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番外編 キスとぬくもり 安藤課長編
14 特別なのは 安藤課長編
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沙織視点
「俺、人が苦手で・・。特に、身体に触れられると・・呼吸が苦しくなるくらい。」
言葉を絞り出すように、KAIが言った。
俯いている彼の表情は見えない。
頭では嘘を言っているようには見えないと判断するが、心は・・どう受け止めていいか分からない。
だって、私を抱いたでしょう?
ご褒美に手を握らせてって言ったじゃない?
それとも・・
あの夜をなかった事にしたい?
「ごめん。」
一つの考えにたどり着くと苦々しい思いが胸を占めた。
そうよね。
相手はパリコレモデルで売出し中の俳優。
日本にいる滞在期間だけのかりそめの恋人との関係なんて綺麗さっぱり終わりにしたいということ。
「・・あー。そっか。うん。なるほど。」
脳裏に蘇るのは、朝の温かい香りと綺麗な顔をはにかませた笑顔。
からかえば、挑むような瞳。
ああ。ほんと。どうして私は・・。
自分の声が震えてはいないか不安になる。
喉の奥が酸っぱくって仕方がない。
情けなくも溢れ出しそうな感情を、理性が「なに熱くなってんの。いつもの事でしょう?」とたしなめる。
最初から終わりに向かって歩いていたのに、何を期待していたんだろう。
いつだって、期待すれば裏切られると知っていたのに。
自分の学習能力の低さにうんざりしていると、心配げに声がかかる。
もうやめて。
この期に及んで優しくしないで。
痛々しい感情が身体中を傷つけ這い回る。
「ごめんね。気軽に私触っちゃってたかも。気持ち悪かったでしょう?」
「なっ!?」
ちっぽけなプライドが「いい女」を保とうと平然さを取り繕って、苦笑いを浮かべる。
もうこれ以上傷つくのは・・いやだ。
恋人ごっこは終わりだとこっちから告げようとしたその時、
「あんたが特別だって気づけよ!」
聞こえたのは初めて聞くKAIの怒鳴り声
いつもはどこか遠慮がちな手が乱暴に私を抱き寄せた。
感じるKAIの鼓動。
匂いと熱
私の心を覆う氷をぱりんと砕くように忘れ難い記憶を蘇らせる。
あの夜の焦らす指先
綺麗な顔を歪め苦しそうに快感を食いしばる表情。
射抜くような強い眼差し。
そして身体に残された抱き合った跡。
全てを鮮明に覚えてる。
分かってる。
どうしたってKAIとの未来なんてないと。
ここで手を出せばまた繰り返すだけ。
分かってるのに・・。
「じゃあ、証明してよ。」
抱き寄せられた目線の先の影を纏う鎖骨に少し歯を立て噛み付いた。
「っ!あっ・・まっ・・!」
「特別」っていうなら、もう一度ぐらいKAIを感じさせて。
終わる未来と知っていても、今を感じたい。
その湾曲さえエロスを感じる喉仏を舌で舐め上げ大きく口を開けて食むと、
「くっ・・そ。あんたはっ、どうして・・。」
憂いを満ちた美しい子の瞳に情欲の火がともり、ほおを紅く染める。
初めてあったバーの夜と同じ様に、KAIの外見と内面のアンバランスさが理性のブレーキを壊していく。
「特別」の意味も、恋人ごっこの終わりも、今は考えたくない。
ただ・・今目の前にいる男を感じたい。
「ねえ・・抱いて。」
KAI視点
「っ・・・。」
俺の首を痛さを感じるほどに噛み付き、熱い舌で舐め上げた沙織さんは、顔を上げて囁いた。
潤んだ瞳と濡れた唇。
出会った時から、この瞳に囚われている。
匂い立つ色香と瞳。その瞳が時折見せる寂しさ。
分かってんのか?
