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序章 小学生編
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「私の将来の夢はお金持ちになることです。」
小学1年生、私が言った将来の夢。
ここに意図などはなく、
ただ順番にクラスで発表していくなかで
前の人が語った夢の真似をした。
皆さんも1度は語ったことがあるであろう夢。
そう、夢。
夢なんて叶うはずのないものだと。
だから、理想を掲げ今を生きる活力にするための幻想
だと、小学生ながらに思っていた。
きっと、私は小学生にして捻くれていたのだろう。
男の子であれば野球選手またはサッカー選手になりたいとか社長になりたいとか…
女の子であればお花屋さんまたはパン屋さんを開きたいとかお嫁さんになりたいとか…
夢なんてころころと変わるもので
今なにかを頑張って叶うものではないと。
オリンピック選手の多くは小学校の卒業アルバムに
金メダルを獲るとその時から明確な夢があり
そのために当時から多くの練習をこなしていた。
だからこそ、今の功績があるというのに。
なにか選手として活躍するには
才能とセンスがあって、限られた人にしかなれない。
だから私は叶うわけなんてないのだと思い込み
辛い練習から避けていたのだろう。
また芦田愛菜ちゃんや鈴木福くんが同年代である事も
またひとつきっかけだったかもしれない。
同い年でこんなにもテレビで活躍している姿に
憧れていたからこそ余計に、
自分に対して可能性を見失っていたのだろう。
ただ、その考え方は間違っていたと。
そう気付くのはもっと先の話だ。
既に目標があって
その為に何かを頑張って夢を叶えようと
努力をしていた子は周りにもたくさんいた。
私は小学生の頃、水泳を習っていた。
同じようにスクールに通う子は多くいて、ともにタイムを競い、ただひたすらにプールを楽しんでいた。
その中でプロになりたいと他スクールへ通う子もいた。
そう思う考えと行動力に私とは天と地ほどの差があったのだと、今痛いほどに感じている。
ある時、先生は言った。
「いくつもの目標を超えて夢を叶えることができる。」
確かに、私は夢を理想や幻想と捉え
叶える為に努力をしなかった。
ただ周りの人間は夢を叶える為に
小さな目標をいくつも立てて
それをひとつひとつ乗り越え
常に夢に向かって突き進んでいたのだから。
周りとの差がついてしまうのは当たり前のことだ。
だけど先ほども言った通り、
私は小学生でその事に気付くことが出来なかった。
中学受験をした友達が
クラスの半分ほどいたにも関わらず。
自分とは別世界の人間だと区切りをつけ遊び呆けていたあの頃の私。
なんの目標もない、
夢も架空のものだと諦めていた人生。
だが夢は問われ続ける。
そんな私が導き出す夢。
中学校編へと物語は続いていく。
小学1年生、私が言った将来の夢。
ここに意図などはなく、
ただ順番にクラスで発表していくなかで
前の人が語った夢の真似をした。
皆さんも1度は語ったことがあるであろう夢。
そう、夢。
夢なんて叶うはずのないものだと。
だから、理想を掲げ今を生きる活力にするための幻想
だと、小学生ながらに思っていた。
きっと、私は小学生にして捻くれていたのだろう。
男の子であれば野球選手またはサッカー選手になりたいとか社長になりたいとか…
女の子であればお花屋さんまたはパン屋さんを開きたいとかお嫁さんになりたいとか…
夢なんてころころと変わるもので
今なにかを頑張って叶うものではないと。
オリンピック選手の多くは小学校の卒業アルバムに
金メダルを獲るとその時から明確な夢があり
そのために当時から多くの練習をこなしていた。
だからこそ、今の功績があるというのに。
なにか選手として活躍するには
才能とセンスがあって、限られた人にしかなれない。
だから私は叶うわけなんてないのだと思い込み
辛い練習から避けていたのだろう。
また芦田愛菜ちゃんや鈴木福くんが同年代である事も
またひとつきっかけだったかもしれない。
同い年でこんなにもテレビで活躍している姿に
憧れていたからこそ余計に、
自分に対して可能性を見失っていたのだろう。
ただ、その考え方は間違っていたと。
そう気付くのはもっと先の話だ。
既に目標があって
その為に何かを頑張って夢を叶えようと
努力をしていた子は周りにもたくさんいた。
私は小学生の頃、水泳を習っていた。
同じようにスクールに通う子は多くいて、ともにタイムを競い、ただひたすらにプールを楽しんでいた。
その中でプロになりたいと他スクールへ通う子もいた。
そう思う考えと行動力に私とは天と地ほどの差があったのだと、今痛いほどに感じている。
ある時、先生は言った。
「いくつもの目標を超えて夢を叶えることができる。」
確かに、私は夢を理想や幻想と捉え
叶える為に努力をしなかった。
ただ周りの人間は夢を叶える為に
小さな目標をいくつも立てて
それをひとつひとつ乗り越え
常に夢に向かって突き進んでいたのだから。
周りとの差がついてしまうのは当たり前のことだ。
だけど先ほども言った通り、
私は小学生でその事に気付くことが出来なかった。
中学受験をした友達が
クラスの半分ほどいたにも関わらず。
自分とは別世界の人間だと区切りをつけ遊び呆けていたあの頃の私。
なんの目標もない、
夢も架空のものだと諦めていた人生。
だが夢は問われ続ける。
そんな私が導き出す夢。
中学校編へと物語は続いていく。
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