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第14話
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抱きしめる距離まで近づくには、騎上さんの足の間に俺の膝を侵入させなくてはならない。
騎上のスカートに俺の右膝が触れる。
女子のスカートに触れる事なんて無いから、その素材の質感を膝でしっかりと味わいながら、少しずつ距離を詰める。
そして、ズリズリと進んでいくうちに、スカートの中に膝が潜り込んでしまった。
騎上さんの内ももの感触が俺の右膝を伝って脳まで駆け巡る。
きっと素肌同士で触れ合ってたら、さぞ気持ち良いんだろうな。そんな邪な考えを振り払い、そっと騎上の背中を抱きしめる事に成功する。
騎上さんの胸の柔らかさが、制服越しに伝わって来る。
その瞬間に俺の息子はもうどうしようもない位に興奮していた。
騎上さんも俺の背中に両手を回し……何故か背中をポンポンしてる。
いや、赤ちゃんじゃないんだけど?とは思ったが、そのリズムが何故だかとても心地良かった。
お互いの肩に顔が乗っている状態で暫く時間が経った。
正直、もうこれだけでも十分に気持ちいい。いや、いやらしい気分じゃなくて。
確かに騎上さんの背中を触っている掌が、ブラのホックらしき突起物を発見していて、若干挙動不審な動きをしているけどもっ。
騎上さんは何も言わなかった。
俺は、少しだけ騎乗さんとの距離を空けた。
身体を離した事に、少しだけ抗議の目を向けて来る騎上さん。
言いたい事は分かる。お互いの体温を感じて、本当に心地良かったから。
でも、
「騎上さん……」
俺は騎上さんを見つめて名前を呼んだ。すると、直ぐに返事をくれた。
「ん?……なぁに?」
今まで聞いた事の無い甘い声だった。酷く優しくて、蕩けてしまいそうな声。
声にやられた感じは大いにある。理性はその声によって封じられてしまった。
俺はそのまま騎上さんの唇を奪っていた。
柔らかかった。
食べてしまいたくなる。ホントにそんな感じ。
部室でしたキスとは全然。全くの別物だった。
3秒くらいキスをして、一度唇を離す。
吐息が漏れる。
騎上の方を見ると、少しだけ潤んだ瞳をしている様だった。
愛おしくてたまらなかった。
そしてもう一度、どちらからともなく唇を重ねた。
お互い、夢中でキスをしていた。
気が付くと俺は騎上さんを押し倒していた。
それでもお互い気にせずに、唇を貪る様にキスをした。
「ねぇ……水上くん……」
キスの合間に名前を呼ばれた。あの甘い声だった。
「んちゅっ。ん?」
俺は名前を呼ばれながらも、構わずにキスをしていた。
「好きぃ……」
騎上さんの一撃に完全にやられた瞬間だった。
「俺もっ」
そして少しずつ、深いキスになっていった。
最初は舌先をチョンッって感じで触れさせるだけだったけど、それが徐々に深くなっていって。
知識としてはあったけど、実際に味わうと……ねぇ。
これはやばい。そう思った。
気持ち良過ぎた。
「んふぅ……ん、んぁ」
騎上さんの声が段々と艶っぽくなっていく。
その声だけで、多分オカズには暫く困らないです。はい。
ちゅ、ぴちゃ、んちゅ
時々発する粘液特有の音が、思考をどんどん奪っていく。
完全に騎上さんの股の間に入り込んだ俺の右膝が少し湿っている事に気付くのは、もう少し後の事だった。
騎上のスカートに俺の右膝が触れる。
女子のスカートに触れる事なんて無いから、その素材の質感を膝でしっかりと味わいながら、少しずつ距離を詰める。
そして、ズリズリと進んでいくうちに、スカートの中に膝が潜り込んでしまった。
騎上さんの内ももの感触が俺の右膝を伝って脳まで駆け巡る。
きっと素肌同士で触れ合ってたら、さぞ気持ち良いんだろうな。そんな邪な考えを振り払い、そっと騎上の背中を抱きしめる事に成功する。
騎上さんの胸の柔らかさが、制服越しに伝わって来る。
その瞬間に俺の息子はもうどうしようもない位に興奮していた。
騎上さんも俺の背中に両手を回し……何故か背中をポンポンしてる。
いや、赤ちゃんじゃないんだけど?とは思ったが、そのリズムが何故だかとても心地良かった。
お互いの肩に顔が乗っている状態で暫く時間が経った。
正直、もうこれだけでも十分に気持ちいい。いや、いやらしい気分じゃなくて。
確かに騎上さんの背中を触っている掌が、ブラのホックらしき突起物を発見していて、若干挙動不審な動きをしているけどもっ。
騎上さんは何も言わなかった。
俺は、少しだけ騎乗さんとの距離を空けた。
身体を離した事に、少しだけ抗議の目を向けて来る騎上さん。
言いたい事は分かる。お互いの体温を感じて、本当に心地良かったから。
でも、
「騎上さん……」
俺は騎上さんを見つめて名前を呼んだ。すると、直ぐに返事をくれた。
「ん?……なぁに?」
今まで聞いた事の無い甘い声だった。酷く優しくて、蕩けてしまいそうな声。
声にやられた感じは大いにある。理性はその声によって封じられてしまった。
俺はそのまま騎上さんの唇を奪っていた。
柔らかかった。
食べてしまいたくなる。ホントにそんな感じ。
部室でしたキスとは全然。全くの別物だった。
3秒くらいキスをして、一度唇を離す。
吐息が漏れる。
騎上の方を見ると、少しだけ潤んだ瞳をしている様だった。
愛おしくてたまらなかった。
そしてもう一度、どちらからともなく唇を重ねた。
お互い、夢中でキスをしていた。
気が付くと俺は騎上さんを押し倒していた。
それでもお互い気にせずに、唇を貪る様にキスをした。
「ねぇ……水上くん……」
キスの合間に名前を呼ばれた。あの甘い声だった。
「んちゅっ。ん?」
俺は名前を呼ばれながらも、構わずにキスをしていた。
「好きぃ……」
騎上さんの一撃に完全にやられた瞬間だった。
「俺もっ」
そして少しずつ、深いキスになっていった。
最初は舌先をチョンッって感じで触れさせるだけだったけど、それが徐々に深くなっていって。
知識としてはあったけど、実際に味わうと……ねぇ。
これはやばい。そう思った。
気持ち良過ぎた。
「んふぅ……ん、んぁ」
騎上さんの声が段々と艶っぽくなっていく。
その声だけで、多分オカズには暫く困らないです。はい。
ちゅ、ぴちゃ、んちゅ
時々発する粘液特有の音が、思考をどんどん奪っていく。
完全に騎上さんの股の間に入り込んだ俺の右膝が少し湿っている事に気付くのは、もう少し後の事だった。
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