存在。この存在が、どこまでも俺を地獄と天国へと振り回して休息を与えない。
華と出会ってから、俺の生活はいつもジェットコースターのように上昇しては下降して、ついでにぐるぐると振り回されて翻弄される。
でも、そのレール上にとんでもない歓喜と快感も同乗している。
だから、どんなに振り回されても降りる気はしない。
抱きしめた華の髪の香りを楽しんでいると、階段を上がってくる誰かの足音と話し声が聞こえてきた。
「あっ・・、濡れたままじゃ風邪引いちゃいますね。」
泣いた顔を恥ずかしげに反らしながら、部屋の鍵を開け俺を部屋へと通す華。
後ろから見つめていても、赤くなった耳は髪の隙間から見えていて、その可愛らしさにどうしょうもなく煽られる。
それなのに・・、
「あっ!コート貸してください。濡れてるの着ていては体が冷えちゃいます!」
そう言って、俺のコートをハンガーにかけると、
「お風呂沸かした方がいいですね?
タオル持ってきます!
そうだ、先着替えたほうがいいですよね?着替え持ってきます!」
なにかスイッチがはいってしまったように、きびきびと広くはない空間をちょこまかと動き回る。
先ほどまでの甘い雰囲気は、すっかりどこかへ行ってしまった・・。
「くくくっ。」
勧められてソファに腰掛けた俺は自然と笑いが漏れた。
「何ですか?ユウマさん?一人で笑って。」
タオルを持ちつつ華が戻ってきた。
「え?だってさ、華らしいなと思って。・・さっきまで、俺の腕の中であんなに泣いてたのに、今はそんな事すっかり忘れて、動き回っててさ。」
目の前に立っている華につい甘く微笑んでしまう。
かっと可愛らしいほおを染め、
「っ!!そんな事言ったって、ユウマさんが風邪引いたら大変だと思ってるからなのに!」
もう知らないって言いつつも、タオルで俺の頭をわしゃわしゃと拭いてくれる華を好きだと思う気持ちは止められない。タオルでやや乱暴気味に頭を拭かれ、下を向く俺はきっと華には見せられないニヤ下がった顔をしているに違いない。
華の気が済み、優しい手つきで髪の毛を整えられると、今度はその優しい手つきにどうしても官能を感じてしまう。
しょうがないやつなんだよ、俺は。
余裕なんかないくせに、愛しい華に大人の余裕を見せたくて。
でも、結局嫉妬を我慢できずに華を傷つけて・・。
そして、どうしょうもなく華を抱きたい。
そんな想いに囚われていると、華がソファーに座る俺の脚の間に膝立ちになり顔を覗き込んできた。
「あの、ユウマさん。
私、ずっと言いたいことがあって・・。」
すごく真面目な顔で、良いずらそうに言葉を詰まらす華にひやっとした。
まさか、別れたいとか言わないよな・・。
美魔女の言葉が呪いのように思い出された。
〈課長が相手でいいかって聞いたのよ、よく考えた方がいいわって。〉
華・・、
別れると言わないまでも、距離置こうとか言われたら俺は・・。
膝の上で握られた手のひらをぐっと握りしめ、華のその先の言葉を待つ。
・・冤罪者の気持ちってこんななんだろうか?関係ない事がふとよぎる。
「私、ユウマさんのとなりに立てる自信は無いんです・・。」
「ま、待って!「聞いてください!!」
その先に続く言葉を聞きたくなくて制止しようとすると、華に俺の膝の上の握りしめた手を掴まれ、逆に制止された。
またもや、俺の脳裏に呪いが響く。
美魔女の妖艶な笑みとともに・・
〈今日は加藤さんの話を聞いてあげて?・・聞いてあげるのよ、全部ね。〉
あの魔女っ!!
いい加減にしてくれよ。
全部聞いた先に何があるのか悪い予感しか考えられない。
そう思いつつ、懇願するように華の顔を見つめると、
「私、会社でもみんなの前で課長のとなりに立ちたいって言っちゃった時、もう後戻り出来ないって思ったんです。でも、今は・・」
ぐっと握りしめた手のひらは痛いぐらいに力が入る。
どうか、どうか・・俺から離れていかないで。
俺の胸がぎゅっと締め付けられ、息苦しい。
泣きそうに顔を歪ませた華は
「私もユウマさんを守りたいんです。」
と言った。
「え?」
思わず出た声は、意外すぎる華の想いによるもの。
「わ、分かってます!私なんか全然頼りないないし、いつもユウマさんに甘えてばっかりで、助けてもらってて、こんな事言うのはおこがましいって分かってます!
でも・・それでも・・何もできなくても、何も知らずに守られているのは嫌なんです!
