上 下
5 / 28

第5話

しおりを挟む
 現在のステータス

 エディターZ1

 現在モニター登録中【正規会員はこちら】
 所持ポイント 25Pt

 <コレクション>
 コレクション数 4/20

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
 






 それから暫くは登校時間も早めて無駄に教室に居たし、休み時間も寝る事を止めひたすらスマホを弄る振りをしながら獲物・・を捜して、放課後は一番最後に帰るという徹底ぶりだった。



 そしてついにこの日が来た…。今、正に今、「宝木」さんの盗撮に成功したんだ。そんな昼休み。

 やっとコレクション数が20になったのだ…。

 いやぁ、アプリをインストールしてから、ほぼ1週間か…。思ったより日数が掛かってしまった。が、その分達成感は半端ないな。感無量だ。


 そして、現在のステータスはこうだ。


 エディターZ1

 現在モニター登録中【正規会員はこちら】
 所持ポイント 57Pt

 <コレクション>
 コレクション数 20/20

桜岡さくらおか 愛華まなか― (取得Pt1)
騎上きじょう 幸子さちこ― (取得Pt4)
石渡いしわたり 琴音ことね― (取得Pt1)
水上みなかみ ひびき― (取得Pt10)
冴抜さえぬき あかね― (取得Pt1)
獅子戸ししと マリア― (取得Pt1)
広世ひろせ ゆり― (取得Pt1)
広世ひろせ まり― (取得Pt1)
銀上ぎんじょう 奈穂子なほこ― (取得Pt1)
大花木おおはなき 素子もとこ― (取得Pt1)
海東かいとう 享美あつみ― (取得Pt1)
奈留瀬なるせ ひかり― (取得Pt1)
じょう 菜由なゆ― (取得Pt1)
高麗こま 雅子まさこ― (取得Pt1)
角原かくはら 佐知さち― (取得Pt1)
舘前たてまえ 茂美しげみ― (取得Pt1)
田知花たちはな かなで― (取得Pt1)
井手口いでぐち 佳子けいこ― (取得Pt1)
酒田巻さかたまき 有紀ゆうき― (取得Pt1)
宝木ほうぎ 珠美たまみ― (取得Pt1)


 騎上さんは、奇跡的に?パンチラを2回盗撮出来たから4Pt

 は…あいつ無防備過ぎて、単なるボーナスステージみたいだったな。

 他の女子は初回特典以外のポイントはゲット出来なかった。これ、中々にシビアじゃないか?

 手っ取り早くポイントを貯めるには、正規会員になった方が良いんだろうけど、会費とかありそうだしな。それは怖い。

 
 パンツを見てしまったからなのかもだけど、知らず知らずの内に騎上さんを目で追ってる気がするんだよな。俺。
 
 多分意識してる。もしかしたら好きなのかもとか思っちゃう自分が居るんだ。まぁ、でも下心なのか恋心なのか判断出来ない……下心だろうけど。

 はぁ…。どうしよう。好感度上げてみようかな。

 騎上さんの情報を確認してみようか。




―騎上 幸子―

 好感度:55
 性感度:52

―コレクション―

 着衣:3枚 【閲覧する】
 下着:2枚 【閲覧する】
 裸体:0枚
 性器:0枚


 あれ?好感度が上がってる?いや、まぁ、自然に上がったりもするんだろうけどね。俺何かしたっけ…。

 あぁ…、あれか。撮影しようとした時に目が合ったりしたもんな。もしかして、少し意識してくれてたのかな。それだったら単純に嬉しいな。


 …では…上げるか。


 意を決して、好感度の項目を操作した。50Ptを使って好感度+25。

―騎上 幸子―

 好感度:80
 性感度:52
 

 やってやったぞ…。これ戦国物の武力だったら相当な高さだな。いや、関係ないけど。

 俺の所持ポイントは7Pt。出来れば好感度100いきたかったな…。

 さて、どうなるのかな。



 騎上さんの方を見ると、彼女も俺の方を見ていた。少しの時間だけど、お互い見つめ合ってしまってた。

 心なしか、騎上さんの顔が赤い気がするけど大丈夫かな。


「はーい、午後の授業始めるぞー」

 数学の五十嵐先生が入って来た事により、俺達・・は我にかえった。

 そして数学の授業が終わり、騎上さんが俺の所までやって来た。珍しい…と言うか、初めてじゃないか?

「あ、あの…放課後なんだけど…予定あるかな」

 目線を下に落としながらモジモジとしながら聞いて来た。

「あ、え、いや…特に無いけど…どうしたの?」

「…ちょっとだけ時間貰える…かな」

 これは…これはまさか…告白とかされちゃうんですか??

