20 / 27
第11話 メフィストフェレスの一族 ①
しおりを挟む
有珠斗はダイニングテーブルにつき、モーニングエスプレッソを飲んでいた。
まだ幼い四男がトーストよりテーブルにたっぷりとジャムを塗り、小学生の三男がそれをからかい、母が「あらあら」と言いながら笑ってテーブルを拭く。
思春期の次男は黙々とプレーンオムレツを食べ、父は窓辺に立ち、朝から電話で部下に何か指示を与えている。
そんな家族を眺めわたし、有珠斗は息をついて微笑んだ。
(ひどい夢だったな。バカげた夢だった)
「夢?なんの話だ?」
声に出していないのに反応され、有珠斗はえっ、と顔を上げる。
テーブルをはさんだ対面に、窓辺で電話していたはずの父が座り、有珠斗を見つめていた。
有珠斗は笑って答えた。
「妙な夢を見たんです。悪夢でした。でも僕は夢の中で、ちゃんと夢だと分かっていましたよ。だから悪夢だけどそれほど怖くはありませんでした。ほらやっぱり夢だった」
「夢だと思わないと辛いか?」
父の優しい声音に、ぐっと涙がこみ上げる。
激しい感情の波が、急に内側でうねり始める。
「ええ、辛いです。辛いに決まってるじゃないですか!夢だと思わないと、僕はきっと狂ってしまう!こんな現実があっていいわけがない!どうして僕一人だけ生きてるんですか?みんな神子に殺されて、僕一人だけ生きて、異世界にまで逃げて、それでどうしろって言うんですか?僕も一緒に死にたかった、父さんたちと一緒に逝きたかった!」
父は厳しい顔つきで首を振る。
「それは駄目だ。お前は最後の魔女、ワルプルギスの心臓の継承者なのだから。お前はまだ死ねない。一族の使命を果たすまで」
「使命?でも僕は、悲しい。一人だけ残されて、とても悲しい」
有珠斗はぽろぽろと涙を流す。
それを見た母が、「あらあら」と言いながら、手にした布巾で有珠斗の顔を拭き始めた。
「ええっ!?ちょ、ちょっと待って母さん、それ今、ジャム拭いたやつ……!臭い、なんか臭いですその布巾!びちょびちょしてぬるぬるして気持ち悪い!布巾やめて下さい母さん!」
◇ ◇ ◇
臭い息を吹きつけられ、顔中をベロベロ舐められる、という割と最悪の感覚で有珠斗は目覚めた。
目の前には、「一つの胴体に三つの顔」を持つ黒い狼がいた。
有珠斗の上に覆い被さり、三つの顔全てが口を開け舌を出し、
「へっへっへっへっヘ」
と犬っぽい息をついている。
「はっ!?」
(化け物!また化け物まだ化け物まだまだ化け物!化け物まだいたぁっ!)
有珠斗がパニックしていると、
「だぁ!」
三つの顔の上から人間の赤子の顔がのぞいた。
赤子はまるで四つ目の顔みたいに収まって、ニコニコと有珠斗を見下ろしている。
「!?」
パニックが倍増したところで、オライの声が聞こえた。
「もういいよケルベロスもビュレトも、お座り!」
三プラス一の顔持つ黒い化け物は、有珠斗の上から飛び退いた。
「ケルベロス!?ギリシャ神話に出て来る地獄の番犬!?」
有珠斗は跳ねるように上体を起こした。
有珠斗はベッドの上にいて、ベッド脇では三つ頭のケルベロスの背中にビュレトが乗ってキャッキャと笑っている。
有珠斗は感慨とともにつぶやく。
「本物……ケルベロス……ユニコーンはいないのに……」
有珠斗は額を押さえた。目覚める直前まで何か夢を見ていた、どんな夢だったか……。
ここはどこだろう、と上下左右を見回した。キャンピングカーのような四角い部屋の中だった。
(あ、馬車か!動いてないけど)
テント脇に置かれていた、木造電車の車両のような長方形の馬車。あの中にいるのだろう。
