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第11話 追憶 3
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名前を名乗らない赤毛の5歳の少女は、ガスロなどの邪魔者が入らない孤児院裏の隅によくやって来るようになった。
彼女が何か話しかけてきたら答え、何も言ってこないときはひたすら己のスキルを磨くことに集中した。
ここが魔王軍と人類軍が戦っている世界だと知っていたからだ。少しでも、才能があるのなら、伸ばしておくことに越したことはない。何より、前世のように後悔だらけの人生は歩みたくなかった。だから必死だったんだ。
〈複写〉は、難しい文字ほど成功率が落ち、時間がかかる。例えば、同じ文字数であってもひらがなと漢字なら漢字のほうが時間がかかる。特に漢字だけで構成された漢詩が最も難易度が高かった。
〈複写〉の効果的な訓練法は、難しいものを〈複写〉することだ。同じものを連続して繰り返すと早くなるが、どうも経験値が入りづらいようだった。そのため杜甫の詩を〈複写〉したあとは、李白の詩を書いた。
「それって、てっきり適当に書いてるのかと思ったけど、違うんだね」
少女は、李白の『静夜思』の3行目にある「山」の字をなぞっている。おそらく好きな漢字とその前後左右の文字などを覚えているのだろう。
「そうだよ」
実はそのことに気づいたのは彼女が初めてだった。過去にこの〈複写〉の様子を見た人は他にも結構いるが、誰も漢字を知らないらしく、単なる子供の落書きとしか思われなかったのだ。
僕は〈解読〉を李白の『静夜思』にかける。
頭の中に李白の描いた静かに故郷をしのぶ情景が浮かび上がるかのようだった。
〈解読〉は、初めて見る文字に対して使用すると、経験値が多く入るようだった。
そのため、ひらがな、カタカナ、漢字、アルファベット、数字、記号など片っ端から挑戦した。この3年で知りうるすべての日本語や英単語などを書いた。
最終的に、自分の知る中で1番読むのが面倒くさい漢詩に〈解読〉をかける形に落ちついた。やや抵抗感があるため、おそらく経験値がわずかながら入ってくるらしいからだ。
そのうち漢詩でも一瞬で〈解読〉できるようになり、効果がなくなる日も来るだろう。
新しい読めない言葉を探さないといけなかった。
「ねぇ、どうしてあたしのこと、何も聞かないの?」
紅玉を砕いて溶かし込んだかのような見事な赤い髪のポニーテールを肩口から前に垂らし、なでながら聞いてきた。
「……聞いてほしかったの?」
「ううん。そんなことないけど……」
彼女は何か不満そうな、不思議そうな顔をしていた。
「みんな、すぐいろいろなことを聞くじゃない?」
「まぁ、子供達って基本そうだよね」
特に小さい頃は、「あれ何? これ何?」「どうしてなの? なんでなの?」とうるさいほど聞いてくる。前世で子供はいなかったが、子供がどういうものかくらいは知っている。
「ナマイキっ!」
指先で鼻を弾かれた。
「痛っ」
軽い動きだったので気にせず受けたら、大ダメージを負った。半分冗談、半分マジだ。
「だっ、大丈夫!?」
慌てて少女が駆け寄り、僕の鼻を押さえた。どろっとした感触と、みるみる赤く染まるハンカチ。
うーむ。思ったより脆弱だな、この体。
ますます暗い未来にゲンナリする。
体を鍛えてもいいが、あまり期待できなさそうだ。
「ねぇ! しっかりっ!」
しゃべらなくなった僕を見て、焦ったように少女が揺すってくる。
「大丈夫だよ!」
鼻血が飛び散るのでやめて欲しい。
「ごめんねごめんね」と何度も謝る彼女に、僕はむしろ驚いた。
「どうしてそんなに……」
「あたし……勇者なの。……だから普通の人より力が強くて……どんどんまだ強くなっているのに、実感が追いつかなくて……」
紅玉のような髪。
紫水晶のような瞳。
天与最高ランクS+と、絶世の美貌という2つの天与を与えられたと噂される存在。絶世の美貌はべつに天与ではないし、言い過ぎだろうとこのときの僕は思っていた。
「勇者ルヴィア・ティエンジャー……」
呆然とつぶやく僕に、まだ5歳のルヴィアは泣きそうな顔で叫んだ。
「勇者なんて呼ばないで!」
「ご、ごめん……」
「う、ひっぐ……」
うわぁー。
いきなり泣き出してしまった。
どうして泣き出したのか、わかるようなわからないような。なんとも居たたまれない空気だ。
僕はいつの間にか自分で握って鼻を押さえていた赤くなったハンカチを見た。
白い生地に、縁にはピンクのレース。端っこに小さいとはいえ花の刺繍まであった。
(ハンカチ、か……)
この孤児院にこのような物を持っている者は他にいないんじゃないだろうか。
ルヴィアはそれだけ特別扱いを受けているのだ。
もしかしたら自分のことを知らない子と友達になりたかったのかもしれない。
自分のスキルを磨くことに没頭する世間知らずの僕に、だから彼女は近づいたのかもしれなかった。
「ごめん。ルヴィア。……これから勇者なんてつけないよ」
「ほんと?」
目の端を赤くしながら顔を上げたルヴィアに、僕は大きく頷く。
「うん。ほんと。……ルヴィアが旅立つその日まで、僕はルヴィアのことをただルヴィアとだけ呼ぶよ」
「……あなたの名前は?」
「アルフィ・ホープス。……知ってるかと思ってたけど」
「きちんとあなたの口から聞きたくなったの。あなたのこと、アルって呼んでいい?」
「うん。もちろん」
