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本編
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「うをぉおぉおおぉぉぉぉ!」ガキン!
『ギャァァアァァアァアァ!』ガキン!
私が音のする所について見たものは、植物系の魔物と銀の狼の文様が肩に入った鎧を着た騎士が、戦っているところだった。
どうしよう。魔物と騎士は見た的に互角だし、このまま戦うのであれば消耗戦になると思う。
あ、あくまで素人目線ね?
でも、そうなると、多分植物系のの魔物の方が有利だと思う。
だって、ここは森だ。回復するまでの養分なんて、たんまりとある。
「っ!そこで見てるだけならはやく避難してくれ!庇いながらじゃ戦いずらい!」ガキン!
「へ?」
どうやら、騎士さんと魔物は私に気づいていたみたいで、魔物が私に攻撃しようとしたところを騎士さんが受け止めてを繰り返していた。
‥‥‥バレてるんなら仕方ない!
「騎士団候補レムン!ただ今参上!見知らぬ騎士さん!僭越ながら加戦いたします!おりゃぁぁぁ!」
「っ!待て!」
私は茂みから出て、自己紹介しながら魔物に、身体強化した体と風魔法を纏わせた拳で攻撃をした。
騎士さんが、私を止めようと手を伸ばしてきたが、私はそれを交わして攻撃する。
『ギャァァアァァアァアァ!』ブシュッ!
「「‥‥‥は?」」
私の拳が魔物に当たった瞬間‥‥いや、正確にはもう少しで当たるというところで、魔物が渦をまいて粉々になってしまった。
‥‥‥‥これってやっぱりさ?
「私の‥‥せい?」ボソッ
私は攻撃した体勢で固まってしまい、そのままサビたロボットのように、ガタガタなりそうになりながらも騎士さんの方を向いて見た。
「‥‥‥‥」
騎士さんも私を止めようとした体勢で固まってしまっていた。
ここで私には3つの選択肢が出てきた。
▼1、自分から話し始める
2、相手が動くまでこのまま待つ
3、逃げる
‥‥‥うん!3だな!
「ま、魔物が倒せてよかったです!‥‥さ、さらばです!」
「‥‥あ」
私は身体強化した足と風魔法で追い風を作り、レクターがいる場所まで急いで戻った。
ーーーーーーーーーーーー
「ハァハァハァハァ」
「あれ?レンが息切れなんて初めて見たな!どうかしたのか?ほら水」
私がレクターの場所についた時には、魔法の加減を間違えて、予想以上に魔力を使ってしまったのと足を動かしすぎたので、息が切れていた。
この世界で初めて息が切れるほど運動したなわ。
レクターが差し出してくれた水をありがたくいただき、レクターには一応「大丈夫」と伝えた。
しばらくたって、私の息が整ってきた時、騎士6人が森から出てきて、こちらに剣などの武器の山を差し出してきた。
そして、その中の1人が前に出てきて、こう言った。
「さぁ!生き残った諸君!次の試験に移るとしよう!次の試験は"実技試験"だ!
各自、この武器の山から武器を選べ。もちろん選ばず自分の素手などで実技試験に挑んでもいい‥‥‥だか、その場合は覚悟を決めておけよ?」ニヤッ
そう言って騎士全員が、どこかに行ってしまった。
周りの人達は、すぐに武器の山に飛びついて、優れた武器を探し始めた。
そして、私は‥‥‥。
「レクターは、体力の回復を優先させときな武器はこっちで選んできてやるからさ」
「おう!どうせなら片手剣で頼むぜ?」
レクターに体力回復を優先させることを指示し、武器の山から『鑑定』でいいものがないか探し始めた。
「ん~。鎧と違って、何もいいものが無いな~」
武器は多種多様で、ただの棍棒から槍まで色々あった。
その中から、レクターの注文した片手剣を探し出し、『鑑定』してみたが、どれも『耐久力減(大)』だったり『体力減(中)』だったりと、ダメダメだ。よくてエンチャントなしだ。
「‥‥エンチャントなしで頑張るしかないか」
私はエンチャントなしの片手剣2本と、サブの武器として短剣を4本持って、レクターのいる場所へと戻っていった。
『ギャァァアァァアァアァ!』ガキン!