ベッドの周囲にはペモティスファミリーの面々――座長と四兄弟――が集まり、観察するような目で有珠斗を見ていた。
ラミアが形のいい顎を押さえて「ふうん」とつぶやき、ヴィネがたくましい腕を組んで「へえ」とつぶやく。
「ケルベロスが懐いたね」
「食い殺さなかったなぁ」
オライが得意げに胸をそらす。
「ほらね!この賭け、俺の勝ちだよ!これで完全に信じてくれるよね!」
「賭け?なんの賭けをしていたんです?」
有珠斗の質問に、バフォメットが答えた。
「『神子だったらやっちゃいなさい』と魔女・魔男にしか懐かない猛魔獣ケルベロスをあなたにけしかけて、殺すか殺さないかお試ししたんですよ、フワ・ウストさん」
さらにオライがケルベロス情報を追加する。
「ケルベロスは神子が大っ嫌いなんだよ!」
(……)
有珠斗は三秒間、その意味を咀嚼してから、ツッコミを入れた。
「はああー!?何が『お試し』ですか、サラッと人の命を危険に晒して!だってあの、神子の体液!あれでさっきのどろどろモンスターに誤解されたっていう話!僕がまた神子と勘違いされて殺される可能性だってありましたよね!?」
そこでビュレトが不愉快そうに「むー!」と言った。
オライが通訳する。
「ケルベロスは断罪の獣みたいな馬鹿じゃない、だってさ!」
「いやそもそも猛獣なんて虫の居所が悪ければ相手が誰だろうとやっちゃうもんじゃないですか!?あなたたちは人の命をなんだと思って!」
「まあまあ、勝ったんだからいいじゃん!神子体液まみれのハンデ付きで勝ったんだから完璧だよ!ほらサマエル兄ちゃんもなんか言ってよ」
ずっと無言のサマエルにオライが振る。
有珠斗はドキドキしながら、何を言われるのかとおののく。
(さらなる恐ろしい「お試し」を課されそう……!)
サマエルは規格外に整った美形の眉間に皺を寄せながら、しかし、意外なことを言った。
「拘束の術の『痛み』は……極限レベルの激痛だ。あの術を破られたのは初めてだ。……しかも、出会ったばかりの他人を助けるために」
予想していなかったことを言われて、有珠斗は目を瞬いた。そして答える。
「他人、ってオライのことですか?いやオライは他人じゃないです。僕の友達です!……ってそうだ、オライ、怪我は大丈夫ですか!?思い切り血が吹き出してた気が!」
オライは笑顔で綺麗な首筋を見せた。
「うん大丈夫!ほら見て、傷跡もないよ!ラミア兄ちゃんに治してもらった。治癒魔法はラミア兄ちゃんが得意なんだ。有珠斗のおかげで命拾いしたよ、ありがとう!」
「よかった!治癒魔法、すごいですねあんなに血が出てたのに」
「お前こそ大丈夫なのか?痛みは」
サマエルに尋ねられ、有珠斗はベッドから立ち上がり、体のあちこちを曲げたり伸ばしたりしてみた。
「うん、大丈夫です!」
「そうか」
サマエルはほっと息をつく。
美形の眉間から険しさが消え、安堵したような眼差しに変わる。初めて見た時は冷たく思えた金色の瞳の、意外な優しさ。
(サマエルさん、僕のこと心配してた……?)
――トクン
有珠斗は胸のあたりに不可解な感触を得て焦った。
(『トクン』!?なんで僕は今トクンした?なんだこの胸のざわつきは?)
自分の中のよく分からない感情に戸惑いながら、とにかく何かしゃべろうと口を開く。
「あ、ご、ご心配ありがとうございます。サマエルさん、実はいい人……」
「は!?実はとはなんだ!?」
有珠斗がつぶやくと、くわっと目をむいて睨みつけられた。
「すすすみません!」
眼力!眼力が怖い!
