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第27話 桜岡さん視点③

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「これをさ、桜岡ちゃんに舐めて欲しいんだ」

 舐める?!これを?!

「だって……そんなの……」

「どうするかは知ってるでしょ? 流石に」

「し……知ってるけど……」

 知識としてはある。でも実物を目の前で見る事なんてない。ましてやこんなに大きくなっているモノなんて……。

「じゃあ、舐めてよ。僕のオチンチン」

「早く舐めないと、お昼終わって誰か来ちゃうね。別に僕は良いんだけど。桜岡ちゃんはマズいんじゃないの? 」

「分かった!分かったから……。せめて見ないでようぅ……」

 この後何を話したか余り覚えていないけど、酷く鮮明に覚えている言葉がある。

「あぁ、気持ち良いよ。桜岡ちゃんが僕にご奉仕してくれている姿が見れないのは残念だけど、今日は我慢するね! 」

 男が言い放った言葉。

 今日はって何よ!そう思ったけど、今は言う通りにしてパンツを取り返す事だけ。

 そこからの記憶は、本当に消し去りたい。

 どうして?

 どうしてこんなものを舐めないといけないの?

 横に寝そべり、天井向きながらニヤニヤしている男の陰部が直立している。

 舌先を使ってそっと舐める。

 確かフェラって言うんだっけ。本当は口に咥えないといけないけど、でも私が言われたのは|舐める<・・・>事。

 だから出来るだけ舌先だけで舐める。

 顔を近付けると分かる匂い。

 正直臭い。なるべく見たくないし近付きたくない。その思いから限界まで舌を伸ばす。と同時に舌先を洗い流す様に唾液が溢れて来る。

 そのせいで、ぴちゃぴちゃと卑猥な音が響く。
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