 ヤバイ、心臓が…音が聞こえてしまいそうな程鼓動が高鳴る…。

「あ、あぁうん。大丈夫…だよ」

 そう答えるのが精一杯で、むしろ良く喋れたなって思う位普段ヘタレなんです。俺。

「よかったっ、じゃぁ…また後で」

 そう言い残すと、そそくさと自分の席に戻り他の女子に「ねぇ、何話してたの?」なんて質問されてる。

 興味をひいてしまった様で、チラチラと俺まで見られている。これ、居心地悪いな…。

「お前…いつの間に騎上さんと話す様になったんだよ。ずるいぞ」

 いや、ズルいって言われてもな…。

「分からないけど、もしかしたら何か怒らせる事しちゃってたのかもね…」

 適当に誤魔化す感じでそう言った。

「あー、確かにそれはあるかもな。最近、何かエロイ目で騎上さんの事見てたもんな。お前」

 内心バレてる!って焦ってるんだけど、ここで狼狽えたら相手の思うつぼだ。

「いや、見てないから。そんな事より臼井…お前が教えてくれた小説だけどさ―」

 無理矢理に話をかえて誤魔化した。きっと臼井も気を使ってくれたんだろう。騎上さんの話はその後出て来なかった」

 
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【R18】ネットリ! ~俺は絶対にハーレムを作る ~3度目の転生者は性技スキルで無双する~ ~

きよらかなこころ
ファンタジー
 2度目の異世界も制圧したっぷりと子作りを楽しんでいたシンゴ。  しかし、またしても神の手違いで異世界に転送されてしまう。  そして、遂に説得スキルが使えなくなってしまう。  絶望に駆られたシンゴだったが、レベルの高さとステータスはそのままだった。  そして、豊富な性技スキルがついてきた。  気を取り直したシンゴは、性技スキルを駆使して、ハーレムを作るために動き出すのであった。

社畜だけど転移先の異世界で【ジョブ設定スキル】を駆使して世界滅亡の危機に立ち向かう ~【最強ハーレム】を築くまで、俺は止まらねぇからよぉ!~

猪木洋平@【コミカライズ連載中】
ファンタジー
 俺は社畜だ。  ふと気が付くと見知らぬ場所に立っていた。  諸々の情報を整理するに、ここはどうやら異世界のようである。  『ジョブ設定』や『ミッション』という概念があるあたり、俺がかつてやり込んだ『ソード&マジック・クロニクル』というVRMMOに酷似したシステムを持つ異世界のようだ。  俺に初期スキルとして与えられた『ジョブ設定』は、相当に便利そうだ。  このスキルを使えば可愛い女の子たちを強化することができる。  俺だけの最強ハーレムパーティを築くことも夢ではない。  え?  ああ、『ミッション』の件?  何か『30年後の世界滅亡を回避せよ』とか書いてあるな。  まだまだ先のことだし、実感が湧かない。  ハーレム作戦のついでに、ほどほどに取り組んでいくよ。  ……むっ!?  あれは……。  馬車がゴブリンの群れに追われている。  さっそく助けてやることにしよう。  美少女が乗っている気配も感じるしな!  俺を止めようとしてもムダだぜ?  最強ハーレムを築くまで、俺は止まらねぇからよぉ!  ※主人公陣営に死者や離反者は出ません。  ※主人公の精神的挫折はありません。

ネトラレクラスメイト

八ツ花千代
ファンタジー
クラス全員が異世界に召喚された。  どうやらこの国は、俺たちを軍事利用するつもりらしい。  戦争なんて嫌だ!  かくして俺たちは、国から逃げ出し森で暮らし始める。  べんりな加護で助けあいながらの共同生活。  そこに、肉体関係を公表するクラスメイトがあらわれた。  触発される高校生たち。  恋愛事情がからみ合い事件がおきる。  それはさておき、俺が得た加護はネトラレ。  ばれたら社会的に死ぬ!  なので俺は、存在感を消しながらネトラレライフを満喫するのだ。  日常系異世界青春群像ラブサスペンス。  過激な性描写や残酷描写あります。

【R-18】おっさんの無人島ハーレム生活

カエルフォース
ファンタジー
18禁です。無人島に流れ着いた中年おっさんと同じく偶然無人島に漂着するお姫様たちとのハーレム生活。媚薬・催眠系。

もし学園のアイドルが俺のメイドになったら

みずがめ
恋愛
もしも、憧れの女子が絶対服従のメイドになったら……。そんなの普通の男子ならやることは決まっているよな? これは不幸な陰キャが、学園一の美少女をメイドという名の性奴隷として扱い、欲望の限りを尽くしまくるお話である。 ※【挿絵あり】にはいただいたイラストを載せています。 「小説家になろう」ノクターンノベルズにも掲載しています。表紙はあっきコタロウさんに描いていただきました。

♡してLv.Up【MR無責任種付おじさん】の加護を授かった僕は実家を追放されて無双する!戻ってこいと言われてももう遅い!

黒須
ファンタジー
 これは真面目な物語です。  この世界の人間は十二歳になると誰もが天より加護を授かる。加護には様々なクラスやレアリティがあり、どの加護が発現するかは〈加護の儀〉という儀式を受けてみなければわからない。  リンダナ侯爵家嫡男の主人公も十二歳になり〈加護の儀〉を受ける。  そこで授かったのは【MR無責任種付おじさん】という加護だった。  加護のせいで実家を追放された主人公は、デーモンの加護を持つ少女と二人で冒険者になり、金を貯めて風俗店に通う日々をおくる。  そんなある日、勇者が魔王討伐に失敗する。  追い込まれた魔王は全世界に向けて最悪の大呪魔法(だいじゅまほう)ED(イーディー)を放った。  そして人類は子孫を残せなくなる。  あの男以外は!  これは【MR無責任種付おじさん】という加護を授かった男が世界を救う物語である。

寝取られVRMMO~ヤリサーにチン負けした彼女たち~

第三世界
SF
何でもできるVRMMOで一緒に遊んでいた幼なじみと妹が、いつの間にかヤリサーにチン負けしていましたノクターンノベルズ、pixiv、Fantiaにも同時投稿をしています。

処理中です...