ラミアがクスクス笑った。
「ごめんねウスト君、サマエルはちょっと照れ屋なんだ。でも君はだいぶ彼に気に入られたみたいだよ」
ヴィネも感心したように言う。
「この偏屈野郎に気に入られるってすげえことだぞ?大したもんだぜその根性!ただの変人優男じゃねえな、あんた」
「気に入ら……っ」
――トクン
またうっかりトクンしてしまう。有珠斗は顔が熱くなるのを感じながら、心の乱れをごまかすように慌てて否定する。
「い、いや、どこがですか、見ませんでした今の眼力!?」
サマエルは舌打ち一つで弟たちを無視し、有珠斗に告げる。
「オライからお前が『異世界』からやってきた経緯は聞いた。文献を調べたが、ファウストの一族にのみ継承されている『異界開門』という秘術は確かに存在するようだ。俺はお前の話を全面的に信じよう。信じた上で明かす、ここにいる俺たちがメフィストフェレスの末裔だ」
まだ幼い四男がトーストよりテーブルにたっぷりとジャムを塗り、小学生の三男がそれをからかい、母が「あらあら」と言いながら笑ってテーブルを拭く。
思春期の次男は黙々とプレーンオムレツを食べ、父は窓辺に立ち、朝から電話で部下に何か指示を与えている。
そんな家族を眺めわたし、有珠斗は息をついて微笑んだ。
(ひどい夢だったな。バカげた夢だった)
「夢?なんの話だ?」
声に出していないのに反応され、有珠斗はえっ、と顔を上げる。
テーブルをはさんだ対面に、窓辺で電話していたはずの父が座り、有珠斗を見つめていた。
有珠斗は笑って答えた。
「妙な夢を見たんです。悪夢でした。でも僕は夢の中で、ちゃんと夢だと分かっていましたよ。だから悪夢だけどそれほど怖くはありませんでした。ほらやっぱり夢だった」
「夢だと思わないと辛いか?」
父の優しい声音に、ぐっと涙がこみ上げる。
激しい感情の波が、急に内側でうねり始める。
「ええ、辛いです。辛いに決まってるじゃないですか!夢だと思わないと、僕はきっと狂ってしまう!こんな現実があっていいわけがない!どうして僕一人だけ生きてるんですか?みんな神子に殺されて、僕一人だけ生きて、異世界にまで逃げて、それでどうしろって言うんですか?僕も一緒に死にたかった、父さんたちと一緒に逝きたかった!」
父は厳しい顔つきで首を振る。
「それは駄目だ。お前は最後の魔女、ワルプルギスの心臓の継承者なのだから。お前はまだ死ねない。一族の使命を果たすまで」
「使命?でも僕は、悲しい。一人だけ残されて、とても悲しい」
有珠斗はぽろぽろと涙を流す。
それを見た母が、「あらあら」と言いながら、手にした布巾で有珠斗の顔を拭き始めた。
「ええっ!?ちょ、ちょっと待って母さん、それ今、ジャム拭いたやつ……!臭い、なんか臭いですその布巾!びちょびちょしてぬるぬるして気持ち悪い!布巾やめて下さい母さん!」
◇ ◇ ◇
臭い息を吹きつけられ、顔中をベロベロ舐められる、という割と最悪の感覚で有珠斗は目覚めた。
目の前には、「一つの胴体に三つの顔」を持つ黒い狼がいた。
有珠斗の上に覆い被さり、三つの顔全てが口を開け舌を出し、
「へっへっへっへっヘ」
と犬っぽい息をついている。
「はっ!?」
(化け物!また化け物まだ化け物まだまだ化け物!化け物まだいたぁっ!)
有珠斗がパニックしていると、
「だぁ!」
三つの顔の上から人間の赤子の顔がのぞいた。
赤子はまるで四つ目の顔みたいに収まって、ニコニコと有珠斗を見下ろしている。
「!?」
パニックが倍増したところで、オライの声が聞こえた。
「もういいよケルベロスもビュレトも、お座り!」
三プラス一の顔持つ黒い化け物は、有珠斗の上から飛び退いた。
「ケルベロス!?ギリシャ神話に出て来る地獄の番犬!?」
有珠斗は跳ねるように上体を起こした。
有珠斗はベッドの上にいて、ベッド脇では三つ頭のケルベロスの背中にビュレトが乗ってキャッキャと笑っている。
有珠斗は感慨とともにつぶやく。
「本物……ケルベロス……ユニコーンはいないのに……」
有珠斗は額を押さえた。目覚める直前まで何か夢を見ていた、どんな夢だったか……。
ここはどこだろう、と上下左右を見回した。キャンピングカーのような四角い部屋の中だった。
(あ、馬車か!動いてないけど)
テント脇に置かれていた、木造電車の車両のような長方形の馬車。あの中にいるのだろう。
ベッドの周囲にはペモティスファミリーの面々――座長と四兄弟――が集まり、観察するような目で有珠斗を見ていた。
ラミアが形のいい顎を押さえて「ふうん」とつぶやき、ヴィネがたくましい腕を組んで「へえ」とつぶやく。
「ケルベロスが懐いたね」
「食い殺さなかったなぁ」
オライが得意げに胸をそらす。
「ほらね!この賭け、俺の勝ちだよ!これで完全に信じてくれるよね!」
「賭け?なんの賭けをしていたんです?」
有珠斗の質問に、バフォメットが答えた。
「『神子だったらやっちゃいなさい』と魔女・魔男にしか懐かない猛魔獣ケルベロスをあなたにけしかけて、殺すか殺さないかお試ししたんですよ、フワ・ウストさん」
さらにオライがケルベロス情報を追加する。
「ケルベロスは神子が大っ嫌いなんだよ!」
(……)
有珠斗は三秒間、その意味を咀嚼してから、ツッコミを入れた。
「はああー!?何が『お試し』ですか、サラッと人の命を危険に晒して!だってあの、神子の体液!あれでさっきのどろどろモンスターに誤解されたっていう話!僕がまた神子と勘違いされて殺される可能性だってありましたよね!?」
そこでビュレトが不愉快そうに「むー!」と言った。
オライが通訳する。
「ケルベロスは断罪の獣みたいな馬鹿じゃない、だってさ!」
「いやそもそも猛獣なんて虫の居所が悪ければ相手が誰だろうとやっちゃうもんじゃないですか!?あなたたちは人の命をなんだと思って!」
「まあまあ、勝ったんだからいいじゃん!神子体液まみれのハンデ付きで勝ったんだから完璧だよ!ほらサマエル兄ちゃんもなんか言ってよ」
ずっと無言のサマエルにオライが振る。
有珠斗はドキドキしながら、何を言われるのかとおののく。
(さらなる恐ろしい「お試し」を課されそう……!)