俺がどれだけこの手を伸ばしかけたのを。
今触れている華奢な背中をソファに押し倒して、あんたの身体をあんたが泣くまで貪りたいと夢想した俺を。
どこにでも飛んでいけるあんたを俺の腕の中に閉じ込めていたい。
背中に回していた掌で彼女の白い首筋から後頭部を掴むと、息さえ奪うようにキスをした。
「んっ・・ふっ。」
彼女は俺の突然のキスに驚いたものの、このままセックスすると思ったのか身体から力を抜いて身を任せてきた。
くそっ!
その慣れた仕草ひとつひとつに腹わたが煮え繰り返る。
あんたはそうやって今まで男に身を任せてきたのかよ。
俺じゃなくても・・。
俺は、もう身体だけじゃ足りない。
「んんっ!」
苛立ちを感じた俺は、より一層彼女の口内を蹂躙する。
舌を根元まで絡め、吸い上げ、唾液を送る。
息苦しいと訴える彼女の瞳に生理的な涙が浮かんでいても止める気にはならなかった。
あんたが教えたんだ。
キスは特別だと。
愛撫より、挿入よりも顔の真近で酸素を分け合い、唾液を交換し、互いの粘膜を合わせる行為。
ただの欲望とは別の心を伴う行為。
縮まる事など無いであろう経験値からいけば、技力に乏しい俺のキス。
それでも、伝わって欲しい。
出会ってから、初めて思い知った想いを。
嫉妬と焦がれる想いと、欲望の入り混じる俺の想いを。
そして、知りたい。
あんたの偽りのない気持ちを。
苦しく上がる息をどうにもできずに貪るように口内を荒らし、両手で彼女の髪をかき乱しながら涙ぐむ彼女の瞳を見つめる。
俺を、その他大勢の男にしないで。
俺の腕からすり抜けて行かないで。
終わらないキスに彼女がドンドンと胸を叩いて、離してと訴える。
熱くなってんのは俺だけなのか?
離したくないと思うのはっ・・!
そんな状況の中、
デンデンデー、デッデー、デッデーと場違いな着信音がこだまする。
「「・・・。」」
止まらないいつも通りの呼び出し音に、俺の手から力が抜けると彼女は俺の腕の中から逃げ出した。
「もう・・寝るわ。」
そう言い残して。
「俺、人が苦手で・・。特に、身体に触れられると・・呼吸が苦しくなるくらい。」
言葉を絞り出すように、KAIが言った。
俯いている彼の表情は見えない。
頭では嘘を言っているようには見えないと判断するが、心は・・どう受け止めていいか分からない。
だって、私を抱いたでしょう?
ご褒美に手を握らせてって言ったじゃない?
それとも・・
あの夜をなかった事にしたい?
「ごめん。」
一つの考えにたどり着くと苦々しい思いが胸を占めた。
そうよね。
相手はパリコレモデルで売出し中の俳優。
日本にいる滞在期間だけのかりそめの恋人との関係なんて綺麗さっぱり終わりにしたいということ。
「・・あー。そっか。うん。なるほど。」
脳裏に蘇るのは、朝の温かい香りと綺麗な顔をはにかませた笑顔。
からかえば、挑むような瞳。
ああ。ほんと。どうして私は・・。
自分の声が震えてはいないか不安になる。
喉の奥が酸っぱくって仕方がない。
情けなくも溢れ出しそうな感情を、理性が「なに熱くなってんの。いつもの事でしょう?」とたしなめる。
最初から終わりに向かって歩いていたのに、何を期待していたんだろう。
いつだって、期待すれば裏切られると知っていたのに。
自分の学習能力の低さにうんざりしていると、心配げに声がかかる。
もうやめて。
この期に及んで優しくしないで。
痛々しい感情が身体中を傷つけ這い回る。
「ごめんね。気軽に私触っちゃってたかも。気持ち悪かったでしょう?」
「なっ!?」
ちっぽけなプライドが「いい女」を保とうと平然さを取り繕って、苦笑いを浮かべる。
もうこれ以上傷つくのは・・いやだ。
恋人ごっこは終わりだとこっちから告げようとしたその時、