それから僕とルヴィアは仲良くなった。
彼女と仲良くなった頃、僕が孤児院を3歳にして追い出されるという話が、なぜか立ち消えになった。
彼女が何か話しかけてきたら答え、何も言ってこないときはひたすら己のスキルを磨くことに集中した。
ここが魔王軍と人類軍が戦っている世界だと知っていたからだ。少しでも、才能があるのなら、伸ばしておくことに越したことはない。何より、前世のように後悔だらけの人生は歩みたくなかった。だから必死だったんだ。
〈複写〉は、難しい文字ほど成功率が落ち、時間がかかる。例えば、同じ文字数であってもひらがなと漢字なら漢字のほうが時間がかかる。特に漢字だけで構成された漢詩が最も難易度が高かった。
〈複写〉の効果的な訓練法は、難しいものを〈複写〉することだ。同じものを連続して繰り返すと早くなるが、どうも経験値が入りづらいようだった。そのため杜甫の詩を〈複写〉したあとは、李白の詩を書いた。
「それって、てっきり適当に書いてるのかと思ったけど、違うんだね」
少女は、李白の『静夜思』の3行目にある「山」の字をなぞっている。おそらく好きな漢字とその前後左右の文字などを覚えているのだろう。
「そうだよ」
実はそのことに気づいたのは彼女が初めてだった。過去にこの〈複写〉の様子を見た人は他にも結構いるが、誰も漢字を知らないらしく、単なる子供の落書きとしか思われなかったのだ。
僕は〈解読〉を李白の『静夜思』にかける。
頭の中に李白の描いた静かに故郷をしのぶ情景が浮かび上がるかのようだった。
〈解読〉は、初めて見る文字に対して使用すると、経験値が多く入るようだった。
そのため、ひらがな、カタカナ、漢字、アルファベット、数字、記号など片っ端から挑戦した。この3年で知りうるすべての日本語や英単語などを書いた。
最終的に、自分の知る中で1番読むのが面倒くさい漢詩に〈解読〉をかける形に落ちついた。やや抵抗感があるため、おそらく経験値がわずかながら入ってくるらしいからだ。
そのうち漢詩でも一瞬で〈解読〉できるようになり、効果がなくなる日も来るだろう。
新しい読めない言葉を探さないといけなかった。
「ねぇ、どうしてあたしのこと、何も聞かないの?」
紅玉を砕いて溶かし込んだかのような見事な赤い髪のポニーテールを肩口から前に垂らし、なでながら聞いてきた。
「……聞いてほしかったの?」
「ううん。そんなことないけど……」
彼女は何か不満そうな、不思議そうな顔をしていた。
「みんな、すぐいろいろなことを聞くじゃない?」
「まぁ、子供達って基本そうだよね」
特に小さい頃は、「あれ何? これ何?」「どうしてなの? なんでなの?」とうるさいほど聞いてくる。前世で子供はいなかったが、子供がどういうものかくらいは知っている。
「ナマイキっ!」
指先で鼻を弾かれた。
「痛っ」
軽い動きだったので気にせず受けたら、大ダメージを負った。半分冗談、半分マジだ。
「だっ、大丈夫!?」
慌てて少女が駆け寄り、僕の鼻を押さえた。どろっとした感触と、みるみる赤く染まるハンカチ。
うーむ。思ったより脆弱だな、この体。
ますます暗い未来にゲンナリする。
体を鍛えてもいいが、あまり期待できなさそうだ。
「ねぇ! しっかりっ!」
しゃべらなくなった僕を見て、焦ったように少女が揺すってくる。
「大丈夫だよ!」
鼻血が飛び散るのでやめて欲しい。
「ごめんねごめんね」と何度も謝る彼女に、僕はむしろ驚いた。
「どうしてそんなに……」
「あたし……勇者なの。……だから普通の人より力が強くて……どんどんまだ強くなっているのに、実感が追いつかなくて……」
紅玉のような髪。
紫水晶のような瞳。
天与最高ランクS+と、絶世の美貌という2つの天与を与えられたと噂される存在。絶世の美貌はべつに天与ではないし、言い過ぎだろうとこのときの僕は思っていた。
「勇者ルヴィア・ティエンジャー……」
呆然とつぶやく僕に、まだ5歳のルヴィアは泣きそうな顔で叫んだ。
「勇者なんて呼ばないで!」
「ご、ごめん……」
「う、ひっぐ……」
うわぁー。
いきなり泣き出してしまった。
どうして泣き出したのか、わかるようなわからないような。なんとも居たたまれない空気だ。
僕はいつの間にか自分で握って鼻を押さえていた赤くなったハンカチを見た。
白い生地に、縁にはピンクのレース。端っこに小さいとはいえ花の刺繍まであった。
(ハンカチ、か……)
この孤児院にこのような物を持っている者は他にいないんじゃないだろうか。
ルヴィアはそれだけ特別扱いを受けているのだ。
もしかしたら自分のことを知らない子と友達になりたかったのかもしれない。
自分のスキルを磨くことに没頭する世間知らずの僕に、だから彼女は近づいたのかもしれなかった。
「ごめん。ルヴィア。……これから勇者なんてつけないよ」
「ほんと?」
目の端を赤くしながら顔を上げたルヴィアに、僕は大きく頷く。
「うん。ほんと。……ルヴィアが旅立つその日まで、僕はルヴィアのことをただルヴィアとだけ呼ぶよ」
「……あなたの名前は?」
「アルフィ・ホープス。……知ってるかと思ってたけど」
「きちんとあなたの口から聞きたくなったの。あなたのこと、アルって呼んでいい?」
「うん。もちろん」
それから僕とルヴィアは仲良くなった。
彼女と仲良くなった頃、僕が孤児院を3歳にして追い出されるという話が、なぜか立ち消えになった。
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