サマエルは規格外に整った美形の眉間に皺を寄せながら、しかし、意外なことを言った。
「拘束の術の『痛み』は……極限レベルの激痛だ。あの術を破られたのは初めてだ。……しかも、出会ったばかりの他人を助けるために」
予想していなかったことを言われて、有珠斗は目を瞬いた。そして答える。
「他人、ってオライのことですか?いやオライは他人じゃないです。僕の友達です!……ってそうだ、オライ、怪我は大丈夫ですか!?思い切り血が吹き出してた気が!」
オライは笑顔で綺麗な首筋を見せた。
「うん大丈夫!ほら見て、傷跡もないよ!ラミア兄ちゃんに治してもらった。治癒魔法はラミア兄ちゃんが得意なんだ。有珠斗のおかげで命拾いしたよ、ありがとう!」
「よかった!治癒魔法、すごいですねあんなに血が出てたのに」
「お前こそ大丈夫なのか?痛みは」
サマエルに尋ねられ、有珠斗はベッドから立ち上がり、体のあちこちを曲げたり伸ばしたりしてみた。
「うん、大丈夫です!」
「そうか」
サマエルはほっと息をつく。
美形の眉間から険しさが消え、安堵したような眼差しに変わる。初めて見た時は冷たく思えた金色の瞳の、意外な優しさ。
(サマエルさん、僕のこと心配してた……?)
――トクン
有珠斗は胸のあたりに不可解な感触を得て焦った。
(『トクン』!?なんで僕は今トクンした?なんだこの胸のざわつきは?)
自分の中のよく分からない感情に戸惑いながら、とにかく何かしゃべろうと口を開く。
「あ、ご、ご心配ありがとうございます。サマエルさん、実はいい人……」
「は!?実はとはなんだ!?」
有珠斗がつぶやくと、くわっと目をむいて睨みつけられた。
「すすすみません!」
眼力!眼力が怖い!
ラミアがクスクス笑った。
「ごめんねウスト君、サマエルはちょっと照れ屋なんだ。でも君はだいぶ彼に気に入られたみたいだよ」
ヴィネも感心したように言う。
「この偏屈野郎に気に入られるってすげえことだぞ?大したもんだぜその根性!ただの変人優男じゃねえな、あんた」
「気に入ら……っ」
――トクン
またうっかりトクンしてしまう。有珠斗は顔が熱くなるのを感じながら、心の乱れをごまかすように慌てて否定する。
「い、いや、どこがですか、見ませんでした今の眼力!?」
サマエルは舌打ち一つで弟たちを無視し、有珠斗に告げる。
「オライからお前が『異世界』からやってきた経緯は聞いた。文献を調べたが、ファウストの一族にのみ継承されている『異界開門』という秘術は確かに存在するようだ。俺はお前の話を全面的に信じよう。信じた上で明かす、ここにいる俺たちがメフィストフェレスの末裔だ」
0
お気に入りに追加
42
あなたにおすすめの小説
魔界最強に転生した社畜は、イケメン王子に奪い合われることになりました
タタミ
BL
ブラック企業に務める社畜・佐藤流嘉。
クリスマスも残業確定の非リア人生は、トラックの激突により突然終了する。
死後目覚めると、目の前で見目麗しい天使が微笑んでいた。
「ここは天国ではなく魔界です」
天使に会えたと喜んだのもつかの間、そこは天国などではなく魔法が当たり前にある世界・魔界だと知らされる。そして流嘉は、魔界に君臨する最強の支配者『至上様』に転生していたのだった。
「至上様、私に接吻を」
「あっ。ああ、接吻か……って、接吻!?なんだそれ、まさかキスですか!?」
何が起こっているのかわからないうちに、流嘉の前に現れたのは美しい4人の王子。この4王子にキスをして、結婚相手を選ばなければならないと言われて──!?