私が音のする所について見たものは、植物系の魔物と銀の狼の文様が肩に入った鎧を着た騎士が、戦っているところだった。
どうしよう。魔物と騎士は見た的に互角だし、このまま戦うのであれば消耗戦になると思う。
あ、あくまで素人目線ね?
でも、そうなると、多分植物系のの魔物の方が有利だと思う。
だって、ここは森だ。回復するまでの養分なんて、たんまりとある。
「っ!そこで見てるだけならはやく避難してくれ!庇いながらじゃ戦いずらい!」ガキン!
「へ?」
どうやら、騎士さんと魔物は私に気づいていたみたいで、魔物が私に攻撃しようとしたところを騎士さんが受け止めてを繰り返していた。
‥‥‥バレてるんなら仕方ない!
「騎士団候補レムン!ただ今参上!見知らぬ騎士さん!僭越ながら加戦いたします!おりゃぁぁぁ!」
「っ!待て!」
私は茂みから出て、自己紹介しながら魔物に、身体強化した体と風魔法を纏わせた拳で攻撃をした。
騎士さんが、私を止めようと手を伸ばしてきたが、私はそれを交わして攻撃する。
『ギャァァアァァアァアァ!』ブシュッ!
「「‥‥‥は?」」
私の拳が魔物に当たった瞬間‥‥いや、正確にはもう少しで当たるというところで、魔物が渦をまいて粉々になってしまった。
‥‥‥‥これってやっぱりさ?
「私の‥‥せい?」ボソッ
私は攻撃した体勢で固まってしまい、そのままサビたロボットのように、ガタガタなりそうになりながらも騎士さんの方を向いて見た。
「‥‥‥‥」
騎士さんも私を止めようとした体勢で固まってしまっていた。
ここで私には3つの選択肢が出てきた。
▼1、自分から話し始める
2、相手が動くまでこのまま待つ
3、逃げる
‥‥‥うん!3だな!
「ま、魔物が倒せてよかったです!‥‥さ、さらばです!」
「‥‥あ」
私は身体強化した足と風魔法で追い風を作り、レクターがいる場所まで急いで戻った。
ーーーーーーーーーーーー
「ハァハァハァハァ」
「あれ?レンが息切れなんて初めて見たな!どうかしたのか?ほら水」
私がレクターの場所についた時には、魔法の加減を間違えて、予想以上に魔力を使ってしまったのと足を動かしすぎたので、息が切れていた。
この世界で初めて息が切れるほど運動したなわ。
レクターが差し出してくれた水をありがたくいただき、レクターには一応「大丈夫」と伝えた。
しばらくたって、私の息が整ってきた時、騎士6人が森から出てきて、こちらに剣などの武器の山を差し出してきた。
そして、その中の1人が前に出てきて、こう言った。
「さぁ!生き残った諸君!次の試験に移るとしよう!次の試験は"実技試験"だ!
各自、この武器の山から武器を選べ。もちろん選ばず自分の素手などで実技試験に挑んでもいい‥‥‥だか、その場合は覚悟を決めておけよ?」ニヤッ
そう言って騎士全員が、どこかに行ってしまった。
周りの人達は、すぐに武器の山に飛びついて、優れた武器を探し始めた。
そして、私は‥‥‥。
「レクターは、体力の回復を優先させときな武器はこっちで選んできてやるからさ」
「おう!どうせなら片手剣で頼むぜ?」
レクターに体力回復を優先させることを指示し、武器の山から『鑑定』でいいものがないか探し始めた。
「ん~。鎧と違って、何もいいものが無いな~」
武器は多種多様で、ただの棍棒から槍まで色々あった。
その中から、レクターの注文した片手剣を探し出し、『鑑定』してみたが、どれも『耐久力減(大)』だったり『体力減(中)』だったりと、ダメダメだ。よくてエンチャントなしだ。
「‥‥エンチャントなしで頑張るしかないか」
私はエンチャントなしの片手剣2本と、サブの武器として短剣を4本持って、レクターのいる場所へと戻っていった。
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