「あんたが特別だって気づけよ!」
聞こえたのは初めて聞くKAIの怒鳴り声
いつもはどこか遠慮がちな手が乱暴に私を抱き寄せた。
感じるKAIの鼓動。
匂いと熱
私の心を覆う氷をぱりんと砕くように忘れ難い記憶を蘇らせる。
あの夜の焦らす指先
綺麗な顔を歪め苦しそうに快感を食いしばる表情。
射抜くような強い眼差し。
そして身体に残された抱き合った跡。
全てを鮮明に覚えてる。
分かってる。
どうしたってKAIとの未来なんてないと。
ここで手を出せばまた繰り返すだけ。
分かってるのに・・。
「じゃあ、証明してよ。」
抱き寄せられた目線の先の影を纏う鎖骨に少し歯を立て噛み付いた。
「っ!あっ・・まっ・・!」
「特別」っていうなら、もう一度ぐらいKAIを感じさせて。
終わる未来と知っていても、今を感じたい。
その湾曲さえエロスを感じる喉仏を舌で舐め上げ大きく口を開けて食むと、
「くっ・・そ。あんたはっ、どうして・・。」
憂いを満ちた美しい子の瞳に情欲の火がともり、ほおを紅く染める。
初めてあったバーの夜と同じ様に、KAIの外見と内面のアンバランスさが理性のブレーキを壊していく。
「特別」の意味も、恋人ごっこの終わりも、今は考えたくない。
ただ・・今目の前にいる男を感じたい。
「ねえ・・抱いて。」
KAI視点
「っ・・・。」
俺の首を痛さを感じるほどに噛み付き、熱い舌で舐め上げた沙織さんは、顔を上げて囁いた。
潤んだ瞳と濡れた唇。
出会った時から、この瞳に囚われている。
匂い立つ色香と瞳。その瞳が時折見せる寂しさ。
分かってんのか?
俺がどれだけこの手を伸ばしかけたのを。
今触れている華奢な背中をソファに押し倒して、あんたの身体をあんたが泣くまで貪りたいと夢想した俺を。
どこにでも飛んでいけるあんたを俺の腕の中に閉じ込めていたい。
背中に回していた掌で彼女の白い首筋から後頭部を掴むと、息さえ奪うようにキスをした。
「んっ・・ふっ。」
彼女は俺の突然のキスに驚いたものの、このままセックスすると思ったのか身体から力を抜いて身を任せてきた。
くそっ!
その慣れた仕草ひとつひとつに腹わたが煮え繰り返る。
あんたはそうやって今まで男に身を任せてきたのかよ。
俺じゃなくても・・。
俺は、もう身体だけじゃ足りない。
「んんっ!」
苛立ちを感じた俺は、より一層彼女の口内を蹂躙する。
舌を根元まで絡め、吸い上げ、唾液を送る。
息苦しいと訴える彼女の瞳に生理的な涙が浮かんでいても止める気にはならなかった。
あんたが教えたんだ。
キスは特別だと。
愛撫より、挿入よりも顔の真近で酸素を分け合い、唾液を交換し、互いの粘膜を合わせる行為。
ただの欲望とは別の心を伴う行為。
縮まる事など無いであろう経験値からいけば、技力に乏しい俺のキス。
それでも、伝わって欲しい。
出会ってから、初めて思い知った想いを。
嫉妬と焦がれる想いと、欲望の入り混じる俺の想いを。
そして、知りたい。
あんたの偽りのない気持ちを。
苦しく上がる息をどうにもできずに貪るように口内を荒らし、両手で彼女の髪をかき乱しながら涙ぐむ彼女の瞳を見つめる。
俺を、その他大勢の男にしないで。
俺の腕からすり抜けて行かないで。
終わらないキスに彼女がドンドンと胸を叩いて、離してと訴える。
熱くなってんのは俺だけなのか?
離したくないと思うのはっ・・!
そんな状況の中、
デンデンデー、デッデー、デッデーと場違いな着信音がこだまする。
「「・・・。」」
止まらないいつも通りの呼び出し音に、俺の手から力が抜けると彼女は俺の腕の中から逃げ出した。
「もう・・寝るわ。」
そう言い残して。
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