霊になった私は恋をする

闇猫古蝶

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終われない

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気がつくと私は自分の部屋にいた。

夢…?

そう思ったがポケットには昨日買ったペアストラップが入っている。

体が消えかかっている…もう時間はないだろう。

でも…まだ…

終われない。

携帯には着信とLINEが大量にきていたが気にしている暇はない。


やらないといけないことを終えた私は

『明日サクラと家にきて。勝手に入ってきていいから』

トオルにそれだけLINEをした。瞬間 

ゴトン…

携帯が床に落ちる。

私はすでにものすらさわれなくなっていた。
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