無自覚美少年のチート劇~ぼくってそんなにスゴいんですか??~
白ねこ
BL
ぼくはクラスメイトにも、先生にも、親にも嫌われていて、暴言や暴力は当たり前、ご飯もろくに与えられない日々を過ごしていた。
そんなぼくは気づいたら神さま(仮)の部屋にいて、呆気なく死んでしまったことを告げられる。そして、どういうわけかその神さま(仮)から異世界転生をしないかと提案をされて―――!?
前世は嫌われもの。今世は愛されもの。
自己評価が低すぎる無自覚チート美少年、爆誕!!!
****************
というようなものを書こうと思っています。
初めて書くので誤字脱字はもちろんのこと、文章構成ミスや設定崩壊など、至らぬ点がありすぎると思いますがその都度指摘していただけると幸いです。
暇なときにちょっと書く程度の不定期更新となりますので、更新速度は物凄く遅いと思います。予めご了承ください。
なんの予告もなしに突然連載休止になってしまうかもしれません。
この物語はBL作品となっておりますので、そういうことが苦手な方は本作はおすすめいたしません。
R15は保険です。
弟いわく、ここは乙女ゲームの世界らしいです
慎
BL
――‥ 昔、あるとき弟が言った。此処はある乙女ゲームの世界の中だ、と。我が侯爵家 ハワードは今の代で終わりを迎え、父・母の散財により没落貴族に堕ちる、と… 。そして、これまでの悪事が晒され、父・母と共に令息である僕自身も母の息の掛かった婚約者の悪役令嬢と共に公開処刑にて断罪される… と。あの日、珍しく滑舌に喋り出した弟は予言めいた言葉を口にした――‥ 。
【蒼き月の輪舞】 モブにいきなりモテ期がきました。そもそもコレ、BLゲームじゃなかったよな?!
黒木 鳴
BL
「これが人生に三回訪れるモテ期とかいうものなのか……?そもそもコレ、BLゲームじゃなかったよな?!そして俺はモブっ!!」アクションゲームの世界に転生した主人公ラファエル。ゲームのキャラでもない彼は清く正しいモブ人生を謳歌していた。なのにうっかりゲームキャラのイケメン様方とお近づきになってしまい……。実は有能な無自覚系お色気包容主人公が年下イケメンに懐かれ、最強隊長には迫られ、しかも王子や戦闘部隊の面々にスカウトされます。受け、攻め、人材としても色んな意味で突然のモテ期を迎えたラファエル。生態系トップのイケメン様たちに狙われたモブの運命は……?!固定CPは主人公×年下侯爵子息。くっついてからは甘めの溺愛。
大好きなBLゲームの世界に転生したので、最推しの隣に居座り続けます。 〜名も無き君への献身〜
7ズ
BL
異世界BLゲーム『救済のマリアージュ』。通称:Qマリには、普通のBLゲームには無い闇堕ちルートと言うものが存在していた。
攻略対象の為に手を汚す事さえ厭わない主人公闇堕ちルートは、闇の腐女子の心を掴み、大ヒットした。
そして、そのゲームにハートを打ち抜かれた光の腐女子の中にも闇堕ちルートに最推しを持つ者が居た。
しかし、大規模なファンコミュニティであっても彼女の推しについて好意的に話す者は居ない。
彼女の推しは、攻略対象の養父。ろくでなしで飲んだくれ。表ルートでは事故で命を落とし、闇堕ちルートで主人公によって殺されてしまう。
どのルートでも死の運命が確約されている名も無きキャラクターへ異常な執着と愛情をたった一人で注いでいる孤独な彼女。
ある日、眠りから目覚めたら、彼女はQマリの世界へ幼い少年の姿で転生してしまった。
異常な執着と愛情を現実へと持ち出した彼女は、最推しである養父の設定に秘められた真実を知る事となった。
果たして彼女は、死の運命から彼を救い出す事が出来るのか──?