ふっくっ・・
わがままを・・言ってる・・のは、わかっ」
腕の中にぎゅっと華を閉じ込めた。
もう十分だから。
もう十分過ぎるぐらい伝わったから。
なんか言わなきゃって思うのに、言葉は何一つ出てこない。
ただ、ただ、ぎゅっと華を抱きしめる。
愛おしいんだ。
その溢れる気持ちで息苦しくて、歯を食いしばらないと情けなく涙が溢れそうなんだ。
俺の心を華に見せられたらいいのに。
できもしない事だが、今の俺に自分の心を伝えるすべはなくて・・。
華の涙で濡れたほおにキスを繰り返す。
涙が次々と溢れる目元に、涙の伝うほおに、涙が零れおちるあご先に、赤くなった鼻先に。
そして、小さく嗚咽を漏らす唇に。
ちゅっちゅと、啄ばむようにキスをする。
なんて幸せなんだ
と思っていると、
華が俺の後頭部に優しく手を回し、おずおずと舌を忍ばせてきた。
かっと顔が熱くなった。もちろん身体も。
あの華が、俺にディープキスをしかけてきた・・。
その破壊力は、計り知れない。
俄然、野獣のごとく華の頭をわしづかみ、思うがままにに口内を蹂躙する。
舌を絡ませ唾液をおくり、舌の根元を舐め上げ、舌を吸う。
甘い甘い華の唾液を味わいつつ、漏れ出る華の吐息に煽られる。
歯の裏側にも舌をチョロチョロと滑らせながら、華の身体をふわりと持ち上げベッドまで連れて行く。
横たえた華の上にまたがるように覆いかぶさった俺の身体は、華を甘く激しく抱きたい衝動に駆られた。
はあ、はあと息使いが荒くなるのはどうにも止められない。
どこか冷静な自分は盛りすぎだと警告するが、ガチガチと硬くなった下半身はそんな生っちょろい警告など聞きやしないだろう。
左手を華の顔の横につきつつ、右手でもどかしくネクタイを引き抜く。
華はその様子をぼうっと見つめ、こちらの視線に気がつくとぽっと赤くなった。
ワイシャツのボタンを一つ一つ外しながら、可愛い華に甘いキスをする。
すると、もじもじと脚をすり合わせる華。
か、可愛すぎるだろ・・。
「はああ。きつい。可愛すぎるのも、ある意味犯罪・・。」
「え?」
額に手を当てた俺を不思議そうに小首を傾げて見つめる華。
それ、わざと?
だとしたら、すげえスキルだな。
遠慮のなくなった俺は首元に顔を埋め、思う存分華の甘い匂いを堪能しつつ、服の中に手を差し入れブラジャー越しに両手で華の胸をわしづかみ、揉み上げその柔らかさを堪能する。
そして、ブラジャーのホックを外すと、緩んだブラジャーの下に手を滑らせツンと立ち上がった尖りをくりくりと可愛がる。
「あっぁ、ま、待ってぇ・・。」
抑えていた華の甘い声は、本人の意思とは裏腹に漏れ出してしまう。
ここで待つ男などいるわけないんだけどね。
セーターとブラジャーをたくし上げ、ぷるんと姿を見せたおっぱいにかじりつく。
右胸をはむはむとほおばり、舌先でとがりを甘噛みする。その間、左胸は俺の右手でこねくり回され、その形を縦横無尽にいやらしく変えていく。
「だ、だめぇ。」
言いながらも、腰をくねらす華。
ちっともだめじゃないだろ?
スカートの中に手を突っ込み、今さら太ももに力を入れる華の両脚の間に手をねじ込んでいく。
ちょっとぐらいの抵抗は、逆に男を煽るのってわかってやってる・・?
そう思わずにいられないほど、興奮を止められない俺。
そして、たどり着いた華の秘密の場所。
そこは溢れたものでピタリとショーツとストッキングが張り付き、その卑猥な割れ目を俺に教えてくれる。
ニヤリと笑ってしまうのは、仕方がない事だと諦めてほしい。
恥ずかしさに手で顔を隠してしまった華。
いいの?隠すのはそっちで?
いやらしい笑みをうかべつつ、ストッキングとショーツを勢いよく抜き取る。
「ぎゃっ」
なんとも可愛らしい叫び声。
襲いかかりたい気持ちを抑えて、自分の衣類をばっさ、ばっさと脱いでいく。あとはトランクスとなった時、
「お、お願いがあります!」
華が真っ赤な顔で言った。
「なにかな?」
下半身の事情を考えれば全く余裕はないが、がっついてると思われるのもなんだかシャクだ。
できる限りの優しい笑みを浮かべる。
すると、するりと俺の下から抜けでた華は、室内に置かれたバックから何かを取り出した。
え?なに?まさかゴムとか?
まさか・・つけてくれるとか??
エロい妄想はとどまる事がない。
ベッドの上にあぐらをかいた俺の下半身は、トランクスを吐き切れそうなほど押し上げる。
「これ・・やっぱり必要かと思って・・。」
そう言って真っ赤な顔で華が取り出したもの・・
それは、触り心地が良さそうな艶めくえんじ色のサテンのリボン。
たらりと垂らされたその長さは、おそらく二メートルはない。
華さん?それは一体・・。
「谷口さんが、お仕置きするならこれを使えって言ったんです。
お仕置きなんてって思ったんですけど、ユウマさん待ってくれないから・・。」
恥ずかしげにしながらも、その瞳は本気に見える。
「それ、ど、どうやって使うつもり?」
魔女め、エロいもんを華に渡しやがって・・。
いや、リボンはエロくないんだが・・。
これから起こるであろうエロい事態に俺の下半身は期待に濡れる。
・・待て、我慢できない俺の下半身、お前にそんな趣味はなかったはず。
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