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第2話

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 エディターZ1
 
 現在モニター登録中【正規会員はこちら】
 所持ポイント 21Pt
 <コレクション><撮影/盗撮><ポイント交換><特殊>と項目が増えていた。

 チュートリアルで説明してくれるみたいだから、一つずつ確認していこう。

 <コレクション>
 「名前」「好感度」「性感度」「未開放」の項目がある。詳細を確認してみる。

 「名前」本名が表示されます。
 「好感度」対象人物の水上様に対しての好感度となります。
 「性感度」対象人物の性的感度となります。好感度を上げる為に有効となります。
 「未開放」モニターではご利用いただけない機能となっております【正規会員登録はこちら】

 どういう仕組みかは分からないけれど、名前が勝手に入力される。好感度に関しても、多分そんなもんだろうと思う。100がMaxならね。性感度は…いや、これは流石に分からないし、知りようも無いよね。

 未開放にとかもあるのか…。

 これ、好感度上げる為にってあるけど…エッチな事をしろって事かな…。どうやって??

 んー、次いこう。

 <撮影/盗撮>

 撮影/盗撮に成功した場合、撮影箇所に応じてPtを獲得します(各対象者は1日に1度のみ)
 【撮影】
 着衣ポイント+0P
 下着ポイント+1P
 裸体ポイント+2P
 性器ポイント+3P
 【盗撮】
 着衣ポイント+0P
 下着ポイント+2P
 裸体ポイント+3P
 性器ポイント+10P
 
 尚、情報登録時に獲得ポイントが0のだった場合(着衣での撮影/盗撮)は、初回のみ1Pt付与されます。


 あぁ、成程ね…。撮影箇所=難易度って感じか。盗撮で性器って…つまりだ、オマンコを盗撮するんだろ?絶対無理でしょうよ。まぁその分Ptは高いけど…。

 ん?つまり、さっき盗撮に成功って書いてあったけど、初回の特典で1Ptをゲットした訳ね。ふむふむ。

 良し、次。

 <ポイント交換>
 所持ポイントを交換します。
 【モニター様】
 好感度+1 必要Pt:2(対象の好感度を上げます)
 性感度+1 必要Pt:3(対象の性感度を上げます)

 【正規会員】
 好感度+1 必要Pt:2(対象の好感度を上げます)
 性感度+1 必要Pt:3(対象の性感度を上げます)
 サイズ調整1cm 必要Pt:3(対象の指定箇所のサイズを変更します)
 効果:胸・腰・臀部等指定が可能。

 透撮とうさつ【効果永続】必要Pt:20(撮影/盗撮時切り替え)
 効果:衣服は下着に。下着時は裸体として撮影できます。性器は不可。

 時間停止1分 必要Pt:10
 時間停止10分 必要Pt:50
 効果:自分以外の時間を物理的に停止します。但し例外あり。

 ???     必要Pt:?(未開放)


 んー、つまりPtを使って好感度や性感度を上げて、より際どい写真を撮影しろって事なのかな…。

 しかし、正規会員の項目はヤバイな。これが本当なら、チート過ぎるんじゃないだろうか。透撮はヤバイ。仮に正規会員になったとしたら、これは真っ先に習得すべきじゃないか…。つまり制服で撮影したら、下着で映るって事でしょ?それだけでオカズには困らないな…。

 って、何考えてるんだ俺は。開発者の思うつぼじゃないか…。

 時間停止って…アニメじゃないんだから…。
 
 <特殊>【正規会員登録はこちら】

 【Ptを換金する事が出来ます】
 ポイント⇒現金   1P⇒1,000円

 【現金をPtに交換する事が出来ます】
 現金⇒ポイント 10,000円⇒1P

 <現金受け取り登録はこちら>
 <Pt購入振り込みはこちら>


 おぉ…。まじですか…。現金に出来るのか…。盗撮1枚で1Ptだから1,000円か…。美味しいよね。
 
 だけどPtが欲しくなった時はかなり現金が必要って感じか…。ちょっと高校生には現実的な金額じゃないよな…。やるなら、Ptは大事に使わないと…。


 はぁ…どうしよう。正規会員になりたいな。これ…。



 そんな事考えている内に、午後の授業が始まる時間になっていた。


 あ…トイレ行きたい…。



☆☆☆☆☆


 授業中はスマホを使えないから、頭の中で妄想するしかないんだけども。

 とりあえずモニターは20人までしか撮影出来ないから、後19人か…。どうやって撮影しようかな。

 1日に1度しかPtが入らないみたいだし、どうせなら盗撮した方が良いんだろうな。

 タイミングを見て、このクラスの女子全員盗撮するか。出来たら下着とか…まぁ無理か。

 好感度の高い女子を捜して、好感度が高くなるとどうなるのかも検証してみたいしな。

 さて…どうするか。

 って考えてる内に、放課後になった。






「お前、今日はいつにも増して影薄かったな」

「うるせーっ、余計なお世話だよ!」

 俺に影が薄いとか言ってきたこいつは、同じクラスのmob仲間「臼井うすい 影二えいじ」だ。

 仲が良いって程ではないけれど、アニメやゲームの話なんかをたまにする位の仲だ。

「あ、そうだ。ちょっと動かないでくれる」

 臼井にそう言って、例のアプリで写真を撮ってみた。

 すると、

―撮影に成功しました―
―対象外の為登録出来ません―
―撮影に戻ります―

 そんなアナウンスを表示させて、さっき撮影した臼井の顔が映った画面に戻った。

 一応、スマホの内部に写真を保存出来るみたいだ。いや、保存しないけど。

 …成程ね。男は対象外な訳ですか…。いや、心の隅っこで「男の性器なら盗撮しやすそう」とか思ったんだけど、どうやら駄目みたいだ。安心したような残念な様な。

「何?写真撮られた?」

 臼井に怪しまれても困るからな。ここは正直に。

「いや、人の影が薄いとか言って、お前も中々薄いじゃん。それにアホ面だし」

 そう言って撮影された画面を見せた。

「いや、何処からどう見てもイケメ「それは無い」……えぇ……」

 臼井が何か言おうとしてたみたいだけど、全力で否定させて頂いた。


 その後、何となくアニメの話とかして臼井は帰って行った。



 俺は…。教室に残ってる女子の人数を確認した…。


 3人か…。


 それぞれ部活や委員会だったりして、早々と教室を出て行ってしまったからな。

 因みに俺は部活やって無いからな…。これを機に入部するか?そうすれば、女子を撮影するチャンスも増えるだろうし…。

 あ、写真部とかどうだ。これなら撮影していても怪しまれないハズだ。



 いや…この学校の写真部はガチ勢しかいないから、一人だけスマホで撮影なんて出来っこないな…。

 俺は腕を枕にして、机に頭を乗せた。何となくスマホを弄りながら、女子の方に目線だけおくる。


 あ、これはシャッターチャンスじゃないか?


 女子の一人が立ち上がって、帰るところだった。
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