ーーーーーーーーーーーー
狂気的なまでに一途な男(in腐女子)×名無しの訳あり飲兵衛
皆と仲良くしたい美青年の話
ねこりんご
BL
歩けば十人中十人が振り向く、集団生活をすれば彼を巡って必ず諍いが起きる、騒動の中心にはいつも彼がいる、そんな美貌を持って生まれた紫川鈴(しかわすず)。
しかし彼はある事情から極道の家で育てられている。そのような環境で身についた可憐な見た目とは相反した度胸は、地方トップと評される恐ろしい不良校でも発揮されるのだった。
高校になって再会した幼なじみ、中学の時の元いじめっ子、過保護すぎるお爺様、人外とまで呼ばれる恐怖の裏番…、個性的な人達に囲まれ、トラブルしか起きようが無い不良校で過ごす美青年の、ある恋物語。
中央柳高校一年生 紫川鈴、頑張ります!
━━━━━━━━━━━━━━━
いじめ、暴力表現あり。
R-18も予定しています。
決まり次第、別の話にまとめて投稿したいと思います。
この話自体はR-15で最後まで進んでいきます。
━━━━━━━━━━━━━━━
登場人物たちの別視点の話がいくつかあります。
黒の帳の話のタイトルをつけているので、読む際の参考にしていただければと思います。
黒の帳とあまり交わらない話は、個別のタイトルをつけています。
━━━━━━━━━━━━━━━
〜注意〜
失恋する人物が何人か居ます。
複数カプ、複数相手のカプが登場します。
主人公がかなり酷い目に遭います。
エンドが決まっていないので、タグがあやふやです。
恋愛感情以上のクソデカ感情表現があります。
総受けとの表記がありますが、一部振られます。
━━━━━━━━━━━━━━━
追記
登場人物紹介載せました。
ネタバレにならない程度に書いてみましたが、どうでしょうか。
この小説自体初投稿な上、初めて書いたので死ぬほど読みづらいと思います。
もっとここの紹介書いて!みたいなご意見をくださると、改善に繋がるのでありがたいです。
イラスト載せました。
デジタルに手が出せず、モノクロですが、楽しんで頂けたらと思います。
苦手な人は絶対見ないでください、自衛大事です!
別視点の人物の話を黒の帳に集合させました。
これで読みやすくなれば…と思います。
エロゲ世界のモブに転生したオレの一生のお願い!
たまむし
BL
大学受験に失敗して引きこもりニートになっていた湯島秋央は、二階の自室から転落して死んだ……はずが、直前までプレイしていたR18ゲームの世界に転移してしまった!
せっかくの異世界なのに、アキオは主人公のイケメン騎士でもヒロインでもなく、ゲーム序盤で退場するモブになっていて、いきなり投獄されてしまう。
失意の中、アキオは自分の身体から大事なもの(ち●ちん)がなくなっていることに気付く。
「オレは大事なものを取り戻して、エロゲの世界で女の子とエッチなことをする!」
アキオは固い決意を胸に、獄中で知り合った男と協力して牢を抜け出し、冒険の旅に出る。
でも、なぜかお色気イベントは全部男相手に発生するし、モブのはずが世界の命運を変えるアイテムを手にしてしまう。
ちん●んと世界、男と女、どっちを選ぶ? どうする、アキオ!?
完結済み番外編、連載中続編があります。「ファタリタ物語」でタグ検索していただければ出てきますので、そちらもどうぞ!
※同一内容をムーンライトノベルズにも投稿しています※
pixivリクエストボックスでイメージイラストを依頼して描いていただきました。
https://www.pixiv.net/artworks/105819552
名前のない脇役で異世界召喚~頼む、脇役の僕を巻き込まないでくれ~
沖田さくら
BL
仕事帰り、ラノベでよく見る異世界召喚に遭遇。
巻き込まれない様、召喚される予定?らしき青年とそんな青年の救出を試みる高校生を傍観していた八乙女昌斗だが。
予想だにしない事態が起きてしまう
巻き込まれ召喚に巻き込まれ、ラノベでも登場しないポジションで異世界転移。
”召喚された美青年リーマン”
”人助けをしようとして召喚に巻き込まれた高校生”
じゃあ、何もせず巻き込まれた僕は”なに”?
名前のない脇役にも居場所はあるのか。
捻くれ主人公が異世界転移をきっかけに様々な”経験”と”感情”を知っていく物語。
「頼むから脇役の僕を巻き込まないでくれ!」
ーーーーーー・ーーーーーー
小説家になろう!でも更新中!
早めにお話を読みたい方は、是非其方に見に来て下さい!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる